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大陸に咲く大輪の花・後編

一家で楽しむ一刀達

ある日の朝の出来事


呉の城・一刀の離れ


呉の主要人物達と結婚し、シャオ以外との子供まで作った一刀だが相変わらず離れで暮らしていた。


一刀「すうすう… 」


そして一刀が寝台で寝ていると


キィッ…


少し扉が開いた瞬間!


孫登「父様覚悟! 」


黄柄「食らうのじゃ! 」


陸延「え〜い! 」


呂ソウ「あう〜っ! 」


ババッ!!


孫登を筆頭に黄柄、陸延、呂ソウが寝ている一刀に襲いかかってきたが


シュバッ!!


孫登「あっ!? 」


一刀は素早く寝台から脱出し


すたっ!!


寝台に着地した孫登達は


ボコッ!!


孫登達『うわぁーっ!? 』


寝台の底に仕掛けられた落とし穴に落ちてしまった。


一刀「みんな、油断大敵だぞ 」


孫登「うぅっ!? 」


黄柄「ちくしょーっ!! 」


陸延「しまったです〜!? 」


呂ソウ「あうぅ… 」


罠にかかってしまい悔しがる娘達


だが


スッ…


一刀の頭上の板が少しずれると


甘述「父上、御免! 」


秋「覚悟! 」


周邵「たぁーっ!!なのでしゅ! 」


ババッ!!


今度は天井から甘述を筆頭に秋、周邵が降りて一刀に迫る!


だが


一刀「甘い! 」


シュシュッ!!


ボボンッ!!


甘述「なっ!? 」


一刀は素早く分身を二体作って三人になると


パシパシンッ!!


甘述達『あっ!? 』


三人の一刀は甘述達の攻撃を軽く受け止め


一刀達『よっ! 』


ぽいっ!!


甘述達『うわぁっ!? 』


ドッシーンッ!!


孫登達『ぎゅっ!? 』


そのまま孫登達が落ちた落とし穴へと落としてしまった。


ボボンッ!!


一刀「まだまだだな 」


ぐいっ!


一人に戻った一刀が縄を引くと


ガバッ!!


娘達『うぅ… 』


落とし穴の底に仕掛けていた網にかかり、引き上げられる一刀の娘達


一刀「みんな、まだまだ修行が足りないな 」


黄柄「くそっ!父ちゃん強すぎだ!あたい達はまだ子供なんだから手加減しろ! 」


一刀「それでこの間手加減した後に黄柄が手加減するなって言ったじゃないか 」


黄柄「うっ!? 」


反論できない黄柄


実はこれは訓練の一種であり、もし娘達が一人でも一刀に一撃を食らわせた場合、ご褒美が与えられる。


ちなみにほぼ全力を出した娘達に対して一刀はまだ全然本気ではなかったりする。


一刀「どうやら今回は俺の勝ちのようだな 」


一刀が娘達に言っていると


蓮華「あらあら、お姉ちゃん達みんな捕まっちゃったわね 」


孫慮「あう! 」


蓮華が孫慮を抱いて一刀達の前に現れた。


一刀「孫慮、来てたのか。よしよし 」


一刀が蓮華から孫慮を受け取り、抱き上げてあやしていると


スッ!


孫慮「あっ! 」


ポカッ!☆ミ


一刀「あいたっ!? 」


いきなり一刀は孫慮のパンチを食らってしまった。


その瞬間!


孫登「やったー!父様に一撃を与えました! 」


一刀「えっ!? 」


孫登の声を筆頭に喜ぶ娘達


一刀「まさか蓮華、これって!? 」


一刀が蓮華に聞いてみると


蓮華「ごめんね一刀、孫登達に頼まれちゃって♪ 」


まさか幼い孫慮が参加するとは知らずにまんまと嵌められてしまう一刀


だがここで約束を無視すると子供の教育に悪いので従うしかなかった


ちなみにご褒美とは一刀と一緒にお風呂である。


それから少しして


昼頃・呉の町


悪漢「うりゃあっ!! 」


ドカッ!!


三国が平和になっても悪事を働こうとする者は大勢いるものであり、現在呉の町では悪漢達が暴れていた。


町人「おい警邏隊はまだ来ないのかよ!? 」


町人「警邏隊が来るのを待ってたら町がめちゃくちゃにされちまうぜ!? 」


悪漢達の乱暴狼藉に手を出せない町人達


親分「ガハハッ!暴れ放題だぜ! 」


悪漢達が好き放題に暴れていると


シュッ!


親分「いてっ!? 」


悪漢「親分に石をぶつけた奴はどこのどいつだ! 」


悪漢達が親分に石をぶつけた犯人を探していると


?「それならばこの俺だ! 」


バンッ!!


悪漢達『あっ!?お前は!? 』


自ら名乗り出た人物に驚く悪漢達


何故ならその人物は…


シャドー「ひとつ!非道な悪行三昧見逃さず。ふたつ!不正は絶対許さない!みっつ!見事に成敗する!孫呉を守りし者、仮面シャドー見参! 」


一刀が変装した呉の国の英雄・仮面シャドーであったからだ!


更に…


クリムゾン「その妻、仮面クリムゾン見参! 」


バンッ!!


蓮華が変装した仮面クリムゾンまで現れ更に…


シャドー「そしてその娘達! 」


1号「仮面1号! 」


2号「にっ! 」


孫登が変装した仮面1号と孫慮が変装した仮面2号まで現れた!


シャドー「孫呉の平和は我ら家族が守る! 」


クリムゾン「戦う愛の家族見参! 」


ビシッ!!


一家でポーズを決める一刀達


ちなみに仮面シャドーについては八十一話『孫呉を守りし仮面』を、クリムゾンについては百四十九話『頑張れ蓮華』を参照のこと


親分「仮面シャドーの奴め、まさか家族で現れるだなんてな!?いくぜ野郎共! 」


悪漢達『おうっ!! 』


シャドー「こちらもいくぞ! 」


クリムゾン・1号『はい 』


2号「あいっ! 」


今ここに仮面シャドー一家VS悪漢達の対決が始まったわけなのだが


呉の城・城壁


じーっ…


城壁にて神楽以外の呉の主要人物が町の争いを望遠鏡で眺めていると


思春「蓮華様、よくもまぁあんな恥ずかしい格好を!?/// 」


自分が引き受ければよかったと思う思春


ことの始まりは数ヵ月前、呉の英雄である仮面シャドーの正体が大好きな父・一刀だと知った娘達は自らも父と一緒に出撃したいがために仲間として母に頼んだところ


思春「あんな恥ずかしい真似ができるか!!/// 」


祭「激しい動きをすると腰が痛む 」


穏「私は軍師ですし〜 」


明命「お猫様と遊ぶ時間が減りますので却下です 」


茜「個人鍛練で忙しいので 」


亞莎「ひ…人前は恥ずかしいです/// 」


と却下され


雪蓮「じゃあ、私が…♪ 」


冥琳「お前が暴れると町に被害を与える!ちなみに私は仕事が忙しいからダメだ! 」


と断られた結果


蓮華「私がやろう! 」


みんなが断り続けるなか、自ら志願した蓮華であった。


祭「権殿ったら、やけにノリノリではないか♪ 」


穏「蓮華様に似合ってますね♪ 」


思春「くぅっ!!私が志願していれば蓮華様をあんな恥ずかしい目には遭わせなかったものを!! 」


亞莎「旦那様、素敵ですね♪ 」


明命「私達の自慢の夫なのです! 」


シャオ「あ〜ぁ、シャオがやりたかったな 」


雪蓮「シャオはまだ半人前でしょ 」


だがしかし、町の人々は何故か仮面シャドー一家の正体が一刀、蓮華、孫登、孫慮であることを知らないのが唯一の救いであった。


昼過ぎ頃


冥琳「では今日の授業を始める! 」


昼過ぎからは冥琳先生による勉強会が始まり、まだ幼い孫慮、周循、孫紹以外のメンバーが受けていた。


冥琳「では黄柄、1+2×3はいくつだ? 」


黄柄「ん〜と…6じゃ! 」


自信満々に答える黄柄だが


冥琳「不正解だ! 」


黄柄「えぇっ!? 」


※正解は読者自身が調べてください。


冥琳「では陸延、2+4×3はいくつだ? 」


今度は陸延に問題を出す冥琳


陸延「えぇと… 」


姉妹の中で一番頭のいい陸延が答えようとしたその時!


ふと陸延は外を見てしまった。


するとそこには


陸延「あっ!お父さんと蓮華お母さんと慮ちゃんです 」


陸延が一刀と蓮華と孫慮が外を歩いているのを目撃した瞬間!


孫登達『どれどれっ! 』


ババッ!!


娘達は授業中だというのに一斉に窓の方に移動した。


甘述「本当だ! 」


周邵「きっと明日のためにお野菜を収穫するつもりなのでしゅ! 」


明日は他国にいる一刀の娘達が来日する日であった。


呂ソウ「ちゅーかく(収穫)ちたい(したい)でちゅ 」


黄柄「授業サボってあたい達もいこうぜ♪ 」


冥琳「こら!みんな席に戻れ! 」


だが冥琳が見張っているため簡単には脱走できなかったりする


するとその時


周循「ちち〜! 」


寝かせていた冥琳の娘である周循が目を覚まし、父である一刀に会いたがっていた。


冥琳「はぁ…循、お前までもか、仕方ない。今日の授業はここまでとする 」


孫登達『やったー♪ 』


黄柄「公瑾(冥琳の字)もたまにはいいことを言うではないか♪ 」


冥琳「黄柄、お前だけ夜間補習だからな♯ 」


黄柄「げっ!? 」


余計な一言を言ってしまう黄柄であった。


一方、娘達に見られたことを知らない一刀と蓮華は


一刀「娘のためならえ〜んやこらっ! 」


ずぼっ!!


明日は他国の娘達がくるため気合いを入れて収穫する一刀


すると


孫慮「や〜や〜! 」


蓮華「一刀、孫慮もやりたいって 」


自分もやりたいと言う孫慮


だがまだうまく歩けない孫慮が収穫なんてできるはずがないので


一刀「じゃあ孫慮はこの菠薐草(ほうれんそう)を抜いてくれ 」


孫慮「あい! 」


子供でも簡単に抜ける菠薐草の収穫を任せる一刀


孫慮「たっ!たっ! 」


ぽいぽいっ!!


そして孫慮が収穫に夢中になっている間に


一刀「明日はいい日になりそうだね蓮華♪ 」


蓮華「そうね一刀♪ 」


じっ…


二人は互いに見つめ合うと


一刀「蓮華…/// 」


蓮華「一刀…/// 」


ん〜っ…


唇を重ねようとする二人


最近二人は誰も見ていないとキスするようになっていた。


そして二人の唇があと数ミリで重なりあおうとしたその時!


孫登達『ちゅ〜!! 』


一刀「うわっ!?/// 」


蓮華「きゃっ!?/// 」


娘達に見られていることに気づいた二人は互いに離れるのであった。


孫登「父様、母様、ちゅ〜はしないのですか? 」


蓮華「あ…あなた達何でここに!? 」


一刀「い…今は冥琳と勉強会だろ!? 」


何で娘達がここにいるんだと驚く一刀と蓮華


するとそこへ


冥琳「孫登様達がどうしてもと言うのでな 」


周循「ちち〜♪ 」


蓮華「冥琳!?/// 」


周循を抱いた冥琳が現れると


冥琳「二人共、イチャつくのは別に構いませんが子供の教育に悪いので気を付けてください 」


蓮華「は…はい/// 」


一刀「反省してます/// 」


冥琳から説教を受ける二人であった。


その後、収穫する一刀達であったが


その時、黄柄がピーマンをこっそり隠そうとしたがバレて怒られたという


夕方前頃、呉の城


シャオ「それじゃあ、みんなシャオ達と一緒に遊ぼうね♪ 」


美羽「(わらわ)が遊んであげるのじゃ! 」


孫登達『シャオお姉ちゃん、美羽お姉ちゃん! 』


忍とはいえまだまだ子供の孫登達は遊ばなくてはならない


だが一刀達だっていつでも遊べるわけがなく、シャオと美羽が子供達の遊び相手になっているのだ。


ちなみに作者の中では二人の成長は変わっていない


シャオ「それっておかしいでしょ!!璃々ちゃんが巨乳になってるんだからシャオだって巨乳にしてよ!! 」


その話は置いておくとして


シャオ「置いとくなぁーっ!!♯ 」


子供達とシャオ、美羽が遊んでいると


雪蓮「あらみんな、楽しそうじゃないの私も入れて♪ 」


雪蓮が現れた瞬間!


美羽「ひえぇ〜!? 」


孫登達『ひっ!? 』


ササーッ!!


シャオ以外のみんなが雪蓮から逃げてしまった。


雪蓮「美羽はともかく孫登達が何で逃げるのよ!! 」


シャオ「お姉ちゃん、自分が何をしたか忘れちゃったの? 」


雪蓮「うっ!? 」


以前雪蓮は暴れ馬に幼い孫登を乗せた結果、危うく孫登が大怪我しそうになるという事件を起こし、他の娘達も孫登から話を聞いて雪蓮を怖がっているのだ。


※その事件については百九十二話『孫呉に咲く一輪の花・前編』を参照


美羽「い…いつまでたっても孫策は怖いのじゃ〜!? 」


そんな怯える美羽を


七乃「相変わらず孫策さんに怯えるお嬢様は素敵ですね〜♪ 」


遠くから見つめる七乃であった。


そこへ


神楽「やれやれ、雪蓮さんにも困ったものですね 」


神楽が現れ、雪蓮の代わりに孫登達と遊ぼうとするが


孫登達『あっ!神楽(おじちゃん・おいちゃん)! 』


ズッキューンッ!!


孫登達の言葉は神楽に相当なダメージを与えた!


何しろ一刀より一つ下の年齢である神楽がおじちゃん呼ばわりされたのだから


だが相手は子供なため


神楽「さ…さぁ、遊ぼうね!? 」


完全に崩れず、何とか耐える神楽であったが


シャオ「(神楽ったら今は耐えてるけど今夜は布団の中で泣いちゃうかもね) 」


長い間一緒にいたからか神楽の心境を察するシャオであった。


そして夕食後


孫登達『ごちそうさまでした 』


夕食を残さず食べ終えた娘達


すると


孫登「父様、お風呂!お風呂! 」


孫慮「ふーふーっ!! 」


一刀「はいはい、わかったよ。それじゃあ今日は孫登と孫慮だね 」


今朝、一刀襲撃に成功したため一刀と一緒に風呂に入る権利を得た娘達


ちなみに入る順番は生まれた順である。


そして孫登と孫慮を連れて風呂場に向かうと


一刀「それじゃあ脱ぎ脱ぎしようね 」


孫慮「あい! 」


するするっ!


一刀が孫慮の服を脱がしていると


孫登「・・・ 」


一刀「んっ?どうしたんだ孫登? 」


何やら考える孫登


すると


孫登「父様、慮ちゃんと先に入っていてください 」


タタッ!


一刀「あっ孫登! 」


孫登は脱がずに脱衣場から出ていってしまった。


一刀「(何かおもちゃを忘れたのかな?)まぁいいや、孫慮、先に入っちゃおうね♪ 」


孫慮「あい! 」


一刀は孫登が先に入っておいてと言ったので先に孫慮と一緒に入ることにしたのであった。


呉の城・風呂場


一刀「ほ〜ら、いくよ孫慮 」


ザバァッ!!


孫慮「きゃっきゃっ♪ 」


まだうまく立てない孫慮を抱きながら湯船に浸かる一刀


一刀「お風呂気持ちいいね〜♪ 」


孫慮「い〜♪ 」


孫慮も気持ちよさそうにしていたが


孫慮「と〜ちゃ、せ〜ないたな〜? 」


まだうまく話せないため何を言っているのかわからないが訳すと


『と〜ちゃ、背中痛くない?』


である。


その理由は一刀の背中に残っている傷を孫慮が見たからであった。


この傷は大分前に一刀が蓮華を守った際に受けた傷である(十話『誇りある傷』参照)


一刀は他の傷は消えているがこの傷跡だけはあえて残しているのだ。


その理由については…


一刀「痛くないよ。それにこの傷は母様を守りましたっていう誇りの傷なんだ 」


孫慮「ひょこり? 」


一刀「そうだよ。それとも孫慮は傷のある父様は嫌いかい? 」


一刀が孫慮に訪ねると


孫慮「ん〜ん、ちゅき♪ 」


ぎゅっ!


孫慮は一刀に抱きついたのだった。


一刀「孫慮…父様も大好きだぞ〜♪ 」


ぎゅっ!!


親馬鹿と化した一刀は孫慮を抱き締めるのであった。


すると


ガラッ!


孫登「父様、お待たせしました♪ 」


ようやく孫登が風呂場に現れた。


一刀「孫登、遅かったじゃ… 」


一刀が孫登の方を見るとそこには…


蓮華「か…一刀!?/// 」


ぷるんっ♪


一刀「れ…蓮華!?/// 」


何故か裸の蓮華までいた!


そして一刀は蓮華の裸を見てしまいそうになったが、間一髪目を閉じたのだった!


蓮華「もう孫登!一刀が入ってくれないって言うから入ったのにこれはどういうことなの? 」


蓮華が孫登に聞いてみると


孫登「お風呂は家族で入るのです! 」


バンッ!!


正論を言う孫登であった。


その後、一刀と蓮華のどちらかが上がろうとすれば孫登からブーイングされるため二人は一緒に入るのだった。


ちゃぷんっ…


一刀「/// 」


蓮華「/// 」


孫登「きゃっきゃっ♪ 」


孫慮「あう〜♪ 」


バシャシャッ!


膝に乗せている娘達がはしゃぐなか、顔を会わせずに赤くなる一刀と蓮華


すると


孫登「母様、おっぱい大きいです♪ 」


むにゅんっ♪


蓮華「きゃっ!?/// 」


孫登が蓮華のおっぱいに注目していた。


孫登「母様、孫登もおっぱい大きくなれますか? 」


孫慮「あう? 」


蓮華「えぇと…!? 」


娘達の質問の答えに困る蓮華


そして蓮華が出した答えは…


蓮華「む…胸に大志を抱けばいずれ大きくなれます!/// 」


バァンッ!!


孫登「大志ですか。わかりました 」


蓮華のとんでも発言を信じる孫登だが


一刀「ぷっ!! 」


この発言にはさすがの一刀も笑ってしまい


蓮華「一刀!今の笑いは何なのよ!! 」


一刀「い…いやっ!? 」


ずいっ!!


一刀に詰め寄る蓮華だが


一刀「あ…あの蓮華!?/// 」


蓮華「何よ!! 」


一刀「あ…当たってる!?/// 」


蓮華「えっ? 」


一刀に言われた蓮華が自身を見てみると


むにゅんっ♪


確かに蓮華のおっぱいが一刀に当たっていた。


蓮華「きゃっ!?/// 」


スッ…


気づいた途端に恥ずかしくなった蓮華は一刀から離れようとするが


ガシッ!!


蓮華「か…一刀!?/// 」


一刀は蓮華の肩をつかむと


一刀「蓮華の体をじっと見たい!/// 」


蓮華「えっ!?/// 」


いつもの一刀とは思えないとんでも発言をする一刀


蓮華「ちょっと一刀、一体どうしたのよ!?/// 」


まさかの一刀の発言に蓮華が驚いていると


一刀「俺は気づいたんだ!他の子と子作りしようとすると必死で鼻血を止めようとするのに二度目の蓮華との子作りは鼻血が出なかった理由を!!/// 」


蓮華「えっ!?/// 」


実は一刀は蓮華と二度目の子作りの際、鼻血を一滴も出さなかったのだ!


もちろん蓮華に魅力がなくなったという理由ではなく


その理由は…


一刀「一番大好きな(ひと)を血で汚したくないからです/// 」


蓮華「か…一刀/// 」


ん〜…


孫登「おぉっ!! 」


孫慮「おっ!! 」


娘達が見ているというのに気にせずに唇を重ねようとする二人だが


そうはいかなかった!!


ガラッ!!


風呂場の扉が勢いよく開くと


雪蓮「紹ちゃんがどうしても一緒に入りたいってせがむから入りに来たわよ♪ 」


孫紹「あ〜! 」


バァンッ!!


ぷるんっ♪


全裸の雪蓮が娘を連れて現れたのを筆頭に


甘述達『わぁーっ♪ 』


ババッ!!


裸の娘達が風呂場に入ってくると


思春「こら!風呂場は走るな! 」


穏「今日はどうしてもお父さんと一緒に入りたいといいまして〜 」


亞莎「あうぅ…/// 」


明命「お猫様のおもちゃも持ってきました 」


祭「儂らの孫呉も大所帯になったものじゃのぅ♪ 」


茜「一刀様、お背中流します♪ 」


シャオ「シャオも一緒に入るもん♪ 」


美羽「妾もなのじゃ♪ 」


七乃「お嬢様が入るなら私も♪ 」


冥琳「はぁ…!? 」


ぷぷるんっ♪


次々と裸の呉勢が現れ


一刀「なっ!?/// 」


カァーッ!!


ブッパァーーンッ!!


バタンッ!!


蓮華「一刀!? 」


一刀は耐えきれずに鼻血を出して倒れたのだが


孫登「父様、すごい鼻血です 」


孫慮「おーっ! 」


もはや娘達は一刀の鼻血に慣れているのであった。


最愛の妻と娘に囲まれ、幸せに暮らす一刀


だがこの時、城壁にて


バチバチッ!


突然時空の歪みが発生すると


シュバッ!!


歪みから何者かが現れ、一刀達が騒いでいる風呂場を見つめると


?「あれが北郷一刀か。あの人を倒せば私が最強を名乗れる!今すぐにでも攻めを… 」


ジャキンッ!!


何者かが剣を構えようとするが


?「とはいえ、もう眠たいから明日にしよう… 」


バタンッ!!


現れた何者かはそのまま城壁で眠るのであった。

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