祭さんは一刀の主君
前回の話の後、一刀はひどい目に遭いました。
ある日のこと
パチンッ!
祭「どうじゃな策殿? 」
雪蓮「むむっ!? 」
祭と雪蓮が碁をしていた。
雪蓮「ダメだ〜!?降参よ 」
祭「フフッ!碁で儂に勝てるわけなかろう 」
実は祭は呉軍では冥琳に次いで碁が得意であった。
祭「さて、勝利の酒でも… 」
ぐいっ!
祭は酒を飲もうとするが
ぴちょんっ!
酒壺の中に酒がなかった。
雪蓮「あ〜ら残念ね祭、それ以上酒を飲んだら冥琳に怒られちゃうしね♪ 」
実は冥琳が酒を飲みまくる二人に対して全員に城で飲む酒の量を強制していた。(破ったら一ヶ月禁酒)
いつもなら悔しがる祭だが
祭「フフフッ!それはどうかのぅ 」
パチンッ!
祭が指を弾くと
シュッ!
いきなり何かが現れて
スッ!
祭の横に酒を置くと
シュバッ!!
その者は立ち去っていった。
そして
グビッ!!
祭「プハッ!勝利の1杯はやはりうまい! 」
祭は置いていった酒を飲むのだった。
雪蓮「今のは誰なのよ!? 」
雪蓮が祭に聞くと
祭「あやつか?あやつは儂の僕じゃ 」
雪蓮「僕!? 」
そしてその祭の僕はというと
?「ハァハァ…!? 」
パサッ!
祭の僕は頭巾を取る
その正体は…
一刀「すまぬ冥琳よ 」
バンッ!!
やはり一刀であった。
普段一刀は酒を飲まないが冥琳に『酒を飲む訓練をする』と偽って一刀の分の酒を用意させていた。
何故一刀がこんなことをしているのかというと、ことの始まりは数日前にさかのぼる。
数日前
一刀「祭殿、只今戻りました! 」
祭「おぉ、遅かったではないか 」
前回の祭のお使いで益洲から帰ってきた一刀
一刀「これが約束の品です! 」
スッ!
一刀は懐から酒壺を取り出すと
祭「おぉ!それじゃ、では早速飲むとしよう♪ 」
パシッ!
祭は一刀の手から酒を奪い取った。
一刀「そ…それでは俺はこれで… 」
祭「うむ、ご苦労じゃったな 」
シュバッ!!
そして一刀が立ち去ると
祭「さて、早速益洲で有名な酒を飲むとするか♪ 」
グビッ…
祭は酒を飲み出すが
ブバッ!!
いきなり噴き出した!
祭「何じゃこれは!?水ではないか!?おのれ北郷、儂をだましおったな♯ 」
というのも前回酒を消失させてしまった一刀は誤魔化すために酒壺に水を入れて誤魔化したのだった。
その頃
一刀「ハァハァ…ここまで逃げれば大丈夫だろう!? 」
祭がいた場所から遠く逃げた一刀は安心していたが
ドドドォーーッ!!
一刀「んっ? 」
いきなり物凄い音がしたかと思うと
祭「どこじゃ北郷ーっ!!♯ 」
祭が怒りながら一刀を探していた!
一刀「やばい!? 」
スッ…
この場所にいたら見つかってしまうと勘づいた一刀は直ぐ様逃げようとするが
祭「見つけたぞ!♯ 」
祭に見つかってしまった!
ぐぐっ…
そして祭は得物である多弦双弓の狙いを一刀にさだめると
祭「覚悟せい!♯ 」
シュパンッ!!
いきなり矢を放ってきた!(もちろん矢の先は潰していない実戦用の矢)
一刀「うわっ!? 」
シュバッ!!
その後も一刀は祭から逃げ続けるが
怒りまくる祭から逃げきれるはずがなく
一刀「しまった!? 」
バンッ!!
一刀は行き止まりに追い詰められてしまった!
そして
ドンッ!!
祭「さて観念するがよい!♯ 」
コキコキンッ!!
祭が腕を鳴らしながら一刀にジリジリ迫ってくる!
一刀「あわわ!? 」
このままでは殴られてしまうと思いきや
祭「お主なら殴るより乳攻めの方が効果的じゃな♪♯ 」
わしっ!
祭は自分の爆乳を持ち上げて言う
普通の男なら乳攻めされれば喜ぶのだが
一刀「ひえっ!? 」
一刀にとってはゲンコツの方がマシであった。
すると一刀は
一刀「も…申し訳ない!何でも言うこと聞きますので勘弁してください!! 」
ガバッ!!
土下座して頼み込んだ。
祭「(大げさな奴じゃのぅ)何でも言うことを聞くと言うのじゃな 」
一刀「はい!ですから私刑は勘弁を! 」
すると祭は
祭「ならば一週間儂の僕になってもらおう、もし一度でも背いたら乳挟みするから覚悟せい! 」
一刀「ぎょ…御意! 」
こうして一刀は祭の僕となった。
これがすべての始まりだったのだ!
それからというもの…
祭「一刀、儂に変化して代わりに部隊の訓練をしてくれ! 」
一刀「ダメです!どうせ街に酒を飲みに… 」
祭「そうか、そんなに乳攻めを食らいたいか… 」
一刀「御意っ!? 」
ドロンッ!!
またあるときは…
祭「一刀、疲れたから肩をもめ! 」
一刀「(意外と普通だな)御意! 」
もみもみっ!
普通に祭の肩をもむ一刀
すると
祭「お主、肩もみがうまいではないか 」
一刀「主君の肩が疲れた時のためにと昔からコツを教えてもらっていたので 」
コイツはホントに主君命である。
ピキンッ!♯
そして祭さんは肩もみが自分のためでなく真の主君である蓮華のためだと知ると
祭「(お仕置きに少しからかってやろう♪)肩はもうよい、次は腰をもんでくれ 」
一刀「御意! 」
もみもみっ!
肩もみだけでなく腰もみもうまい一刀
そして祭はイタズラとして
祭「では次は胸をもんでくれ 」
と言うと
一刀「御意! 」
さっきまでの調子につられ
もみっ…♪
一刀が祭の爆乳をもんだ直後
ブバッ!!
一刀「がはっ!? 」
バタリッ!!
一刀は鼻血を噴いて倒れた。
祭「(少しからかい過ぎたかのう) 」
そんなこんなな毎日が続き、最終日の夜
一刀の離れ
祭「ぷはーっ!!酒はやはりうまい!! 」
この日も祭さんは一刀の分の酒を飲んでいた。
一刀「(やれやれ、自業自得とはいえ地獄の一週間であった) 」
これでまた明日からは蓮華の護衛ができる!
一刀がそう思っていると
祭「北郷、儂だけが飲むのもなんじゃしお主も飲め! 」
スッ!
祭さんが一刀に酒を勧めてきた。
一刀「い…いえ、俺は酒は結構で…!? 」
一刀が断ろうとすると
祭「そうか、そんなに乳攻めを… 」
一刀「御意っ!? 」
乳攻めを武器に一刀に酒を飲ませようとする祭
一刀「では少しだけ 」
スッ!
一刀はお猪口を祭に渡すが
祭「そんなもんで納得できるものか!男なら一気に飲まんかい!! 」
ぐいっ!!
一刀「ふごっ!? 」
祭は一刀の口に酒壷を無理矢理入れ
スッ!
鼻をふさいだ。
祭「ほれほれ、酒を全部飲まねば窒息するぞ! 」
一刀「ふごっ!? 」
ごくごくっ!!
窒息を避けるため酒を飲む一刀
そして酒が無くなったときには
ぽわ〜っ
すっかり一刀の顔が赤くなっていた。
一刀「うぃ〜っ/// 」
酔っぱらってしまった一刀
祭「ふむっ!お主もいける口ではないか! 」
祭さんが一刀の飲みっぷりを誉めると
一刀「しかし今日は暑いでしゅね〜/// 」
バサッ!
一刀はいきなり上着を脱ぎ捨てた。
祭「(酒を飲んで体が暑くなったのじゃろう、しかし中々いい体つきじゃな) 」
祭が一刀の体を眺めていると
一刀「祭さんも暑いでしょう、手伝ってあげますよ/// 」
祭「(手伝う?まぁ少しくらいならいいじゃろう♪)では頼むぞ 」
祭さんはまた一刀をからかうつもりだったのだが
一刀「ではっ!/// 」
ジャキンッ!!
祭「へっ? 」
一刀は得物の気伝丸を抜いて構えると
シュパパンッ!!
高速の速さで切りつけ、いつの間にか一刀は祭の後ろにいた。
チャキンッ!
そして刀を鞘に戻した直後
バラリッ!!
ぷるんっ♪
祭「なっ!?/// 」
祭さんの服が切り裂かれ下着姿になった!
しかも祭さんはブラを着けない派なので下着はパンツのみだ!
この祭さんの姿に一刀は
一刀「ブバッ!! 」
いつものように鼻血を流すが
よろっ…
倒れずに何とか持ちこたえた。
祭「(いつもと様子が違う、何が起きたのじゃ!?) 」
実は一刀にはちょっとした問題点があった。
一刀はお猪口1杯の酒なら平気だが、それ以上飲むと一刀の無意識のうちに相手の服を無理矢理脱がすという変態と化するのだ。(この時の記憶は一刀には残らない)
一刀「げひひっ!まだ下着が残ってますね♪/// 」
ジャキンッ!!
祭「ひっ!? 」
祭さんのパンツを脱がそうとする一刀
祭「じゃが儂だってそう簡単には捕まらんわい! 」
ダッ!
祭は胸を隠しながら一刀から逃げる!
一刀「待て待て〜っ/// 」
ダッ!
祭さんを追いかける一刀
ドタバタッ!!
そしてしばらくの間、一刀の離れにて音が響いた。
祭「くっ!?こうなったら外に逃げるしかない! 」
ダッ…
離れの中にいてはいずれ捕まると感じた祭さんは離れから出ようとする。
だが
シュッ!
一刀「パンツ取ったりーっ!!/// 」
祭「なっ!?/// 」
すでに時遅く、祭さんのパンツは一刀に取られてしまった。
ぐぐっ!!
しかも祭さんは離れを出る時に入り口を強く踏んでしまい!
ピューッ!!
祭「うわーっ!?/// 」
離れの仕掛けを起動させてしまい裸の祭さんは飛ばされてしまった。
※一刀の離れの入り口には罠としてトランポリンが仕掛けられており強く踏むと飛ばされる。
一刀「祭さんの脱衣完了!/// 」
そして一刀は叫ぶと
バタリッ!!
一刀「ZZZ〜 」
疲れてその場で眠りだしてしまった。
そして祭さんはというと
祭「どうして儂がこんな目に遭うんじゃ!?へっくち!! 」
裸の祭さんは木に引っ掛かっており降りられなくなっていた。
そしてその翌日の朝
一刀が離れで祭さんのパンツを持って寝ているのが発見され、裸の祭さんが木に引っ掛かっているのが発見され二人は冥琳の説教を受けた。
更にその後、一晩中裸で外にいた祭さんは風邪を引いてしまい、一刀に襲われたトラウマでしばらく禁酒したという




