玲の秘密
江東を袁術から奪還し、祝勝会を開く一刀達呉軍
だが城内に玲が現れ、更に玲の相棒である猪の牡丹が現れまた何か騒動が起きそうであった。
玲「う…う〜ん!? 」
牡丹の突進を食らった玲がようやく目を覚ました。
牡丹『ごめんね玲、つい懐かしかったんだからさ 』
※前話で説明したように猪の突進をもろに食らうと内臓破裂の恐れがありますが玲は土門一族特有の頑丈であるため食らっても気絶するくらいですみます
ちなみに牡丹は何故来たのかというと
牡丹『それにしてもこんなとこで愛しの小助ちゃんに会えるなんて思わなかったわ♪ 』
ギューッ！
小助『ぎゃーっ!? 』
牡丹(♀)は小助のことが好きだったのだ。(小助本人は嫌っている)
玲「まぁこんなとこで相棒の牡丹に会えるなんて俺は運がいい、一刀！俺と勝負しろ！ 」
ビシッ！
玲は一刀に指を向けるが
一刀「断る！ 」
ビシッ！
勝負を断る一刀
玲「なっ!?お前逃げるのかよ！ 」
一刀「お前とは戦いたくない！ただそれだけだ！ 」
一刀が玲に言うと
雪蓮「(何だか面白そうな予感ね♪) 」
持ち前の勘でこの後、何かが起きそうだと察知した雪蓮は
雪蓮「いいじゃないの一刀、勝負してあげればさ♪ 」
一刀に玲と勝負するよう仕向ける
一刀「しかし… 」
雪蓮「こいつ(玲)は私の命の恩人なのよ、私の命令を聞きなさい！ 」
確かに玲が助けなければ雪蓮は死んでいたかもしれない
一刀「だが… 」
それでも勝負を了承しない一刀に
雪蓮「(じれったいわね〜！こうなったら！) 」
しびれを切らした雪蓮は
雪蓮「一刀！ 」
一刀「はいっ!? 」
一刀の顔を自分に向けさせると
ぐいっ！ むにゅっ♪
全員『!? 』
雪蓮は一刀の顔を自分の胸に押し付けた！
一刀「ぶほっ!? 」
ブバッ!!
雪蓮の胸の中で鼻血を出す一刀
雪蓮「戦ってあげなさい！でないともっとすごいことするわよ〜 」
ぐりぐりっ！
雪蓮は一刀の顔を押さえつけまくる！
一刀「りょ…了解！ 」
そして仕方なく一刀は勝負を受けてしまった。
玲「(こいつまだその癖(鼻血)が治ってなかったのか、だったら好都合だぜ！) 」
しばらくして
バンッ！
戦いの場として全員が鍛練場へと移動した。
雪蓮「何だか面白くなりそうね♪ 」
冥琳「まったくお前はもう 」
蓮華「一刀は大丈夫だろうか 」
思春「北郷は簡単には負けませんよ。だがあの玲という者は一撃一撃が重い 」
玲の拳を食らった思春はその威力をわかっていた。
思春「そして北郷には弱点がありますからね 」
祭「それをどうするかが見物じゃのう 」
みんなが舞台に注目するなか
玲「試合方法は二重戦だ！どちらかが全滅したら負けだぞ！ 」
一刀「承知 」
二重戦…忍者と相棒が二人一組で戦いあう試合方法。相棒とのチームワークが重要
玲「俺達の絆を見せてやろうぜ牡丹！ 」
牡丹『任しなさい！ 』
小助『お前、この試合をどう進める気だ？ 』
一刀「まぁ一撃を食らわないよう避けるまでさ 」
互いに相棒と話し合うと
亞莎「それでは試合開始です！ 」
ゴォーーンッ!!
銅鑼が鳴らされて試合が開始した。
玲「先手必勝！ 」
バッ！
玲は牡丹を残して攻める！
ザッザッ！
その間牡丹は突進する力をためる
玲「おらっ！ 」
ブォンッ!!
玲のローキックが一刀に迫る！
一刀「フンッ！ 」
バシンッ！
玲のローキックを受け止める一刀
バッ！
そして一刀は玲から距離をとると
一刀「火遁・火炎弾！ 」
ボッ！
火の弾丸を玲に放った！
玲「んなもん食らうかよ！ 」
カカカンッ!!
火炎弾を素手で弾く玲
蓮華「さっきも手裏剣を打ち返したがあいつの手は大丈夫なのか!? 」
確かに手裏剣や火炎弾を素手で弾けば手が傷つくのだが
玲「心配無用！俺にはこれがあるからな！ 」
スッ！
玲は自分の手に装着している手甲を観客席の蓮華達に見せる。
玲「これが俺の得物・玄武だ！ 」
この玄武という手甲は特別固い金属でできておりそう簡単に破壊はできないのだ。そしてとても重いため玲なみの怪力でないとうまく扱えない。
一刀「得物を破壊するのは難しいというわけか 」
玲「その通り！そしてもうお前は終わりだぜ！ 」
一刀「なにっ!? 」
一刀が玲の発言に驚くと
シュルッ！
玲「そらよっ！ 」
ギュッ！
一刀「うわっ!? 」
玲は腰に巻いていたジャージをほどいて一刀の体に巻き付けた。
玲「俺のジャージは俺の思いのままに伸びるのさ！牡丹、今だ！ 」
玲が牡丹に叫ぶと
牡丹『任せなさい！ 』
ダダッ!!
さっきまで力をためていた牡丹がダッシュして突進してくる！
そして…
ドグボッ!!
牡丹は身動きのとれない一刀に激突した。
ドサッ！
そして巻かれた一刀が倒れると
玲「どうだ！これが俺の忍法・超突猛進だ！ 」
蓮華「一刀!? 」
突撃を食らった一刀はピクリとも動かない
牡丹『ねぇ玲、小助ちゃんには当たらないようにしたけどちょっとやりすぎじゃない？ 』
牡丹が玲に聞くと
玲「ダメだ！奴には恨みがあるんだ！ 」
玲が一刀を恨む理由、それは10年前、新星ナンバー１を決める大会で発生した。
この日は珍しく新星が全員集まったため大会が開かれたのだが
その大会の一回戦にて
幼い一刀「はっ！ 」
ドカッ！
幼い玲「うわっ!? 」
バタッ！
当時７歳の一刀(小助はまだいない)が玲を倒した。
その後
幼い玲「お前強いな、また俺と戦ってくれよ♪ 」
スッ！
玲が握手するため手を出すと
幼い一刀「うんっ！君は強いし歓迎さ 」
ギュッ！
握手を返す一刀
幼い玲「(ポッ///)んでもって…次に俺と戦って俺が勝ったら… 」
この後の言葉が玲を傷つけた！
幼い一刀「男同士の約束だね！ 」
ピキンッ！♯
７歳では男女の区別がつけにくく、更に当時の玲は黒髪で一人称が俺のため当時一刀は玲を男だと思っていた。
この言葉を聞いた玲は
パシンッ！
握手を無理矢理やめると
幼い玲「か…一刀のバカヤローッ！♯ 」
ダダッ!!
泣きながら走っていった。
幼い一刀「？僕何かしたの？ 」
翌日、一刀は母から玲は女の子だと聞いて謝りにいったのだが会ってもらえず新星の集会の時もわざと調整されその後、10年間会うことはなかった。
この事は玲と一刀しか知らない
しかも一刀はそれが原因で恨まれているのを今でも知らないのだった。
そして現在
玲「どうやらくたばったようだな！ 」
スッ！
玲が巻かれた一刀に近づくと
バリッ！ ガシッ！
玲「なっ!? 」
いきなり一刀の腕が現れ、玲の足をつかんだ！
一刀「今のはいい一撃だったが発動時間が長いのが欠点だ！ 」
ズボッ!!
そして一刀は軽傷の姿で脱出した。
一刀「食らう直前に土遁・砂鎧の術を発動して防御を高めたのさ、まぁ落ちた時に頭を打って少し気を失ったがな 」
砂鎧の術…纏う砂の量により強くも弱くもある鎧を作る術。
そしてここは鍛練場のため土が有り触れているため強度の鎧を作ることができたのだ。
玲「さすがは新星ナンバー１の北郷一刀、小細工が通用しないってなら 」
ぷちぷちっ…
玲は胸元のボタンをはずすと
バサッ！
玲「これでも食らいな！くの一秘伝・色香の術！ 」
玲は上着を脱ぎ捨てて上半身下着姿になった！
くの一秘伝・色香の術…くの一(女の忍者)が自分の美貌を武器に使う術。
ぷるんっ♪
玲の亞莎より少し大きい胸が揺れる！
冥琳「まずい!?北郷は女の色気に弱いんだ!? 」
蓮華「一刀!? 」
玲「(さぁ、鼻血出して倒れやがれ！) 」
余裕の表情の玲だが
一刀「それがどうした！ 」
玲「へっ!? 」
一刀の様子はいつもとかわらない
一刀「そりゃっ！ 」
グイッ！
玲「うわっ!? 」
バッターンッ!!
玲の足をつかんでいた一刀は足を引っ張って玲を転ばせた！
その時！
バッシーンッ！
地面に叩きつけられた衝撃で玲の胸元から何かが飛び出した！
小助『何だこれ？ 』
ヒョイッ
小助が拾ってみると
ぷにぷにっ
小助『これは!?肌色の胸パット!?しかも極厚!? 』
ちらっ…
そして小助が玲の胸を見てみると
ぺった〜ん
小助『見事な洗濯板だ！ 』
実は玲の胸は偽乳であり本当は貧乳であった。
雪蓮「そういえば一刀って貧乳には反応しないんだったわね 」
ちなみにその理由は玲にあった。
10年前、一刀は玲と会ってなかったといってるが実は玲は黒髪から桃髪へと変え女らしい格好と仕草をして一刀に会っていたのだ。
幼い玲「ねぇ私の胸を見てくれ！ 」
そして色香の術で見事な洗濯板を見せつけた結果
一刀は貧乳には反応しなくなったのだった。
ちなみに一刀はその女の子が玲だとは現在も知らない
ちなみに孫呉の胸の対比図
１、雪蓮・冥琳・穏・祭
５、蓮華
６、亞莎・葵
８、思春・明命
10、シャオ・玲
である。
貧乳が発覚された玲は
玲「せ…洗濯板で悪いかバカヤローッ！♯ 」
バサッ！ ダダッ!!
上着を被って泣きながら走り出すと
シュバッ！
塀を飛び越えていった。
牡丹『待ってよ玲!? 』
ダダッ!!
そして牡丹も玲の後を追って出ていった。
一刀「？俺は何かしたのか？ 」
一刀は玲が泣き出した理由がわからなかった。
そしてその後、玲は主君をもたないフリーの忍者になったという
そしてみんなが去った後
シャオが鍛練場で一人残って何かを見つめていた。
シャオ「胸パット…これがあればシャオもおっぱいが大きく!? 」
一人、玲が残していった胸パットを見つめるシャオであった。
この場を借りてお知らせです。西森の同作品である乙女大乱改で次回作アンケートを実地しています。
締め切りは６月22日終了まで
まだの人はドシドシ待っています
