最強遥、出陣!
ヒロキを救い、共に黒龍を倒そうと決意する一刀
だがその直後に黒龍が現れ、黒龍はヒロキを殺し、怒りまくる一刀は暴走状態になり回りが見えずに暴れまくる!
だがそんな一刀に蓮華がビンタを食らわせ、一刀は正気に戻ったのだった。
茜「一刀様、今すぐ水癒しを!? 」
スッ…
茜はボロボロな一刀の体を回復すべく印を結ぼうとするが
一刀「よせ茜、今は気を補充しておいた方がいい 」
茜「でも…!? 」
一刀「でももだってもじゃない!そんなことより… 」
ぽんっ!
一刀は茜の肩に手を置くと
一刀「さっきは突き飛ばして悪かったな 」
茜「か…一刀様!?/// 」
大戦の終盤だというのにもかかわらずイチャイチャしようとする二人だが
蓮華「オ前ハコンナ場面ダトイウノニ平気デイチャツクノダナ、ソンナニイチャツキタイノナラ二人デアノ世デ思イッキリスルカ?♯ 」
一刀「いや蓮華様!?これは!? 」
茜「(惜しかったです…) 」
ヤン華と化した蓮華が介入し、イチャイチャは未遂に終わったのだった。
黒龍「フッ!どうせお前らは全員ここで死ぬんだ。だから今のうちに思う存分イチャつきな 」
黒龍が一刀達に言うと
源治・ゲソ丸『じゃあ遠慮なく!! 』
バッ!
これとばかりにエロコンビはくの一達に襲いかかろうとするが
ドガバキンッ!!☆ミ
玲「テメェら今すぐ死にてぇようだな!!♯ 」
理央「源治さん、そんなにまだ元気ならこの場で子作りの続きを…♯ 」
源治・ゲソ丸『すいません冗談です!? 』
二人は直ぐ様謝るのであった。
黒龍「さて冗談はこれくらいにして誰が俺の相手をするんだ?北郷か?風切か?何なら全員でも構わねぇぜ 」
と言う黒龍だが、その言葉に誰も言い返せなかった。
何故なら一刀達は五天竜や巨大操児との戦いで気と体力を多く消耗している。
そんな状態ではこの場にいる全員が向かっていったところで全滅なのは目に見えていた。
そんな時!
スッ!
遥「私が相手をします 」
バンッ!!
遥が前に出たのであった!
ジュン「よせ遥!お前は気を消耗してないからって昨日見せた妖怪武装を使っても勝てる相手じゃねぇ!! 」
遥は今日に至っては気を使っていないためみんなより気が多い
だが気が多いだけで黒龍を倒せるのならば甘い話であり、一刀達でいうなら一心同体にあたる妖怪武装を使っても勝てるはずがないのだ!
すると遥は
遥「大丈夫です。あいつは私が必ず倒してみせます 」
どうやら遥には黒龍を100%倒せる自信があるらしい
黒龍「フッ!俺もなめられたもんだぜ、まさか俺の相手がお前のような弱小しかいないなんてよ 」
遥を弱小呼ばわりする黒龍だが
遥「私を舐めてかかると痛い目を見ますよ 」
スッ!
遥は構えると
遥「私に宿る百の妖達よ、いま私自身の体を使ってその力を解放せり!! 」
遥が何やら呪文を言うと
ゴォーーッ!!
遥から物凄い気が発せられ遥の体を包み込んでいく!
ジュン「遥の奴、あんな気を隠し持っていたのかよ!? 」
そして遥の体は…
ジャキンッ!!
髪の色が白から黒くなり
服装が巫女服に変わっていた!
これぞ全ての妖怪の力を使う遥の究極形態、妖怪武装・百鬼夜行である!
一刀「物凄い力を感じる、恐らくあれは俺の一心同体をも上回る実力やもしれん!? 」
一刀ですらも驚愕する遥の奥義である。
黒龍「フッ!確かに物凄い力を感じるがそれだけで俺に勝てると思うんじゃねぇ!! 」
シュシュッ!!
黒龍「邪遁・闇包み! 」
ゴォッ!!
黒龍から発せられた闇の気が遥を包み込もうとするが
パシュンッ!!
黒龍「なにっ!? 」
遥は闇の気を簡単に打ち消した!
百鬼遥「我にはもうお前の力は一切通じぬ! 」
ビュンッ!!
遥は空を飛ぶと
百鬼遥「火遁・輪入道!! 」
ゴォッ!!
遥は炎の車輪を黒龍に向けて放った!
黒龍「こんなもの!! 」
サッ…
黒龍は攻撃を軽く避けるが
百鬼遥「甘い! 」
くいっ!! シュッ!
ドカァッ!!
黒龍「がはっ!? 」
車輪が急に黒龍の避けようとした所に方向転換して黒龍に襲いかかったのだった!
玲「すげぇ!!まるで黒龍がどこに避けるかわかってるような感じじゃねぇか!? 」
実際わかっているのだ。
この百鬼夜行状態の遥は全ての妖怪の力を使用することができる。いまのは天邪鬼やさとり等の心を読む妖怪の力を使用したのだ!
そしてこの他にも
黒龍「こなくそっ!! 」
ブォンッ!!
黒龍は遥に攻撃を繰り出すが
シュッ!
黒龍「なにっ!? 」
遥は黒龍の影に隠れると
シュバッ!!
百鬼遥「ハァッ!! 」
ズバッ!!
黒龍「がはっ!? 」
影から飛び出して黒龍を背後から攻撃した!
葵「すごいじゃない!?あの黒龍がまるで赤子のような扱いだわ!? 」
吹音「これなら黒龍を倒せるかもしれません! 」
確かにこのままならば遥の圧勝だったかもしれない
だが
百鬼遥「(早く黒龍を倒さなくては!!) 」
何故か戦いを早く終わらせようとする遥
何故ならこの術は時間が経つことに自身の力が弱まっていき
現時点では黒龍をも上回る実力なのだが、一分ごとに力が弱まっていき、五分経つと恋姫の武将の中で最弱ともいえる桃香にさえ勝てなくなるのだ!
そして黒龍との戦いが始まってから一分まで残り十秒となったその時!
百鬼遥「(これで決める!) 」
バッ!
遥は黒龍から距離をとると
ゴゴゴッ…!!
遥は気を溜めまくり
黒龍「(何だかわからねぇがあれを食らったら俺でもヤバイかもしれねぇ!?) 」
サッ…
遥を恐れた黒龍は逃げようとするが
百鬼遥「奥義・百鬼大行進!! 」
ドォーーンッ!!
全ての妖怪の気を集めて放ったものが黒龍に向けて放たれ
黒龍「ちぃっ!? 」
ブチッ!!
そして黒龍は自ら右手首をちぎり取ると
ドッカァーーンッ!!
黒龍「があぁーっ!? 」
遥の攻撃は見事に命中し、黒龍は右手首を残して塵と化した。
百鬼遥「はぁっ… 」
スゥッ…
そして一分が経つと遥の髪が徐々に黒から白に変わっていった。
これは百鬼夜行の時間経過を表しており、完全に白になると五分以上経つことを意味するのだ。
虎丸「主人公以外の人物がラスボス倒していいの!? 」
狼丸「倒せればサブキャラだろうがザコキャラだろうが別にいいのではないか!? 」
みんなもまさか黒龍が倒されることに驚いていた。
一刀「(黒龍が幻術を使って死を誤魔化したり、仮の体を使って戦っている気配は全然なかった。つまり黒龍は完全に倒されたわけだ) 」
だがこの時、誰もがあることに気づいてなかった。
ぴくぴくっ…
この時、黒龍の右手首がかすかに動いていたことを
スゥッ…
百鬼遥「皆さん、やりまし… 」
そして遥の髪が半分以上白になり、黒龍が倒されてから五分が経とうとしたその時!
ズブシュッ!!
百鬼遥「がはっ!? 」
全員『!? 』
突如黒龍の右手首が遥の体を貫いたのだ!
一刀「(バカな!?あの右手首にはさっきまで生体反応がなかったんだぞ!?そのなのに何で右手首が意志を持ってるんだ!?) 」
すると
(今のはさすがに俺でも死ぬかと思ったぜ)
何処からか黒龍の声が聞こえると
ズブッ!!
ズブブッ!!
黒龍の右手首から体が生え、黒龍は復活したのだった!!
一刀「まだ生きていたのか!? 」
黒龍「残念だが俺は体の一部が無事なら滅されようが封印されようが再生できるんだよ!ただし意志を持つのには時間が掛かるがな! 」
実は一刀達の祖父の世代にも黒龍は同じ手を使って体の一部を切り離し、封印から逃れたのだった。
これが封印された黒龍が復活した理由である。
黒龍「俺を完全に倒したいならある遁でも身に付けることだな!! 」
ドグボッ!!
百鬼遥「がはっ!? 」
黒龍は遥を殴ると
黒龍「テメェは一度とはいえ俺を殺してくれたからな、お前も一度殺してやるぜ!! 」
ドガガガガッ!!
百鬼遥「がははっ!? 」
黒龍は遥を殴りまくると
黒龍「こいつであの世に行きな!! 」
ブォンッ…
遥を殺すべく拳を繰り出そうとするが
バチチッ!!
黒龍「おっと!! 」
サッ!
黒龍はいきなり来た電撃を避けると
パッ!
その際に離してしまった遥は地面に落ちてしまうが
パシッ!!
ジュン「間一髪だったな遥!? 」
地面に激突寸前でジュンが受け止めたのだった!
遥「ジュンさん…黒龍を倒すことができずにすいませんでした 」
ジュン「気にすんな、遥はよく頑張った。あとは俺達に任せて休んどけ 」
本当ならば一刀と同じ様に遥を傷つけた怒りでジュンも黒龍に向かっていきたかったのだがジュンはぐっと我慢していたのであった。
黒龍「フッ!お前ら相手にもう俺が出る幕は無さそうだな 」
シュシュッ!!
黒龍は印を結ぶと
黒龍「邪遁・邪神兵団の術! 」
その瞬間!
ズゴゴッ!!
地面から闇の兵隊が出現したのであった!
玲「この野郎っ!! 」
バッ!
玲は兵団に向かって攻撃を繰り出すが
パシッ!!
玲「へっ!? 」
玲の拳は止められ
ドグボッ!!
玲「がはっ!? 」
返り討ちに遭うのであった!!
黒龍「止めときな、そいつらは手負いの新星に倒されるほど柔じゃねぇぜ 」
一刀「くっ!? 」
一刀達は蓮華以外の全員が疲労しているため簡単に勝てるほど甘くなかったのだ!
黒龍「テメェら、一斉に掛かりやがれ!! 」
ババッ!!
黒龍の命令を聞いた兵団達は一斉に一刀達に襲いかかったその時!
ズババッ!!
黒龍「んっ! 」
兵団達が一斉に倒されてしまった。
その理由は…
恋「…恋、一刀を守る! 」
一刀「恋! 」
バンッ!!
恋が兵団達を倒したからであった。
そしてもちろん
雪蓮「私達もいることを忘れちゃ困るわ 」
蓮華「姉様!? 」
愛紗「参るぞ鈴々! 」
鈴々「応なのだ! 」
春蘭「うぉーっ!!やっと暴れられるのだな!! 」
凪「隊長、遥さんご無事ですか!? 」
バンッ!!
三国の武将達が集結したのであった!
蓮華「姉様達、何で!? 」
雪蓮「いつの間にか結界が解けていたからね 」
実は結界を作った術者であるヒロキが亡くなった時点で結界は消えていたのだが
みんな現場に夢中だったため、ついさっきまで気づいていなかったのだった。
恋「…一刀、恋達も一緒に戦う 」
愛紗「我々も悪人を黙って見ていられないのでな 」
一刀「みんな… 」
こうしてついに三国連合全員が揃ったのだった!
黒龍軍 忍者ファイル
腐乱乾
性別・男
階級・中忍
使用遁・腐遁
好物・腐った食べ物
弱点・清潔なもの
黒龍軍中忍三人衆の一人、常にガスマスクをつけている。触れたものを腐らせる能力を持ち、基本的には不潔で手を洗わず、風呂は週一程度