全員集結!迷惑な女
ついに黒龍軍が始動し、対抗するため三国の中心地へと合流することになった一刀達新星一同!
だが新星全員が主君と仲間達を連れてきてしまい混乱する一刀であった。
バァンッ!!
大天幕
この場所にて…
呉軍王 孫権(蓮華)
軍師 周瑜(冥琳)
護衛 甘寧(思春)
蜀軍王 劉備(桃香)
軍師 諸葛亮(朱里)
護衛 関羽(愛紗)
魏軍王 曹操(華琳)
軍師 荀イク(桂花)
護衛 夏侯惇(春蘭)
幽州軍王 公孫賛(白蓮)
が軍議を始めようとするなか
ドォーーンッ…
一刀達新星は天幕の近くの場所にて反省会を開いていた。
一刀「はぁ〜、まさか新星全員が国の主要人物全員を連れてくるなんてな!? 」
もともと黒龍軍退治は一刀達新星と他の忍だけでやるつもりだったのだが全員ついてきてしまったのだった。
一刀「雪蓮達は仕方ないとしてうちは美羽と七乃までついてきてしまったからな!? 」
実は戦力になりそうにない居候的存在の美羽と七乃まで荷物に隠れてやって来たのだった。
何故危険なことをしないこの二人がついてきたかというと
美羽「わ…妾は決してお主らが黒龍とやらをあと一撃で倒せる時に現れて一撃を食らわして倒してしまおうなんて考えておらぬぞ!? 」
七乃「お嬢様〜、全部バラしちゃってどうするんですか〜!? 」
こういうのを漁夫の利という
玲「うちも零奈を起こそうとしたら美以達まで騒いじまってみんなにバレちまったからな!? 」
葵「おまけに璃々ちゃんまでついてきちゃうしね!? 」
何故確実に戦力になりそうにない璃々ちゃんまでついてきたのかというと
璃々「お兄ちゃん(一刀)がいるなら絶対璃々もいくもん!! 」
と言いまくり、しまいには泣きそうになったので邪魔にならないことを条件に仕方なく連れてきたのだった。
ジュン「あぁ、あそこで華琳に見つかってなきゃな!? 」
ジュンの場合、一刀からのメッセージを聞いてそれまでやっていた仕事を全て放り出して向かおうとしたのだが
たまたま監視のために華琳が現れてしまい、逃げようとすれば帰ってきた時に物凄い罰を食らわされるため事情を話した結果、ついてきてしまったのだった。
源治「・・・ようやくしばらくの間、理央から離れられると思ったのに… 」
源治は理央を置いていこうとしたのだが、理央が源治の脱走を阻止するために設置した鳴子が発動してバレてしまい、浮気防止のためついてきてしまったのだった。
吹音「私なんて兵が全軍来てるんですよ。今頃、幽州は大丈夫でしょうか!? 」
帰ってきた際には幽州が賊に滅ぼされているのではないかと心配する吹音
吹音のいうように幽州には兵は一人たりともいなく、全員が集結していたのであった。
その理由が…
幽州兵達『風切将軍は我々が命にかえてもお守りします! 』
とのことである。
玲「まぁ連れてきたもんは仕方がねぇ、元々黒龍軍の忍の数は数百万、こちらは十数人じゃ勝ち目はないんだ。武将達はともかく雑魚兵でも集まれば強くなるだろうし、ゴミも積もれば山となる。だな! 」
吹音「あのぅ玲さん、それをいうなら塵も積もればですけど!? 」
玲「ゴミも塵も似たようなもんだろが気にすんな 」
似たようなものであっても言葉が違う
一刀「確かに玲の言う通りだ。こうなったら頑張るしかないな! 」
葵「えぇっ! 」
ジュン「おうっ! 」
玲「その通りだぜ! 」
吹音「はいです! 」
源治「・・・仕方ない! 」
パシッ!!
互いに手を打ち合う新星達
小助『俺達も新星をサポートしなくちゃな 』
あられ『そうだね 』
神速丸『偵察なら鷹である俺の腕の見せどころだぜ! 』
牡丹『頑張るわんっ! 』
万年『若いもんにはまだまだ負けん! 』
月光「私達の力を見せてあげましょう! 」
そして相棒達も気持ちを一つにしていると
茜「一刀様、皆さん、大変です!? 」
一刀「どうした茜? 」
茜が慌ててやってきた。
茜「大天幕が大乱戦してるんですよ!? 」
新星達『なにっ!? 』
そして時間は戻り、軍議が始まった時のこと
バサッ!!
蓮華「! 」
華琳「誰! 」
突然大天幕が開かれ
麗羽「おーほっほっほっ! 」
麗羽が現れた。
桃香「れ…麗羽さん!? 」
白蓮「一体何の用だ!! 」
麗羽「あ〜ら、大切な軍議となれば名家出身であるこのわたくしが出ないとおかしいではありませんの 」
ちなみに麗羽を呼ばなかったのは、もう袁家が名家ではないのと、呼ぶとうるさいからである。
華琳「あなたは別にいらないから出ていきなさい! 」
麗羽「な〜んですって〜!!♯ 」
華琳の発言に麗羽が怒ると
月「まぁまぁ麗羽さん、お茶でも飲んで落ち着いてください 」
スッ!
そこに月が現れて麗羽にお茶を出した。
麗羽「あ〜ら、さすがは給仕の月さんですわね 」
月「私にはこれくらいしかできませんので 」
と話す月だが
華琳「(何なのかしら?あの月とかいう人物を見てると何かを感じるわ!?) 」
蓮華「(あの娘、ただの給仕じゃないような気がするな) 」
白蓮「(気のせいか?他とは違う気がする) 」
月の正体がかつて大悪党だと噂された董卓だと知らない三人は月について?を浮かべていた。
するとその時!
?「離せーっ!あのお方に会わせろーっ!! 」
麗羽「誰ですの? 」
月「(この声は!?) 」
大天幕の外から誰かの声が聞こえ
バサッ!!
大天幕に斧を背負った銀髪の女が入ってきた。
この人物こそ
月「(華雄さん!?) 」
バンッ!!
かつて董卓軍に属していた武将・華雄であった!
愛紗「華雄だと!?お前は確かシ水関にて倒されたはずでは!?(十七話参照) 」
華雄「確かに私はあの時に倒された。だが生き延びようとさ迷っているうちによく叫ぶ声のでかい赤毛の男と変人の筋肉男二人によって治療を受け、回復したのだ。だがそんなことはどうでもいい! 」
スッ!
華雄は月の方を見ると
華雄「お久し振りです。董卓様! 」
バンッ!!
爆弾発言をしてしまった!?
月「(へぅっ!?) 」
桃香「(あちゃ〜!?) 」
麗羽「董卓?昔、どこかで聞いたような… 」
そのまま忘れていてくれればよかったのだが
麗羽「思い出しましたわ!?かつて洛陽を支配していた大悪党!それがまさか月さんだったなんて!? 」
蓮華・華琳・白蓮『えっ!? 』
董卓という名に一部のものが驚いた。
桃香「え〜と!?違うんだよ!?たまたま同じ名前なだけで!? 」
誤魔化そうとする桃香だが
月「桃香様、もういいんです 」
桃香「月ちゃん!? 」
月「いつかこうなる日が来るとわかってましたから 」
スッ!
月はみんなの前に出ると
月「麗羽さんの言うように私は董卓仲潁です。今まで隠していてすいませんでした 」
ぺこりっ!
みんなの前で頭を下げる月
白蓮「でも確か董卓は死んだって聞いたぞ!? 」
月「あれはある人が私を助けて身代わりになったんです 」
ある人とは一刀であり、一刀が偽の董卓に変化して戦いは丸く収まったのだった。
蓮華「(たぶん一刀が何かをしたな) 」
華琳「(初耳ね!?) 」
それぞれが反応していると
桃香「で…でも月ちゃんは何も悪いことはしてないんだよ!これだけは信じてください!? 」
ぺこりっ!
信じてくれるよう頭を下げる桃香だが
麗羽「ダメですわ 」
桃香「えっ!? 」
麗羽「ここで会ったが百年目、この場でわたくしが殺してあげますわ!! 」
ジャキンッ!!
剣を取り出し、月に向ける麗羽
華琳「ちょっと麗羽、何をしてるの!? 」
蓮華「もう過ぎたことだろ、許してやれ!? 」
白蓮「そうだぞ!? 」
麗羽「お黙りなさい!邪魔をするというのならこのわたくしが全員を捕らえてあげますわよ!こののんびり王!くるくるおチビ!普通太守にケツでか王さん!!♯ 」
と麗羽が蓮華達の悪口を言った瞬間
ジャキジャキンッ!!
麗羽「えっ!? 」
麗羽は得物を持った一刀達に囲まれてしまった!
すると
一刀「自分のことはいくら馬鹿にされても構わないが♯ 」
葵「主君をバカにされたら怒りを爆発させろが忍の掟♯ 」
ジュン「この人、殺しちゃう?♯ 」
玲「こんな奴、いない方が気が楽だしな♯ 」
源治「・・・乳は好みだが自分勝手でわがままな女は嫌いだ♯ 」
吹音(裏)「覚悟しやがれ袁紹!!♯ 」
麗羽「ひぃっ!? 」
このままでは麗羽が殺されると思っていたが
蓮華・桃香・華琳・月・白蓮『(一刀、葵ちゃん、ジュン、玲さん、吹音)、やめろ!! 』
それぞれの主君が命じた直後
ババッ!!
源治以外の五人が麗羽から離れ
源治「・・・その乳に免じて俺も許してやるよ 」
源治も離れていった。
麗羽「は…ははっ!? 」
ガクンっ!!
そして驚いて膝をつく麗羽だったが
じょろろ〜…!!
既に漏らしていたりする。
その後、必死で謝る麗羽により月のことは許された。
そして月の所属は董卓軍として分別され
他にメンバーは華雄の他に蜀の詠、恋、ねね。魏の霞、そして忍の玲が加わったのだった。
一刀「(これにて一件落着!) 」
安心する一刀だが
蓮華「それより一刀、私は董卓について聞いていないんだがな♯ 」
ずいっ!!
蓮華から詰め寄られる一刀
一刀「あれっ?いいませんでしたっけ!? 」
一刀が言い訳を考えようと思ったその時!
一刀「(ピクンッ!!) 」
蓮華「どうした一刀? 」
一刀は何かを感じ取ると
一刀「ここから数里離れた場所から殺気が流れています!? 」
全員『!? 』
いよいよ黒龍軍との対決が始まろうとしていた。
黒龍軍 忍者ファイル
風切吹音
性別 女
主君 公孫賛(白蓮)
得物 鉄扇『鎌鼬』
相棒 月光(猫又)
好物 ワッフル
使用遁 風遁
弱点 羞恥心、汚いもの
バスト Gカップ
新星ナンバー2の実力者。普段は大人しくて優しいが鉄扇を持つと性格が乱暴になる。自軍の兵士達には白蓮よりもいい扱いを受けている




