真眼発動!
孫呉の城の風呂場を覗きに来た一刀と同じ新星の火神楽源治
そして真の女体を見つけたと言って蓮華を主君にしたいと言い出した。
だがそんなことを一刀が許すはずがなく源治は一刀と戦うこととなり、勝った方が蓮華を主君にすることに決まった。
孫呉の鍛練場
雪蓮「さぁ大変なことになりました!蓮華を主君にすることを賭けた大事な一戦!実況はお気楽城主・孫策こと雪蓮と 」
冥琳「解説は大軍師・周瑜こと冥琳でお送りする。(はぁ…何で私がこんなことを) 」
雪蓮に付き合わされる冥琳であった。
雪蓮「それでは続いて選手の紹介をしましょう。虎門、孫呉の鼻血忍者・北郷一刀。龍門、益洲の変態忍者・火神楽源治! 」
呼ばれて恥ずかしい呼び名である。
ちなみに今は夜中なのでこの場には孫呉の主要人物しかいない
雪蓮「そして賞品の主君は孫呉が誇るケツでか姫・孫権こと蓮華! 」
蓮華「何がケツでか姫ですか!!♯ 」
雪蓮「まぁ紹介なんて別にいいじゃない、冥琳、私ちょっと用があるから後よろしくね♪ 」
サッ!
冥琳「おいこらっ! 」
雪蓮は冥琳に任せてどこかへ向かっていった。
そして雪蓮が向かった先は
源治控え室
雪蓮「邪魔するわよ♪ 」
パサッ!
雪蓮が源治の控え室である天幕に入ると
源治「・・・これは赤爆乳様、何かご用ですか? 」
爆乳に対しては敬意を払う源治
雪蓮「まぁね、実はちょっとあなたに話したいことがあってね♪ 」
源治「・・・ほぅ、それで!? 」
雪蓮「実は… 」
スッ…
雪蓮は源治の耳に口を向けると
雪蓮「あなたが勝ったら褒美として私のブラあげるわ♪(ひそひそっ) 」
これを聞いた源治は
ジャキンッ!!
源治「・・・この勝負、負けられない! 」
やる気を出しまくるのだった。
雪蓮「(うふふっ♪これで一刀が負ければ一刀を私の僕にしちゃうんだから♪) 」
全ては雪蓮の企み通りであった。
そして
思春「ではこれより勝負を開始する!先に参ったと言った方の負け、殺生は一切禁止、相棒の使用を禁ずる。双方相違ないか? 」
一刀「承知! 」
源治「・・・わかった(ぼそっ) 」
貧乳とはあまり話したくない源治
思春「それでは始め! 」
そして試合が開始された直後
ジャキンッ!!
源治はリボルバーを取り出すと
源治「・・・一刀には悪いがすぐに終わらせる 」
ドキュドキュンッ!!
一刀「うわっ!? 」
いきなり一刀目掛けてリボルバー(弾は6発)を撃ちまくった。
蓮華「何だあの武器は!? 」
穏「あんなの初めて見るです〜!? 」
火縄銃もないこの時代にリボルバーなんてあるはずがなく驚く一同
ドキュドキュンッ!!
弾を撃ちまくる源治だが
サササッ!!
一刀は見事避けていた。
小助『さすが一刀、主君が犯罪者に捕まった時のために銃弾を避ける訓練が実を結んだぜ! 』
恐るべし訓練である。
源治「・・・やはり一刀には実弾は効かないか、ならば 」
ジャララッ!
源治はリボルバーから残りの弾を取り出すと
ジャキンッ!!
空になったリボルバーを一刀に向けた。
当然空砲なので撃てないはずなのだが
ドキュンッ!!
リボルバーから銃弾が放たれた!
小助『いきなりあれを使うなんて源治の奴、本気だな!? 』
蓮華「どういうことだ 」
小助『火神楽一族ってのは元々気の量が多い一族で、源治は銃に気を溜めることにより気弾を撃つことができるんだよ 』
気は扱う人によって目に見えなくすることもできる。
目に見えない銃弾というわけだ。
小助『しかし何があいつをあそこまで本気にさせたんだろう? 』
雪蓮「♪〜 」
全ては雪蓮の仕業である。
その頃、源治は一刀を撃ちまくるが
目に見えない気弾にもかかわらず、一刀は避けていた。
源治「・・・ならば 」
シュシュッ!
源治は印を結ぶと
源治「・・・火遁・灰隠れの術! 」
ブシューッ!!
口から灰をはいて一刀の視界を防いだ!
一刀「こんなものが通用すると思ったのか 」
だが一刀は慌てなかった。
源治「・・・確かにそれだけじゃ倒せないけど 」
スッ!
源治は懐から竹筒を取り出すと
源治「・・・こうすれば後は簡単に勝てる! 」
シュッ!
源治は竹筒を一刀に投げた!
一刀「こんなもの! 」
スパンッ!!
投げられた竹筒を見事に斬る一刀だが
ぼわんっ!!
一刀「うわっ!? 」
竹筒から黄色い煙が噴き出してきた。
そしてうっかり煙を吸い込んでしまった一刀
蓮華「大丈夫か一刀!? 」
その様子を心配した蓮華が一刀に聞くと
一刀「大丈夫です。問題な… 」
スッ!
一刀が蓮華の方を向いた瞬間
一刀「(ブバッ!!) 」
一刀の鼻から鼻血が放たれた!
蓮華「どうしたのだ一刀!? 」
蓮華は一刀を心配して更に近付こうとするが
ブババッ!!
ますます鼻血の勢いが強くなった。
そしてその様子を見た小助は
小助『ダメだ孫権姉ちゃん!一刀に勝ってもらいたかったら胸と前を隠しながら下がるんだ! 』
何かを感じ取って蓮華に指示をする
蓮華「?わかった 」
サッ!
蓮華は訳もわからず胸と前を隠しながら下がっていった。
冥琳「小助、一体どういうことだ? 」
訳を聞いてみると
小助『さっきの黄色い煙はおそらく幻覚弾だ!そして今の一刀の目に女達は裸に見えるに違いない! 』
蓮華「なっ!?/// 」
全ては小助の言った通りである。
今の一刀の目には服を何重に着ていようが裸に見えるのだ。
源治「・・・さすが一刀の相棒、一刀をよく知っている 」
火神楽源治…頭は悪いがエロ画像の取り込み等によりパソコンの腕はピカイチであり、その際他の新星達の情報も手に入れた。
源治「・・・その結果、一刀は男子校出身のため女に免疫がないことが弱点だとわかった。くらえ一刀! 」
ドキュドキュンッ!!
一刀「がははっ!? 」
動けなくなった一刀を撃ちまくる源治
源治「・・・どうした?それでも新星1の実力者か? 」
源治が一刀を挑発すると
一刀「(奴を倒すには素早く懐に入らなければならない、そのためには一度立ち回らなければならないがそれをすると確実に孫権様達の裸が見えてしまう!?) 」
通常の男ならば天国だろうが一刀にとっては地獄であった。
一刀「(角なる上は!) 」
パチリッ!
一刀は目を閉じて神経を集中しだした。
源治「・・・止めだ一刀! 」
ジャキンッ!!
源治が一刀に銃を構える。
源治「(・・・俺を倒すには懐に入らなければならない、そのためには立ち回りをしなければダメ、だがそんなことをすれば一刀は女の裸を見てしまい倒れてしまう。俺なら幻覚にかかっていようがなかろうが立ち回るがな) 」
チッ…
そして源治が引き金を弾こうとしたその時!
ガバッ! くるっ!
いきなり一刀が立ち回った!
源治「・・・勝った! 」
今までならこの直後、一刀が鼻血を噴いて倒れたのだが
シュバッ!!
源治「・・・なっ!? 」
一刀は鼻血を出さずに源治の前に立ち
ドカカカッ!!
源治「・・・がははっ!? 」
源治を攻撃しまくった!
源治「・・・な…何故!? 」
驚いた源治が一刀を見てみる。
例え目を閉じていたとしても一刀なら妄想で鼻血を出してしまう。
だが一刀の目は
ババンッ!!
完全なる白目であった。
小助『成程、さすが一刀だぜ 』
蓮華「どういうことだ? 」
小助『一刀は真眼の形態に入ったんだよ 』
真眼とは読んで字のごとく真の眼といい、目が白目になり、本来は分身から本物を見つける形態だがこの状態になった一刀の目に人は棒人間のようにしか見えないのだ。
ただし制限時間があり、一刀でも最大時間が3分である。それを過ぎると…
ぽたりっ!
目から血が出て、最悪の場合死ぬ。
一刀「ハッ! 」
慌てて真眼を解除する一刀
源治「・・・まさか真眼を使うなんてな、だが俺も本気を出すとしよう 」
ぐいっ!
源治は眼帯に手を伸ばし、引っ張る
小助『げげっ!?ヤバイぞ!? 』
冥琳「そんなに慌ててどうした? 」
小助『慌てたくもなるさ、源治の目には火の力が溜め込まれていて眼帯を外せば目から強力な炎が出るぞ!? 』
蓮華「何だって!? 」
一刀「止めろ源治!? 」
そんなことになっては大変なので止めようとするが
源治「・・・俺は主君入手とブラのために必ず勝つ! 」
ぐぐいっ!!
そして源治が眼帯を完全に出そうとしたその時!
シュルルーッ!!
平らで丸く、小さなものが回転しながら飛んでいき
ゴッチーンッ!!☆ミ
源治「・・・がはっ!? 」
バタリッ!
源治の頭に直撃して源治を気絶させた。
その瞬間、
思春「源治戦闘不能、北郷の勝ち! 」
源治が倒れた瞬間、一刀の勝ちが確定した。
すると
シュルルーッ!
源治に当たったものが回転しながら降りていき
にゅっ!にゅっ!にゅっ!
バンッ!!
手足が出てきて一匹の亀が現れた。(大きさはミドリガメサイズ)
小助『あっ!あいつは源治の相棒じゃねえか!? 』
小助のいうようにこの亀は源治の相棒の万年である。
すると
万年『おいこら源治!やっと見つけたと思ったら禁術使うだなんてとんでもねえ奴だな! 』
気絶する源治を叱る万年
万年『おい一刀、俺っちの相棒が迷惑かけたようですまねえな 』
一刀「いや別に… 」
万年『この借りは必ずこの馬鹿に返させるからあばよ! 』
スッ!
万年は背中に源治を乗せると
シュシュッ! ボンッ!!
印を結んで大きくなった。(ゾウガメサイズ)
万年『それじゃあ、あばよ! 』
シュルルーッ!!
万年は源治を乗せて回転しながら飛んでいった。
一刀「(何はともあれ、勝負に勝ったのだからよしとしよう) 」
そう思っておく一刀
すると
蓮華「大丈夫か一刀!? 」
蓮華が一刀に近付き
一刀「孫権さ… 」
一刀が蓮華の方を向いた瞬間
ブバッ!! バタリッ!!
蓮華「一刀!? 」
まだ幻覚弾の効き目が続いていたらしく一刀は鼻血を噴いて倒れてしまった。
雪蓮「(あんっ!あの子(源治)ったら何してるのよ!) 」
一刀を僕にできなくて残念がる雪蓮
すると
ガシッ!
冥琳「雪蓮、あなた我々に何か隠していることがあるんじゃないのか? 」
冥琳に肩を捕まれた。
雪蓮「(ドキッ!?)さぁなんのことやら!? 」
とぼける雪蓮だが
冥琳「私とお前の付き合いだ、お前が何かを隠してるくらいわかるのだぞ、あくまで知らないと言い切るのなら酒の量を少なくせねばなあ 」
雪蓮「げっ!? 」
この後、雪蓮は酒を飲みたいためにブラをネタに源治に発破をかけたことを白状し、たっぷりの説教と仕事を申し付けられたという




