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知恵者・雷魔ジュン

ジュンVS操児!

先の写堂戦にて負傷し、思春と共に残ることになった葵


そこへ黒龍軍上忍の操児が現れる!


最初は強敵が現れたということで冷静さを欠く葵だったがあられの叱咤により冷静さを取り戻し見事に大技を繰り出す!


ところが操児は復活し、油断した葵に対して痺れ薬付きの針を飛ばし、動けない葵


もうダメかと思われたその時!急に葵に向かった操児の体がぶっ飛ばされたかと思うと捕まっているはずのジュンと源治が現れたのだった!


ジュン「助けに来てくれてサンキューな♪ 」


スッ!


ジュンが葵に肩を貸して立ち上がらせると


葵「ジュン、エロ源治!何でここに!? 」


捕まっているはずの二人が何故ここにいるのかを聞く葵


ジュン「まぁ話は長くなるんだが… 」


実は数時間前


魏の城・牢獄


桂花「うっ!? 」


春蘭「うぅっ!? 」


もう数日も満足に食事をもらえてないため魏のみんなは苦しんでいた。


ジュン「(俺は忍者だからあと数日は平気だがさすがにみんなはきつそうだな!?) 」


華琳「くっ!? 」


そして魏の王である華琳も苦しがっていた。


ジュン「(このままだとみんながヤバい!?一刀達が来ているのはわかってるんだが連絡手段がない!?) 」


矢羽音(やばね・忍者が使う秘密の連絡方法)も牢獄の中では無意味であった。


ジュン「(声を出して叫ぼうにも今の俺は喉を痛めてうまく叫べないしな!?) 」


魏に黒龍軍が攻めてきた時、ジュンは一刀達に事件を知らせるため大声を出したため今は喉を痛めている。


うまい手はないかとジュンが辺りを見てみると


源治「・・・くそっ!!みんなが動けない今なら好きなだけおっぱいをもめるというのに手が縛られているのが悔しい!! 」


と言いながら悔やむ源治を発見したジュンは


ジュン「(そうだ!一刀が来てるならあいつもいるはず!それに源治なら俺より声が出せる!) 」


ササッ!!


そしてジュンは源治に近づくと


ジュン「おい源治、話がある!(かすれた声) 」


源治「・・・何だよ? 」


するとジュンは


ジュン「今から大声で『・・・』と言ってくれ!(かすれた声) 」


これを聞いた源治は


源治「・・・ふざけるな!俺に死ねと言うのか!? 」


ジュン「助かるにはこれしか方法がない!!(かすれた声) 」


源治「・・・断る! 」


言い争いを始める二人


華琳「ジュンはあいつ(源治)と何を話しているのかしら? 」


桂花「どうせくだらないことに決まってます! 」


そして少しの間、言い争いを続ける二人だが


ジュン「わかったよ!今度お前の好きな天和のブラジャーやるからさ!(かすれた小声) 」


源治「・・・天和ちゃんのブラジャーだと!?本当だろうな!(小声) 」


巨乳好きの源治は大陸が誇る人気アイドル数え役満姉妹(やくまんシスターズ)の中で巨乳の天和が好きであった。


ジュン「本当だからさっさとやれ!(かすれた小声) 」


源治「・・・了解!(小声) 」


そして了承した源治は


スゥーッ!!


息を大きく吸い込むと


源治「・・・玲の貧乳!!洗濯板、まな板!まったいらーっ!! 」


といきなり大声で叫びまくった。


華琳「ちょっとどういうつもりよ!? 」


ジュン「心配するなって、もうすぐ脱出できるからさ 」


すると


ドドドォーーッ!!


急に外から地響きが聞こえ


ドッカーンッ!! ザッ!


牢獄の壁が粉砕され、現れたのは…


玲「テメェ、エロ源治覚悟しやがれ!!♯ 」


バンッ!!


怒りまくる玲であった。


桂花「この壁は厚さ20センチはあるのにすごい力ね!? 」


源治「・・・さすがは怪力貧乳ゴリラだな 」


そして次の瞬間


ドッカーンッ!!☆ミ


源治「・・・ぐはっ!? 」


玲に殴られる源治


玲「テメェは余程殴られたいようだな♯ 」


コキコキッ!!


そして腕を鳴らしながら玲が源治に近づいていく


その時


吹音「玲さん、いきなり走ってどうしたんですか!? 」


茜「すごい穴ですね!? 」


バッ!


玲が開けた穴から吹音と茜が現れた。


ジュン「やっぱお前達も来てたのか!頼む、この縄を切ってくれ!(かすれた声) 」


吹音「は…はいっ!? 」


ブチッ!!


ジュン「これでよし!(かすれた声) 」


縄が切られ、自由になったジュン


茜「喉が嗄れているじゃないですか!?お水をどうぞ! 」


ジュン「サンキュー!(かすれた声) 」


パシッ! グビグビッ!


そして茜から水をもらったジュンは


ジュン「ふっかーつ!! 」


バンッ!!


喉が治って復活した。


ちなみに


源治「・・・お…俺の縄も切ってくれ!? 」


玲「フンッ!!♯ 」


バァンッ!!


この後、玲にボコボコにされた源治の縄も切られた。


ジュン「ところで一刀と葵の姿が見えないけどどこだ? 」


ジュンがその事を聞くと


吹音「一刀さんと葵さんはジュンさんが教えた外から城に入れる秘密通路から侵入しています 」


と言うと


ピクンッ!!


華琳が何かを感じ取り


華琳「ジュン、秘密通路って何のことかしら?♯ 」


ジュン「(ギクッ!?)それはその…!? 」


秘密通路という言葉に反応する華琳


※ジュンは華琳に秘密通路のことを話していません


華琳がジュンに詰め寄ろうとすると


ジュン「ヤバい!?一刀達に危機が迫っているからいくぞ源治! 」


源治「・・・お…おうっ!? 」


ダッ!


華琳「あっ!?待ちなさいジュン!♯ 」


ジュンは源治を連れてその場から逃げ去った。


華琳も追いかけようとしたのだが疲労によりすぐに駆け出せなかった。


ということがあったのだ。


ジュン「(後で華琳に怒られるな!?) 」


とジュンは思っていた。


ジュン「まぁともかく、魏をやられて俺はムカついてるんだ。悪いが葵、あいつ(操児)の相手は俺にやらせてくれ! 」


ビシッ!


ジュンは操児を指さしながら葵に聞くと


葵「どうせ私は動けそうにないし、譲ってあげる! 」


ジュン「サンキュー!それじゃあ源治、葵を頼むぜ! 」


源治「・・・任せておけ! 」


という源治だが


そろ〜っ…


源治「・・・(動けない今ならば!) 」


この時、源治の手がひそかに葵の胸に近づいていた。


ピタッ!


そして源治の手が葵の胸に触れた瞬間


葵「このエロ源治!!♯ 」


ドグボッ!!☆ミ


源治「・・・がはっ!? 」


ドサッ!!


動けないはずの葵の体が根性で動きだし、源治をぶっ飛ばした!!


操児「(バカな!?俺の痺れ薬は象でも回復するのに数時間はかかるのに数分で動き出すだなんて!?) 」


その事に対して操児が驚いていると


ジュン「おいお前! 」


操児「何だよっ!!♯ 」


くるっ!


操児がジュンの方を向くと


シュッ!


操児「わっ!? 」


サッ!


ジュンはいきなり操児に玉を投げ、玉を避ける操児


ジュン「ちっ!外したか! 」


操児「不意打ちとはなかなかやるじゃないか!だったらこっちも攻めさせてもらうぜ! 」


パカッ!!


操児の口が開くと


シュシュシュッ!!


口から針が飛び出してきた!


ジュン「おっと!?そらよっ!! 」


サッ! シュシュッ!!


操児の攻撃を避けたジュンは再び操児に玉を二つ投げる!


操児「こんなもの食らうかよ!! 」


ササッ!!


またしても避ける操児だが


ジュン「せいやっ!! 」


シュシュシュッ!!


ジュンは懲りずに今度は玉を三つ投げた!


操児「懲りずに同じ攻撃とはなめやがって! 」


サササッ!!


だが今度も飛び上がって避けられてしまう!


操児「そんな攻撃が上忍に通じるかっての! 」


すたっ!!


そして操児が着地した時には


バンッ!!


さっきまでジュンが投げていた玉が操児を囲むように六角形に転がっていた。


その瞬間!


ジュン「かかったな! 」


シュシュッ!


ジュンは印を結ぶと


ジュン「雷遁・六角電磁封じの陣! 」


その瞬間!


バリバリーッ!!


ガチャンッ!!


操児「なっ!? 」


六つの玉から雷でできた鎖が飛び出し、操児の動きを封じた!


ジュン「これでお前の動きは封じたぜ! 」


この術は六つの玉を配置し、相手を中心に誘い込むことで発動することが可能なのだ。(もし操児が玉を一つでも破壊していたら発動は不可)


ジュン「止めを刺してやるから覚悟しな! 」


スッ!


止めを刺すべく笛を取り出すジュンだが


葵「気を付けてジュン!そいつは何度倒してもすぐに起き上がってくるわ!? 」


ジュンにアドバイスする葵


操児「その女の言う通りさ!なんたって俺は不死身… 」


操児が最後まで言おうとすると


ジュン「サテライト・イメージ・ナノテクノロジー・オリジナル・ブレード・インテリジェンス。通称SINOBIだろ 」


バンッ!!


何やら長い文を言い出すジュン


ジュン「数十年前に作られたカラクリ忍者。それがお前の正体だろ 」


操児「なっ!? 」


つまり操児はロボットなのだ。


ジュン「核を破壊されない限り修復機能が働いて修復されるロボットだが、水に弱いという弱点があるため廃止になった戦闘用カラクリ忍者、それがお前の正体だ!さすがに自分の意思で動いてるのは初めて見たけどな 」


操児「お…お前いつからそれに気づいた!? 」


すると


ジュン「悪いが俺は耳が良くてね、お前から聞こえる機械音が聞こえるんだよ 」


音楽を武器にするジュンは耳がいいのだ。


操児「そこまでわかるなら俺を倒すなんて不可能… 」


ジュン「ところが俺の部下にカラクリに詳しい奴(真桜)がいてね、ちょっと核の場所を聞いてみたら 」


スッ!


ジュン「ここだよ! 」


ビシッ!!


ジュンは操児の核がある場所をさした!


操児「くっ!?だがいくらわかってもすぐに術は発動できまい!その間にこの鎖から脱出して… 」


ジュン「それは無理だって、後ろを見てみろよ 」


操児「なにっ!? 」


くるっ!


操児が後ろを見てみると


モクモクッ!!


操児の後ろに黒雲ができていた。


ジュン「悪いけど最初に玉を投げたと同時に黒雲の小雲も投げたのさ!それが大きくなって黒雲となり、この笛が避雷針となって雷を落とす!それはすなわち! 」


シュシュッ!!


そしてジュンが印を結ぶと


ゴロゴロッ… ビカーッ!!


ジュン「お前が雷に貫かれるわけだよ!雷遁・渡雷電斗(トライデント)! 」


ズブシッ!!


操児「がはーっ!? 」


バキンッ!!


黒雲から三ツ又矛(トライデント)の形をした雷が操児の核を粉砕した!!


ガクンッ!!


核を壊された瞬間、動けなくなる操児


ジュン「俺の怒りを思い知りな! 」


一見ぐうたら者のようなジュンだが頭脳ならば一刀に次ぐ実力者なのであった。


そしてジュンが操児を倒した直後


吹音「ジュンさ〜ん! 」


玲「大丈夫か!? 」


バンッ!!


吹音と玲が到着した。


ジュン「おっす!こっちは片付いたぜ! 」


吹音「それはよかったです。でも大変です!? 」


玲「風呂の扉に血まみれで倒れている奴がいたから連れてきたぜ! 」


ドサッ!!


玲がその人物を置くと


稟「う〜ん…!? 」


ジュン「稟!? 」


玲達が連れてきた血まみれの人物、それは稟であった。


何故一刀達と共に向かった稟が一人残されたのかは次回にて!

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