表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
99/200

南蛮大冒険その3

源治の夢が明らかに!

南蛮にやって来た一刀と蓮華は偶然桃香達と遭遇する。


その後、南蛮大王・猛獲こと美以達と貧乳好きに変わってしまった源治に襲われるが何とか撃退するも、今度は美以達から母様と呼ばれている忍・零奈に南蛮を荒らしに来た悪党だと思われてしまう。


その後、一刀が何とか零奈を撃退するが油断した一刀に虎丸達が襲いかかり、虎丸達に騙されたとわかった零奈は攻撃しようとするが、中忍三人衆の一人、腐乱乾に零奈の木遁が封じられてしまうのだった!


腐乱乾「俺にお前の木遁は通用しないぜ! 」


零奈「くっ!? 」


あらゆるものを腐らせる腐遁の使い手である腐乱乾に木を腐らせられたらさすがの零奈も窮地に立たされるのだ!


葵「だったら私が! 」


バッ!


葵が零奈を助けようと腐乱乾に近づくが


虎丸「ここは通さん!! 」


狼丸「通りたければ我らを倒すことだな! 」


バンッ!!


葵の前に虎丸達が立ちふさがる!


葵「あんたらを倒すことなんて簡単じゃないの、氷遁が使えないからってあんた達に負ける私じゃないわ! 」


南蛮は気温が高いため、葵は氷遁が使えないのだ。


そして葵は虎丸達の実力を知っているので馬鹿にしたような態度をとると


虎丸「我らを倒すのが簡単だと! 」


狼丸「これを見てもそう思えるかな? 」


すると


バッ! シュタッ!!


狼丸が虎丸を肩車すると


虎丸・狼丸『臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前! 』


シュシュシュッ!!


二人は高速で印を結び


ダンッ!!


互いに手を合わせた瞬間!


虎丸・狼丸『秘伝忍術・一心同体! 』


カァーッ!!


虎丸と狼丸の体が輝きだし、光の中から


牙丸「野獣忍者・牙丸! 」


バンッ!!


虎丸と狼丸が一心同体した牙丸が出現した!


葵「なっ!?何であんたらが一心同体できるのよ!? 」


まさかの一心同体に驚く葵


牙丸「フフッ!ヒロキによる改造により、我ら二人は一心同体することができたのだ! 」


二人は以前、黒龍軍上忍の白鉤ヒロキから改造をうけていたが、それは全て一心同体するための改造である。


牙丸「一心同体すれば貴様なんて相手ではない!くらえ!忍法・鎖乱波! 」


シュシューッ!!


葵「くっ!? 」


牙丸の手から出現した無数の鎖が葵に襲いかかる!


桃香「葵ちゃん!? 」


ダッ!


葵の危機に桃香が向かおうとするが


牙丸「邪魔はさせん!いでよ下忍共! 」


ババッ!!


桃香「きゃっ!? 」


牙丸が出現させた下忍に前を立ちはだかれてしまう!


一方、腐乱乾と戦っている零奈は


ガキンッ!!


零奈「そんな!?木牙まで腐りかけているなんて!? 」


零奈の得物である木牙が腐乱乾によって腐りかけていた。


そして油断した零奈に対し


ガシッ!!


腐乱乾が零奈の腕をつかむと


腐乱乾「知ってるか?人間の体ってのはな、腐るんだよ!! 」


ジューッ!!


零奈「うわーっ!? 」


腐乱乾の腐遁が零奈の腕を蝕んでいく!


葵「ちょっと!? 」


牙丸「余所見している場合じゃないぜ! 」


ズバンッ!!


葵「きゃあっ!? 」


みんなが苦戦するなか、一刀はというと


一刀「くっ!? 」


零奈の術で気を多く吸いとられたうえに、虎丸達の一撃を食らって動けないでいた。


一刀「(このままでは全滅の恐れもありえる!?この場を打開するには…) 」


一刀が打開策を考えていると


バッ!!


一刀「(そうだ!源治がいた!奴の一心同体なら…) 」


実は源治はこの戦いにおいてはほぼ無傷なのだ。


源治を見つめる一刀だが


小助『ダメだぜ一刀、源治の奴、何故だか知らねぇがすっかり貧乳好きになってるんだ!? 』


一刀「(くっ!?) 」


源治の一心同体は特殊であり、本人いわく、体の奥から熱くならないと無理らしい


巨乳好きの源治だからこそ一心同体が発動であり、貧乳好きになった源治では一心同体ができないのだ。


一刀が悩んでいると


ガサッ!


万年『遅くなったのぅ 』


一刀「(万年!) 」


草むらから源治の相棒である亀の万年が現れた。


万年『状況は大体分かっておるが今の源治は儂の言葉を聞いてくれん 』


もはや万年による説得も無理そうだ。


万年『せめて、源治がまた巨乳の喜びを思い出してくれれば巨乳好きに戻るかもしれんがのぅ 』


それも今は難しい


巨乳の喜びを思い出させるということは誰かが源治に胸を揉まれなければいけないということ


そんなことのためにこの場にいる巨乳の蓮華や紫苑を生け贄にするわけにはいかないし、並乳のタンポポと葵では効果が薄く、貧乳の零奈と朱里では逆効果である。


そして、一刀は必死に考えた結果…


一刀「(やりたくないが、この場を打開するためには仕方がない!)万年、お前は源治の頭の上に乗って準備していてくれ!小助、お前は俺のポケットから小瓶を出してくれ!(小声) 」


小助『何だか知らねぇけどわかったぜ! 』


万年『了解じゃ! 』


スタターッ!!


一刀の指示に従い行動する二匹


小助『小瓶があったぞ!次はどうするんだ? 』


小助が聞くと


一刀「中のものを俺に食べさせてくれ!(小声) 」


小助『了解! 』


カポッ!


小助は瓶の蓋を開けると


小助『そらよっ! 』


ポイッ! ぱくっ!


中に入っていた黄色の飴玉を一刀の口に投げ、飴玉を食べる一刀


そして


一刀「ハァッ!! 」


ダンッ!!


牙丸「何だ!? 」


蓮華「一刀!? 」


一刀は最後の力を振り絞って空高く飛び上がった!


しかし落下点は


バンッ!!


牙丸達ではなく源治の頭上である!


牙丸「馬鹿め!何をするかと思えば狙いを外したようだな! 」


牙丸は狙いが牙丸達だと思って馬鹿にするが


一刀「いや、狙いはバッチリさ!何故なら… 」


むずむずっ!


すると突然、一刀の体に変化が起き始めた!


ボンッ!!


何と!?胸が急に膨らんだのである!


桃香「わわっ!?何で一刀さんにおっぱいが!? 」


蓮華「まさかあれは!? 」


すると突然


一子「一子ちゃん復活です♪ 」


バンッ!!


一刀が一子へと変化した!


読者のみんなも覚えているだろうが、一刀が食べた飴玉は前に食べた性転換する蜂蜜を飴玉にしたものである。いざという時のため、一刀が飴玉にして持っているのだ。


そして


一子「源治、こっちを見なさい! 」


シュルッ! ぷるんっ♪


一子が胸を出しながら源治を呼ぶと


源治「・・・へっ? 」


呼ばれた源治が一子の方を向いた瞬間!


ぼむんっ♪


一子が源治の顔面めがけておっぱいダイブした!


その直後


源治「・・・こ…この感触は!? 」


ブチンッ!!


源治は自力で絞められていた縄をちぎると


もにゅっ♪


一子「あぁん♪/// 」


一子の胸を揉む源治


すると


源治「・・・この感触はまさに本物のおっぱい!長い間、思い描いていた夢がついに叶ったぜ! 」


それは十数年前


源治が5歳の頃、幼稚園にて


幼い源治「・・・将来の夢、僕は大きくなったら巨乳を顔に挟み、揉みまくりたいです 」


とても幼稚園児の発想とは思えない


その後、当然源治は同級生達から馬鹿にされ、エロ源治というあだ名がつけられた。


その後、源治は小学、中学、高校と夢のために前進するが


揉むことはできても挟むことはなかった。(揉んでも即制裁が下される)そんな源治が忍者界のトップ6と呼ばれる新星になれたのは最大の謎である。


そしてこの世界でも焔耶、愛紗、葵といった女の胸を揉んだが挟むことはなかった。


だがついにその夢が叶ったのだった!


源治「・・・(俺は愚か者だ!夢が叶わないからって夢を捨て、優しくされたからってよりにもよって貧乳を好きになるだなんて火神楽源治、最大の不覚!) 」


そして


源治「・・・俺は巨乳が大好きだーっ!!体の奥から燃え上がってきたぜ! 」


ゴォッ!!


巨乳に挟まれたことにより源治は再び巨乳好きになった!


万年『今じゃ!いくぞ源治! 』


バッ! トンッ!!


源治の頭に万年が乗り


源治「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前! 」


シュシュシュッ!


源治が高速で印を結ぶと


パァーッ!!


源治と万年の体が光り輝いた。


シュシュシュッ!


万年が源治と同じように印を結ぶと


パンッ!


二人は手を叩き!


源治・万年『秘術・一心同体! 』


と同時に叫んだ瞬間!


パァーッ!!


二人の体が合わさるように光り輝き


ジャキンッ!!


源治「玄武・火神楽源治! 」


バンッ!!


源治の体は胴体がマグマが固まってできた鋼の甲羅に身を包み、体の各部にも鋼の装備がつけられ、肩には大型の火炎大砲が装備された!


これが源治の一心同体である!


源治「・・・燃え上がるぜ! 」


シュッ!


源治は手足を甲羅に引っ込めると


ゴォッ!!


手足の穴から炎が噴射され


ギュルギュルーーッ!!


更に回転し出した!


源治「・・・火遁・火炎追撃! 」


ヒュンヒュンッ!!


炎を出しながら回転する源治はまるでねずみ花火のように移動し


腐乱乾「えっ!? 」


ドカッ!!


腐乱乾「がはっ!? 」


零奈ばかりに目がいって油断していた腐乱乾に激突した!


腐乱乾「おのれっ!!腐ってしまえ!! 」


バッ!


腐乱乾は源治に腐らす液体をかけるが


ジュウッ…


源治「・・・俺の炎は腐りはしないぜ! 」


腐乱乾「しまった!? 」


炎は腐らないため無駄であった。


源治「・・・そろそろとどめをさしてやるぜ! 」


スッ!


源治は得物の炎龍砲を取り出すと


源治「・・・そらよっ! 」


ぐいっ!!


レバーを引くと同時に


ゴォッ…


肩の大砲にエネルギーを溜めると


源治「・・・火遁・豪炎龍撃!! 」


ゴォーーッ!!


三つの炎を合わせた強力な一撃を放った!


腐乱乾「ぐっ!?ぐわぁっ!? 」


腐乱乾は攻撃を食らいそうになるが


シュンッ!!


食らう直前に瞬間移動され逃げられてしまった!


牙丸「あっ!腐乱乾よ、一人だけ逃げるなんてずるいぞ!? 」


シュンッ!!


そして牙丸も消え去るのであった。


その後


パッ!


元に戻った源治は


源治「・・・さぁかわいこちゃん(一子)、さっきの続きを… 」


くるっ!


源治は一子の方を向くが


源治「・・・あれっ?どこにいるんだ? 」


一刀「ハァハァ!?間に合ったようだな!? 」


すでに一子が一刀に戻っていたため気づかない源治であった。


その後、少しして


零奈「さっきは助けようとしてありがとう。礼を言わせてもらうよ 」


葵「こちらこそ 」


ギュッ!


仲がよくなり、握手しあう二人


桃香「あのぅ、それで零奈さん、私達の仲間になってくれますか? 」


と聞いてみると


零奈「どうやら美以達があんた達のことを気に入ったようだし、母様である私が美以達に付き合わないといけないからね、一緒にいくよ! 」


零奈は美以達と共に蜀に行くことが決まった。


そして


美以「レモンとライムなら美以達がたくさん採ったからあげるのにゃ♪ 」


どっさり!!


蓮華「こんなにたくさん!? 」


一刀「通りで見当たらなかったはずだ!? 」


一刀達はレモンとライムを手に入れ


源治「・・・俺はあのかわいこちゃんを探しに旅に出るぜ!見つけたら知らせてくれよな! 」


ダッ!


源治はかわいこちゃん(一子)を探しに旅立っていった。


※源治は一子の正体が一刀だと知りません。


そして一方


黒龍「邪遁・頭抜き!! 」


スッ!


腐乱乾「ぎゃーっ!? 」


ズボンッ!!


戻った腐乱乾は黒龍に頭蓋骨を抜かれていた。


ヒロキ「さすがは黒龍様だ。あのまま攻撃を受けたら頭蓋骨まで消し炭になっていたかもね 」


黒龍「まぁな 」


黒龍は腐乱乾を助けるためではなく、頭蓋骨を奪うため助けられたのだった。


そして


虎丸「か…体が動くときつい!? 」


狼丸「まさかこんなに痛いなんて!? 」


初の一心同体で虎丸達は筋肉痛になったという


次回、100話記念特別話!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ