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覗き魔を捕まえろ!

新星最後の一人あらわる!

それはある日の夜


カポーンッ!


孫呉の風呂場にて


思春「はぁ〜 」


思春が風呂に入っていた。


この時代、風呂はとても貴重であり(燃料代等)毎日入れるわけではない


というわけで思春は久々の風呂を満喫していた。


思春「さて、体を洗うとするか 」


ザバッ!


そして思春が浴槽から上がった直後


思春「! 」


思春が何かの気配に気づき


スッ!


思春「そこだ! 」


シュッ!


風呂桶を壁に向けて投げつけた!


すると…


カンッ!☆ミ


風呂桶が何かに当たり


シュバッ!!


当たった何者かが逃げ出した。


しかもそいつは去り際に思春にむかって


?「・・・貧乳 」


シュッ!


と一言いって去っていった。


思春「なっ!!♯あいつは一体何者だ!…って待てよ、あの動きはもしや… 」


その頃、政務室では


ポンッ!


一刀「これで終了! 」


蓮華「すまないな一刀、私の仕事を手伝ってもらって 」


一刀「これも主君のためです!それにしばらくお仕えできませんでしたからね! 」


前回一週間もの間、一刀は祭さんの従者になっていたからである。


小助『それより一刀、額のコブは災難だったよな〜♪ 』


一刀「か…からかうでない! 」


蓮華「? 」


実は一刀の額には小さなコブができていた。


その理由は久しぶりに蓮華に仕えられるため一刀が楽しみながら歩いていたらうっかり壁に当たってできたものなのだ。


そしてそんな会話をしていたその時!


ガチャッ!


思春「蓮華様、失礼します 」


バンッ!!


タオルを巻いて髪を下ろした思春がいきなり政務室に入ってきた。


蓮華「思春、どうしたのだその格好!? 」


思春「こんな姿で申し訳ありませんが北郷はいませんか? 」


思春が聞くと


一刀「俺ならここにいるが何か用かな? 」


一刀が返事をした。


その直後


思春「なぁに、ちょっと私の頼みを聞いてくれればいいだけさ 」


チャキンッ…


思春は得物である鈴音の鞘を抜くと


思春「死ねぇーーっ!!♯ 」


ブォンッ!!


一刀「うわっ!? 」


サッ!


鈴音を一刀めがけて降り下ろしてきた。


一刀「いきなり何をするんだ!? 」


思春「何をだと…、それはこちらの台詞だ!貴様、私の入浴を覗くだけならまだしも、貧乳と言いおって絶対許さん!♯ 」


一刀「なっ!?///俺はずっと政務室に… 」


思春「嘘をつくな!風呂場にて私は犯人に風呂桶で一撃を食らわしたのだ!貴様の額のコブが証拠だ!♯ 」


一刀「これは…!? 」


思春「問答無用!♯ 」


ブォンッ!!ブォンッ!!


一刀「うわっ!? 」


政務室の中を逃げ回る一刀を思春が追いかける!


蓮華「やめろ思春!? 」


ガシッ!


一刀を助けるために蓮華が思春を後ろから取り押さえた。


思春「蓮華様、離してください! 」


じたばたっ!!


それでもなお暴れる思春


その時!


はらりっ!


思春が暴れたせいで巻いていたタオルが外れ


ぷるんっ♪


思春の胸が見えてしまった。(下はフンドシ着用)


その瞬間…


一刀「ブバッ!! 」


バタリッ!!


一刀は鼻血を出して倒れてしまった。


蓮華「ほら見ろ思春、一刀が覗きをしたら鼻血を出して倒れるだろう! 」


思春「確かにそうですね、ではあれは一体誰…? 」


そして次の日


カポーンッ!


穏「ふふふのふ〜ん♪ 」


穏がお風呂に入っていると


ギランッ!!


穏「えっ? 」


バッ!


何かの気配に気づいた穏が振り向いて見たものは…


?「・・・ハァハァ/// 」


ババンッ!!


黒い服を着た謎の人物が興奮していた。


穏「きゃーっ!!覗きです〜!!/// 」


バッ!


穏は胸を隠して大きく叫ぶ


そして謎の人物は


?「・・・爆乳! 」


ビシッ!! シュバッ!!


親指を立てて立ち去っていった。


穏「今の動きはもしかして… 」


しばらくして、一刀の離れ


穏「一刀さんどういうことですか〜!!♯ 」


一刀「穏、何をそんなに怒ってるんだ!? 」


穏「怒りたくもなりますよ!素直に見せてと言えば考えてあげたのにコソコソ覗きをするなんて最低です!♯ 」


一刀「(またその件か!?)俺はずっと書物を読んでいたぞ! 」


穏「本当ですか〜? 」


スッ!


穏は一刀が読んでいた本を見てみると


穏「ハァハァ…、この本は初めて読みます〜/// 」


一刀「げっ!? 」


知らない人のために説明すると穏は初めて本を読むと興奮する性格なのだ。


こっそり…


このままでは大変なことになってしまうといち早く察した一刀が部屋から出ようとするが


ガシッ!


穏「逃げちゃダメです〜/// 」


穏に捕まってしまった!


穏「さぁ、穏の興奮を冷ませてください〜/// 」


むにゅっ♪


一刀「がはっ!? 」


ブバッ!!


結局、穏の胸を押さえつけられた一刀は鼻血を出して倒れたという。


そして次の日の朝、最近現れる覗き魔対策のため軍議が開かれた。


冥琳「覗かれた思春と穏の証言によると、覗き魔は北郷と同じくらいの背丈で身が軽く、気配を消すことが可能 」


雪蓮「犯人は一刀なんじゃないの〜? 」


一刀「し…失礼な!俺は覗きなぞせん! 」


小助『そうだ!見るならどうどう正面から挑むぜ! 』


一刀「うむっ!…って違うだろ! 」


冥琳「ともかく、覗き魔が現れるのはだいたいこの時間帯だな 」


シャッ!


冥琳が印をつける。


冥琳「そして今日のこの時間帯に風呂に入るのは… 」


孫呉では入浴時間がバラバラであり前もって決めておいた順番で入るのだ。


そして今日、覗き魔が現れる時間帯に入るのは…


『蓮華』


バンッ!!


蓮華「私か!? 」


自分だったことに驚く蓮華


雪蓮「あらあら、今日は蓮華が一刀に覗かれたって騒ぐのね♪ 」


蓮華「楽しまないでください!! 」


雪蓮「どうせならタオル一枚で現れなさいよ、ポロリしたら面白そうだから♪ 」


蓮華「嫌です!!♯ 」


蓮華と雪蓮が言い争っていると


小助『なぁ一刀、今回の犯人って… 』


一刀「あぁ、あいつに間違いないな 」


実は一刀と小助は犯人の目星がついていた。


すると


一刀「孫権様、俺に策があります 」


一刀は蓮華に向かって言った


しばらくして


カポーンッ!


蓮華が時間通りに風呂に入っていると


ヌッ!


姿を消した覗き魔が現れた。


?「・・・(さて、今夜の乳はどんな大きさかな?) 」


覗き魔が蓮華を見つめていると


ザバッ!


蓮華が風呂から上がった。


その直後…


「忍法・気伝網! 」


シュババッ!!


?「・・・なにっ!? 」


ぐるるーっ!!


突如、蓮華の背中から気でできた網が放たれ、覗き魔を捕まえた。


?「・・・一体何故!? 」


覗き魔が驚いていると


カパッ!!


突如、蓮華の頭が外れ


ニュッ!


一刀「犯人めしとったり! 」


一刀の頭が現れた!


実はこの蓮華は絡繰り(カラクリ)でできた人形であり、中から一刀が操っていたのだ。


?「・・・一刀!?お前も来ていたのか!? 」


一刀「お前は相変わらずスケベな性格のようだな 」


一刀は覗き魔に心当たりがあり


スゥ…


覗き魔の術が解けて覗き魔の姿が見えてくると


バンッ!!


そこには焔耶のような髪型だが黒い部分が赤でお下げがあり、左目には黒の眼帯をしていて、全身が頑丈そうな忍者服を着た男がいた。


一刀「やはりお前か、火神楽源治 」


この男は一刀と同じ忍者であり新星(ルーキー)最後の一人の火神楽源治なのだ!


源治「・・・まさか一刀がいたなんてな!?不覚! 」


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