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光の超一刀VS闇の黒龍

黒龍を倒すため、一刀達新星は究極忍術である六限合身の準備を開始する。


そして他の忍達が黒龍を押さえつけているが、一瞬の隙をつかれ


チュドォンッ!!


茜「一刀様!? 」


黒龍の放った気弾が準備をしていた一刀達に命中してしまったのだった!


零奈「そんな!? 」


失敗したのならもう一度術を発動させればいいと思う読者もいると思うが


六限合身は一刀以外の新星の全エネルギー(気)を出して発動するため、もう一度術を発動させるには一刀以外の新星の気が回復しなければならないのだ。


神楽「しかもあの気の爆発じゃ蓮華さんまで巻き沿いに!? 」


思春「蓮華様!? 」


そして蓮華も一刀達の近くにいたため気弾の爆発の巻き沿いを食らってしまったのだ!


恋「…よくも一刀を!お前、絶対に許さない!! 」


バッ!!


恋は黒龍に対して突撃を繰り出すが


パシッ!!


黒龍は恋の戟を受け止めると


黒龍「安心しろ、すぐにお前達も北郷一刀のいるあの世に送ってやるぜ! 」


シュシュッ!!


黒龍「邪遁・暗黒千本針!! 」


バババッ!!


印を結んだ黒龍の背後から無数の黒い(とげ)が放たれ


ブシュシュンッ!!


恋「…うっ!? 」


理央「きゃあっ!? 」


次々と忍達や武将達の急所を貫いていく!!


虎丸「やっぱり黒龍を倒すなんて無理だったんだ!? 」


狼丸「兄者、今からでも遅くないから寝返りの計画を立ててしまおう!? 」


そんな会話が流れるなか


恋「…まだ戦える!? 」


ぐっ!!


恋は戟を杖代わりにして立ち上がり、まだ戦おうとするが


黒龍「まだ立てるとはなかなかの実力の持ち主だな、だがその根性が命取りになるぜ! 」


ガシッ!!


恋「…うっ!? 」


ねね「恋殿っ!? 」


黒龍は恋の頭をつかむと


黒龍「まず最初にお前を殺してやるぜ!! 」


ビキビキッ!!


恋「…うぅっ!? 」


恋の頭蓋骨を握り潰そうとする黒龍


ねね「このヘボめ!恋殿を放すのです!ちんきゅうキーック! 」


ぽすっ!!


恋の危機にねねは黒龍にちんきゅうキックを繰り出すが


黒龍「ザコは引っ込んでろ!! 」


ぺちんっ!!


ねね「うわぁーっ!? 」


ねねは黒龍のデコピンで弾け飛ばされてしまった!


恋「…ねね!? 」


黒龍「そんなにあのザコが大事なら次にあのザコを殺してやる!!地獄での再会を楽しみにしてな!! 」


ぐぐっ…


そして黒龍が恋の頭を握り潰そうとしたその時!


シュッ!!


ズバンッ!!


黒龍「なっ!? 」


ぼとっ!!


黒龍に向かって何かが飛び、恋をつかんでいた腕を切り落とした!!


そして黒龍は恋を落としてしまうと


黒龍「一体何だ!! 」


スッ!


黒龍が何かが飛んできた方向を見てみると


超一刀「待たせたな黒龍! 」


バァンッ!!


そこには一刀がいた!


だが(ただ)の一刀ではない!!


顔と胴体は一心同体時の一刀


頭と腕は猪の被り物と豪腕な腕


手は猫の鋭い爪


背中には鷹の翼と亀の甲羅と二連装の大砲


脚部は二脚の狼の足と尻尾が生えていた!


これが新星全ての集結させた全忍の中で唯一光遁が使える六限合身である!


そして


蓮華「みんな、無事か!? 」


ジュン「生きてるか!? 」


バンッ!!


蓮華と一刀以外の新星達も生きていた!


茜「一刀様、皆さん 」


理央「源治さん! 」


黒龍「バカな!?何をする気かは知らないが俺の気弾が命中し、術は中断されたはずだぞ!? 」


黒龍が一刀達が生きており、術が成功していることに驚いていると


超一刀「確かにあの時はやばかったよ。だがあの時、既に気は溜まっていて後は印を結ぶだけだったんだ。そんな時にお前の攻撃がきたもんだから咄嗟に気で防壁を作って防いだ後、印を結んだのさ! 」


だが印を結ぶだけとはいえ多少の時間がかかるため今まで戦いに出られなかったのだった。


超一刀「そして今、俺達の力を集結させた六限合身が完成した!こいつでお前を倒してやるぜ!! 」


ビシッ!!


一刀が黒龍を指さすと


黒龍「成程、お前達が行っていたのは六限合身だったわけか、だから俺の腕も再生されないわけか 」


切り落とされてから数分経った今でも黒龍の腕は再生されてなかった。


これは一刀が放った攻撃が光の気を纏った手裏剣だったからであり、光を食らった闇は再生されないのだ。


黒龍「だが再生されないだけで 」


スッ!


黒龍は切られた腕を拾うと


ぐちゃっ!!


シュウゥッ!!


黒龍「治せないわけじゃないんだぜ!! 」


何と黒龍は切られた腕を元に位置に無理矢理くっつけたのだった!


超一刀「(恐ろしい奴だ) 」


黒龍「それじゃあいくぜ北郷一刀!! 」


バッ!!


黒龍は超一刀に向かっていくと


黒龍「ハァッ!! 」


ブォンッ!!


闇の気を纏った拳を繰り出した!


パシッ!!


そして一刀が拳を受け止めると


黒龍「バカめ!! 」


バッ!!


黒龍は閉じていた拳を開き


黒龍「邪遁・滅殺黒連弾!! 」


ドドドンッ!!


一刀に向かって気の連弾を繰り出した!


玲「おいどうなってるんだよ!?何で一心同体でもないのに黒龍が印も結ばすに術を使えるんだ!? 」


一刀達新星でさえ術を発動させる際には印を結ぶ


だが黒龍は最初は印を結んで術を発動させたのに今度は印を結ばすに術を発動させたのだ。


茜「そういえば聞いたことがあります。黒龍はあまりに強すぎるため普段から印を結ばなくても術が出せるのにわざわざ印を結んでるという話を!? 」


源治「・・・その黒龍が印を結ばすに術を発動させたということは!? 」


吹音「それだけ六限合身が強いというわけですね!? 」


ジュン「黒龍の奴め、遥との戦いだって印を結んだくせに!? 」


もはやこの二人の戦いに介入できるものなんてこの場には誰一人いなかった。


そして黒龍の気弾が撃ち終わると


黒龍「どうした北郷一刀!お前は俺が印を結ぶとヤバイ奴だと思ったから本気を出したんだぞ!それなのにこれくらいでくたばっちゃ困るぜ! 」


黒龍が一刀に向かって叫ぶと


超一刀「まだまだこれからだぜ! 」


バァンッ!!


煙が晴れ、そこには傷つきながらも一刀の姿がそこにあった!


光遁は闇の気である邪遁に唯一打ち勝てる遁なのだが


邪遁もまた光遁に打ち勝てる遁であり


相性でいうなら


光遁=邪遁


なのであった。


黒龍「それじゃあとっとと本気でぶつかり合おうぜ!! 」


ゴォッ!!


黒龍は闇の気を全身に纏うと


超一刀「おうっ!! 」


ゴォッ!!


一刀も光の気を全身に纏い


超一刀・黒龍『ハァッ!! 』


バッ!!


二人は同時に飛び出していった!


ドカッ!! ガッ!


玲「体術はほぼ互角か!? 」


ジュン「ちょっとでも油断した方が負けるな 」


蓮華「一刀…!? 」


確かに力は互角並みなのだが


黒龍「北郷一刀!お前は俺には勝てねぇ!!何故なら… 」


スッ!


黒龍は蓮華達のいる方に手を向けると


黒龍「お前にはザコという重荷があるからだ! 」


ドォンッ!!


いきなり黒龍は蓮華達に気弾を放った!


超一刀「危ない!! 」


キィンッ!!


一刀は自ら気弾の前に立つと


超一刀「ハァッ!! 」


パシンッ!!


気弾を弾くことに成功するが


黒龍「甘いんだよ!! 」


超一刀「!? 」


ドグボッ!!


超一刀「がはっ!? 」


蓮華「一刀!? 」


気弾の後からやって来た黒龍の攻撃をもろに食らってしまった!!


吹音「不味いです!?重傷の私達が一刀さんの邪魔になっています!? 」


源治「・・・早くこの場から去るしかない!? 」


サッ…


みんなは一刀の戦いの邪魔にならないよう移動するが


黒龍「そうはさせん!邪遁・暗黒結界の術! 」


ババッ!!


神楽「しまった!?これでは逃げられない!? 」


玲「この結界、地面の中にまで届いてやがるぜ!? 」


黒龍の結界が邪魔をしてみんなは逃げられないのであった。


黒龍「北郷一刀!あまちゃんのお前にザコを見捨てるなんてできねぇ!!この勝負は俺の勝ちだぜ! 」


勝利を確信する黒龍だが


超一刀「俺の仲間にはザコなんて一人もいない。俺だって一人ぼっちのお前には絶対負けないんだ! 」


バンッ!!


一刀は黒龍の攻撃を食らいながらも立ち上がるのだった!


黒龍「ほざけ!!次の一撃でぶっ殺してやるよ!! 」


ドォンッ!!


黒龍は再び蓮華達に気弾を放つが


超一刀「仲間の力を見せてやる!! 」


スッ!


一刀は構えると


超一刀「氷遁・冷凍反射鏡! 」


パキパキンッ!!


一刀は巨大な氷の鏡を作り出すと


キィンッ!!


黒龍「なにっ!? 」


鏡は黒龍の気弾を跳ね返したのだった!


葵「今のは私の氷遁!?でも私だってあんな攻撃跳ね返せないわよ!? 」


氷遁の使い手である葵さえも驚く威力であった!


黒龍「おのれっ!!それくらいで俺に勝てると思うんじゃねぇ!! 」


バッ!!


黒龍は一刀に拳を繰り出そうとするが


超一刀「土遁・岩頑羅里圧斗(ガンガンラリアット)!! 」


ボココッ!!


一刀は腕を岩石のように固くすると


超一刀「ハァッ!! 」


ドグボッ!!


黒龍「がはっ!? 」


黒龍の腹に食らわした!


玲「今度は土遁じゃねぇか!!いい攻撃だぜ!! 」


源治「・・・あの黒龍が大ダメージを食らうだなんて凄いな!! 」


それは一刀の攻撃に光の気が纏われているからである。


超一刀「お次はこいつだ!! 」


ジャキンッ!!


ギュルルンッ!!


一刀は爪を展開させ、腕を回転させると


ビュビュンッ!!


そのまま黒龍の回りを回転していき


超一刀「風遁・斬り斬り旋風陣!! 」


ズババシュンッ!!


黒龍「がははっ!? 」


黒龍の体を切り裂いていった!


吹音「一刀さん、見事な風遁です! 」


だが黒龍も攻撃を受けているばかりではない


黒龍「なめんじゃねぇぞ!! 」


ゴォッ!!


黒龍は物凄く気を溜めると


黒龍「今度はさっきの鏡でも防ぎきれねぇぜ!!邪遁・暗黒粒子砲!! 」


チュドォーンッ!!


黒龍は物凄い闇の気弾を一刀に向けて放った!


確かにこの威力はさっきの冷凍反射鏡でも跳ね返せないほどであったが


スッ!


一刀は構えると


超一刀「火遁・… 」


ボォッ!!


そして一刀の手から小さな火弾が出ると同時に


ゴゴゴッ…!!


背中の大砲が黒龍の方を向くと


超一刀「三角砲撃(トライアングルバースト)!! 」


ゴオォォーーーッ!!


一刀は手から発した火弾と大砲から放たれる火弾を合わせて黒龍に放ったのだった!!


ドッカァーーンッ!!


そして二人が放った攻撃はぶつかり合って互いに相殺されたのだった!


源治「・・・フッ!一刀の奴、銃を使えないから自分で火弾を作って放つだなんてな、今度俺も真似してみるか 」


黒龍「俺の気弾と互角だと!? 」


全力で放った攻撃が一刀と互角だったことに驚く黒龍


超一刀「仲間の力を恐れ入ったか黒龍! 」


黒龍「ふざけるな!!そんなザコの力ごときに俺が倒されるはずがないだろう!!邪遁・暗黒千本針!! 」


バババッ!!


黒龍はみんなの急所を貫いた術を一刀に繰り出してくるが


超一刀「雷遁・雷光電火!! 」


シュババッ!!


一刀は針がくる以上の早さで次々と避けていく!


ジュン「早さなら俺以上かもな! 」


ジュンが一刀の早さに驚いていると


超一刀「そろそろ止めをさしてやるぜ! 」


スッ!


一刀は構えると


超一刀「ハァーッ!! 」


ゴオォォーーーッ!!


一刀は光の気を最大限に出しまくる!


超一刀「(この一撃にすべてをかける!) 」


シュバッ!!


黒龍「なっ!? 」


一刀は一瞬で黒龍の前に現れた!


超一刀「これだけ接近すれば体の各部を千切って再生なんてできまい!くらえ黒龍! 」


黒龍「くっ!? 」


サッ!!


黒龍は防御の構えをとるが


超一刀「光遁・光龍逆鱗波!! 」


ドッドオォーーンッ!!


黒龍「がっはぁーーっ!? 」


一刀は黒龍に光の気で作った龍を至近距離で放ったのだった!


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