茜の決心!
各位置にて一刀達新星が武将達と力を合わせてそれぞれ黒龍軍の下忍、中忍達と戦っている頃
連合軍陣地より右側
玲「おらおらーっ!! 」
ドカカカッ!!
下忍達『ぎゃーっ!? 』
次々と黒龍軍の下忍達を倒していく玲
玲「かぁーっ!!やっぱり思いっきり殴るとスカッとするぜ!こう考えると戦争もいいかもしれねぇな♪ 」
牡丹『玲ったらもう! 』
軽く戦闘狂になりかける玲
玲「そうだ。エロ源治はどうしたかな?あいつのことだからどうせ下着泥してるだろうし、俺が活を入れなきゃな 」
スッ!
そして玲が源治のいる場所に向かうと
源治「・・・がぼばっ!? 」
ボコボコッ!!
頭が水で包まれている源治がいた。
ちなみに源治はカナヅチなため呼吸ができない
しかも水から頭を出そうと手を出したら手が水の中に入れられてしまうため脱出できなかった。
すると
玲「おい源治、なに遊んでるんだよ? 」
玲が言うと
源治「・・・ばぼんべんびゃべえぼ、ぼぼびんびゅーっ!!(遊んでんじゃねぇよ、この貧乳ーっ!!) 」
頭が水の中なためうまく話せない源治であったが
玲「誰が貧乳だこの野郎!!♯ 」
ドグボッ!!
源治「・・・がはっ!? 」
バシャッ!!
玲に対しての悪口はしっかり伝わっており、殴られる源治であったがその反動で無事(?)に脱出できたのだった。
源治「・・・ゲホホッ!?死ぬかと思った!?危ないところだったぜ!? 」
何とか助かった源治だが
玲「まったく!一体何を遊んでやがるんだよ 」
源治「・・・遊んでない!敵の術にかかってしまっただけだ! 」
とここで源治は全てを話した。
少しほど前
源治「・・・にししっ♪大量のブラジャーGET♪理央に見つからない場所に隠して宝物にするぜ♪ 」
あの後も懲りずに下着泥棒をしていた源治
そんな源治の目の前に
沼太夫「あらん♪そこのお兄さんちょっといいかしら? 」
バンッ!!
遊女姿の沼太夫が現れた。
源治「・・・(おほっ♪爆乳美女発見♪)ではブラジャー剥ぎ取らせてもらいます! 」
シュバッ!!
ブラジャーを抜き取るため行動する源治だが
源治「・・・あれっ? 」
源治は手ぶらであった。
何故ならば…
沼太夫「ごめんなさい。私ノーブラなの♪ 」
源治「・・・な…なにっ!?だったら直接おっぱいを… 」
シュッ…
再び迫ろうとする源治だが
スッ!
沼太夫は源治の顔に手を向けると
沼太夫「水遁・牢顔水♪ 」
バシャァッ!!
源治の顔が水の球体で包まれ
源治「・・・ぶあぶっ!? 」
カナヅチな源治は息ができなくなり苦しむのであった。
沼太夫「フフフッ!本陣へ一番乗りね♪ 」
スッ!
そして源治が苦しんでいる間に本陣へと向かう沼太夫であった。
源治「・・・というわけだ 」
全てを話し終えた源治が言うと
玲「って、本陣に行かれてるじゃねぇか!!♯ 」
源治「・・・あっ!? 」
その事に今頃気付く源治であった。
一方、源治の隙をついて本陣に現れた沼太夫は
沼太夫「フッ! 」
シュシュッ!!
茜「はぁっ!! 」
キンキンッ!!
警備の最中に迷ってしまった茜と遭遇し、戦っていた。
沼太夫「フッ!少しはやるじゃないか、この裏切り者!! 」
シュシュッ!!
水で作った手裏剣を茜に放つ沼太夫
茜「くっ!?沼太夫さんも強くなってますね!? 」
キンキンッ!!
茜も傷つきながらも手裏剣を防いでいた。
沼太夫「当たり前さ!あたしはあんたに恨みがあるんだからね!!いつかあんたを殺すために鍛練しまくったのさ! 」
茜「(私に恨み?) 」
と言われても思い当たる節がない茜であったが
茜「(あっ!もしかしてあの事ですか!?) 」
何やら思い出したらしい
すると
茜「沼太夫さん、ごめんなさい! 」
ガバッ!!
急に頭を下げる茜
その理由は…
茜「沼太夫さんが下忍達に指示しようとした時、遅れてやって来た私が転んで沼太夫さんの着物をずらしておっぱい丸出しにしてしまったことを恨んでるんですよね!ごめんなさい! 」
自分のドジスキルが原因だと謝る茜であったが
沼太夫「ふざけんな!それも怒ってるけどあたしはもっと別のことで怒ってるんだよ!!♯ 」
それが原因ではないらしい
すると
茜「じゃ…じゃあ、沼太夫さんが私に自分の煙管を渡すよう頼んだ時に私が間違ってシャボン玉の吹くやつを渡して恥をかいたことを… 」
沼太夫「それも違う!!♯ 」
茜「あとはじゃあ… 」
沼太夫「もういいっ!!♯ 」
これ以上話すときりがないため止められた。
沼太夫「教えてやるよ!あんたはあたしのプライドを傷つけたのさ!!♯ 」
茜「えっ!? 」
身に覚えのない茜であったが
それは数年前のこと
当時まだ黒龍軍の一員であった茜が中忍に昇格した時のことだった。
沼太夫「あたしは沼太夫。わかんないことがあったら何でも聞きな 」
茜「はい。沼太夫さん 」
この頃はまだ沼太夫は茜に優しかったのだが
その日の夜
ガヤガヤッ!!
沼太夫「んっ?また下忍達が人気投票してるようだね 」
黒龍軍の下忍達は年に数回、上司(中忍、上忍)限定のミスコンが行われていた。
沼太夫「(まぁ今回もあたしが一番なのはわかってるけど様子を見てみるか♪) 」
スッ…
そして投票の様子を見てみる沼太夫であったが
一位 水希茜
二位 沼太夫
がぁーんっ!!
沼太夫「な…何だって!? 」
一位は沼太夫ではなく茜であった。
そして黒龍からの評価も
黒龍「茜、テメェに足りねえのは殺意だ。それさえあればお前はいつでも上忍になれるぜ 」
茜「はい黒龍様! 」
沼太夫より高かったりする。
沼太夫「(くそっ!!♯) 」
茜に対して平常時では優しく接している沼太夫であったが内心は怒りに燃えていた。
それからしばらくして、茜が黒龍軍を裏切って除名されたこともあり
一位 沼太夫
二位 鈴目蜂
沼太夫「(どんなもんだい!!) 」
沼太夫は再び一位を手にしたのだが
下忍A「あ〜ぁ、何で茜さんは黒龍軍を裏切ったんだろうな?おかげで沼太夫さんにしか入れられなくなっちまったよ 」
下忍B「沼太夫さんも胸はでかいからいいんだけど、オバサンだからな 」
ガァーンッ!!
沼太夫…年齢は恋姫キャラでいうなら祭さんより少し上の熟女であった。
それ以来、沼太夫は茜を憎み続けたのであった。(完全なる逆恨み)
沼太夫「半人前のあんたじゃあたしを倒せるわけないさ! 」
パチンッ!
沼太夫が指を弾くと
ぽわっ!!
茜「この術は!? 」
茜の両手足を水の球体が包み込むと
シュシュッ!!
沼太夫「水遁・水圧殺の術! 」
沼太夫が印を結んだ瞬間!
べきべきんっ!!
茜「きゃあーっ!? 」
茜の両手足は水圧によって折られてしまった。
沼太夫「フッ!手が使えなければ印も結べまい!とどめを刺してやる! 」
シュシュッ!!
沼太夫「沼遁・地獄沼! 」
ボンッ!!
術でどす黒い沼を出現させる沼太夫
彼女は水遁、土遁、そして沼遁の使い手なのだ。
茜「うぅ!? 」
ガシッ!!
沼太夫は倒れる茜を起こすと
沼太夫「あんたもかわいそうに、北郷になんて味方するからこんな目に遭うんだよ! 」
ぽいっ!! ボチャッ!!
沼太夫は茜を沼に投げ捨てた!
茜「がはっ!? 」
沼太夫「その沼の底は地獄に通じている。あの世で黒龍様に歯向かったことを後悔するんだね! 」
何とか沼から出ようとする茜であったが
ずぼっ!!
力尽きて沼に沈んでしまった!
沼太夫「フッ!馬鹿な奴だよ。あたしに一度も勝てなかったあんたにあたしが負けるわけないのにさ 」
だがこの時、沼の中にて
茜「(うぅっ!?) 」
茜が沈みながらも何かを思っていた。
茜「(一刀様、あなたの一番弟子でありながら敗北してしまって申し訳ありません!?そしてさよならです) 」
と茜が沼の底に落ちそうになると
一刀「諦めるな茜! 」
茜「(か…一刀様!?) 」
バンッ!!
茜の目の前に一刀の幻影が現れた。
一刀「自分の実力も満足に出してないのに諦めるんじゃない! 」
茜「(でも私は…!?) 」
一刀「自分が自分の勝機を信じられなくて、誰が信じるというんだ!! 」
ビシッ!!
茜に対して厳しく言い放つ一刀
すると
茜「(一刀様!私、頑張ってみます!) 」
シュシュッ…
ズキンッ!!
茜「(いたっ!?) 」
茜は手を痛めながらも頑張って印を結んだのだった。
そして一方、沼の外では
沼太夫「フフッ!今頃、閻魔大王にても説教されているかもしれないね 」
戦いに勝利したと思う沼太夫であったが
ドバァッ!!
沼太夫「なにっ!? 」
何かが沼から出てきた!
よく見てみると…
バンッ!!
水鎧を身に纏い、虎にまたがった茜がいた!
この虎は茜の水虎弾で呼び出したものである。
茜「私はもう迷わない!沼太夫さん、あなたを倒させてもらいます! 」
ガァルルーーッ!!
バッ!
虎にまたがった茜が沼太夫に迫る!
沼太夫「フンッ!あんたは一生あたしに勝てない運命なんだよ! 」
シュシュッ!!
沼太夫は印を結ぶと
沼太夫「沼遁・散沼魚! 」
ボンッ!!
沼太夫はどす黒い色をした巨大なトカゲのようなものを出現させた!
沼太夫「少しでも触れればすぐに取り込まれるよ! 」
この術で決めようとする沼太夫であったが
茜「私は…負けません! 」
ゴォッ!!
そして水虎弾が散沼魚に触れた瞬間!
シュバッ!!
沼太夫「なにっ!? 」
水虎弾は散沼魚を抜けた!
これは散沼魚より水虎弾の方が威力が高いことを意味するのだ!
そして…
ドカァッ!!
沼太夫「がはぁっ!? 」
ドサッ!!
そのまま水虎弾は沼太夫に体当たりをした!
沼太夫「フッ!やっぱりあんたは甘い奴だね、早くとどめを刺しな! 」
倒れる沼太夫は茜に言うが
茜「一刀様が言ってました。倒れている敵を攻撃してはならないと、弟子である私はその教えに従います 」
あえてとどめを刺さない茜
沼太夫「フッ!あたしもあんたのように黒龍様を裏切っていたら少しは変われたんだろうね 」
沼太夫がそう言うと
パァッ…シュパンッ!!
突然沼太夫は消えてしまった
茜「(あれは黒龍様の術!?沼太夫さん、どうかご無事でいてくださいね) 」
バタンッ!!
そして力尽きて気を失う茜であったが
パァッ!!
この時、術が解けて後ろ向きであったものの全裸になった茜が発見され、少し騒動が起きたという
ちなみに沼太夫が消えた頃
中忍達『た…退却だ!? 』
ダダーッ!!
沼太夫と同じように由太朗が消え、黒龍軍の中忍、下忍達が退却し、第一戦は大陸側の勝利で終わったのだが
ゴゴゴッ…!!
その日の夜、恐怖が両軍を襲うのであった。
黒龍軍 忍者ファイル
嵐雅 神楽
性別・男
得物・鎌『嵐切』
好物・ステーキ
使用遁・水遁、雷遁、嵐遁
弱点・気色悪いもの
玲と同じ高校の一学年後輩。紳士的な性格で女性に優しく、変態を嫌う。見た目が女っぽいのでよく女と間違われる。動きが早く、怒ると怖い