表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
106/457

オハ61


 他の車両と違い、オハ61の図面には、全長が2種類記入されていることがある。

 20056ミリ あるいは 20018ミリとね。

 なぜか?

 車体に長短の2種類があるのか?


 お待たせせずに答えを書いてしまうと、これは連結器の違いによる。

 オハ61はもともと古い木造客車の改造車だから、フレームや台車、連結器などは、元の車両の物を流用している。

 大正14年に国鉄は、連結器をネジ式から自動連結器へと総とっかえしたが、何万両か知らないが、とにかくものすごい数の自動連結器が必要になったはず。

 国産だけではとてもすべてをまかなえず、輸入もされた。

 だから古い客車にはそういった古い輸入連結器の付いた連中もおり、それがオハ61の種車になった。

 だからオハ61には全長の違う2種類が生まれた。と言っても数センチの違いだが、要するに連結器メーカーによる差。

 シャロン社製とアライアンス社製があったそうな。

 だが図面を見て気が付くのは、普通の国産連結器の場合の全長が記入されていないことで、もしかしたらオハ61には、普通の国産連結器を備えたものは1両もいなかったのかも。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ