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北郷流の掟

ペチペチッ!


一刀「(んっ…) 」


一刀はさっきまで気を失っていたが誰かが叩く音で目が覚めたようだ。


一刀「(いったい誰が?) 」


パッ…!


一刀が目を開けようとした瞬間


ブォンッ!! バッチーンッ!!


一刀「ぐほっ!? 」


一刀は『さっさと起きんかい!』と書かれた立て札を持った小助に殴られた。


小助『ようやく起きやがったなこの野郎 』


一刀「小助、俺が気を失っている間に何があったんだ? 」


一刀が小助に聞くと


小助『自分の状況をよく見てみろよ 』


一刀「えっ? 」


一刀が小助に言われた通り自分の体を見てみると


バンッ!


一刀「なっ!? 」


一刀は縛られていた。


小助『お前、何をやらかしたのか考えてみろ 』


一刀「別に何も… 」


一刀は自分が何をしたのか考える。


そして一刀が女の裸を見たことを思い出した瞬間!


ブハッ!!


一刀の鼻から勢いよく鼻血が噴出した。


小助『お前って結構うぶなんだな 』


一刀「ほっとけ! 」


今度は倒れずに持ちこたえた一刀


そしてその時!


ギィッ!


部屋の扉が開くと


祭「目が覚めたようじゃな 」


銀髪の女性が入ってきた。


一刀「あなたは俺を助けてくれた… 」


祭「黄蓋じゃ、以後そう呼ぶがよい。詳しく言うなら助けたのはわし一人じゃないがな 」


祭が言うと


バタンッ!


?「祭、あの子はどうなの? 」


桃色ロング髪の女性がいきなり入ってきた。


一刀「この者は? 」


祭「失礼なことを言うでない、この方こそお前をここに連れてくるよう言った人物であるぞ 」


一刀「そうでしたか、それはありがとうございます 」


ぺこりっ


助けてくれたお礼に頭を下げる一刀


?「お礼なんて別にいいのよ天の御遣い君♪ 」


一刀「は? 」


小助『この姉ちゃん何を言ってるんだ? 』


見知らぬ言葉に首を捻る一刀と小助


?「天の御遣いってのは乱世を静めるために現れる救世主のことよ流星に乗って現れるって聞いたけど、あなたは占い通りに流星に乗ってやってきたんだから御遣いに間違いないわ♪ 」


ぎゅっ!


桃色ロング髪の女性は一刀の手を握りながら言う


一刀「は、はぁ… 」


桃色ロング髪の迫力に押される一刀


一刀「しかしすまないが俺は天の御遣いなんてものじゃないし、用があるので失礼する 」


?「あら、そんな姿でどうする気?その縄をほどいたならどこに行っても構わないわよ♪ 」


今の一刀は体を縄で縛られている。しかも縄は桃色ロング髪の女性がきつく縛っているため簡単には脱出できないのだが


一刀「承知した! 」


すると一刀は


はらりっ


?・祭『!? 』


二人の目の前で縄をほどいてみせた


一刀「縄脱けは基本だからな 」


小助『こいつを縛るなら全身くまなく縛らなきゃダメだぜ 』


一刀は縄脱けすると


一刀「それでは用があるので失礼する 」


小助『あばよっ! 』


スッ!


荷物をまとめてそのまま部屋を出ようとする。


?「ちょっと待ちなさいよ!? 」


一刀「約束は約束だ。では ! 」


スッ!


一刀が部屋を出ようとしたその時!


ドンッ!


部屋に入ろうとした誰かとぶつかった。


一刀「いたた…大丈夫ですかな? 」


一刀がぶつかってしまった相手を見てみると


?「あぁ…何とか大丈夫だ 」


バンッ!


そこには風呂場で出会った桃色髪の女性がいた。


じーっ


二人は互いに見つめあった後


?「お…お前は風呂場の!!♯/// 」


一刀に対して顔を赤くしながら怒りまくる女性


そして一刀は


一刀「あなた様はあの時の!?失礼しました!! 」


ガバッ! ドンッ!


頭が地に着くくらいの土下座をした。


一刀「あの時はとても申し訳なく思っております!ですから俺は今日よりあなた様に仕えさせていただきます! 」


全員『えっ!? 』


一刀と小助以外の全員が驚く


?「ちょっと蓮華、御遣い君に何をしたのよ!? 」


蓮華「私だってわかりません!どういうことなのかちゃんと説明しろ! 」


一刀とぶつかった桃色髪の女性が聞くと


一刀「わかりました。説明をいたします! 」


スッ!


一刀はカバンの中から一冊の本を取り出す。


その本には『北郷流の掟』と書かれていた。


蓮華「どれっ? 」


パッ! パララーッ!


蓮華は本を読んでみるが


?「何て書いてあるの? 」


桃色ロング髪の女性が聞くと


蓮華「この本によると『北郷流忍術継承者が男の場合、もし仕える主君が決まらず先に女を辱しめた場合、問答無用でその女に仕えるべし』と書かれています 」


この本は外国人が主君になった時のため、同じことが十二ヶ国で書いてあるためこの世界の人でも読むことができるのだ。


一刀「というわけで、この北郷流忍術20代目継承者・北郷一刀、あなた様にお仕えいたします! 」


ほとんど押し売りである。


蓮華「悪いがお前のような奴はいらな… 」


蓮華が最後まで言おうとすると


一刀「ホントのことを言うと、そのような掟がなくても俺はあなた様にお仕えするつもりでした 」


蓮華「どういうことだ? 」


一刀「あのぅ、それは…/// 」


一刀がもじもじしながら言おうとしたその時!


チリンッ…


鈴の音が聞こえたかと思うと


バッ!


誰かが一刀に斬りかかっていく!


一刀「! 」


サッ! スカッ!


だが一刀はとっさに危険を感じて攻撃を避けた。


そしてさっきまで一刀がいた場所には


バンッ!


濃い紫色の髪をしてお団子を一つつけた目付きの鋭い女性がいた。


一刀「(この人、できる)何故斬りかかる!名を名乗って理由を聞かせてもらおう! 」


一刀が言うと


思春「我が名は甘寧、理由は貴様が蓮華様にむやみに近づき、そして蓮華様の裸を見たからだ! 」


蓮華「思春!? 」


思春に言われた一刀は


一刀「あ…あれは事故だ! 」


だら〜っ


小助『鼻血流しながら言っても説得力ないぞ 』


一刀は蓮華の裸を思い出して自分でも気づかないうちに鼻血を出していた。


思春「それと、話は全て聞かせてもらった。蓮華様の護衛は私一人で十分だ!貴様は消えろ! 」


思春が言うと


一刀「断る!失礼ながら俺は自分の武術には自信がある!護衛には自信があるのだ! 」


一刀が言うと


ピキンッ!♯


思春「それは私では護衛が役不足ということか?♯だったら私と勝負しろ!勝った方が蓮華様の護衛をつとめるのだ! 」


蓮華「ちょっと思春、何を勝手に… 」


当の本人である蓮華を無視して勝手に話が進められていく


?「(ピカッ☆) 」


その時、桃色ロング髪の女性が何かをひらめいた。


?「だったらこうしましょう♪一刀だったけっけ?あなたが勝ったら蓮華の護衛につくことを認めるわ、だけどもし負けたら私の護衛をすること♪ 」


蓮華「ちょっと姉様、何を勝手なことを! 」


?「だって〜、私だって護衛欲しいんだもん♪これは王命令だから口出し無用よ! 」


桃色ロング髪の女性が言うと


一刀「王?姉様?失礼だがあなたの名前は? 」


?「そういえばまだ名前を教えていなかったわね 」


今さらである。


孫策「私の名は呉の国の王・孫策!蓮華は私の妹よ、名前は孫権といってお尻の形がきれいなの♪ 」


蓮華「ちょっと姉様!/// 」


姉の言葉に顔を赤くする蓮華


そして一刀は


一刀「(お尻の形がきれい…) 」


風呂場での蓮華の姿を思い出した瞬間!


ブバッ!! バタンッ!


ものすごい鼻血を噴いて一刀は倒れてしまった。


小助『余計な妄想しやがって 』


孫策「これじゃあ、すぐに戦いは無理だから少し時間が必要ね 」


一刀と思春の戦いは時間をおいて行われることになった。


思春「(ふんっ!こんなふざけた奴に私が負けるはずがない) 」


ちぐはぐな感じですが完結めざして頑張ります!

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