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拠点 恋するくの一

拠点シリーズ


今回は玲と吹音です

一刀と蓮華の仲が急接近した頃、他の忍達は


拠点:玲 『バストアップ大作戦』


ここは蜀の近くにある山


その山の中で…


ドカッ!!


賊「ぐほっ!? 」


玲「どうした!かかってきやがれ! 」


一刀と同じ新星(ルーキー)の土門玲が修行のため山賊狩りをしていた。


賊の数は最初に数十人いたが玲一人にやられてしまい残るは数えるくらいしかいなかった。


玲「俺一人倒せなくて賊を名乗るんじゃねぇよ! 」


玲が賊に向かって言うと


賊頭「くそっ!テメェら何してやがるんだ!こんな桃色の髪をした男にやられてるんじゃねえぞ! 」


賊頭は仲間に向かって叫ぶが


カチンッ!


玲「おいお前、今なんて言った? 」


玲が賊頭に聞くと


賊頭「あぁん、桃色の髪をした男だと… 」


賊頭が言った直後


玲「俺は女だぁーっ!!♯ 」


ドガバキンッ!!☆ミ


賊達『ぎゃーっ!? 』


賊達は怒りの玲の前に全滅してしまった。


小説なのでわかりづらいが玲は正真正銘女である。だが胸がまっ平ら、男っぽい性格、一人称が俺のため髪が桃色にもかかわらず多くの男に男だと勘違いされていた。(実際、幼少期に黒髪だったこともあって一刀に間違われたことがある)


しばらくして


ザバッ!!


玲「ぷはっ! 」


牡丹『いい温泉見つけたわね♪ 』


玲の相棒である猪の牡丹(ぼたん)


二人が見つけた温泉に入っていると


玲「(じ〜っ…) 」


自分の胸を見つめる玲


すると


玲「はぁ… 」


あまりの小ささにため息をはく玲


玲「くそっ!巨乳の吹音ならまだしも、並乳の葵にまで負けてるんだもんな… 」


玲は新星くの一の中で一番貧乳であった。


玲「母さんは巨乳だったってのに、俺は絶対親父の遺伝子が入りまくりだな 」


玲の母である土門明(あかり)は玲と違い巨乳の持ち主であった。そして道場の師範の玲の父である夫・土門晃久(あきひさ)より強かった。


暁は幼少より道場を継ぐよう父に鍛えられたのだった。


玲「はぁ…、せめてもう少し大きくならないものか、でないと一刀に振り向いてもらえねぇよ/// 」


一刀がいる呉は巨乳の王国である。玲は一刀が呉にいるのは乳に理由があると感じていた。


そして次の日


山を降りて町に来た玲は飯屋に入る。(牡丹は外で留守番)


玲「(胸がでかくなる方法はないものか?) 」


と玲が思っていると


?「斗詩〜、またおっぱい大きくなったんじゃないか〜? 」


?「きゃっ!?こんなところで揉まないでよ文ちゃん!?/// 」


と声が聞こえ、玲が振り返ると


猪々子「あ〜、斗詩のおっぱい揉むだけであたいは幸せだぜ〜♪ 」


斗詩「やめて〜!!/// 」


そこには元袁紹軍の猪々子と斗詩がいた。


猪々子「何で斗詩はこんなにおっぱい大きいのかな〜? 」


斗詩「もうっ!文ちゃんが毎回揉んでるからじゃない!/// 」


玲「!? 」


二人の会話を聞いた玲は


玲「おい、あんた 」


猪々子「んっ?あたいに何かようか? 」


猪々子に話しかけると


玲「俺の胸を揉んでくれ! 」


バァンッ!!


人前でとんでもないことを言う玲


玲「(こいつに胸を揉んでもらえば大きくなるはずだ!) 」


と玲は思っていたが


猪々子「いや〜、いくらあたいでも男の胸を揉むのはちょっと… 」


と猪々子が言った直後


カチンッ!!


玲「俺は女だぁーっ!!♯ 」


ブォンッ!!


猪々子「のわっ!? 」


サッ!


怒りの玲が繰り出した拳を猪々子は辛うじて避けるが


ドッカーンッ!!


玲の拳を食らい、さっきまで猪々子がいたテーブルが破壊された


それと同時に


ガチャンッ!!


テーブルの上にあった料理が破壊されてしまった


猪々子「あぁーっ!?ちょっと!あたいのメシをどうしてくれるのさ!♯ 」


メシを台無しにされたことに怒る猪々子


玲「やんのかこらっ!♯ 」


玲も猪々子に対して怒りまくる


すぐにでも喧嘩を始めようとする二人を止めたのは


斗詩「二人共、やめなさーい!! 」


ビビーンッ!!


斗詩であった。


斗詩「こんなところで暴れたらお店の人に迷惑でしょ! 」


二人に説教する斗詩


だが二人の怒りは静まらない。そこで猪々子は


猪々子「こうなりゃ腕相撲で決着つけようぜ 」


玲「なにっ 」


スッ!


台に手を置く猪々子


猪々子「あんたが勝ったら胸を揉んでやる。あたいが勝ったら斗詩の胸を好きなだけ揉ませてもらうぜ 」


斗詩「ちょっと!? 」


玲「その勝負のった! 」


斗詩「えぇっ!? 」


勝手に約束させられた斗詩


ガシッ!


そして二人は手を合わせあう


猪々子「(腕相撲であたいに勝てるわけないだろ、瞬殺してやるぜ!) 」


と勝利は確実だと思う猪々子


斗詩「とほほ…それじゃあ始め 」


そして審判の斗詩の言葉で試合が開始された!


その直後


玲「どりゃーっ!! 」


バッターンッ!!


猪々子「いってぇ〜!? 」


玲が猪々子を瞬殺した。


玲の腕力は一刀をも越えるのだ。


玲「これで俺の勝ちだな、約束通り揉んでもらうぜ! 」


猪々子「いちち…わかったよ! 」


スッ!


人前だというのに胸元を広げる玲


猪々子「(これだけ胸があれば別にいいだろ) 」


玲の胸は見た目は並乳ぐらいあるのだが


玲が胸元を完全に見せると


バッ!


猪々子「!? 」


ぺった〜ん


実際は胸パットをしているからそう見えるだけであった。


玲の真なる胸を見た猪々子は


猪々子「あ…あんたも貧乳だったのか!? 」


ガシッ!


玲「えっ!? 」


いきなり猪々子は玲の手をつかんできた。


猪々子「あたいも貧乳さ、あんたの胸を大きくしたいって気持ちはよくわかるぜ! 」


どうやら同じ貧乳ということで共感したようだ。


玲「いや、だから早く胸を…!? 」


玲が話を戻そうとしたその時!


ガラッ!


愛紗「警備隊だ!店で暴れている者を捕らえに来たぞ! 」


警備隊が店にやって来た。


どうやら先程の騒動の際、店から出た客が通報したようだ。


猪々子「げげっ!?愛紗!? 」


斗詩「どうしよう文ちゃん!? 」


困る二人に対し玲は


玲「警備隊なんかに捕まってたまるかよ! 」


シュシュッ!


玲は印を結ぶと


玲「土遁・土竜掘り! 」


バコッ!! ザクザクーッ!!


自慢の腕力で床に穴を開け、土を掘り進んでいく!(普通こういう場合は煙玉だが玲は煙玉をもっていないため)


サッ!


そして玲は猪々子達にバレずに一人だけ逃走した。


猪々子「あっ!?あいつ、一人で逃げやがったな!? 」


そして猪々子達が玲がいないことに気づいた時には


愛紗「お前達、覚悟しろ!♯ 」


斗詩「ひぃっ!? 」


猪々子「こういう役目は大抵麗羽様なのに〜!? 」


愛紗に捕まり、説教を受けるのだった。


そして一人抜け出した玲は


玲「よく考えたら、揉んで大きくなるなら自分で揉めばいいんじゃねえか! 」


ぐっ…


そう思って玲は自分で自分の胸を揉むが


ぎゅーっ!!


玲「ぎゃーっ!? 」


揉む力が強すぎたのだった。


そして玲の胸は大きくなったのだが、その理由は腫れただけであった。


牡丹『やっぱりバストアップは地道にね♪ 』


拠点:吹音 『あなたに捧げる手紙』


ここは普通太守・公孫賛(白蓮)の治める幽州の地


この地には一刀と同じ新星である風切吹音が白蓮に仕えていた。


その吹音はというと


吹音「ハァ〜、一刀様 」


政務の最中に思い呆けていた。


吹音「愛しの一刀様、あなたは何をしているのですか? 」


と吹音が一人で言うと


月光「何してるのよ吹音 」


吹音「はひっ!? 」


吹音の相棒である黒猫の月光が話しかけてきた。(猫又なため他の相棒と違い、立て看板なしで会話が可能)


月光「どうせまた一刀のことを考えてたんでしょう 」


吹音「な…な…何を言ってるの!?別に一刀さんのことなんて!?/// 」


人前では一刀のことをさん付けする吹音


誤魔化す吹音だが


月光「じゃあ、それはなに? 」


吹音「えっ? 」


吹音が月光が指をさした方を見てみると


ババンッ!!


政務の紙には『一刀、一刀…』と書き尽くされていた。


吹音「あぁっ!?/// 」


どうやら自分でも気づかなかったらしい


月光「ホントにあんたは一刀が好きね、だったら恋文(ラブレター)でも送ってみたら? 」


と月光が言うと


吹音「そ…そ…そんな!?私がラブレターだなんて!?/// 」


顔を赤くする吹音の手に


月光「ほいっ! 」


スッ! ぽんっ!


吹音「えっ!? 」


月光が鉄扇を持たせると


吹音「おっしゃーっ!!愛しの一刀にラブレター送ってやるぜーっ!! 」


ラブレターを書く気になった。


吹音は鉄扇を持つと性格が豹変するのだ。(この時の記憶は元に戻っても残っている)


少しして


吹音「で…では書きます!/// 」


ビチャッ!


さらさら〜


筆を墨につけて吹音は筆を走らせる。


そしてできあがった文は


『拝啓、お元気ですか?私は元気です。互いに主君に仕えるよう頑張りましょう。 風切吹音』


であった。


吹音「では早速届けて… 」


月光「ちょいお待ち!これのどこがラブレターなのよ!せめて『好きです』とか『愛してます』って書きなさい!♯ 」


吹音「そ…そんなこと書けるわけが!?…/// 」


引っ込み思案な吹音に


月光「ホントにあなたったら 」


ぽんっ!


吹音「あっ!? 」


月光が再び鉄扇を吹音の手に置くと


吹音「あたしにかかればラブレターの一通や二通楽勝でい! 」


バンッ!!


再び性格が変わる吹音であった。


吹音「そりゃそりゃーっ!! 」


さらさらーっ!!


変化した吹音は筆を走らせる!


そしてラブレターができあがると


吹音「またあたしが躊躇(ちゅうちょ)してラブレター送り損なったら困るから 」


ポイッ!


吹音はラブレターを紙飛行機の形にして飛ばすと


吹音「風遁・風送り! 」


フーッ!!


びゅわっ!


紙飛行機に息を吹き掛け、飛ばしていった。


吹音「(あぁーっ!?) 」


本当の吹音は心の中で泣いたという


そして数日後


白蓮「おい吹音、呉からお前に文(ふみ・手紙)が届いてるぞ 」


吹音「えっ!? 」


返事が来たことに驚く吹音


バッ! バサッ!!


吹音「(ドキドキ!?) 」


白蓮から文を奪い取った吹音は恐る恐る文を広げてみる。


するとそこに書かれていたのは…


『今は忙しいのでまた後で戦おう 北郷一刀』


吹音「えっ? 」


文の内容に別の意味で驚く吹音


実は吹音が書いた文は


『あたしと突き合え! 風切吹音』


と書かれていた。


実は吹音は誤字が多く、たまに字を間違える時がある。(その度に白蓮が修正)この文を見た一刀は決闘の申し込みだと思ったのだ。


そのことに吹音が気づくと


吹音「よかった〜 」


下手な文を書いて見られるより余程マシであった。


それから数日後


吹音「ハァ〜、一刀様〜 」


あれから一刀のことを思い出しては益々思いふける吹音であった。


月光「次こそはちゃんとラブレター書きなさいよね 」


吹音「うっ!? 」


次回、新キャラ登場

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