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孫呉に咲く一輪の花・前編

前回の肝試し大会から更に時が経過し、約三ヶ月が経ったある日のこと


呉の国・呉の城付近


ざわざわっ!!


この場所に呉軍兵士全員、町の人達全員が集まっていた。


スッ!


そして王である蓮華が城の城壁の一番高いところに立ち


ジャキンッ!!


得物である南海覇王を抜いて高々と上げると


蓮華「皆のもの!よくぞ今まで大陸のために頑張ってきてくれた!この孫仲謀、そなた達を誇りに思う!今まで散っていったもの達もよくぞ頑張ってくれた!だが我ら三人は手を組み合ったのでもう三国が争うことはない! 」


スッ! スッ!


ジャキンッ!!


ジャキンッ!!


そして蓮華の隣に立っていた桃香と華琳がそれぞれ宝剣・靖王伝家と鎌・絶を抜くと


チャキンッ!!


蓮華「我ら三人はこれより三国同盟を結ぶ! 」


三人はそれぞれの得物を重ね合い、これにより本格的に三国同盟が結ばれたのであった。


わぁーっ!! わぁーっ!!


長く続いた三国同士の戦争終結に歓喜する呉の町の人々であった。


それから少しして


侍女「孫権様、こちらをどうぞ 」


蓮華「すまなかったな 」


スッ!


蓮華が侍女から預けていた赤子を受け取ると


桃香「蓮華さん、どうもです 」


華琳「初めてにしては上出来だったわよ 」


蓮華「桃香、華琳! 」


桃香と華琳が蓮華の前に現れると


?「たぁ? 」


蓮華の腕に抱かれている蓮華に似た赤ちゃんが返事をしてきた。


華琳「その娘が例の子のようね 」


蓮華「あぁ、自慢の娘だ♪ 」


蓮華が抱いている女の子の赤ちゃん、それは三ヶ月前に産まれた一刀と蓮華の娘で名を孫登といい


あの大戦の終盤にて蓮華のお腹に宿っていたことが判明した娘であった!


桃香「わぁーっ!!孫登ちゃんかわいいですね♪抱いていいですか? 」


蓮華「えぇ、もちろ… 」


と蓮華が孫登を桃香に渡そうとしたその時!


璃々「(じ〜っ…) 」


桃香「うわっ!?璃々ちゃん!? 」


いつの間にか桃香に近づいていた璃々ちゃんが孫登を見つめていた。


すると蓮華は


蓮華「一刀から聞いているわよ。はいどうぞ 」


スッ!


孫登を璃々ちゃんに渡すと


璃々「蓮華お姉ちゃんありがとう♪ 」


喜んで蓮華から孫登を受け取る璃々ちゃんであった。


ちなみに一刀から聞いたこととは以前一刀が璃々ちゃんと約束した『もし一刀に娘ができたらその娘を妹のようにかわいがって』という約束である。(※九十五話「小さな約束」参照)


そして璃々ちゃんは孫登に会いたいがために今回呉に来ることを強く希望したのだった。


桃香「いいな〜璃々ちゃん… 」


少し羨ましそうに見つめる桃香


華琳「桃香、あなたは後からでも抱けるでしょ 」


桃香「それはそうですけど…まぁ後から抱けばいいや♪ 」


立ち直るのが早い桃香であった。


華琳「ところで旦那の姿が見えないけどどこにいるの? 」


桃香「そういえば今日は見てませんね 」


旦那とはもちろん一刀のことである。


蓮華「一刀はちょっと色々あって今日は休んでもらっている 」


桃香「そうですか 」


その理由については後から説明しよう。


それより話は遡り、孫登が産まれた頃に戻る。


約三ヶ月前


とある部屋の前にて


ズゥンッ!!


白装束を着て、得物である気伝丸を台に乗せた一刀が正座して構えていた。


ちなみに一刀の前にある部屋は分娩室(赤ちゃんを産む部屋)であり、現在蓮華が出産中であった


思春「北郷、貴様そんな格好をして何のつもりだ? 」


一刀の格好に思春が質問すると


一刀「出産とは命をかけるようなもの、子を産んだ後に母が死ぬことすらありえる。そして精密機械のないこの世界では更に危険性が高い!なのでもし蓮華が出産して死んだのならば… 」


ジャキンッ!!


一刀は気伝丸を抜くと


一刀「俺も蓮華の後を追って切腹する! 」


ブォンッ!!


いきなり腹めがけて気伝丸の先を向ける一刀


一刀が着ていた服は死装束も兼ねていたのだ。


思春「バカっ!!勝手に蓮華様を殺すでない!? 」


茜「落ち着いてください一刀様!? 」


明命「だいたい一刀様が死んだら赤ちゃんはどうなるのですか!? 」


ガシッ!!


自害しようとする一刀を必死で押さえる三人


一刀「誰か介錯(かいしゃく・切腹する人を手伝って後ろから首を切り落とす人)を頼むーっ!! 」


だが一刀は暴走して止まらない!


そんな一刀を止めたのは…


雪蓮「いい加減にしなさい一刀! 」


バンッ!!


一刀「雪蓮!? 」


何と意外にも雪蓮であった!


雪蓮「勝手に蓮華を殺すんじゃないわよ!蓮華の強さは一刀が一番よく知っているでしょ! 」


一刀「雪蓮…そうだよな! 」


雪蓮にしては珍しいことを言うのだがこの後…


雪蓮「それにちょっと聞いたことあるもん!尻のでかい女は出産が楽だって!蓮華の尻は大陸一のでかい尻だから大丈夫よ! 」


とんでもないことを言う雪蓮だが


一刀「そうだ!確かに蓮華の尻はでかい! 」


何故か一刀まで蓮華の尻がでかいと発言してしまった!!


雪蓮「でしょ!だからきっともうすぐ産まれて… 」


するとその時!


おぎゃーっ!!


分娩室から元気な産声が聞こえると


がらっ!


医師「女の子が誕生しました。もう大丈夫です… 」


医師が部屋から出てきて大丈夫と言った瞬間!


一刀「蓮華! 」


ばびゅんっ!!


医師「うわっ!? 」


雪蓮「もう一刀ったら、あんなに慌てちゃって!? 」


一刀が急いで分娩室に入っていった!


一刀「蓮華! 」


蓮華「か…一刀!? 」


いきなり分娩室に入ってきた一刀に驚く蓮華


すると


一刀「よかった無事で!?赤ちゃんはどこ!? 」


妻の無事を確認した一刀が赤ちゃんの場所について聞くと


蓮華「そこにいるわよ 」


スッ!


小さなベッドを指差す蓮華


一刀「どれどれっ!? 」


スッ!


そして一刀がベッドを見てみると


パァッ!!


そこには蓮華に似た赤ちゃんが寝ていた。


一刀「か…かわいい♪べろべろば〜♪ 」


蓮華「もう一刀ったら 」


寝ている上に生まれたての赤ちゃんは目が見えないのを知っていてもついやってしまう一刀であった。


蓮華「一刀、その娘の名前は考えてくれた? 」


蓮華が一刀に産まれた娘の名前を聞いてみると


一刀「あぁ、この娘は滝を登った鯉に霊力がやどって龍になるという登竜門に肖って(あやかって)孫登だ! 」


そういう名前の付け方もどうかと思うのだが…


蓮華「孫登。いい名前ね♪それより一刀、その服は何なの? 」


一刀「えっ?あっ!? 」


バンッ!!


そう、一刀は慌てていたため着替える暇がなく先程の白装束のままであった。


蓮華「それって確か死装束だったわね。あなたは私が死ぬとでも思ったのかしら?♯ 」


一刀「いや…その!? 」


もはや蓮華に言い訳は通用しない


しかもこれだけならまだよかったのだろうが


蓮華「それに… 」


むんずっ!!


蓮華は一刀の両頬をつまむと


蓮華「さっきから聞こえてたわよ!誰の尻が大陸一ですって!!誰の尻がでかいですって!!♯ 」


ぎゅーーっ!!


一刀「いへへっ!? 」


一刀の両頬をおもいっきり引っ張る蓮華


一刀「しゃ…しゃいひょにょはひょれやにゃい!?(さ…最初のは俺じゃない!?) 」


一刀は必死で弁明するが


蓮華「最初のは一刀じゃないってことは後のが一刀だったのね!!もう許さないんだから!!♯ 」


ぎゅぎゅーーっ!!


一刀「いへへっ!? 」


火に油を注いでしまう結果となってしまった。


こうして赤ちゃんが産まれてすぐに妻が圧倒的有利な夫婦喧嘩をする二人であった。


ということがあったのだった。


ここで話は戻り現在へ


雪蓮「はぁい桃香、華琳、楽しんでる? 」


桃香「雪蓮さん!? 」


三人が話をしているとコップを手に持った雪蓮が近づいてきた。


華琳「あなたも相変わらずね、酒を片手に随分楽しんでいるじゃない 」


三国平和祭である今日は三国中の酒が集まるため酒好きなものにはたまらなかった。(星、桔梗、霞が自ら志願したが却下された)


だが雪蓮の様子は


雪蓮「そう見える?でも残念、この中にあるのは水なのよ 」


華琳「えっ!? 」


酒好きな雪蓮が酒を飲まないなんて珍しい!?


桃香「あっ!もしかして妊娠したからお酒を控えてるんですか? 」


その可能性もあり得るのだが


雪蓮「残念だけどそうじゃないのよ!ねぇ蓮華、お願いだからコップ一杯だけお酒を飲ませて! 」


蓮華に手を合わせてお願いする雪蓮だが


蓮華「私は知りません!孫登に聞いてください! 」


と蓮華が言うと


雪蓮「孫登〜♪ 」


くいっ!!


雪蓮が孫登を見た瞬間!


孫登「うぇっ… 」


ぐっ!!


璃々「あっ! 」


目を合わせた孫登は雪蓮から目を離し、璃々ちゃんに強く抱きついた。


蓮華「どうやら許していませんね。だからダメです! 」


雪蓮「うぅっ!?… 」


酒が飲めないことを知って落ち込む雪蓮であった。


桃香「あのぅ蓮華さん、雪蓮さんが何かしたんですか? 」


華琳「あの様子だとただ事ではなさそうね 」


二人が理由を聞いてくると


蓮華「姉様はとんでもないことをしてくれたんだ 」


雪蓮が酒を飲めない理由、その理由は三日前に遡る。


三日前


呉の城・蓮華の部屋


産休中で仕事のない蓮華が孫登と一緒にいると


孫登「あぅ… 」


うとうとっ


蓮華「あら孫登、おねむなのね 」


孫登が眠くなってしまい


蓮華「じゃあ、一緒に寝ようか♪ 」


バサッ!


蓮華は布団を広げると


孫登「(すやすや…) 」


蓮華「かわいい寝顔ね♪じゃあ私も少し眠ろっと 」


そして蓮華も孫登と一緒に眠るのだが


ギィッ…


この直後、蓮華の部屋に誰かが入ってきたのだった。


それから少しして


一刀「孫登、父様が来たよ♪ 」


ガラッ!


仕事を終えた一刀が愛娘である孫登に会いに部屋に入ってきた。


最近一刀はちょくちょく様子を見に部屋にやって来るのだった。


すると


蓮華「す〜す〜っ… 」


一刀「おや、蓮華しかいないな。孫登はどこにいるんだろう? 」


じっ…


部屋には蓮華しかいなく、一刀が寝ている蓮華の顔を見ていると


蓮華「んっ… 」


蓮華の目が覚めてしまい


バンッ!!


蓮華の目の前には一刀の姿があった。


蓮華「な…なっ!?/// 」


一刀「あっ!?起きちゃった!?/// 」


そして一刀の顔を直視してしまった蓮華は


蓮華「いやーっ!!/// 」


バチコォーーンッ!!☆ミ


一刀「ぶふっ!? 」


恥ずかしさからか、いきなり一刀に平手打ちを繰り出してしまった!


蓮華「か…一刀、いきなり覗かないでよ!?/// 」


一刀「ご…ごめん!?蓮華が一人で寝ていたからつい!? 」


蓮華「一人?何言ってるの一刀、ここに孫登が… 」


スッ…


自身の近くを指差す蓮華だが


パッ!


そこに孫登の姿はなかった。


蓮華「孫登がいない!?どこにいるの!? 」


まだハイハイもできない孫登が自力で脱走するとは考えられない。


たとえできたとしても扉を開けることができないので部屋から出るはずがない!


するとその時だった。


びえぇ〜〜んっ!!


蓮華「一刀、今の声は!? 」


一刀「孫登の泣き声だ!馬舍の方から聞こえたぞ!? 」


そして孫登の悲鳴を聞いた二人が馬舍に向かってみると


そこにいたのは…


ブヒヒーーンッ!!


孫登「びえぇ〜〜んっ!! 」


雪蓮「孫登!あなたも呉の娘ならこれくらいで泣くんじゃないの! 」


暴れ馬に乗った雪蓮が泣き叫ぶ孫登を背負って駆けていた。


蓮華「姉様!一体何をしているんですか!? 」


蓮華が雪蓮に理由を聞いてみると


雪蓮「何してるのって乗馬訓練よ!私も孫登くらいの時に母様によってこんな風に馬に乗せられたから孫登にも体験させてあげようと思ってさ♪ 」


ちなみに当時の雪蓮は喜んでいたが孫登はあきらかに怖がっている。


そして更に雪蓮の母である孫堅は幼い蓮華達にも同じことをしようとしたのだが孫堅を唯一止められる人物である周異(冥琳の母)が必死で止めたのだった。


蓮華「ともかく孫登に何かあっては大変ですのですぐに返してください!! 」


雪蓮「蓮華ったら心配性なんだから、私がいるから孫登に傷ひとつ負わせるわけが… 」


ところがその時!


ブヒヒーーンッ!!


ドンッ!!


雪蓮「うわっ!? 」


暴れ馬が暴れて雪蓮が飛ばされそうになると


すぽーんっ!!


雪蓮「あっ!? 」


おんぶ紐で結ばれていた孫登がすぽっと抜けて飛ばされてしまった!


孫登「びえぇ〜〜んっ!! 」


キィンッ!!


そして飛ばされた孫登の落下地点には


バァンッ!!


大きな岩があった!


蓮華「孫登!? 」


ダッ!!


孫登を救うべく駆け出す蓮華だが


蓮華「(このままでは間に合わない!?) 」


残念だがどんなに急いでも孫登を受け止めることはできそうになかった。


このままでは孫登が岩に激突してしまう!


だがその時!


シュシュッ!!


一刀「風遁・天空脚! 」


バビュンッ!!


蓮華「きゃっ!? 」


一刀が物凄い早さで蓮華を追い抜くと


バシッ!!


一刀「キャッチ! 」


見事孫登を受け止めたのだが


バンッ!!


一刀「やばいっ!? 」


勢いが止められるはずがなく、一刀の目の前には馬舍の柵があった!


一刀「孫登! 」


ぎゅっ!!


一刀は孫登だけは何としても守るべく抱き締めて背中を向けると


ドッカァーンッ!!☆ミ


一刀は背中から柵に激突してしまった!


蓮華「一刀!?孫登!? 」


そしてようやく追い付いた蓮華が二人の安否を調べてみると


一刀「れ…蓮華、孫登は無事だ! 」


孫登「びえぇ〜〜っ!! 」


一刀が孫登を渡すと


蓮華「あぁ孫登、危ない目に遭わせちゃってごめんね! 」


ぎゅっ!!


孫登を抱き締める蓮華


蓮華「一刀は大丈夫なの? 」


一刀「あぁ、俺は特に… 」


スッ…


と立ち上がろうとする一刀であったが


ズキンッ!!


一刀「がはっ!? 」


蓮華「一刀!? 」


一刀「こ…腰が!? 」


飛ばされた際、一刀は柵が腰に強打してしまったのだった。


そんな一刀達をよそに


雪蓮「抜き足、差し足、忍びあ…!? 」


そろ〜っ…


元凶である雪蓮がこっそり逃げようとするが


蓮華「姉様!!♯ 」


雪蓮「ひっ!? 」


逃げられるはずがなかった。


蓮華「あなたは何を考えてるんですか!!孫登を危険な目に遭わせただけでなく、一刀にまで怪我を負わせておいて逃げようとするだなんて!!♯ 」


雪蓮「うぅっ!? 」


もはや今の蓮華に言い訳は通用しなかった。


蓮華「この事については冥琳も交えて説教しますからね!!♯ 」


雪蓮「ちょっと!?冥琳は関係ないじゃないの!? 」


そしてその日の夜


冥琳「この馬鹿者がーっ!!♯ 」


ガミガミッ!!!!


事情を聞いた冥琳と蓮華から説教をされる雪蓮


冥琳「お前には罰として三日後の三国平和祭にて一切の禁酒を命じる!!♯ 」


雪蓮「そんな〜!?その日は三国中のお酒が集まるから楽しみにしてたのに〜!? 」


冥琳「もし飲んだら一年間禁酒だ!!♯ 」


蓮華「異議なし!!♯ 」


雪蓮「ひ〜ん!? 」


そしてこの日の出来事により、一刀は三日間休養し、孫登は雪蓮を嫌うようになったのだった。


時は戻り現在


華琳「なるほど、自業自得ね 」


雪蓮「ひど〜いっ!!みんながいじめる〜!! 」


ダッ!!


泣きながら雪蓮はその場を去るのであった。


桃香「ちょっとかわいそうですね 」


華琳「雪蓮にしてはいい薬でしょ。それより蓮華 」


蓮華「何だ華琳? 」


蓮華のある一点を見つめる華琳


その一点とは…


華琳「あなた、おっぱい大きくなったわね!? 」


蓮華のおっぱいであった!


桃香「本当だ!紫苑さんと桔梗さんより大きいかも!? 」


桃香まで蓮華の胸を見つめると


蓮華「恥ずかしいからあまり見つめないでくれ!!/// 」


サッ!


思わず胸を隠す蓮華


ちなみに蓮華の胸は当初がD、Eカップとするならば


現在はJ、Kカップというほど倍カップ近く大きくなっていた。


するとその時!


孫登「あーっ!!あーっ!! 」


璃々「うわっ!? 」


じたばたっ!!


璃々ちゃんに抱かれていた孫登が急に暴れだしたのだった。


桃香「璃々ちゃん、どうしたの? 」


璃々「赤ちゃんが急に暴れてるの!? 」


もはや璃々ちゃんの手に負えないくらい孫登が暴れていた。


その様子を見た蓮華は


蓮華「(まさか!?)璃々ちゃん、孫登を渡してくれ! 」


ぐいっ!!


璃々「あっ!? 」


そして蓮華が璃々ちゃんから孫登を受け取った直後!


じょろろ〜っ!!


桃香・華琳『あっ!? 』

蓮華に抱かれていた孫登は蓮華の胸の中で盛大におしっこをしてしまった!


実は孫登は抱かれている時におしっこをしたくなると暴れる性格であり、これは主に抱く一刀と蓮華を汚さないためである。


孫登「うえぇ… 」


蓮華「あらら!? 」


オムツが濡れて泣き出す孫登


桃香「蓮華さんも着替えてきた方がいいですよ!? 」


蓮華の方もおしっこまみれであった。


蓮華「だが私が着替えにいくと孫登のおしめが代えられない!? 」


困ったことになった。


蓮華「こうなったら、今日は休養するよう言ったが仕方ない!? 」


スッ!


蓮華は懐から笛を取り出すと


ピィーッ!!


笛を吹いた瞬間!


シュバッ!!


一刀「お呼びですか蓮華? 」


一刀が蓮華の前に降り立ったのだった。

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