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六限合身を完成せよ!

黒龍との最終決戦を向かえる一刀達


だがこれまでの戦いで疲労しきった一刀達が黒龍と戦っても勝機がないなか、唯一気力、体力がほぼ無傷だった遥が戦うことになる!


しかし遥の真の力は誰もが予想できない強さであり、一度は黒龍を倒してみせるも黒龍の驚異的な再生力により遥は倒されてしまう。


そして黒龍は疲労しきった一刀達相手に自分の出る幕はないと察し、黒龍の差し向けた闇の兵隊が一刀達に襲いかかるなか


結界が解かれ、開放された恋や雪蓮等の三国の武将達が参戦したのであった!


一方、大戦の場である三国連合軍陣地より少し離れた場所にて


ブォンッ!!


姫子「はぁ!?ようやく辿り着きましたわね 」


一刀達の援軍となるべく姫子一行(姫子、夏芽、銀錬、鬼二人)がこの世界にやって来た。


夏芽「しかし、なかなかうまくこの世界に来れなかったことといい、辺りに溢れるこの邪気は凄まじいものですね。一体何が起きているのやら!? 」


銀錬『新星の皆さんや、この世界の皆さんが心配です!早く見つけて援護しましょう! 』


姫子「うむ! 」


そして姫子達は一番邪気が強く感じる連合軍陣地に向かおうとするが


五右エ門「姫様、我々も頑張りますぜ! 」


権左エ門「我々が力を合わせれば黒龍の一人や二人、けちょんけちょんに… 」


という鬼達だが


ササッ!


近くの茂みが揺れると


五右エ門「ムムッ!黒龍か!! 」


権左エ門「隠れてないで出てきやがれ!! 」


スッ!


いつもと違うような感じで構える鬼達だが


バァーッ!!


現れたのは黒龍ではなく、黒龍の放った闇の兵隊が現れると


五右エ門・権左エ門『ぎゃーっ!?おばけーっ!? 』


だだだーーっ!!


さっきまでの勢いはどこへやら?


従者でありながら姫子を置いて逃げる鬼達


夏芽「あの役立たずの鬼達め!こうなったらいくぞ銀錬! 」


銀錬『はいっ! 』


スッ!


夏芽「ハァッ!! 」


銀錬『せいっ!! 』


ドカカカッ!!


逃げた鬼達に代わって、二人は姫子を守りながら次々と向かってくる闇の兵隊達を蹴散らしていくのであった。


姫子「(皆、何やら嫌な予感がするが無事でいてくれ!) 」


一方一刀達は


恋「…フンッ!! 」


ズバッ!!


愛紗「ハァッ!! 」


春蘭「でりゃっ!! 」


ズバンッ!!


三国の武将達が黒龍の兵団相手に善戦していた。


亞莎「皆さん大丈夫ですか!? 」


朱里「今すぐ治療しましゅからね!! 」


そして武将達が戦っているなか、軍師や非戦力の皆は一刀達の治療をしていたのだが


麗羽「おーほっほっほっ!この程度の奴らしか寄越さないなんて、これならあなたの実力もたかが知れてますわね! 」


と麗羽が黒龍に対して余計な一言を言ってしまい


黒龍「ほぅ、ならお前が相手をするか!! 」


ギロリッ!!


黒龍が麗羽を睨み付けると


麗羽「お…おーほっほっほっ!?あなたなんて全然怖くありませんわ!? 」


猪々子「すげーな斗詩、麗羽様ったらいつもは逃げるのにあんな奴相手でも全然逃げないぞ!? 」


斗詩「確かに逃げてはないけどね… 」


じょろろ〜っ!!


あまりの恐怖に漏らす麗羽であった。


黒龍「フッ!今は貴様らの方が優勢だろうが所詮は下等戦士、一度殺されればすぐに死ぬ貴様らと違ってひと欠片さえ生きていれば再生される俺とは比べ物にならないのさ! 」


確かに黒龍の言う通りである


黒龍の放った兵団の力は強く、武将の中でも腕に自信があるもの意外は苦戦しており


たとえ兵団を全滅させたとしても更に強く、そして不死身の黒龍相手に勝てるはずがなかったのだった。


玲「ちくしょう!黒龍の奴め調子に乗りやがって!! 」


ジュン「だが確かに不死身の黒龍相手に俺達全員がかかっても勝てる確率は限りなく0に近いのは事実だ!? 」


源治「・・・何か奴を倒す策はないのか!? 」


全員が必死で打開策を考えるなか


一刀「一つだけ奴を倒せる手がある 」


一刀以外全員『!? 』


一刀が放った言葉に一刀以外の全員が驚いた。


葵「ま…マジなの一刀!? 」


一刀「あぁ、さっき奴が言ってただろう。ある遁でなければ倒すことができないと、おそらくそれは邪遁に唯一対応できる光遁だ! 」


遁にはそれぞれ不利な遁と有利な遁がある。


例えば火遁は水遁によって消されてしまうが風遁を食らうと燃え上がり、風遁は雷遁を打ち消し、雷遁は土遁を砕き、土遁は水遁を吸収する。


つまり


火遁〉風遁〉雷遁〉土遁〉水遁〉火遁…


という順なのだ


だが邪遁はこれらの五遁を受けても精々並みの威力しか食らわない。


しかし邪遁に弱点がないのではなく、邪遁にも光遁という弱点があるのだ。


吹音「確かに光遁ならば邪遁を打ち消せるのかもしれないですけど… 」


玲「使い手がいねぇんじゃ意味ねぇだろ! 」


一刀達が使える遁は


火遁、水遁、風遁、土遁、雷遁、氷遁、嵐遁、溶遁、木遁であり、残念ながら光遁の使い手はいなかった。


むしろ歴代新星でも光遁の使い手はいなかったのだが


一刀「確かに並みの忍では光遁の使い手はいない。だがある方法を使えば光遁は可能だ! 」


茜「な…何なんですかその方法って!? 」


ジュン「勿体振らずに早く言えよ! 」


みんなが一刀に注目すると


一刀「その方法は六限合身(むげんがっしん)だ! 」


新星達『む…六限合身だと!? 』


一刀から放たれた言葉に新星全員が驚いた!


零奈「六限合身ってなに? 」


神楽「聞いたことありませんね 」


他の忍達が知らないのも無理もない


何故なら六限合身は新星にしか伝わらない究極忍術なのだから


一刀「俺は幼い頃、姫様の自宅にて偶然にも六限合身のことが書かれた書物を見つけてやり方を学んだのさ 」


ちなみに六限合身を使えたのは歴代新星の中でも初代新星達のみだと言われ


その後に六限合身は習得が難しいので二代目新星から六限合身を元に一心同体を生み出したのだった。


玲「確かに話には聞いたことあるけどよ 」


ジュン「相棒一人の一心同体でも難しいのに六人分の相棒の力を使う六限合身だなんてな!? 」


源治「・・・それに何で最初からそれを提案しないんだ? 」


そんな手段があるなら最初から使えばいい


だが一刀が使わないのには理由があった。


一刀「六限合身は発動するのに早くとも十分はかかる!黒龍がその時間を待つと思うか? 」


確かに待ってくれそうにない


もし使えば完全無防備になるため確実に殺されてしまう。


そして一刀が使わないのには他に理由があった。


茜「一刀様、時間を稼ぎたいのなら私達が黒龍を抑えなければならない。そして私達が傷つくのを恐れて言わなかったんですね 」


一刀「あぁ 」


仲間を大事にする一刀にとって仲間を犠牲にする手段はなるべく取りたくなかったのだ。


すると


茜「私達をなめないでください!一刀様の役に立つことが私にとって本望なんですから! 」


一刀「茜… 」


その思いは茜だけでなく


零奈「私達だってやればできるんです! 」


神楽「その手しか黒龍を倒せないのなら喜んで時間稼ぎしますよ! 」


理央「早く黒龍を倒して源治さんと子作りしなくちゃいけませんしね♪ 」


一刀「みんな… 」


忍達はみんな時間稼ぎをする気であった。


虎丸「(なぁ狼丸、俺達も時間稼ぎしなきゃいけない雰囲気だな!?) 」


狼丸「(それはどうかと思うが!?) 」


まだ選択を悩むものがいるなか


?『ならば俺達も協力しよう! 』


突如声が聞こえ、見てみると…


バァンッ!!


そこにはヒロキ、華斑、操児以外の黒龍軍上忍、中忍がいた!


玲「テメェらは黒龍軍! 」


葵「まさか私達と戦う気なの!! 」


スッ!


一刀達は構えるが


爆羅「慌てるな、我らはお前達と戦う気はない 」


斬八「むしろ敵でありながら黒龍に捕らわれていた我らを救ってくれたお前達に協力するというのだ 」


黒龍軍上忍、中忍達は黒龍の術により頭蓋骨を抜かれ、ヒロキの操り人形と化したのだが一刀の捨て身の方法で解放されたのだった。


ジュン「まぁ一応仲間ならいいんじゃね 」


吹音「昨日の敵は今日の友といいますしね 」


黒龍軍上忍、中忍達も仲間に入り


蜜柑達『一刀様、私達だって戦います! 』


一刀「お前達 」


大戦中に一刀を慕って仲間になったアイドル下忍達も参戦した!


茜「それでは皆さんいきますよ! 」


シュシュッ!!


茜「秘伝忍術・水鎧 」


ジャキンッ!!


茜は印を結んで水鎧を発動させると


恋「…(じーっ…)覚えた 」


その様子を見た恋は


シュシュッ!!


恋「…水遁・水鎧! 」


ジャキンッ!!


見よう見まねで水鎧を武装するのであった。


茜「わ…私があれほど苦労して修得した術をあっさりと…!? 」


少しショックを受ける茜


理央「そんなことより! 」


シュシュッ!!


理央「溶遁・溶岩武装! 」


ジャキンッ!!


理央「いきますわよ! 」


ババッ!!


黒龍「俺に勝てないと知りながらも向かってくるとはバカな奴らだぜ! 」


忍達と恋は一刀達新星と傷ついた遥を残して黒龍に向かっていく!


そして武将達は闇の兵隊の相手をしている間に


一刀「では皆、始めるぞ! 」


新星達『了解! 』


一刀達は六限合身の準備をするのであった。


蓮華「(頼んだぞ一刀!) 」


スッ!


そして蓮華が見守るなか、新星達は一刀を中心にして五角形の形に並ぶと


スッ!


葵達は相棒を隣に座らせながら一刀に向かって拳を向け


葵「我、氷を司る(つかさどる)氷堂家新星・氷堂葵!我の力と相棒を北郷一刀に託す! 」


パァッ!!


葵から青色の光が一刀に向けて放たれ


ジュン「我、雷を司る雷魔家新星・雷魔ジュン!我の力と相棒を北郷一刀に託す! 」


パァッ!!


ジュンから黄色の光が一刀に向けて放たれ


玲「我、土を司る土門家新星・土門玲!我の力と相棒を北郷一刀に託す! 」


パァッ!!


玲から茶色の光が一刀に向けて放たれ


源治「・・・我、炎を司る火神楽家新星・火神楽源治!我の力と相棒を北郷一刀に託す! 」


パァッ!!


源治から赤色の光が一刀に向けて放たれ


吹音「我、風を司る風切家新星・風切吹音!我の力と相棒を北郷一刀に託す! 」


パァッ!!


吹音から緑色の光が一刀に向けて放たれ


パアァーーッ!!


そしてみんなから力と一時的に相棒を受け取った一刀は


一刀「(いくぞみんな!) 」


相棒達『了解! 』


相棒達に指示すると


一刀・相棒達『臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前! 』


シュパパッ!!


相棒達と一刀は全く同じ早さで印を結んでいく!


もし一匹でも印を結ぶのが遅かったら六限合身は失敗してしまうのだ。


そして開始から十分が経とうとしたその時!


一刀「(この調子ならばいける!) 」


と一刀が思ったその時!


黒龍「んっ!何だあれは? 」


茜達と戦っている黒龍が一刀達に気づいてしまい


黒龍「何だか大変なことになりそうだから邪魔させてもらうぜ! 」


シュッ!


黒龍は六限合身を邪魔しようと一刀に気弾を放ち


スッ!


茜「あっ!? 」


神楽「しまった!? 」


茜達は気弾を止めるのに失敗してしまい


ドォンッ!!


気弾は一刀に命中してしまうのだった!


黒龍軍 忍者ファイル


蜜柑・林檎・西瓜・胡桃


性別・女

階級・下忍

バスト・E以上


蜜柑は金のポニーテールで得物は青竜刀

林檎は赤のツインテールで得物は弓矢

西瓜は銀のショートで得物は手甲鉤

胡桃は黒髪で頭巾をしていて得物は刃付きの盾


黒龍軍のアイドル下忍娘。自ら胸を出した彼女達に一刀が優しく対処したため一刀に惚れてしまい慕うようになった。


西森「どうも、いつもこの小説を見てくれてありがとうございます。たまに大戦後の内容について送られてきますが全部は無理ですので一部しか出ませんが後の本編でも使えそうな花見とマンハントは確実に決定です 」

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