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黒龍あらわる!

ラスボス登場

脱出不可能とされたビューティー華斑の秘術ウツボカズラから見事に脱出した一刀


そしてその後、ビューティー華斑を殴りまくり、追い詰められたビューティー華斑は仲間の上忍達を呼ぶが上忍は全て新星達が倒したため誰も来ず、一刀達に囲まれてしまったビューティー華斑であった。


ずらりっ!


一刀達新星+1に回りを囲まれてしまうビューティー華斑


ここでビューティー華斑のとる選択肢は二つある。


一つは降伏、もう一つは大人しく倒されるかのどちらかなのだが


ビューティー華斑「(美しい私が降伏なんてできるか!だが倒されるわけにもいかない!仕方ないがここは…) 」


そしてビューティー華斑は


一刀「さぁどうする? 」


一心同体した一刀が聞くと


ビューティー華斑「フフッ!いくら私でも新星全員を相手にする気力は残っていない、だが降伏なんてまっぴらごめんだ!なので 」


シュシュッ!!


ビューティー華斑は印を結ぶと


ビューティー華斑「華遁・蓮根道! 」


ズズズッ…!!


ビューティー華斑は自分の足下に(はす)の花を出現させると


ビューティー華斑「グッドバイ!新星達! 」


バクンッ!!


何と!?そのまま蓮に食われてしまった。


源治「・・・まさか自害するなんてな!? 」


玲「くっそー!!俺が一発ぶん殴ってやりたかったぜ! 」


誰もがビューティー華斑は自害したと思うなか


一刀「違う!!自害ではない!これは微塵(みじん)隠れだ!? 」


一刀がみんなに叫んだ。


茜「ミジンコ隠れ? 」


葵「微塵隠れよ! 」


微塵隠れ…敵に死んだと思わせ、偽の体を始末し、逃げる術


ジュン「ならまだそんなに遠くにはいってないはず!? 」


吹音「急いで探しましょう! 」


シュバッ!!


そして逃げたビューティー華斑を探す一刀達


一方、とあるひとけのない道にて


ボココッ!!


地面から巨大な蓮根が出現すると


ビューティー華斑「プハッ!? 」


ポンッ!


蓮根からビューティー華斑が出てきた。


ビューティー華斑は自ら蓮の中に飛び込み、食われたと見せかけ、地面を掘り進んだ蓮根が出たのだ。


つまりさっき一刀が言ったようにビューティー華斑は微塵隠れをして逃げたのである。


ビューティー華斑「おのれ新星共め!私の美しい顔を汚しただけでなく私に逃亡者の汚点を着せおって!この恨みはいずれ返させてもらうからな! 」


ダッ!


ビューティー華斑が捨て台詞を言って去ろうとする。


だが


ドンッ!!


ビューティー華斑「ぐはっ!? 」


ドシンッ!!


去ろうとしたビューティー華斑が何かにぶつかり、尻餅をついた。


?「敗北したくせに逃走とは美しくねぇな華斑よ 」


ぶつかった何かが言うと


ビューティー華斑「ぶ…無礼者!私の名を呼ぶ時はビューティーとつけろと♯… 」


ぶつかった何かに対して怒る華斑だったが


ビューティー華斑「!? 」


その何かを見て顔色がすっかり変わってしまった。


何故ならその何かとは…


黒龍「俺に対して命じるとはいい度胸じゃねぇか 」


バンッ!!


黒龍軍の首領である甲賀黒龍本人であったからだ!


ビューティー華斑「こ…黒龍様!?何故こんなところに!? 」


さっきまでの強気はどこへやら?すっかりびびってしまったビューティー華斑が聞くと


?「俺が教えてやったんだよ 」


スッ!


黒龍の後ろから首に大蛇と大百足(ムカデ)を巻き付け、白髪で痩せ細体型で目に隈がある男が現れた!


ビューティー華斑「お…お前は白鉤ヒロキ!? 」


バンッ!!


この男こそ、黒龍軍最後にして最強の上忍・白鉤ヒロキである!


ヒロキ「お前らカスが新星共を攻めるとは聞いたが俺は最初からこうなると予想していたから協力しなかったんだよ 」


ヒロキが言うと


大蛇「まったくもう!あれだけ勇んで向かっていったのに結局負けるなんて馬鹿ねぇ! 」


大百足「おまけに自画自賛していた顔をボコボコにされるとは、今日からお前はビューティー(美しい)華斑ではなくダーティー(汚い)華斑とでも名乗りな! 」


ヒロキの首に巻き付いている相棒の大蛇(雌・カラグ)と大百足(雄・タビラ)までもビューティーならぬダーティー華斑を馬鹿にしてきた。


黒龍「さて華斑、お前なら黒龍軍は敗北者は許さねぇってのは知ってるだろう。ヒロキ!あれを出しな! 」


ヒロキ「了解です黒龍様 」


シュシュッ!!


ヒロキは印を結ぶと


ヒロキ「ハッ! 」


ドロンッ!!


ヒロキは壊れた操児以外の上忍を出現させた


ガシッ!


鉄千「うぅ… 」


そして黒龍はその中から鉄千の頭をつかむと


黒龍「敗北者には死あるのみ!邪遁・(こうべ)抜き! 」


ズボァッ!!


鉄千「がっ!?… 」


ガクンッ!!


生きたまま頭蓋骨のみを取られた鉄千の体が動かなくなった。


カラグ「相変わらず黒龍様の頭抜きは恐ろしいわね!? 」


タビラ「だからつけられたあだ名が『頭蓋骨収集家(スカルコレクター)』だからな 」


そして黒龍の体には


ズラリッ!!


今まで一刀達に倒された爆羅、蠱毒三人衆の頭蓋骨が巻かれていた!


黒龍「これでまた俺のコレクションが増えたぜ! 」


斬八「ぐあーっ!?… 」


ガクンッ!!


そして黒龍は鉄千、斬八、写堂の頭蓋骨を抜くと


黒龍「さて華斑、次はお前だぜ! 」


標的がダーティー華斑に定められた!


そしてダーティー華斑のとった行動は


ダーティー華斑「お…お許しください!!次こそ必ず新星の一人を倒してみせますから!! 」


ガバッ!!


黒龍に土下座するダーティー華斑だが


ダーティー華斑「(どうせ土下座したところで私も術の餌食(えじき)になるのは変わらない!ならば!) 」


シュシュッ!!


黒龍に見つからないよう密かに印を結ぶと


ダーティー華斑「華遁・宇壺葛! 」


ヌバッ!!


ダーティー華斑は黒龍の背後にウツボカズラを出現させると


バクンッ!! バタンッ!!


ウツボカズラは黒龍を飲み込んでしまった!


ダーティー華斑「どうだ黒龍め!いくら貴様でもウツボカズラから脱出はできまい! 」


黒龍を封じ込め、強気になるダーティー華斑だが


ヒロキ「あ〜ぁ、あいつ馬鹿だねぇ 」


カラグ「自分で寿命縮めるなんてさ 」


タビラ「愚か者だ 」


ダーティー華斑「うるさい!さてこのままだと貴様に邪魔されるかもしれないので白鉤ヒロキ!貴様も葬りさって… 」


とダーティー華斑がヒロキの方を向いた瞬間


ドグボッ!!


ダーティー華斑「!? 」


ウツボカズラが中から破壊され


ヌゥッ!


無事な状態な黒龍が現れた!


ダーティー華斑「そ…そんな!?私の秘術が簡単に破られるなんて!? 」


ウツボカズラは一刀ですらも脱出が困難だった術である。それを容易く打ち破られたダーティー華斑の目にもはや闘志はなかった。


すると


ガシッ!!


ダーティー華斑「がっ!? 」


黒龍はダーティー華斑の頭をつかみ


黒龍「まさか俺に歯向かう愚か者がいたなんてな、テメェのその勇気ある行動に免じて頭抜きは勘弁してやる 」


これで許されるかと思いきや!


黒龍「今すぐ殺してやるよ!!♯ 」


ゴォッ!!


殺気を出しまくる黒龍


そしてこの時


ダダッ!!


一刀「あったぞ!敵の脱出口だ! 」


一刀達が蓮根道の出口を見つけ、この場にたどり着いた瞬間!


ダーティー華斑「ぎゃーっ!? 」


ズバズバンッ!!


黒龍は剣でダーティー華斑の体を細切れ(こまぎれ)に切り刻むと


黒龍「あばよ!! 」


チュドンッ!!


細切れにされたダーティー華斑に気弾を放ち、完全に消滅させた!


一刀達『・・・!? 』


そして黒龍の恐ろしさを目の当たりにした一刀達は誰一人として言葉を出さなかった。いや、出せなかったのだ!


そんななか


茜「(ガクガクッ!?) 」


元黒龍軍である茜の体がひどく震えていた。


そこへ


シュンッ!! バッ!


黒龍「誰かと思ったらやはりお前だったのか 」


バンッ!!


一刀達の誰にも気づかれずに迫った黒龍が茜の覆面を外した!


源治「・・・(いつの間に来たんだ!?) 」


玲「(全然見えなかったぜ!?) 」


黒龍「どうやって俺の時限爆弾から逃れたのかは知らねえがたまげたぜ 」


※黒龍軍の下忍以外は黒龍によってうえつけられた時限爆弾があり、もし裏切ろうとすれば自爆する仕組みなのだ。


茜「あわわ!? 」


黒龍を前にして動けない茜


だが、みんなが動けないなか


一刀「おのれっ!! 」


バッ!


一心同体した一刀が黒龍を背後から切りつけようとする!


だが


パシッ!!


一刀「なにっ!? 」


黒龍は一刀の剣を指二本で受け止めた!


ポイッ!!


一刀「うわっ!? 」


ドサッ!!


そして黒龍は一刀を投げると


黒龍「慌てるなって、このままお前達を殺すのは容易いがそれだと楽しみがなくなるからな、上忍を倒した報奨として今日のところは見逃してやるぜ! 」


スッ!


一刀達を前にして立ち去る黒龍


ヒロキ「じゃあね! 」


カラグ「黒龍様も案外甘いわね 」


タビラ「しかも抜け忍の処分もしないだなんてさ 」


スッ!


黒龍の後に続いてヒロキも去っていく


そして黒龍は去り際に


黒龍「次に会う時は楽しめるよう強くなりな! 」


と言い残し


シュンッ!!


黒龍達は去っていった。


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