大陸に咲く大輪の花・中編
各国の子供達が登場します
大陸にて発生した子作りブーム
孫登が産まれた後の6年の間に呉で一刀の子供が十人も産まれ
他国でも一刀の子供の他にジュンと源治の子供も産まれた。
ちなみにくの一トリオとの間に子供が産まれトリオの実家に報告に行った際、玲と吹音の家族は快く一刀を迎えたのだが
葵の親(特に父・冬彦)に関しては…
カツンカツンッ!!
冬彦「北郷一刀!!よくも一人娘の葵を汚してくれたなぁーっ!!♯ 」
鎧甲冑を身に付けた冬彦がいきなり一刀に襲いかかってきたのだが
カッチーーンッ!!
雪奈「うふふっ、うちの人が騒がしくてごめんなさいね 」
すぐに葵の母である雪奈によって氷付けにされ丸く収まったのだった。
一方、他の家族はというと
蜀の国・鍛練場
玲「先に言っておくが俺は手加減しねぇからな! 」
スッ!
武装した玲が構えると
輝「おう!手加減なんていらねぇぜお母ちゃん! 」
玲によく似た子供が返事をした。
この子は玲の娘で
一刀の第五子 輝 4歳
玲に似た性格で暴れん坊。蜀の国のガキ大将である。
ちなみに元の玲の地毛は黒なので黒か一刀の茶髪の子ができるはずだが、玲が髪に塗りすぎた染髪剤の影響なのか髪の色が桃色になってしまった。(体に害はない)
スッ!
そして二人が構えると
玲「おりゃっ!! 」
ブォンッ!!
いきなり輝に向かって拳を繰り出す玲!
輝「はぁっ! 」
サッ!
輝は玲の拳を避けると
輝「どりゃーっ!! 」
バッ!!
玲に飛び蹴りを繰り出すが
玲「なんのっ!! 」
バシンッ!!
玲は腕を交差させて攻撃を防いだ!
輝「どうだお母ちゃん! 」
玲「いい一撃だ!さすがは俺と一刀の子供だぜ!だが… 」
スッ!
玲は拳を構えると
玲「まだまだ甘い!!土門流体術・阿修羅連弾!! 」
ドドドンッ!!
輝に拳の連弾を繰り出す玲
ドドドカッ!!
輝「がはーっ!? 」
ドォンッ!!
玲の攻撃を食らった輝はぶっ飛ばされてしまった!
玲「大丈夫か輝? 」
玲がぶっ飛ばされた輝に話しかけると
ぼこっ!!
輝「俺は大丈夫だぜお母ちゃん! 」
瓦礫に埋もれていた輝が立ち上がった。
輝は土門一族特有の頑丈な体を受けついているのだ。
玲「さすがは俺の娘だ!その勢いで黄柄を倒しちまいな!! 」
輝「おうともよ!今度こそ黄柄をぶっ倒してやるぜ! 」
他の地にいる一刀の子供達は一刀が来るか半年にごとに呉に来ることで会えることができる。
だが半年前、偶然であった黄柄と輝は同じガキ大将という立場からか喧嘩をし始め、その時はまだまともな鍛練を受けていなかった輝が黄柄に押されていたのだが一刀が仲裁に入ったことで決着がつかなかったのだった。
それから半年間、輝は母である玲の元でひたすら体術の鍛練を受けていたのだ。
だがこんな豪快な玲親子を止められる人物が一人いる。
王である桃香か?
母親経験のある紫苑か?
いや違う!
その人物は…
月「玲さん!!輝ちゃん!!♯ 」
バンッ!!
玲「ゲッ!?月!? 」
輝「月姉ちゃん!? 」
玲の主君である月であった。
普段の彼女は蜀の国のメイドとして働いており、その優しさから密かにファンクラブまでできているのだが
月「玲さん、子供になんて教育をしているんですか!!輝ちゃん、お姉ちゃんをぶっ倒すなんて言っちゃいけません!おやつを抜きにしますよ!!♯ 」
玲「うぅっ!? 」
輝「お…おやつ抜きだって!? 」
月こそ暴れまくる玲親子を静められる人物であった!
詠「はぁ〜、だからボクは言ったのよ月、玲なんかに子育てさせたら猿をゴリラにするようなものだって 」
玲「何を!!へんっ!お前なんかのガリ勉メガネが子育てしたらロボット作るようなもんじゃねぇか! 」
詠「何ですって!!♯ 」
玲「やんのかこらっ!!♯ 」
輝「お母ちゃんいけーっ! 」
すぐにも喧嘩をしようとする二人であったが
月「二人共、やめなさーい!!♯ 」
玲・詠『ひぃっ!? 』
この喧嘩を静められるのは月だけであった。
蜀の国・中庭
こりこりっ!
星「うむ小雪よ、なかなかの噛みっぷりではないか 」
小雪「はい星お姉たん 」
一刀の第七子 小雪 3歳3ヵ月
一刀と葵の娘であり、星の手によりメンマ愛好家になってしまう(現在は本人の好物)
葵「あっ!こら星!また小雪にメンマなんか食べさせて!! 」
小雪「あっ!ママだ 」
星「むっ!いくら葵といえどもメンマなんかとは聞き捨てならぬぞ!! 」
葵「そんなことはどうでもいいの!!ったく!すぐメンマ食べさせるんだから、ほら小雪、行くわよ 」
小雪「はいママ!星お姉たん、またね♪ 」
星「うむ!また共にメンマを食べようぞ 」
そして小雪が葵に連れ出されると
零奈「あっ!小雪ちゃん 」
美以「小雪なのにゃ 」
ミケ達『小雪にゃ〜 』
零奈達と遭遇した。
小雪「零奈お姉たんと美以お姉たん達だ 」
葵「あら零奈、汗かいているようだけど何かあったの? 」
零奈「ちょっと璃々ちゃんに鍛練をつけてましたので 」
子育てブームのなか、璃々ちゃんも忍者になると言い出し、今では零奈に稽古をつけてもらっている。
すると
璃々「あっ!葵お姉さんに小雪ちゃん 」
最初の時より約6年が経過し、璃々ちゃんの年齢も推定5〜6歳(作者の見立て)から11〜12歳になったのだが
ぷるんっ♪
母である紫苑の遺伝からなのか、璃々ちゃん、いや、璃々のおっぱいは葵をも上回るDカップへと成長していた。(葵はCカップ)
それを見た小雪は思わず
小雪「璃々お姉たん、ママよりおっぱい大きいね 」
と言ってしまったのだ!
すると…
がくんっ!!
葵「そうよね。昔は子供だと思っていた璃々に胸を抜かされるだなんて… 」
零奈「葵さん!? 」
決して小さくない胸の葵だが
呉にいる蓮華を頂点に爆乳四天王(雪蓮、冥琳、祭、穏)、同期忍の吹音や茜にまで抜かれ、更に最近では同胸近くであった亞莎にまで胸を抜かされ
もはや葵は胸の大きさを見るなら下から数えた方が早かった。
そのため今では葵の前で胸の話をするとショックを受けるのだった。
桃香「愛紗ちゃん、うちも子供ができてずいぶん賑やかになったね 」
愛紗「ですね桃香様、それでは桃香様も子を作るために婿でもとらないといけませんね 」
桃香「うっ!? 」
呉の王・蓮華と魏の王・華琳に子供が産まれ、蜀の王である桃香に子ができなければ蜀の将来が心配であった。
焔耶「くぅっ!?私が男として産まれていれば桃香様と結婚してあんなことやこんなことができたというのに!! 」
タンポポ「焔耶ってば一応体は女だけど中身は男だからねぇ 」
焔耶「あぁ、見た目は女、頭脳は男!その名は名探て…って誰の中身が男だ!!一応女とはなんだ!!♯ 」
こんな調子の騒動が日々起こっていたのであった。
一方、他国では
魏の城
永久「うえぇんっ!! 」
ジュン「はいはい永久ちゃん、今すぐおしめを代えてあげますからね 」
ジュンが子守をしていた。
ジュンの二人目の娘
永久 1歳
遥との娘であり、子守唄の代わりに怪談話を聞かせると眠る少し変わった子供
そしてジュンが子守をしていると
曹丕「とうっ!! 」
ドンッ!!
ジュン「うわっ!? 」
いきなり小さな華琳のような子供がジュンにタックルを食らわしてきた!
この娘は曹丕 4歳半
ジュンと華琳の娘で短い髪を華琳のような髪型にしている。ジュンからは『ひぃちゃん』と呼ばれている。
ジュン「ひぃちゃん、いきなり何をするの! 」
曹丕「お父様、永久だけじゃなくてひぃとも遊んでください! 」
どうやら構ってほしいらしい
それだけのためにタックルを繰り出すとはさすがは華琳の娘なだけはある。
ジュン「しょうがないな、じゃあ少しだけ遊んでやるか♪ 」
曹丕「わ〜い♪ 」
永久「あう〜♪ 」
娘と仲良くふれあうジュン
そんなジュンの様子を
華琳「へぇ、ジュンったらなかなかの父親っぷりじゃない 」
遥「そうですね 」
母親達が見ていた。
華琳「最近は真面目に仕事と子育てをしてるみたいだし、給金のアップを考えても… 」
と、この時はそう思う華琳であったが
その直後!
曹丕「すやすや… 」
永久「すうすう… 」
ジュン「ようやく寝てくれたか、それじゃあ… 」
遊び疲れて眠る娘を見たジュンは
ジュン「じゃあ娘が寝てる間に町をうろついてデートでもしてくるかな♪えぇと今日のデートは… 」
娘が寝てる間にいつものジュンに戻ってしまった。
華琳「へぇ、やはりあなたはジュンのようね♯ 」
ジュン「ゲッ!?華琳!? 」
華琳「それだけ遊ぶ金があるなら給金アップどころかダウンさせた方がいいみたいね♯ 」
ジュン「そんな〜!?遥、助けてくれ〜!? 」
遥に助けを求めるジュンだが
遥「私も華琳様と同じ意見です。浮気はダメです 」
ぷいっ!
ジュン「そんな〜!? 」
そっぽを向かれてしまうジュンであった。
一方、とある山の中にて
ザッパァーンッ!!
キャッキャッ♪
美女A「こんなところに温泉があるだなんてラッキーよね♪ 」
美女B「旅の疲れを癒しましょう♪ 」
二人の美女が山の中で見つけた温泉に入っていたのだが
彼女達は気づいてなかった。
源治「・・・(ぐふふっ♪) 」
温泉の近くで美女達の覗きをしていた源治の存在に…
源治「・・・(温泉を掘り当てるのは俺の得意分野だからな、俺は君達の裸を見て癒さしてもらうぜ♪) 」
大戦から6年が経過し、二児の父となった源治だがスケベな性格は全然変わっていなかった。
源治「・・・(うむ!3年ほど前から覗きを再開したがやはり妻より他の娘の乳はいいねぇ♪) 」
だがその時!
源治「・・・(んっ!誰かに覗かれている気がする。バレてはいないようだし、それもすぐ近くのようだが一体誰が…) 」
スッ…
と、源治がすぐ隣を見てみると
じーっ…
源治「・・・(おわっ!?お前達は!?) 」
源治のすぐ隣に赤髪の双子が源治を軽蔑するような目線で見ていた。
この双子の女の子は源治と理央の娘で
火鞠と火奈菊という。共に3歳半
火鞠「(…父さま) 」
火奈菊「(…最低です) 」
源治「・・・(うっ!?) 」
普段は父親として真面目にしている源治だが、まだ幼い娘達に最低と言われるのはショックが大きかった。
源治「・・・(あれっ?待てよ、こいつらがここにいるということは…) 」
この場所は源治一家が暮らしている場所からは少し離れているためまだ子供の娘達だけで来れるはずがない
となると…
理央「(あ〜な〜た〜!!♯) 」
バンッ!!
源治「・・・(やっぱりな!?) 」
そこへ怒りまくる理央が現れた!
理央「(あなた、前に言ったじゃないですか!『もう覗きはしないから子作りは子供ができたらやめてくれ』って!!それを信じてたのにこっそり覗きをしていただなんて!なら破ったあなたにはこの場で子作りした方がいいですね♯) 」
火鞠「(…父さま) 」
火奈菊「(…約束破るだなんて最低です) 」
源治「・・・(うぅっ!?) 」
妻に迫られ、二度も愛娘に最低呼ばわりされた源治は思わず
源治「・・・脱出!! 」
バサッ!!
ついその場から脱出しようと茂みから飛び出すのだが
美女達『あっ 』
源治「・・・あっ!? 」
飛び出した際に入浴していた美女達に見つかってしまった!
美女A「確か前によく覗き魔が出現しているって聞いたけど♯ 」
美女B「それってあんたのようね♯ 」
ジャキンッ!!
美女達が体にタオルを巻き、獲物を構えて源治に迫ると
源治「・・・や…やるのならせめて全裸で!? 」
源治が最後の言葉を言い終えた直後!
美女達『ふざけんなこの覗き魔ーっ!!♯ 』
源治「・・・ぎゃーっ!? 」
ドガバキンッ!!☆ミ
美女達からリンチを食らう源治であった。
火鞠「…母さま、父さまを助けなくていいのですか? 」
理央「自業自得だからいいんです。それよりあなた達に妹か弟ができるかもしれませんよ 」
火奈菊「…本当ですか!楽しみです♪ 」
父がリンチされる姿を見せたくない理央は二人を連れて去るのであった。
一方、他国では
幽州の国・政務室
吹音「白蓮様、白音を迎えに参りました 」
バタンッ!!
兵達の鍛練を終えた娘である白音を迎えに主君である白蓮のいる政務室に向かうと
白蓮「ほ〜ら白音、お馬さんぱかぱかだぞ〜♪ 」
白音「ぱかぱか〜♪ 」
一刀の第十子 白音 2歳
一刀と吹音の娘であり、吹音のような二重人格ではない
娘である白音が主君である白蓮に馬をやらせているのを目撃した吹音は
吹音「こらこら白音、白蓮にそんなことしちゃダメですよ 」
ひょいっ!
白音「あっ!ママしゃまです 」
吹音が白音を抱き上げると
白蓮「まぁまぁ吹音、そんなに白音を責めないでくれ、私が好きでやってるだけだしな 」
心優しい白蓮であった。
白蓮「白音は私にとっても娘のようなものだしな 」
なでなでっ
白音「はいぱいしゃま♪ 」
頭を撫でられて機嫌がいい白音
ちなみに白音という名前は吹音と主君である白蓮から字をとったものである。
白蓮「本当に吹音には感謝しているよ。お前ほどの実力者ならどこにだって仕えられるというのに地味で目立たない私に仕えてくれたんだからな 」
どよんっ…
自分で地味で目立たないと言いながらショックを受ける白蓮
すると
ぽんっ!
白音「ぱいしゃま、げーきだしゅの 」
白蓮「白音… 」
白音が白蓮の頭に手を当ててきた。
吹音「そうですよ白蓮様、私は例え白蓮様の地味で目立たなくて影が薄くて透明人間であっても白蓮様が私を置いてくれたことに感謝してますから 」
白蓮「吹音… 」
感謝していると言いながらより白蓮の影が薄いと言う吹音
白蓮「うぅっ…私はお前達に囲まれて幸福者だーっ!! 」
吹音「ちょっと白蓮様、泣かないでくださいよ!? 」
白音「ぱいしゃま、泣いてる 」
感動して涙を流す白蓮であった。
一方
幽州兵A「ちくしょーっ!!俺達のマドンナであった風切将軍が北郷なんかの嫁さんになって悔しいぜーっ!! 」
幽州兵B「風切将軍は俺が狙ってたのにーっ!! 」
幽州兵C「俺だってそうだよ!! 」
いまだに吹音を一刀に取られたことに涙を流す幽州兵達
幽州兵A「だが我らがアイドルである風切将軍の御令嬢は絶対ものにしてみせる!! 」
幽州兵B「そのためにはあの北郷に気に入られなければ!! 」
幽州兵C「お義父さん、娘さんを俺にください!! 」
何やら変なことに気合いが入る幽州兵達であった。
一方、天の国こと現代では
現代・神宮寺神宮
バシンッ!!
夏芽「おらおらっ!!お前達はそれで姫様を守ることができるのか!! 」
元黒龍軍『す…すいません!? 』
元黒龍軍のメンバーは姫子の護衛のため鍛えられていた。
虎丸「とは言っても姫様だって十分強いんだからさ 」
狼丸「護衛なんていらねぇんじゃないか? 」
ひそひそっ!
虎丸、狼丸がひそひそ話をしていると
夏芽「貴様ら!ひそひそ話をするなんて根性がたるんでいる!!腕立て10000(一万)回! 」
虎丸・狼丸『げぇっ!? 』
罰を受ける二人であった。
五右エ門「はぁ〜、俺達も最初はあんな感じで大変だったよな 」
権左エ門「何度も血反吐を吐かされたもんだが見てると懐かしく感じるな 」
見学していた鬼達だが、これがいけなかった!
夏芽「鬼共!退屈なら鍛練に混ざるがいい!! 」
鬼達『ひぃっ!? 』
軽口を言ったため鍛練に参加させられる鬼達であった。
姫子「うむ、夏芽は真面目に厳しい鍛練をしているようですね 」
銀錬『あっ!姫様、一刀さん達も子ができて鍛練どころじゃありませんからね 』
姫子「うむ、我も早くこの子が産まれるのを楽しみに待っているよ 」
スッ!
とお腹をさする姫子だが
銀錬『あのぅ、まだ姫様は一刀さんと子作り経験がないのでは!? 』
姫子「べ…別にいいではないか!! 」
まだ一刀と子作りをすませてないのはシャオと姫子であった。