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天の御遣い

一挙二話投稿です

北郷流忍者である北郷一刀は18歳になり掟として相棒の小猿・小助を連れて主君探しの旅に旅立った。


だがその途中、ブラックホールのようなものが出現し、一刀と小助を吸い込んでしまうのだった。


その数時間前、とある広野


サァーッ!


この場所で二人の女性が酒を飲んでいた。


?「んーっ!やっぱりお酒はおいしい♪ 」


?「月夜がきれいじゃし、まさに絶好の酒飲み日じゃな♪ 」


二人が酒を飲んでいると


?「それにしても袁術ったらムカつく!♯私達を道具でしか見てないのよ!誰かあのガキを倒すのに協力してくれないかしら? 」


桃色のロング髪で赤のドレスを着た女性が言うと


?「そういえば策殿、最近街で有名な噂を聞いたことがあるか? 」


銀髪の女性が言うと


?「何なのよ、その噂って? 」


?「なんでも管輅とかいう占い師が言っておって『流星に乗りし男、天の御遣いでありこの大陸を平和にしてくれるであろう』と言っているそうじゃ 」


?「ふ〜ん、その天の御遣いって強いのかしら?だったら袁術なんて軽く倒してほしいわ 」


グビッ!


桃色のロング髪の女性が酒を飲むと


キランッ☆


?「おっ!見よ策殿、星が輝いておる 」


?「ホントだ流れ星かしら?だったら消えないうちに三回願い事をすれば願いが叶うって聞いたことがあるから願ってみましょ♪ 」


ギュッ!


桃色ロング髪の女性は両手を合わせると


?「袁術殺したい!袁術殺したい!袁術… 」


キィンッ!


?「おい策殿!? 」


?「話しかけないでよ!流れ星が消えちゃうじゃない! 」


?「いや、その流れ星じゃがこっちに向かってきておるぞ!? 」


?「えっ? 」


銀髪の女性の話を聞いて桃色ロング髪の女性が流れ星を見てみると


ゴォッ!!


流れ星は二人に迫ってきていた。


?「きゃあっ!? 」


?「逃げるぞい!? 」


ササッ!


ドッコーンッ!!


間一髪避けて直撃を避けた二人


?「何が落ちたの!? 」


?「隕石でも落ちてきたのか!? 」


スッ!


二人が落ちてきたものを確認しようと近づく


するとそこには


バンッ!


一人の男が倒れていた。


?「誰なのこの子?変わった服着てるわね!?でも連れて帰ったらなにかいい予感がするから連れて帰ろっと♪ 」


?「何故そう思うのじゃ? 」


銀髪の女性が聞くと


?「私の勘よ♪私の勘は当たるんだから♪ 」


ハッキリ言う桃色ロング髪の女性であった。


しばらくして


一刀「うぅ… 」


一刀の目が開くと


バンッ!


一刀「ここはどこだ? 」


周りは見知らぬ部屋であった。


一刀「確か俺はあの時、ブラックホールのようなものに吸い込まれた後、気を失って… 」


一刀が何が起こったのか順に考えていると


小助『う〜ん… 』


一刀「おぉ小助、無事でよかった 」


一刀の近くで小助が寝ているのを見つけた。


小助『ここどこだ? 』


一刀「わからん、俺もさっき目が覚めたばかりなのだ 」


一刀と小助が話し合っていると


ガチャッ!


?「目が覚めたようじゃな 」


銀髪の女性が部屋に入ってきた。


一刀「何奴!? 」


サッ! スッ!


女の姿を見た途端、一刀は部屋のすみに行き、背中に背負っている刀を握る


?「物騒な奴じゃのぅ!?わしはお前をここまで連れてきたものじゃぞ!? 」


銀髪の女性が言うと


一刀「そうでしたか!?それは忝ない(かたじけない) 」


チャキンッ!


一刀は刀を鞘に戻した。


一刀「よくわからぬが助けていただき感謝いたします!ではこれにて 」


スッ!


一刀は荷物をまとめて出ようとする


?「おいこらっ!待たんかい! 」


銀髪の女性が一刀を止めようとしたその時!


ガチャッ!


?「祭、あの子は起きた? 」


桃色ロング髪の女性が部屋に入ってきた。


祭「策殿、いきなり入ってくるでない! 」


?「別にいいじゃないの♪であの子はどこなの? 」


祭「あやつならそこに… 」


祭という女性は一刀がいた場所を指さすが


パッ!


祭「ありゃっ!? 」


祭が桃色ロング髪の女性に気をとられているうちに一刀の姿が消えていた。


祭「しまった!?わしとしたことが逃げられてしまうとは!? 」


?「しっかりしてよ祭 」


祭「策殿がいきなり入ってくるからじゃ!♯ 」


二人が言い争っているその頃、一刀はというと


一刀「俺はこんなところにとどまっている場合ではないのだ!早く主君探しをしなければ! 」


シュシュンッ!


一刀は屋根の上をすばやく渡っていた。


その時


小助『それにしても一刀、ずいぶん汚れてるじゃないか 』


小助が一刀の汚れを指摘した。


一刀が落ちた場所は砂地であり当然一刀の体は砂だらけであった。


一刀「確かに…仕える主君がきれい好きならば困るな、何処かで洗わなければ… 」


じーっ!


一刀が目を凝らして洗う場所を探していると


パッ!


一刀「浴場(風呂場)発見! 」


一刀は目を凝らすことにより遠くのものを見ることができるのだ。


シュッ!


すかさず風呂場へと向かう一刀


しかしその頃、風呂場では


風呂場


?「まったくもう姉様ときたら!ちょっと私が来たら酒を飲みに出掛けているだなんて王のすることですか!♯ 」


誰かが先に入っていた。


そして


スタッ!


一刀が風呂場にたどり着いた。


一刀「さて、きれいにして主君に会わねばな♪ 」


小助『背中流してやるよ♪ 』


するっ…


一刀が服を脱ごうとしたその時!


ガララーッ!


風呂場の扉が開き


?「ふんふ〜ん♪ 」


中から裸の女性が出てきた。


?「んっ? 」


裸の女性は一刀に気づくと


カァーッ…!!


顔が噴火する火山のようにどんどん赤くなっていき


?「きゃーっ!!/// 」


ビビーンッ!!


風呂場から悲鳴が聞こえた。


バッ!


女は直ぐ様タオルで体を隠すと


?「おっ…お前は何者だ!?何故この場にいる!?/// 」


一刀「・・・ 」


女は言いまくるが一刀は答えない


それどころか様子がおかしい


小助『どうした? 』


スッ


小助が一刀の顔を見てみると


一刀「女子(おなご)の裸…女子の裸… 」


と繰り返しながら呟いて(つぶやいて)おり


カァーッ!!///


一刀の顔も噴火する火山のようにどんどん赤くなっていき


ブブゥーーッ!!


一刀の鼻から猛烈な鼻血が噴き出された!


実は一刀は母以外の女の免疫がないため女の肌の露出を見ただけで鼻血を出したりするのだ。(通っていた学園は男子校)


バタリッ!


そして一刀は女の裸を見たせいで気を失って倒れてしまった。


?「何なのだこいつは!? 」


この時、まだ誰も知らなかった。この女性との出会いが一刀の運命を左右することを


果たして一刀はどうなってしまうのか!?

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