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冒険者の型


 「よし。」 全身で魔力の生産と電力に変換して魔力回路に再度流すと言うサイクルを繰り返して膨大な余剰魔力を確保。一気に足へ集中、圧縮させる。


 一泊おいて、魔力を足の底から解放。


 バンッ

 大きな爆発音と共におよそ高度100メートルまで打ち上げられるセイジ。しかしその爆発の衝撃は脚にも直撃、生々しい音を立ててCCに強化されている骨格が砕け、脚が潰れる。


 「ぐっ。」

 一瞬激痛が走るが、アストが感覚を遮断したためすぐに消える。

 すぐさま無事な両手から残りの魔力を噴射。速度を落としながら落下してつぶれた脚から崩れ落ちた。

 

 「おい!! 大丈夫か!!」

 誰かの声が聞こえるが無視して下半身に魔力を集中、骨膜のCCを活性化させて高速で砕けた骨格を分解、新しい骨に再生する。複雑骨折の修復には普通1時間ぐらいかかるのだが数十秒で完治した。


 そして声が聞こえた方を向くと、ちょうど同じくらいの年代だと思われる長剣を腰に差した茶髪の少年がこちらを心配そうに見下ろしていた。


 「ああ。大丈夫だよ。心配してくれてありがとうな。」

 「さっきグチャッて聞こえたけど大丈夫? なんかすごい量の魔力も使ってたみたいだし......」


 「本当に大丈夫だから。」

 「それならいいけど......僕はクルト。見た通り近接型の冒険者さ。君は?」


 ......近接型?


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