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葵と桃香の出会い

葵「私が劉備様と出会ったのは数ヵ月前だった 」


劉備(桃香)との出会いの経緯を一刀に話す葵


数ヵ月前


氷堂流御茶道場


※忍者は忍者であることを隠すため一般的な看板を立てて隠している。


そしてこの日


ギュッ!


葵「では父様、母様、いって参ります 」


この日葵は主君探しの旅に出るのであった。ちなみにこの時の葵の格好は恋姫のフランチェスカ学園の制服とマジ恋の川神学園の制服を足して二で割ったような感じである。


氷堂家は女であっても主君探しの旅に出なくてはならないのだ。


葵の母「気をつけていきなさいよ葵、あられもよろしくね 」


あられ『任してよ!葵は僕がバッチリサポートするからさ 』


葵「ちょっとそれって私が頼りないみたいじゃない! 」


あられ『当たってるでしょ? 』


葵「うっ!? 」


図星であった。


葵「そ…それより父様は大丈夫!? 」


急に話題をそらす葵


葵の母「父さんのことは母さんに任しておきなさい 」


ちなみにその父はというと


葵の父「嫌じゃーっ!!一人娘の葵を出すなんてやっぱり嫌じゃーっ!! 」


ガタガタッ!!


家の奥の方で騒いでいた。


葵の母「ちょっとお待ち 」


スッ!


そして葵の母が家の中に入ると


葵の母「氷遁・雪達磨(ゆきだるま)! 」


ビュゴォーッ!!


葵の父「ぎゃーっ!? 」


カッチーンッ!!


スッ!


そして葵の母が顔を出すと


葵の母「では行ってきなさい 」


葵「は…はい!? 」


あられ『いつ見ても母様は怖いね!? 』


母の迫力に驚く一人と一匹であった。


しばらくして


シュッ!シュッ!


主君探しの旅に出た葵


あられ『僕仕える人が優しい人だといいな 』


葵「まぁ中には見かけは優しそうでも心は汚いっていう人がいるから気をつけて主君を選ばないとね! 」


珍しく気合いの入る葵


だがその時!


ゴゴゴッ…!!


葵「何なのあれ!? 」


あられ『さぁ!? 』


二人の目の前にブラックホールのようなものが発生した。


あられ『何だかよくない気がするから逃げた方がいいよ!? 』


葵「それはそうだよね!? 」


サッ!


二人はブラックホールを避けて進もうとするが


ゴゴゴッ…!!


葵「どうなってるのよ!? 」


あられ『まるで僕らを狙っているみたい!? 』


ブラックホールは逃げても葵達に迫ってくる!


そしてついに


ビュゴォーッ!!


葵「きゃーっ!? 」


あられ『うわぁーっ!? 』


二人はブラックホールに吸い込まれてしまった。


しばらくして


葵「う…う〜ん 」


あられ『葵大丈夫!? 』


葵「あられ、無事だったの!?それより何があったの? 」


あられ『僕もさっき目が覚めたばかりだからわからないけど気がついたらこんな山の中にいたんだよ 』


葵とあられは山の中にいた。


あられ『こんな山、実家の近所になかったよね 』


葵「ここはどこなのよ!? 」


二人がいうと


?「きゃーっ!? 」


葵「今の声は!? 」


何処からか女の子の悲鳴が聞こえてきた。


悲鳴が聞こえてきた場所では…


愛紗「姉上!? 」


鈴々「桃香お姉ちゃん!? 」


桃香「ひっく!愛紗ちゃん、鈴々ちゃん! 」


アニキ「おっと!動くんじゃねぇぞ! 」


三人の賊が一人の女の子を人質にしていた。


アニキ「チビ、デク!その二人をきつく縛っておけ! 」


デク「わかったんだな! 」


チビ「おっと!抵抗したら姉上が恥ずかしい目にあうぜ! 」


愛紗「くっ!? 」


ギュッ!


桃香を人質にとられて抵抗できない愛紗達は縛られるしかなかった。


アニキ「さてと身動きがとれなくなったところで 」


むにっ♪


桃香「きゃあっ!!/// 」


賊は桃香の胸を揉んだ。


愛紗「姉上!?貴様どういうことだ!抵抗しなければ恥ずかしい目にあわせないはずだろう! 」


鈴々「約束破るなんて卑怯なのだ! 」


アニキ「うるせぇ!約束ってのは破るためにあるんだよ!チビ、デク!押さえつけとけ! 」


チビ「はいっす! 」


デク「だな! 」


愛紗「くそっ! 」


普段ならばこんな奴らなんて簡単に倒せるのだが縛られているためいつもの力が出せなかった。


アニキ「では続きといくぜ♪ 」


桃香「きゃーっ!? 」


桃香が叫んだその時!


シュッ! ブスッ!


アニキ「えっ?…ぎゃーっ!? 」


パッ!


アニキの手に手裏剣が刺さりアニキは桃香から離れる。


その直後…


ガブッ!!


アニキ「あでーっ!? 」


あられに尻を噛まれてしまった。


チビ「ア…アニキ!? 」


デク「何でこんなところに犬がいるんだな!? 」


賊達が驚くと


?「それは私がいるからだよ 」


何処からか声が聞こえてきた。


アニキ「野郎!隠れてないで出てきやがれ!♯ 」


アニキが言うと


シュッ! スタッ! バンッ!


アニキの目の前に雪のように白い忍者服を身にまとった葵が現れた。


アニキ「誰だテメェ!? 」


アニキが聞くと


葵「私は氷堂流忍術20代目継承者・氷堂葵だ! 」


あられ『僕は相棒のあられだい! 』


バンッ!


賊に自己紹介する葵とあられ


チビ「女だったのかよ!? 」


デク「犬が字を書いてるんだな!? 」


アニキ「バカ野郎!女だろうが犬だろうがどうでもいいんだよ!俺達に歯向かったらどうなるか教えてやるぜ!♯ 」


ジャキンッ!!


賊は剣を抜いた!


葵「へぇ…忍者の私と殺り合おうって思ってるらしいけど、ちょっと遅すぎよ 」


アニキ「なにっ! 」


そして


キィンッ!!


葵がいつの間にか取り出した剣を収めた瞬間


ハラリッ!


賊達の服が切られ


ポロリッ!


賊達は裸になった。


賊達『いや〜ん/// 』


※誰も喜ばないサービスをごめんなさい


葵「きゃ…きゃーっ!!/// 」


ドガバキンッ!!


あられ『自分が裸にしたくせに 』


葵は賊達をボコボコにしまくった。


しばらくして


桃香「ありがとうございました! 」


葵「いいえ、私は女を人質にとるような男を許せなかっただけですから 」


桃香「それでも私達を助けてくれたことにはかわりありません!お願いです。私は大陸を平和にしたいんです。力を貸してください! 」


ギュッ!


桃香は葵の手を握る!


そしてその時見た桃香の瞳は


キラキラッ☆


宝石のように輝いていた。


その瞳を見た葵は


葵「(この娘のようにキラキラした瞳を見るのは初めてよ。これは本心である証拠ね、決めた!) 」


スッ!


葵は桃香の前にしゃがむと


葵「氷堂流忍術20代目継承者・氷堂葵。あなたに仕えることを約束します! 」


桃香「えっ!? 」


こうして葵は桃香に仕えることになった。


現在


一刀「そうか、劉備殿は平和を望んでいるのか 」


葵「素晴らしい願いでしょ!この殺伐した大陸じゃ甘ちゃん呼ばわりされるけどそれでも私は劉備様に仕える!そして大陸を平和にする。たとえ私の命を犠牲にしてでも… 」


一刀「それは間違っている。大陸を平和にしてもその代償に葵がいなくなれば劉備殿は悲しむ、主君を悲しませるのは従者がしてはいけないことだ! 」


葵「一刀… 」


一刀「劉備殿の望みを叶えるならばまず葵が生きることだ! 」


一刀が葵に言うと


葵「ありがとう。何だかスッキリしたよ!また会いましょう 」


あられ『バイバイ 』


サッ!


そして葵は一刀から去ろうとする


だが


葵「あっ!そうだ。これを受け取って! 」


ヒュンッ! パシッ!


葵が投げたものを見事受け止める一刀


葵「劉備様を助けてくれたお礼だよ。私の作ったオニギリやるよ! 」


あられ『えっ!? 』


スッ!


そして葵は去っていった。


一刀「オニギリか、ちょうど腹も空いていたからちょうどいい 」


小助『俺にもくれよ! 』


パサッ! ぱくっ!


一刀はオニギリの包みを解いて一口食べてみる。


すると


一刀「ぐほっ!? 」


バタンッ!!


小助『一刀!? 』


オニギリを食べた途端急に一刀が倒れ出した。


小助『あいつ、オニギリに毒でも入れやがったのか!? 』


あられ『違うよ。葵は料理がものすごく下手なんだ。僕も何回死にかけたことか 』


小助『お前も苦労してるんだな 』


そしてこの日、一刀は腹痛で倒れてしまい軍議に出られなかったという


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