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短編詩集

死生 ~奪われていくもの、生まれてくるもの~

作者: 楠木 翡翠

今から5年前の3月11日


私達はいつも通りの日常を何気なく過ごしていた


時計の針が14時46分を指した時


突然大きな揺れと津波が私達を襲う


防災無線を使って必死に避難を呼びかける者


急いで高台へ向かう者


学校の屋上へ避難する生徒達や職員


すべての者が着のみ着のままで避難を始める


その間に地震はどんどん揺れが大きくなり


津波はどんどん住宅街に押し寄せてきた


それらによってたくさんの人が犠牲になり


いつも見慣れた街並みは瓦礫の山となった


大切な家族や友人はもちろん


住むところもすべてのものが容赦なく奪われた


残された家族や友人はこれからどうなるか不安に駆られた日々を送りながら


命を奪われた彼らにはこんな結末を迎えたくなかったと思うと今にも涙が溢れてくる


たくさんの人の命が失われていく中で新たに芽生える命もある


その新たな命に生きる希望を分けてもらいながら


残された私達は周囲の人達と支え合って生きていこう……

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] わかりきっているのに、支えあって生きていくってどうしてこんなに難しいんでしょうね。 震災を経験してそのことに気づいた方は多かったんじゃないでしょうか。 日常を送るのに精一杯なところはあり…
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