秘密の親子
今回は真・恋姫†無双の冥琳√のある話がモチーフです
それはある日のこと
スッ!
一刀「よしっ!完璧だな! 」
呉の町にて町人の服を着た一刀がいた。
何故いつものフランチェスカ学園の制服ではないかというと
小助『蓮華姉ちゃんとの逢い引き(デート)は久しぶりだから変装に気合い入ってるじゃねえか♪ 』
一刀「茶化すな小助!/// 」
そう。今日は蓮華とデートする日であり
呉の主要人物には知れわたっているが町人には一刀と蓮華の仲はあまり知られておらず
いつもの服だと人目に付きやすいため変装として互いに町人の服を着ているのであった。
一刀「(蓮華様はまだかな♪) 」
小助『待ち合わせの時間はまだだってのに大分前に到着するなんてな 』
そして一刀が蓮華を待っていると
ぐいっ!
いきなり一刀のズボンが引っ張られ
一刀「蓮華様!! 」
くるっ!!
一刀は蓮華が来たと思い、勢いよく振り向くが
パッ!
一刀「あれっ? 」
そこに蓮華の姿はなく
ぐいぐいっ!!
一刀「んっ? 」
更にまだズボンが引っ張られているので一刀が足の方を見てみると
?「あ〜♪ 」
一刀「えっ!? 」
一刀のズボンを引っ張っていたのは2〜3歳くらいの男の子であった。
一刀「何だ。子供か!? 」
蓮華ではなかったため多少落ち込む一刀であったが
次の瞬間!
子供「ととさま〜♪ 」
一刀「!? 」
小助『なっ!? 』
何と!?子供は一刀に向かってととさま(父様)と呼んできたのだ!
小助『一刀!?誰との間にできた子だよ!? 』
一刀「俺の子ではない!坊や、名前は? 」
一刀が子供に名前を聞いてみると
子供「ととさま〜♪ 」
小助『変わった名前だな!? 』
一刀「そんなわけないだろう!? 」
思わず小助に突っ込む一刀
子供「ととさま〜♪ 」
ぎゅっ!
一刀「だから俺は坊やの父親じゃないって!?どうすればいいんだ!? 」
小助『こんな時に蓮華姉ちゃんが来たら最悪だな 』
と小助が言うと
一刀・小助『(ピクンッ!!) 』
一刀と小助は何かを感じ取った。
小助『こ…この殺気は!? 』
一刀「あぁ、間違いない!? 」
ギギギッ…!?
と二人はブリキ人形のように首を動かしながら殺気の流れている方を見てみると
蓮華「カ〜ズ〜ト〜!!♯ 」
バンッ!!
そこには一刀に対する嫉妬の怒りで殺気を流しまくり、変装のため町人の服を着た蓮華がいた!
一刀「れ…蓮華!? 」
蓮華「レ…蓮華!?ジャナイ!!マサカ一刀二隠シ子ガイタナンテナ!!♯ 」
どうやら完全に誤解しているようだ。
一刀「こ…これは誤解です!?俺はこの坊やの父親じゃないですから!?ほら坊やからも何か言ってくれ!? 」
スッ!
一刀は坊やに説明してもらおうと抱き上げるが
子供「わぁい♪ととさま、抱っこ♪ 」
ブチンッ!!
火に油を注ぐ結果になってしまい
蓮華「死ネーーっ!!♯ 」
ブォンッ!!
一刀「おわっ!? 」
サッ!
蓮華が振るった剣を何とか避ける一刀だが
蓮華「コノ浮気者!!一体誰ノ子ダ!!♯ 」
ブォンッ!! パシッ!!
一刀「お…落ち着いてください!? 」
子供を降ろした一刀は蓮華の剣の一振りを真剣白羽取りで受け止めるが嫉妬による怒りで蓮華の力が普段の数倍は上がっているため長く持ちこたえることができなかった。
するとその時!
ぐいっ!
蓮華「アンッ!!♯ 」
子供が蓮華の服を引っ張ると
子供「かかさま〜♪ 」
蓮華「えっ!? 」
子供は蓮華に対してかかさま(母様)と言い出したのだった。
すると
蓮華「い…いや、ちょっと待て!?確かに私は子作り経験はあるが子供ができたかどうかわからないし、産んだ経験もなくて…/// 」
小助『子供の前で何を真剣に悩んでるんだか 』
それからしばらくして
子供「あはっ♪ととさま、かかさま♪ 」
蓮華「はぁ、無邪気なものだな 」
一刀「そうですね 」
あの後、一刀から事情を聞かされてようやく落ち着いた蓮華であったが
問題点としてこの子供をどうするか悩んでいた。
普通ならば警邏隊に引き渡すのが一番いいのかもしれないが
現在二人はお忍びで逢い引き中であり、いくら変装しているからとはいえ警邏隊にバレてしまう。
そうなると城に一刀と蓮華が逢い引きしていることが伝えられ、また一騒動が起こりそうなのだった。
それは不味いため仕方なくこの子供の親が探しにくるまで待つことにするのであった。
小助『しかし親から離れて別の人にくっついていくなんて、この子供は誘拐されても文句はいえないな!? 』
一刀「そうだな!? 」
確実に誘拐されやすい子供である。
蓮華「それにしても… 」
じーっ…
子供「? 」
蓮華が子供の顔をじっと見つめると
蓮華「微かに一刀に似ている気がするが本当は一刀の子供なんじゃないか? 」
まだ疑う蓮華
すると
一刀「神に誓って俺の子ではありません!? 」
と一刀がきっぱり言うと
一刀「俺が子作りしたのは蓮華だけです!!/// 」
蓮華「一刀/// 」
一刀「蓮華/// 」
小助『熱いねぇお二人さん♪子供の前で何いちゃついてるんだか 』
一刀・蓮華『はっ!?/// 』
小助の言葉で我に返る二人
するとその時であった。
蓮華「あれっ!?あの子供がいない!? 」
一刀「えっ!? 」
二人がいちゃついている間に子供の姿が消えてしまった!
一刀「手分けして探しましょう!俺はあっちを探しますから蓮華はそっちをお願いします! 」
蓮華「わかった! 」
小助『俺は蓮華姉ちゃんについてくぜ! 』
バッ!
そして手分けして坊やを探していると
蓮華「坊やはどこにいったんだろう? 」
小助『案外、本当の親を見つけてついていったのかもな 』
その可能性も否定できない
するとその時!
子供「かかさま〜! 」
蓮華「この声は!? 」
ダッ!
蓮華が声のする方に向かうと
子供「かかさま〜! 」
蓮華「坊や!? 」
ガシッ!!
向かってきた坊やを抱く蓮華
蓮華「もうっ!勝手に離れて!! 」
いちゃついていた蓮華にも原因があるのかもしれないが
子供「だってあのおじちゃんが面白い顔してたんだもん♪ 」
蓮華「えっ? 」
と蓮華が坊やの指さす方を見ると
男達『あんっ!!♯ 』
ギロリッ!!
そこには人相の悪い男達がいた!
親分「あんたはこのガキの母親か!!♯ 」
蓮華「そ…そうだったらどうだ! 」
親分「決まってるだろ!親らしく俺の顔を面白いって言った責任をとれってんだよ!!♯ 」
ジャキンッ!!
男達は一斉に剣を抜いた!
子供「かかさま〜!? 」
蓮華「大丈夫だ 」
サッ!
蓮華は子供を後ろに隠すと
蓮華「(とはいえ多勢に無勢だ。子供を守りながらでは戦えない!?) 」
逃げるにしても子供を連れては逃げられなかった。
親分「さぁ、まずは責任としてその体を触らせてもらうぜ♪ 」
スッ…
そして親分が蓮華の体に触れようとしたその時
小助『あ〜ぁ、お前死ぬかもな 』
親分「なにっ!!♯ 」
小助『嘘だと思うなら上を見てみろよ 』
親分「上だと! 」
スッ!
小助に指示されて親分が上を見た瞬間!
キィンッ!!
ドッゴォーーンッ!!
親分「がぼはっ!? 」
一刀「・・・ 」
一刀が上から落ちてきて親分に蹴りを食らわした!
男達『お…親分!? 』
他の男達が驚いていると
スッ!
一刀は男達に剣を向け
一刀「この男を連れてさっさといくがよい!!♯ 」
ゴゴゴッ…!!♯
子供がいるためすぐには襲いかかろうとしない一刀
すると
男達『し…失礼しました!? 』
ダダッ!!
男達は親分を連れてそのまま逃げていった。
それからしばらくして
子供「あはっ♪ととさま〜♪ 」
一刀に肩車され喜ぶ子供
小助『危ない目に遭いかけたのに呑気な子供だな 』
一刀「まぁ子供だから仕方ないな 」
蓮華「そうだな 」
そして二人が歩いていると
母親「坊や! 」
一刀「えっ? 」
子供「あっ!かかさま〜♪ 」
子供の本当の両親に遭遇し、子供は引き渡されたのだった。
子供「ばいば〜い♪ 」
小助『しかし、服が似てるからって他人についていくなんてな 』
変装のため町人の服を着ていた一刀と蓮華の服装がたまたま子供の両親の服に似ていたため子供はついてきたのだと判明するのであった。
蓮華「おかげで長いタイムロスをしてしまったな、これじゃあ逢い引きは無理そうだな 」
と蓮華は残念そうであったが
スッ!
蓮華「えっ!? 」
一刀が蓮華に手を差し出すと
一刀「ま…まだ時間はありますので当初の予定であった逢い引きをしましょう/// 」
蓮華「一刀/// 」
小助『熱いねぇお二人さん♪ 』
一刀「う…うるさい!!/// 」
そして二人はようやく逢い引きをするのであったが
この時、大陸にいる誰もが気づいていなかった。
黒龍の城
ボコッ!! ボココッ!!
ヒロキ「黒龍様、ついにできたんだね 」
黒龍「あぁ、初代新星がついに復活した!これでこの大陸は俺のものだ!! 」
この時、黒龍の邪悪な支配が始まろうとしていた!
黒龍軍 忍者ファイル
土門玲
性別 女
主君 董卓(月)
得物 手甲・玄武
相棒 牡丹(猪)
好物 カツ丼
使用遁 土遁
弱点 殴れないもの、ぬるぬるしたもの、正座
バスト AAAカップ
一心同体時 Dカップ
新星一の腕力と防御力の持ち主。性格は脳筋で体術の使い手。性格とスタイルのせいでよく男と間違えられており、間違えられると激しく怒る。