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EH10

 EH10という機関車は2車体連結式だが、その連結を切り離して1両にしたら走れなくなることは、よくご存知であろう。

 一方でDD50は『分離上等』どころか、あれはそもそも2両の機関車が重連している。

 国鉄ではなくて、黒部峡谷鉄道にも同じ名のEH10というロコがいるが、こっちはDD50と同じで単純な重連なので、分離しても走ることができる。

 ではDD50は常に重連していたのかというと、そうではなく、短期間ではあろうが単機運転をしていたことがある。

 なにしろSLの時代には、どこの線区でも、


「蒸気機関車をやめて、早く線路を無煙化してくれ」


 という地元からの要望が相当に強かったらしいから。

 その強さは現代の感覚どころか、私の感覚でも想像がつきにくいほどのもので、なにしろ、


『〇〇線の無煙化を求める会』


 みたいな団体ができてしまうほどだった。

 そんなとき、ある線区に試作品のDLが投入され、1両ではあるが、


「無煙化が進んだ」


 と喜んでいたら、不具合があって、このDLは補修工事のため、すぐにメーカーに戻されてしまった。

 このDLが留守の間、ピンチヒッターとして、富山のDD50が1両、急遽派遣されたのだそうな。単機で列車を引いて走っていた。


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