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40年のむかし



 当時の私は、通学の関係で阪急の定期券を持っていたので、塚口駅へ行くにあたり、迷わず阪急を選択したのだろう。

 目的地は国鉄の塚口だったから、阪急塚口からは1キロばかり歩くことになる。

 この日も、始発近い時間帯の外出だった。

 ターゲットは尼崎港線だから。

 三田からググっと大阪平野へ降りてきた福知山線も、尼崎で終点なわけではない。

 実は尼崎の手前、塚口から、尼崎港へ行く支線が分岐していたが、これまたのどかな路線で、旅客列車が走るのは朝夕のみ。

 でなければ、私が始発近い電車に乗って出撃してくるわけがない。

 塚口のホームで待っていたのは、DD13が引くたった1両のスハフ42。

 スハフはブルーの車体で、ミハの所属だったと思う。

 何キロなのか忘れたが、10分程度の旅ではなかったか。

 印象? 冬のことだから寒かった。

 スハフには暖房なんてないんだもん。

 和田岬線といい、ここといい、別府鉄道といい、関西ではDD13の引く列車に乗るのは難しいことではなかった。

 ガタン、ゴトン。ブオー(エンジンの音)。


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