最低と呼ばれる理由
一刀の先祖の秘密が明らかに!!
一刀とヒロキによる激戦が開始され
ヒロキの過去が語られるなか
何と!?ヒロキが相棒のタビラ、カラグと共に秘伝忍術である一心同体を繰り出してきたのだ!
一刀「まさか一心同体だと!? 」
小助『マジかよ!? 』
一心同体は相棒となる獣を持つ忍にのみ教えられる秘術であり他の忍には教えられない。
しかもこの術はただ相棒を持つだけでは使用不可能であり、相棒との相性、タイミング等がバッチリ合わないと使用不可能である。
ヒロキ「フッ!バカ忍者(虎丸、狼丸)達を一心同体させたのは俺だぜ、その結果俺自身だって一心同体できるようになったのさ! 」
カラグ「元々あたし達の相性はバッチリだったからねぇ 」
タビラ「タイミングさえ合えば一心同体なんてできるわけだ! 」
ちなみにタビラとカラグは黒龍から授けられた相棒である。
ヒロキ「言っておくが俺はお前に一心同体させる隙を与えない! 」
スッ!
ヒロキは構えると
ヒロキ「邪遁・七人ミサキの術!! 」
ゴゴォーッ!!
何やら黒い門が出現し
ギギギッ…!!
門が開かれると
バンッ!!
山伏の姿をし、頭に札をつけた七人組が出現した。
七人ミサキ…七人一組の悪霊であり必ず七人でなくてはならない、一人が成仏すると次なるメンバーを求めて襲いかかってくる。
ヒロキ「その七人の顔をよく見てみな 」
一刀「んっ! 」
ヒロキに言われて一刀が七人ミサキの顔を見てみると
一刀「こ…これは!? 」
バンッ!!
何と!?七人ミサキの顔はこれまで一刀達と戦ってきた
爆羅、蠱武羅、鈴目蜂、我魔蛙、写堂、鉄千、斬八
という死亡したビューティー華斑と現在茜達と戦っている操児以外の上忍達であった!
ヒロキ「こいつらは任務の失敗により黒龍様の邪遁・頭抜きの餌食となった!頭抜きを食らったものは頭部より頭蓋骨のみを抜き取られる。だが頭蓋骨を持つものが頭蓋骨に特別な印を描くことでその肉体を操ることができる!しかも七人ミサキの術は決して死なない不死身の兵士にすることができるのさ!そして俺は黒龍様からこいつらの頭蓋骨を預かっている! 」
じゃらっ!
ヒロキの腕には七人の頭蓋骨があった!
一刀「仲間を操るとはヒロキ、そこまで堕ちたか! 」
ヒロキ「仲間?あいにくだが黒龍軍は任務に失敗したものは仲間とは呼ばずに馬鹿と呼ぶんだよ!さぁお前達、北郷一刀を倒せ! 」
バッ!
七人ミサキ達は一斉に一刀に向かっていく!
一刀「くっ!? 」
サッ!
一刀は咄嗟に構えるが
写堂「忍法・影絡み! 」
我魔蛙「ガマ油封じ! 」
シュルルッ!!
べちゃっ!!
一刀「しまった!? 」
小助『あのミサキ達、印無しで忍術まで使えるのかよ!? 』
写堂と我魔蛙により動きを封じられた一刀
爆羅「爆裂蹴! 」
鉄千「アイアンラリアットよん! 」
ボカンッ!!
ドゴッ!!
一刀「がはっ!? 」
続いて爆羅と鉄千の攻撃を食らってしまった
蠱武羅「とどめは忍法・蛇絞りだ!! 」
シュルルッ!!
蠱武羅は一刀に巻き付くと
蠱武羅「水分を搾り取ってやるぜ!! 」
ギューーッ!!
一刀「がぁーっ!? 」
蠱武羅が巻き付いて中の様子が見えないが、一刀の悲鳴が聞こえた!
蓮華「一刀!? 」
小助『もう見てられねぇ!一心同体するぜ一刀! 』
バッ!
一刀のピンチに小助は向かおうとするが
鈴目蜂「そうはさせないよ猿! 」
斬八「それ以上来るのならば切る! 」
バッ!
小助『くっ!? 』
鈴目蜂と斬八に前を塞がれてしまうのだった!
ヒロキ「ハハッ!やっぱり死者を操る七人ミサキの術はすごいや!並大抵の死者を操る術なら攻撃を渋ったり、勝手な行動をしてしまうが頭抜きと合わせることによりそんなことさえ不可能にしてしまう!たとえ頭蓋骨を奪っても術者くらいにしか元には戻せないのさ! 」
蓮華「貴様!よくも一刀を!! 」
ヒロキ「あれっ?どちらかが死ねばこの空間は消されるのに消えないな、ということはまだ北郷は生きてるというわけか!蠱武羅、もっと締め上げろ! 」
蠱武羅「承知しました! 」
ギューーッ!!
ヒロキの命令に従う蠱武羅
蓮華「一刀!? 」
ヒロキ「フッ!そうだ。あんた(蓮華)は知らないだろうから冥土の土産に教えてやるよ。北郷一刀の先祖である北郷真刀が何故最低という烙印を押されたのかをね 」
バンッ!!
小助『何だと!? 』
ヒロキ「俺は黒龍様から聞いてるんだよ。歴代新星の中でも最強と呼ばれた初代新星の最強と言われていた男が何故最低の烙印を押されたのかをね!それは奴が犯した罪が主君殺しだからさ! 」
バンッ!!
ヒロキから衝撃の事実が話された!
蓮華「う…嘘だろう小助、一刀の先祖が主君殺しをしただなんて!? 」
主君殺しとは言葉の通り、仕えているものが主君を殺害した罪である。
一刀の先祖がそんなことをするはずがないと信じている蓮華は小助に尋ねるが
小助『残念だが奴の言ってることは真実なんだよ!一刀の先祖は主君を殺しちまったんだ!! 』
蓮華「そんな!? 」
小助『もちろん一刀もその話を知っていたが回りから罵倒されても一刀は先祖のような立派な忍になろうと頑張ったのさ 』
ヒロキ「まぁその点だけは正解だったかもね、何故なら主君殺しというのは着せられた罪なのだから 」
バンッ!!
小助『何だと!? 』
蓮華「どういうことだ!? 」
ヒロキ「おや、どうやらその猿も知らないようだな、だったら教えてやるからよく聞きな! 」
ここで話は忍がもっとも活躍していたとされる戦国時代に移る。
時は戦国時代、国同士の戦いが激化していき国は敵の情報を調べる優秀な忍を求めた。
そして戦国時代には多くいる忍の中でも一番優秀とされていたのが初代新星の六人である。
ある日の新星集会のこと
天空「ブッ!?ち…治代、何だその格好は!?/// 」
ぷるんっ♪
治代「仕方ねぇだろ、ここにくる前にサラシが破れちまったんだからさ、見るんじゃねぇよスケベ♪ 」
おっぱい丸出しの治代
天空「は…破廉恥だぞ!豪輝、お前も何か言ってやれ!!/// 」
豪輝「我は別に気にはせん、恥ずかしいのは治代のみだからな 」
ジャン「俺も別に気にしないぜ 」
天空「なら氷麗!サラシを貸してやれ!!/// 」
氷麗「あいにくだけど私は下着をつけない主義なのよ 」
ギャーギャーッ!!
新星達が騒いでいると
?「ほらよっ! 」
スッ!
治代「おっ! 」
誰かが治代にサラシを投げ渡した。
その誰かとは…
真刀「治代、お前だって女なんだから胸くらい隠せ!天空、お前も見るな!他のみんなも気にしろ! 」
バンッ!!
初代新星のリーダーである北郷真刀であった
治代「まぁ真刀が言うんじゃ仕方ねぇな 」
天空「す…すまん 」
真刀「まぁともかく新星会議を行うぞ 」
と会議を開こうとするが
ジャン「それより真刀、お前の鼻血を拭いた方がいいんじゃない 」
真刀「あっ!? 」
だら〜っ!
自分でも知らないうちに鼻血を流していた真刀
氷麗「(私もサラシつけて来た時には無くなったといって胸見せようかな♪) 」
そしてこれを気に氷麗は下着を着用するようになった。
初代新星達は六人が一人の先生の元で学んだ忍者であり、現在は各国同士で分かれているが現代の一刀達と同じく時折集合していたのであった。
そしてある日のこと
真刀「はっ!?私と付き合ってくれだって!? 」
氷麗「あ…あぁ/// 」
氷麗が真刀に告白した!
氷麗「新星ナンバー1、2同士が結婚すれば強い子が産まれる!いい話だろ!/// 」
勇気を出して告白した氷麗だが
真刀「すまん!!俺には他に好きな人がいるんだ! 」
氷麗「えっ!? 」
あっさり振られてしまった。
真刀「俺はその方に仕えて恋心が芽生えたんだ 」
氷麗「ちょっと待って!?まさかあんたが好きな人って!? 」
その相手とは…
真刀「俺の主君である姫様だ 」
何と!?現代の一刀同様真刀は自分の主君である姫様と恋に落ちていた!
だが忍と主君が結ばれるのは禁止行為であり、バレたら大変なことが起きるのだ!
真刀「だから氷麗、この事は内緒にしてく… 」
氷麗に頼む真刀だが
ほろりっ
氷麗は涙を流すと
バッチーーンッ!!☆ミ
真刀の頬をおもいっきり叩き
氷麗「あんたに免じて黙っていてやるよ!主君と幸せに暮らしな!! 」
ダッ!!
氷麗はそのまま走り去るのであった。
真刀「氷麗… 」
だが事件はこの三ヶ月後に起きたのだった!
真刀と姫様の秘密の関係が続いてから三ヶ月後
バチバチッ!
真刀が仕えている国が他国に攻められ窮地に陥ってしまった!
家老「姫様、この城はもうダメです!?早くお逃げください! 」
姫様「いやじゃ!私は父が残した城を捨てて逃げたくない 」
姫様の父であり、この城の殿は病で早死にしてしまい、その隙をついて他国が攻めてきたのだ!
そして
ギュッ!!
姫様は真刀に抱きつくと
姫様「真刀、あなたと死ねるのなら私は本望です 」
真刀「姫様/// 」
ラブラブな二人であったが
真刀「御免!! 」
ビシッ!!
姫様「うっ!? 」
真刀は姫様を気絶させると
真刀「ご家老、姫様を連れて抜け穴から逃げてください! 」
家老「わかったがお前はどうする気だ!? 」
すると
真刀「俺は姫様が逃げる時間を少しでも稼ぎます! 」
どうやら城に一人で残るらしい
家老「わかった!では去らばじゃ!! 」
ダッ!!
そして家老は姫様を連れて逃げると
真刀「(姫様、去らばです) 」
一人残って敵を迎え撃とうとする真刀だが
ズバンッ!!
真刀「がはっ!? 」
いくら新星最強でも大勢の敵を倒せるはずがなく、城に残った真刀は殺されてしまったのだった
ここまでなら主君を守るのが忍の役目なので英雄扱いされるのだが
姫様「真刀!真刀!! 」
逃げて生き延びた姫様は城を復活させたものの、真刀を失ったショックは大きく
姫様「真刀!あなたの元へいま行きます! 」
ズブシュッ!!
姫様は自害され、国は滅びた。
だがこの出来事に忍の上層部達は
上層部達『北郷真刀は主君と恋仲にあり、なおかつ主君を死なせた罪により『主君殺し』の罪とする! 』
と一部根も葉もない出鱈目な話を忍中に流し
主君殺しは忍の中でも大罪なため北郷真刀は最低という烙印を押されたのだった!
その後、北郷の系図は真刀の兄弟が継いでいき、現代の一刀に流れたのだった。
小助『そ…そんなことが!? 』
ヒロキ「さて、無駄話が終わったところで北郷の死体でも見てみるか、蠱武羅、離れてみろ! 」
蠱武羅「御意 」
シュルルッ!!
一刀から離れる蠱武羅
ヒロキ「あんた確か北郷の主君だったっけ?北郷の死体でも見たら自害する?そしたら北郷は先祖と同じく最低の烙印が押されるわけだ 」
蓮華「貴様…!! 」
果たして一刀はどうなっているのか!?
黒龍軍 忍者ファイル
斬八
性別・男
階級・上忍
好物・鮭ご飯
弱点・カタツムリ
黒龍軍1の剣士。剣に気を通すことで彼に切れないものはない!切るものを呼んでから切る癖がある。