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異能者は異世界に来て何をする  作者: 七刀 しろ
第一章 外の世界
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復讐

「お前は!あの時の!」


 洞窟の入り口から幼い少年を殺したあいつが出てきた。

 来る前にタブレットで確認するべきだったと後悔しながら震える手で奴の目に映らないようにミリ達を後ろに隠す。


 ヤバイヤバイ。


 心臓が激しく動き、身体中の毛穴から脂汗がドバドバと出て止まらない。

 あいつは研究所で見たときより患者服が元の色がわからない程どす赤黒く汚れた青年が変わらず悲しげな眼が更に不気味さが吐くほどアップさせている。


「いろんな色の溢れている感情は同じ人々の心から出ているのに一人一人の色が違う」


 相変わらず意味がわからないことをブツブツと呟いている。

 もしかしてこいつは口を開くたびにこんなことをブツブツと呟いているのか?


「タカシさん?どうしたんですか?凄い汗ですよ」

「喋るな。いいから俺の後ろに隠れてろ」

「おにいちゃん。たいじょうぶ?」


 奴は何を考えているのかわからないから尚更怖い。

 出来るだけミリ達を奴に見せないようにする。


「お前はどうやってあそこから出た?」

「・・・」


 ブツブツと言うだけで俺の質問に答えない。

 俺たちがリサという少女の能力で研究所から脱出する時、奴はいなかった。さて、奴は厳重な警備の研究所からどうやって脱出したのか謎だ。

 警備の人は能力で簡単に無力化はできるが研究所の出口は地図には乗っていなかった。

 リサと同じ能力を持っている人に出してもらったのだろうか?

 あの時の研究所は被験者は研究所から逃げるのに必死でそれどころではなかったはず、何も知らない被験者はこいつが混じっていて気にせず脱出した線が濃そうだ。


 不気味なこいつと一緒に脱出するなんて俺はごめんだ。しかもこいつには幼い少年を殺した前科がある。


「心の傷は本物の痛みより痛い。そしてトラウマで作られた恐怖心は中々治らなく記憶で傷口を抉る」

「あの人いったい何を言っているのですか?」

「よくわからなーい」


 あいつのことをよく知らないミリ達は暢気に言っているがあいつは幼い少年に止めをさしたんだ。

 俺もそれほど奴を知らないが、きっと小さな子を切り裂く危ない趣味を持っているにちがいない。そんな危ない変態にミリ達を近づける訳にはいかない。しかし、俺はあいつの能力が詳しく知らない。

 だから迂闊に動けない。


 ガサッ


 ここから少し離れたところで物音が聞こえた。

 一瞬だけ物音がした方向に視線を向ける。

 視線の先には大きな虫のような魔物が複数いた。

 魔物も俺たちに気づいたようでこちらに向かって来るのがわかる。


「気持ち悪い生き物に死。心ないものは死」


 ザッザンッ


 魔物が近づいたところで奴が魔物に気付き、魔物の方向に腕を降った。降った腕の直線状にいた魔物達が見えない刃によって木ごと真っ二つになり、更に細かく切り刻んでいく。


「フニャッ!」

「すごい」


 奴が木ごと派手に切り倒しているので後ろに隠しているミリ達から魔物が細かく切り刻んでいる光景が丸見えだ。

 二人はその光景を見て驚いている。


 そうだ。あの光景をじっくり見てあいつがいかに危ないかわかるだろう。切り刻んでいる奴の表情は変わらず悲しみに溢れているのを見て不気味に見えるだろう。

 奴が魔物を切り刻んでいる間にミリ達を後ろへ押しながら少しずつ距離を取っている。


 奴が魔物に気をとられてるうちに出来るだけミリ達を奴から遠ざけなくちゃ。


(あいつは危ないんだ。早く後ろに下がってくれ)

(タカシさんと同じ腕輪をしてますし、あの人はタカシさんの知り合いではないのですか?)

(ほんとだー。タカシおにいちゃんとおなじウデワつけてるよ)

(俺とあいつは同じ施設で育ったみたいだが、俺の知り合いの中にあんなイカレヤローいない)

(そうなのですか?てっきり)

(ミリおねえちゃんのほっぺが!)

(フニャ?)


 奴から視線を外さないように小声で話しているとミリの頬からツーと血が出てきた。

 今、何が起きたか理解できていないミリが自分の頬を触れて、ドクドクと出ている血を見てビックリしている。


 ついにやりやがったな。

 あいつが放った見えない刃がミリの頬を傷つけた。

 ミリがあいつの攻撃を受けた。ミリの頬の傷は深く切れていてだらだらと傷口から血が出ている。


 脳内で首が無くなった幼い少年の姿がフラッシュバックする。腕に力なくのし掛かった幼い少年の体重が重みとしてまだ腕に残ってる。あの時感じた無力感ような表現できない心がポッカリ空いた感覚が襲う。


 目に映る物全てが遅く感じ、感覚がすべて鋭くなっていく。

 白い床に赤色の液体が汚していく記憶。

 胃の中の物を吐き出したい気持ち。

 脳がくるくる回る感覚。

 俺の中で何が消し飛んだ。


「今の全知全能はチグハグ」

「お前が殺したんだ!」


 念力で奴を空高く投げ飛ばし、ミリ達を残して奴を追うように念力(サイコキネシツ)で飛んだ。

 奴をおもいっきり投げたので宇宙に届きそうなぐらいの高さまで来た。


「アッチ!!体が燃える!?」


 同じ早さで自分も飛んだが空気摩擦でできた熱で身体中火傷だらけになった。後先考えないでバカなことしといて身体中が火傷で痛い。


「寒!」


 濡れていていた患者服は来るまでに乾いたがこの高さは空気が薄くて、凄く寒い。さすがに目の前が宇宙の一歩手前だからよけいに寒く感じるかもしれない。


 息がしずらくて寒い、そして身体中が痛い。自業自得だが地獄だ。いや、痛みと寒さと空気が薄くて苦しいと感じるのは奴も同じだ。だが、幼い少年の苦しみはこの程度ではなかったはずだ!

 この数日の間、俺は幼い少年の記憶から逃げたくて忘れようとしていたが忘れられなかったけど逃げたことに変わらない。

 だから逃げた俺が仇うつ。幼い少年が望む、望まないは関係ない。

 久しぶりにできた友達の仇がとりたい。これは研究所の命令ではなく、これは紛れもなく自分の決めた意思で()()を殺す。


「どうだ?苦しいか?」

「馬鹿は死なないと治らない」


 イラッ


 奴に追いついた俺はおもいっきり地面向かって叩きつけた。この高さから叩きつけたら誰でもペチャンコだ。

 幼い少年の仇とったが復讐と言うものは何も残らないと思った。だって仇をとったのに俺の心何も満たされない。


 お昼時間から少し経ったのに月が見えるくらいの高さにいる俺は満たされない感情に寂しく思う。

 月を見るとガラス状のドームが見れる。あれが月面基地という奴だろう。


 いったいどんなところだろうか。一度行ってみたいもんだ。

 ちなみに今は念力で体を浮かせている。感覚で言うと念力(サイコキネシツ)で体を支えていると言った方が分かりやすい。


 ヒュッン、ヒュヒュッン


 下方から見えない刃が飛んでくるがほとんどが俺に当たらずに空の彼方へ消えていった。当たってもかすり傷程度だけで特に何もなかった。

 奴は離れすぎて狙いが定まらないらしい。


 しかし、俺は何故に風のように無色透明な見えない刃が来ることがわかるのだろう。はじめから何となくここに来るような気がするだけの不思議な感覚だ。


「まだ、生きていたのか。最後の悪あがきを」


 当たるとちょっと痛いから始めから来る場所がわかるので念力で次々来る見えない刃を防いでく。

 さっきと同じように奴に向けて自分も地面に叩きつけるように念力で飛ばす。


 先ほどの失敗を考慮して念力で体を覆った。

 先ほどと同じ早さだがけっして暑くはないが隕石にでもなった気分だ。覆った念力を見ると回りが空気摩擦で赤くなっている。

 本で見た隕石と似ている。


「アッ!ヤベッ!」


 俺は凄い勢いで山に突っ込んだ。

 力加減を間違えてしまった。

 本当に制御が難しいから山が一つ消し飛んじゃった。人を殺してしまう前に制御する練習をしなくてはいけないな。


「あちゃー。こんなにやらかしたな。研究所に見つかりやすくなったか」


 俺の回りにはそのまま隕石のように山に突っ込むような形で山が潰れて大きなクレーターができた。


 ズッザン!


 クレーターが二つに割れた。いや、切られた?

 しかも深く切られて(?)おり、深さ50メートルぐらいで何も知らない人が見たら細く小さな渓谷と勘違いしそうだ。

 後ろを見ると隣にあった山も二つに切られて(?)いた。

 切られたところから温かい水が溢れ出てきた。地下にあった水脈に当たったようで、そこから出ている。


「おっ?なんかあるぞ」


 水の中にキランと光る何かを発見した。念力(サイコキネシツ)で掘ってみると刃渡り70㎝程の古いの剣が出てきた。古いのは柄部分だけで刃は土で汚れているが綺麗な銀色に輝いている。溢れでている水の水位が足元までの高さにきたので刃についた土を洗い落とす。


 剣を洗っている間何回も見えない刃が飛んできたが誰もいない方向に飛んでいったのでスルーしていた。気づけば、二等分になった山が八等分になったいた。


 どうやらアイツも本気になったみたいだ。

 この戦いは俺にとって()()()()()()()だ。奴が山を切ろうが、海を切ろうが怖じけないさ。


 ズッザン!


「また来やがった。おっと!危っね」


 見えない刃に集中し過ぎて足元にあった石に躓いた。

 今度は角度がずれて、確実に俺を狙った一撃だ。今、躓かなかったら後ろの山と一緒に真っ二つだった。


「見えない刃があっちから来たと言うことはあいつあっちの方向にいるのか」


 飛んで空から行こうと思ったが空からだとアイツから丸見えなので森の中を駆けていくことにした。


 剣を片手に念力を使ってクレーターの縁まで軽くジャンプする感じで飛び森の中を駆け抜ける。

 魔物は俺が空から降ってきた時にの風圧で飛ばされたのか巻き込まれたのかあまりに数が少なかった。あとビックリして逃げ出したのかもしれない。


 俺は知らなかったアイツとの戦いの影響で後から魔物達の大移動が起きることを。


 更に森の中を進むと森道に出た。そこから道に沿って進んでいるとやたらとキラキラした木製の乗り物が横転しているのを発見した。


「ガギャ!ガギャギャッ」


 乗り物を囲むように3メートルぐらいのゴリラのようなサルが乗り物で遊んでいた。


「魔物か」


 猿達は狂喜じみた声をあげて乗り物を壊しているようだった。

 俺はそんなサル達のお遊びに付き合うこともなく気づかれないうちにここから去ろうとした時。


「そこの人!助けてください!」


 横転した乗り物の中から女の人の声がした。

 どうやら乗り物の中には彼女の他に何人かいるようだ。


「ガギャー!」

「ガガギャー!」


 まだ俺に気づいていないサル達が乗り物の屋根や扉を剥がした。

 乗り物の中にはキラキラした服を着た小さい子供が二人と盾で子供を守っている女の人がいた。


 小さな子達は隅で固まっていたけど女の人は剥がされた屋根や扉から入ってくる魔物の手をナイフで切りつけている。


「「「ギャッ!」」」


 彼女達を助けるついでに練習で猿達の首を折った。首が180°に回ったサル達が短い断末魔を吐きながら力なく倒れていく。


 あまり知らない人の前で力を使いたくなかったが人助けと思って使ってしまった。


「これは?!」


 乗り物の中にいる女の人は状況についていけず驚いていたが気にせず魔物を森に捨て(魔石は回収済み)立ち去ろうとすると。


「お待ちください」


 隅で縮こまっていた子に呼び止められた。

 その子はやたらとヒラヒラしたドレス姿でミリと同い年と思われる女の子がドレス裾をつまみながらトテトテと小走りでかけてきた。


「私はフローレイティ家のアシュティア・フローレイティと申します。お名前を聞いても?」

「タカシだ」

「タカシ様、助けていただいてお礼を申し上げ、キャッ!」


 ズザッン!


 見えない刃がアシュティアのいたところを通過するギリギリのところで俺がアシュティアの手を引いて抱き寄せる。


「えっ!!」


 抱き寄せたアシュティアから驚きの声が上がる。


 ズザッン!


 続いて二撃目が来た。二撃目は乗り物に向かってくるのでまだ縮こまっていた子供と驚いてポカンとしていた女の人を念力(サイコキネシツ)で引き寄せる。

「キャッ」

「ヒャッ」


 アシュティアを左腕で抱きつつ右腕で女の人を受け止めると二人も驚きの声をあげた。


「馬車が!」


 あの乗り物は馬車と言うらしい。馬車はほとんど魔物に壊されていて、最後にアイツの見えない刃で止めさしたようでもうズタズタに全壊していた。


 ドレスに馬車か。このシンデレラ達はお城の舞踏会にでも行くつもりだったのか?


 アシュティアもそうだがもう一人の子供もドレスを着ていて、顔もアシュティアに似ているから二人は姉妹なのだろうか。女の人は漫画で見るようながっちりした鎧を着ている。

 先ほどから三人の顔がやたら赤いのは何でだろう。

 いつ見えない刃がくるのかわからない以上ここから早く去った方がいいだろう。俺と一緒にいると危ない。


「ここは危ないから早く逃げた方がいい」

「待って行かないで」


 と忠告を言い捨てて去ろうとした時、アシュティアの妹に手を捕まれた。


「一緒に来、て?」

 俺はアシュティアの妹を押した。

 俺とアシュティアの妹の間に見えない刃が飛んできた。アシュティアの妹は()()()をもったまま尻もちついた。


 それを反応が遅れて何もできずに右肘から先を切り落とされた。


「フォス!」

「フォスティア様」


 アイツはここから近いらしい。


「腕が・・・」

「悪いが俺はいく。ドレスを汚してしまいすまない」


 俺の血で真っ赤に染まったフォスティアに謝る。

 三人を置いてアイツがいる方向に向かう。


 切り落とされた右腕からこれ以上の血を出さないように念力で二の腕を締め付ける。

 締め付けるたびに無くなった腕がジンジンと傷む。

 失った腕を置いてきてしまったがアイツとの戦いに邪魔になるから腕のことは諦めた。

 切り落とされたらもう右腕は生えてこない。

 剣を左手に持ち、森道を進む。


「ギャッ!」

「ガウッ!」


 森の中はアイツの見えない刃が飛んでくる中、邪魔な魔物が道中に現れたが断末魔の叫びを出させず即座に念力でペチャンコにしながら進んだ。売れる魔石は邪魔になるので魔物と一緒にペチャンコしているから回収する気がない。


 森の中を駆けていると真っ二つに切られた魔物の死骸が散乱していた。


「アイツは近くにいるようだ」


 死骸が続く森道を進むと憎たらしく思える悲しみに溢れでる表情が待っていた。


「怪物達は無謀に襲いかかって無惨に死んでいく」


 襲い掛かってくる魔物を全て見えない刃でバラバラに切り裂いていたアイツがまたもや意味不明な言葉を吐いていた。


「怪物達に襲われていた弱者を助けた今の全知全能は怠惰で親切だ」

「お前は見ていたのか!」

「無謀な怪物達は僕らにとって虫、そして獣だ。それ以上でもそれ以下でもない」


 やはり答えないか。


「お前を殺す前にお前の名前が知りたい。いいか?」

「今の全知全能はユニークだ。僕は空気」

「空気?それがお前の名前なのか?」


 コクりとうなずくところを見ると肯定のようだ。

 空気。面白い名前だな。


「全知全能って俺のことか?どういう意味か知らんが俺の名前はタカシだ。覚えとけ」


 人に意味不明なあだ名を付けやがって本当に何を考えているかわからん奴だ。


「おい!空気、何か言い残すことはないか?」

「ユニークな今の全知全能は必ず僕を殺せない」


 本当に何を言っているのかわからない奴だ。


「早く始めよう。待ち人が待っている」

「いいぜ。俺だって待たせているんだ」


 今になってミリ達が心配になってきたがあそこら辺の魔物はこいつが切り裂いてバラバラにしたんだ。

 賢いミリならきっとアルムの村に戻っているはずだから大丈夫だ。アルムの村周辺に魔物がいないことに感ずいているはず。

 昨夜、俺が魔物を殲滅したからほとんどいないから村まで戻っていれば安全だ。

 今はただミリ達が村に戻っていることを願うことと復讐だけだ。


「これはさっきのお返しだ!」


 切り落とされた右腕のお返しに念力で空気の右腕を曲がらない方向へ曲げてからの吹き飛ばす。

 空気も二の腕から先がねじ切れた傷口が血が溢れでいる。


「これで同じだな」


 二の腕から先が無くなった右腕を見せる。


「治癒に頼べばこれくらい失ったところでどうにかできる。それに今の全知全能は欠損を治せる」


 俺が失った腕を治せるだと。冗談でも言っているのか。真面目に言っているのか。変わらず表情は気持ち悪いぐらい悲しみに溢れている。

 やはり意味がわからない。


「今度は幼い少年の仇だ!」


 剣を投げ捨てて念力の力で体を押出し、念力を使った左ストレートを奴の顔面に叩き込む。

 これで奴の頭は弾け飛ぶように消え去る。


 幼い少年、お前の仇をとったぞ。


 左腕が奴の顔面にめり込む前に飛んでいった。

 奴にまた切り落とされたようだ。


 体制を立て直して今度は右足で踵落としを炸裂させるがまた右足が切り落とされるだけになった。


「フフッ」


 我ながら学習をしないことに笑えてくるよ。


 今度は左足のローキックと見せかけって奴の首に噛みつく。

 左足の指が無くなったが奴に物理的ダメージを与えることに成功した。

 口の中に奴の鉄の味が脳に刺激を与えて、目がチカチカする。


「全知全能はそれでいい」


 悲しみに溢れていた表情が微かに笑った。


 キメー。こいつ、首を噛まれて喜んでやがる。


 左足以外切り落とされて復讐が失敗に終わったが不思議と何も感じない。それに体が思うように動かなくなってきた。

 血が流れすぎたのか意識が遠退いていく。


「全知全能、おやすみ」

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