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救出連合軍始動!

魏に危機が迫り手柄目当てで先行する源治であったが油断してあっさり捕まってしまう!


そしてジュンと共に源治が牢屋に入れられた頃、ついに一刀達が魏に到着した!


一刀「う〜む… 」


じろ〜っ…


一刀は目を凝らして魏の町を見渡す


久しぶりに登場するが一刀は目を凝らすことにより遠くのものを見ることができるのだ。


蓮華「どうだ一刀? 」


一刀「ここから見るだけでもかなりの下忍がいますね 」


一刀が言うと


玲「しかしエロ源治め、一人で先にいきやがって 」


葵「あいつのことだからきっと女絡みね 」


当たっていたりする。


先ほど古井戸の近くに万年の匂いがついた五色米を鼻が利くあられと牡丹が見つけ解読したところ


『さきにいく…』


と書かれていたのだ。


玲「とにかくエロ源治はこの古井戸から入っていったに違いない!俺達も入ろうぜ! 」


スッ!


玲が古井戸に入ろうとすると


一刀「待て玲! 」


吹音「人数が入るにしても多すぎますよ!? 」


この場には相棒を除くと一刀、蓮華、吹音、葵、玲、茜、思春、明命、恋、吹音兵100人と計109人もいるのだ。


いくらなんでも多すぎである。


そして一刀達がどうするか考えていたその時!


シュッ!


一刀達に石つぶてが投げ込まれた!


だが


パシッ!!


一刀「そこだ! 」


シュッ! ゴチンッ!!


一刀は石つぶてを受け止め直ぐ様来た方向に投げ返した。


吹音「さすが一刀さん、車返しの術の応用ですね 」


車返しの術…投げられた手裏剣を受け止め直ぐ様投げ返す術


すると


?「こんのど阿呆!いきなり投げ返す奴がおるかい!!♯ 」


バッ!


草むらから袴を穿き、胸にさらしを巻いた関西弁を話す女が現れた!


玲「何がど阿呆だ!そっちがいきなり投げてきたんだろうが!!♯ 」


?「うっさい!!あんたら怪しい奴はウチが成敗したる!! 」


ジャキンッ!!


女は偃月刀を構えると


?「食らわんかーい!! 」


ブォンッ!!


一刀達めがけていきなり偃月刀を降り下ろしてきた!


一刀「ハァッ!! 」


シュッ! ガキンッ!!


?「なっ!? 」


だが一刀は剣を下から上に勢いよく振り上げて偃月刀を弾き飛ばした!


スッ!


一刀「勝負あったな! 」


?「くっ!? 」


女の前に剣を突きつける一刀


だがその時!


ぐぐっ… ビリッ!


さっき一刀が剣を振り上げた時に発生した斬撃によりさらしに切れ目が入り


ぷるんっ♪


?「なっ!?/// 」


さらしが切れ、女のおっぱいが丸出しになってしまった!


この直後


一刀「(ブバーッ!!) 」


バタンッ!!


鼻血を出して倒れる一刀であった。


葵「ちょっと大丈夫!? 」


玲「これから黒龍軍と戦うってのに無駄な血を使うなよ!? 」


その通りである。


すると


?「おやおや、まさか稟ちゃんと同じような体質の人がいたとは驚きですね〜 」


ちょこんっ


いつの間に現れたのやら倒れる一刀の近くに頭に太陽の塔のような人形を乗せた小さな女の子がいた。


?「風!?出ていっちゃダメだと言われたでしょう!?危険な人達だったらどうするんですか!? 」


バッ!


草むらから小さな女の子を止めるべく眼鏡をかけた女が現れた。


?「稟ちゃん大丈夫なのですよ、鼻血を出して倒れる人に悪い人はいませんからね〜 」


どういう理屈だ?


そして小さな女の子が話をしていると


恋「…(しあ)! 」


恋が関西弁の女に声をかける。


すると


霞「あっ!恋やないか無事やったんかいな!? 」


どうやら恋の知り合いらしい


その後、少しして


霞「すまんかったなー、魏が襲われたっちゅう話を聞いて急いで帰ってきたらあんたらがおったからてっきりあんたらが魏を攻めた悪人かと思うたんや、堪忍な! 」


この霞という女は元は董卓軍に所属していた張遼である。(この場で彼女を知っている人物は恋しかいなかった)(ちなみに現在は一刀が持ってきておいたさらしを着用)


霞が謝りながら言うと


一刀「いえ、こちらこそすまなかった 」


復活した一刀も謝る。


そしてその膝の上には


風「どちらもどちらですね〜 」


魏の軍師・程イク(真名は風)がちゃっかり座っていた。


稟「風、いきなり膝に乗るなんて失礼でしょう!降りなさい! 」


眼鏡をかけた魏の軍師・郭嘉(真名は稟)が言うが


風「お兄さんの膝は気持ちいいので嫌なのですよ〜 」


一刀「まぁ軽いですから平気です 」


稟「もうっ!! 」


素直に返す一刀であるがその近くでは


蓮華「(一刀の膝に乗れて(うらや)ましいな) 」


と風を羨ましく見つめる蓮華がいた。


一刀「まぁともかく魏の国をよく知る者がいたのは好都合だ 」


バサッ!


一刀は先ほど稟から話を聞いて書いた町の見取り図を広げる。


スッ!


一刀はとある一点を指さすと


一刀「ここが現在俺達がいる場所、そして中央にそびえ立つのが城だ。町への侵入口は正面かあるいは… 」


くるっ!


そして一刀は古井戸を見ると


一刀「程イクが言うにはあの古井戸から城内に入れるらしい 」


風「これから仲間となるわけですし風と呼んで構わないのですよ 」


実は風は古井戸の抜け穴の存在を知っていた。(ただし面白そうなので華琳には内緒にしている。)


葵「つまり侵入口は二点というわけね 」


玲「なら二手に分かれるわけか 」


みんなが言うと


一刀「そこでだが正面からは吹音が率いる隊、古井戸からは俺が率いる隊とするのでクジを引いてもらおう 」


スッ!


一刀はいつの間に用意したのかクジを取り出した。


一刀「最初に言っておく、どう考えても古井戸の方が危険です。それとクジの決定は絶対だからなわかりましたか 」


全員『了解 』


ちなみに何故古井戸の方が危険かというと正面よりも早く城に侵入できるし、敵の大将が城に潜んでいる確率が高いからである。


一刀「では蓮華様、クジをどうぞ 」


スッ!


蓮華「うむっ!? 」


ドキドキッ!?


緊張しながらクジを引こうとする蓮華


ちなみに赤が一刀側、青が吹音側である。


シュッ!


そして蓮華がクジを引いた結果…


バンッ!!


先端が青であった!


茜「じゃあ蓮華様は一刀様と別々なんですね!? 」


一刀「仕方がないがそういうことになるな 」


スッ…


そして一刀が残りのクジを混ぜようとしたその時!


蓮華「待てっ!! 」


ガシッ!!


蓮華が一刀の手をつかんだ。


蓮華「一刀、今さっきイカサマしたな 」


一刀「(ドキッ!?)さ…さぁ何のことやら!? 」


わかりやすい反応である。


蓮華「とぼけるなっ!! 」


ぐりっ!!


一刀「いたっ!? 」


パッ!


蓮華は一刀の手を捻ってクジを落とさせると


バラリッ!


何と!?全てのクジが青色であった!


蓮華「お前のことだ!どうせ私を危険な目に遭わせたくまいとして仕組んだのだろう! 」


一刀「うっ!? 」


図星であった。


蓮華「何度も言うが私は望んでこの場にいるんだ!不正なことをするでない!! 」


ビシッ!!


蓮華に厳しく言われる一刀


一刀「す…すいませんでした!? 」


ガバッ!!


そして直ぐ様謝る一刀であった。


その後、吹音によって新しいクジが作られ、抽選の結果


正面組


風切吹音、土門玲、水希茜、恋、霞、明命、吹音兵100人


裏口(古井戸)組


北郷一刀、氷堂葵、蓮華、思春、風、稟


となったのであった。


そしてその後、みんなは各所定位置につくと


正面組


玲「よっしゃ!!おもいっきり暴れてやるぜ! 」


ガキンッ!!


手甲・玄武を打ち鳴らす玲


正面組の役割は敵の引き付けである。よって派手に激しく暴れればいいのだ。


吹音「それでは皆さん 」


ギュッ!


そして吹音が鉄扇を手に取ると


吹音(裏)「野郎共!!気合い入れていくぜ!! 」


変化した吹音が叫ぶ


玲「相変わらず吹音の迫力には俺も負けるな!? 」


茜「あの人どこかで見たような? 」


茜に関しては吹音は幼い頃新星決定戦の時に戦った相手である。(ただし普段の吹音とギャップがありすぎるため知らない)


吹音(裏)「そこ!ボヤボヤしてるんじゃねぇぞ!!突撃だぜーっ!! 」


ギィーッ!!


正門から堂々と攻め混む吹音達


一方、魏の城では


下忍「華斑様、門より数百人が攻めてきました!? 」


一人の下忍が上忍達のいる玉座の間にたどり着いて報告するが


シュッ! ブスッ!


下忍「ぎゃあっ!? 」


バタンッ!!


いきなり手裏剣を頭に投げられて死んでしまった。


ビューティー華斑「バカモン!私の名を呼ぶ時は必ずビューティーをつけるようにと言っただろうがクズめ! 」


斬八「そんなことより敵方が攻めてきたようだな 」


鉄千「いよいよ来たのねん♪ 」


写堂「ケケケッ!やっと暴れられるな! 」


操児「・・・ 」


上忍達が言うなか


ビューティー華斑「奴らだってバカではない、必ず正面とは別の道から来るに違いない!ここは美しく作戦を練ろうではないか 」


そしてその頃、古井戸


一刀「うむっ!吹音達は派手に暴れているようだな 」


葵「じゃあこっちも行動開始ね! 」


一刀「では、いきますよ! 」


シュッ!


そして一刀達も次々と古井戸に飛び込んだのだった。


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