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ヒロキの過去

黒龍軍上忍・白鉤ヒロキの過去があきらかに!!

一刀以外の新星+理央が黒龍軍の迎撃に向かった隙をついて連合軍を襲ってきた白鉤ヒロキと巨大操児


連合軍のみんながヒロキの邪遁により動きを封じられるなか


ヒロキは一刀とおもいっきり戦うため一刀についてきた蓮華ごとどこかへ向かっていく


その間に茜達VS巨大操児の戦いが始まるのだが操児に苦戦する茜達の前に連合軍側に助太刀しに来た虎丸、狼丸、ゲソ丸が加勢し、見事操児を撃破するのであった。


一方、その少し前のこと


一刀「うぅ…!?ここは何処だ? 」


バンッ!!


目を覚ました一刀は辺りを見てみるが辺りは真っ暗であった。


蓮華「う〜ん…!? 」


一刀「蓮華様!? 」


そんななか、一刀は蓮華を発見した。


蓮華「一刀、ここは何処だ? 」


一刀「俺にもわかりません。それにしても何でついてきたんだ!! 」


一刀は蓮華が勝手についてきたことについて怒鳴ると


蓮華「一刀と離れたくないからだ!それにあのまま残ってたらきっと後悔すると思ったからだ! 」


一刀「蓮華様… 」


そこまで自分のことを思っていたのかと一刀が考えていると


ヒロキ「決戦の場なんだからイチャイチャなんてやめろよな 」


一刀「! 」


蓮華「あいつは!? 」


バンッ!!


ヒロキが現れたのだった!


タビラ「あいつら状況がわかってるのかねぇ? 」


カラグ「イチャイチャして羨ましいわ! 」


ヒロキの相棒のタビラとカラグが騒ぐなか


ヒロキ「まぁそんなことは別にいい!さぁ北郷一刀、俺と戦え! 」


ヒロキが一刀を戦いの場に誘うと


一刀「あぁ、白鉤ヒロキ、受けて立つ! 」


一刀はヒロキとの戦いを受けるのであった!


ヒロキ「でもその前に… 」


シュシュッ!!


ヒロキは印を結ぶと


ヒロキ「邪遁・闇縛りの術! 」


ヒロキが術を発動させた瞬間!


シュルルッ!! ギュッ!!


蓮華「うわっ!? 」


一刀「蓮華様!? 」


黒い物体が蓮華を締め付ける!


一刀「ヒロキ、貴様!! 」


ヒロキ「安心しろ。その女は邪魔ができないよう動きを封じただけだ。俺を倒せば術が解ける。お前との戦いに邪魔を入らせたくないからな! 」


蓮華「一刀!? 」


とはいえ蓮華が人質にとられたようなものである。


ヒロキ「先に言っておくがこの空間を作っている術は俺かお前のどちらかが倒れない限り出ることはできない。まぁお前の亡骸を他の奴らに見せつけてやるよ 」


一刀「悪いが俺は簡単には倒れぬ! 」


スッ!


二人は互いに構えると


一刀・ヒロキ『ハァッ!! 』


バッ!


二人はほぼ同時に飛び出し


シュシュッ!!


ヒロキが一刀に向かって手裏剣を投げると


キンキンキンッ!!


一刀は得物の刀・気伝丸で手裏剣を弾く


シュシュッ!!


ヒロキ「忍法・鉄霞(てつかすみ)の術! 」


ブワァッ!!


ヒロキが印を結んで鉄の刃が混ざった霞を一刀に繰り出すと


シュシュッ!!


一刀「風遁・風の鎧! 」


ビュゴォーーッ!!


一刀は風を身にまとってヒロキの攻撃を防いだ!


シュバッ! ガシッ!!


ヒロキ「しまった!? 」


そして一刀はヒロキの隙をついて後ろに回り込むと


一刀「そりゃぁっ!! 」


ブォンッ!!


ヒロキをバックドロップで投げるが


ヒロキ「タビラ!カラグ! 」


タビラ「おいよっ!! 」


カラグ「任せてよね! 」


シュルルッ!!


ヒロキの相棒である大百足のタビラと大蛇のカラグがヒロキの肩に移動すると


タビラ・カラグ『忍法・発条(バネ)体! 』


ぐぐっ…


二匹は体をバネに変換させ


びょんっ!!


一刀「なにっ!? 」


地面に叩きつけられるヒロキの衝撃を吸収してバックドロップを防いだ!


小助『相棒との息がぴったりだな!? 』


バッ!


そしてヒロキは一刀から離れると


ヒロキ「さっきのお返しだ!! 」


スッ… ドカァッ!!


ヒロキはお返しとばかりに離れる際に一刀に蹴りを食らわした!


だが


一刀「危なかったな!? 」


すんでのところで一刀はヒロキの攻撃を防いでいたのであった。


ヒロキ「やるじゃないか北郷一刀、ここまで熱くなれたのは久し振りだぜ 」


ヒロキが言うと


一刀「何故だ 」


ヒロキ「あんっ! 」


一刀「お前、それほどの強さを持ちながら何故黒龍軍に入った!お前ほどの実力者なら新星の一人として選ばれたはずだ!! 」


一刀がヒロキに聞くと


ヒロキ「甘いな、お前って 」


一刀「なにっ! 」


ヒロキ「忍って奴は何かっていうと新星という言葉が出てくる。正直に言って俺にとっては新星という言葉は最大の苦痛だよ 」


一刀「新星が苦痛だと! 」


新星という言葉は忍にとって誇りであり、多くの者が新星になろうと努力を繰り返すのだ。


ヒロキ「いい機会だから教えてやるよ!あれは数十年前のことだ 」


ここでヒロキは自分の過去について話し出した。


それは数十年前のこと


ある一族が住む村にて


幼いヒロキ「やぁっ!! 」


シュバッ!!


当時7歳のヒロキがいた。


当時からヒロキの忍者としての実力は高く、新星の候補者とまで言われていたのだが彼には欠点があった。


それは…


幼いヒロキ「ゲホッ!! 」


ぼたっ!!


ヒロキは生まれつき心臓に病を患って(わずらって)いたため激しい運動をしたり、術を使うと吐血して苦しむため忍には向かないと回りからいわれていた。


幼いヒロキ「ま…負けるものか!病を患っていても新星になれるってことを僕は証明してやるんだ! 」


バッ!


幼いヒロキは頑張り屋であった。


だが回りはそんなヒロキの頑張りを評価せず


ヒロキの父「せっかくうちの一族から新星が選ばれると思っていたのにまさか病を患っていたなんてな 」


ヒロキの母「どうしてあんな子が生まれたのかしら 」


実の親からも残酷的な言葉を聞かされていたヒロキ


幼いヒロキ「(どうして僕がこんな目に遭わなきゃならないんだ!!) 」


ほろりっ


幼いヒロキが涙を流していると


?「かわいそうになぁ 」


幼いヒロキ「だれっ!? 」


何処からか知らない人の声が聞こえてきた。


すると


黒龍「ようっ! 」


バンッ!!


窓に黒龍がいたのであった!


幼いヒロキ「あ…あんたは誰なの!? 」


幼いヒロキが突然の不審者に驚いていると


黒龍「俺の名は甲賀黒龍だ 」


ヒロキに対して名乗る黒龍だが


幼いヒロキ「(黒龍!?書物でその名前を見たことがある!?でも昔に封印されたはず!?でもそんなことはともかく)だ…誰か…!? 」


ヒロキは声を出して助けを呼ぼうとするが


黒龍「ちょっと待ちなって、別に俺はお前を殺しに来たわけじゃない、むしろお前の力になりに来たんだぜ 」


幼いヒロキ「えっ!? 」


黒龍「その証拠に… 」


シュシュッ!!


黒龍は印を結ぶと


黒龍「ハァッ!! 」


バシュンッ!!


ヒロキに向かって何やら波動が放たれた!


幼いヒロキ「一体何を!?…あれっ?胸の痛みが消えてる!? 」


平常時でも痛みを感じていたが黒龍が印を結んだ瞬間、胸の痛みが治まったのだった。


黒龍「俺にかかればそんな病なんて軽いもんだ。それじゃあ俺は去らせてもらうぜ 」


スッ…


黒龍が去ろうとすると


幼いヒロキ「ちょっと待ってよ!僕に恩を売っておいて口止めしようったって無駄だよ!お前のことは全て話してやる! 」


恩を仇で返すような台詞であるが


黒龍「そんな気は別にないが確信してることが一つある。お前は俺に必ずついてくるとな 」


幼いヒロキ「お前のような悪人に誰がついていくもんか! 」


黒龍「フッ!俺も嫌われたもんだな、俺に会いたいなら墓地にこい!お前は三日だけ待ってやる! 」


スッ!


そして黒龍は去っていったのだった。


そして次の日


幼いヒロキ「ハァッ!! 」


シュシュッ!!


ヒロキの体は以前とは嘘のように打って変わり


激しい運動や術を発動してもまったく心臓に痛みはなく、吐血もなかった。


幼いヒロキ「(これで僕は新星決定戦に出られる!そして僕は新星になるんだ!) 」


この時のヒロキは笑顔であった。


だがその日の夜


幼いヒロキ「鍛練に夢中ですっかり両親に黒龍のことを伝えるのを忘れていた。あいつは墓地にいるって言ってたから襲撃してやる! 」


スッ…


そしてヒロキが両親のいる部屋に入ろうとしたその時!


ヒロキの父「母さん、あのヒロキが元気になるだなんて俺達はついてたな 」


ヒロキの母「ホントよね、一時はあの子を捨てて養子を取ろうとしたけどよかったわ 」


幼いヒロキ「(えっ!?) 」


ヒロキの父「あの子が新星になれば我が一族も有名になって忍の世界で威張り散らせる! 」


ヒロキの母「一度は絶望したけどやはり私達には神がついていたのよ!新星になれば老後の心配しなくていいから助かるわ♪ 」


ヒロキの両親はヒロキを新星になるための道具としか見ていなかった。


この一部始終を聞いたヒロキは


ガラッ!!


ヒロキの両親『ヒ…ヒロキ!? 』


勢いよく扉を開くと


幼いヒロキ「確かにあんた達には神がついているよ、死神がなっ!! 」


それから少し経った後


墓地


黒龍「・・・ 」


黒龍が墓地で待っていると


黒龍「よう、やっぱり来たようだな 」


幼いヒロキ「えぇ、俺はあなたに一生ついていきますよ。地獄にだってね! 」


バンッ!!


黒龍の前に血まみれになったヒロキが現れたのだった!


黒龍「いいぜ、俺についてきな! 」


幼いヒロキ「はい、黒龍様! 」


その後ヒロキは黒龍に仕え、現在に至るのであった。


ヒロキ「あの御方は俺の人生を変えてくれた大事な御方だ!俺は黒龍様に一生ついていく! 」


そしてヒロキの話を聞いた一刀は


一刀「哀れな男だな 」


ヒロキ「なにっ!! 」


一刀「黒龍なんかと出会わなければお前もましな生き方を進んでいただろう 」


ヒロキ「黒龍様をなんか呼ばわりするんじゃねぇ!!お前に俺の何がわかるっていうんだ!!所詮は楽して新星になれた奴に俺の気持ちはわからねぇ!! 」


蓮華「それは違う!一刀だって… 」


ヒロキ「お前は黙ってろ!俺は新星最強と言われるお前を必ず殺してやるぜ! 」


スッ!


ヒロキは構えると


ヒロキ「臨・兵・闘・者… 」


一刀「あの印はまさか!? 」


ヒロキの印の結びを見て驚く一刀


何故ならその印は…


ヒロキ「皆・陣・列・在・前! 」


そして


ぐるぐるっ!!


ヒロキの相棒であるタビラとカラグがねじりあうと


ヒロキ・タビラ・カラグ『秘伝忍術・一心同体! 』


パアァッ!!


ヒロキとタビラ・カラグの体が光り輝くと


バキンッ!!


ヒロキ「蛇神・白鉤ヒロキ! 」


バァンッ!!


光が剥がれ落ち、相棒達と一心同体し、宮司服を着て、両肩カラグとタビラが直接繋がったヒロキが現れた!


次作予定予告!


現代にある江戸の町・大江戸学園


この学園に起こる様々な問題や悪事を解決しようと常に頑張る男がいた!


その者の名は、あきつ…


?「八雲〜!お腹空いちゃった! 」


ドテンッ!!


八雲「お前な!せっかく人が決めているのに!!ってもう終わりなの!? 」

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