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鬼仮面再び!

それはある日のこと


一刀「うむ、今日も呉の町は平和だな 」


一刀が普段着であるフランチェスカ学園の制服を着て町でパトロールしていた。


すると


男「ようよう姉ちゃん、ちょっと俺と遊ばない♪ 」


女「え〜、どうしよっかな〜? 」


一人の軟派男を見つけた。


一刀「(まぁ女の方も迷惑がってないから大丈夫だろ) 」


と別に問題が起きてないのでほっておくことにする一刀


そんな時


一刀「(まぁ、あの時に出会った鬼仮面なら『女性に対して軽い口を出す男なんて許さない!成敗する!』と言って襲うかもしれないがな) 」


一刀は以前源治の宝探しに付き合った時、森にて出会った鬼仮面のことを思い出していた。


あの時、源治が買った偽の地図により危うく全員迷子になりかけたのだが、現れた鬼仮面が落としていった地図により無事にそれぞれの国に帰ったのだった。


と一刀がパトロールを続けようとすると


?「女性に対して軽い口を出す男なんて許さない!成敗する! 」


一刀「おや、幻聴が聞こえるのかな? 」


スッ…


そして一刀がさっきの軟派男の方を見てみると


バンッ!!


さっきの場所に鬼仮面がいた!


男「何だよお前!? 」


鬼仮面「問答無用!成敗! 」


ドカッ!!☆ミ


男「がはっ!? 」


鬼仮面が男を気絶させると


鬼仮面「お姉さん、もう大丈夫です… 」


女を安心させようとする鬼仮面だが


女「いやーっ!?誰か来て〜!? 」


鬼仮面「えっ!? 」


何故か叫ばれてしまった。


鬼仮面「ちょっと!?僕はあなたを助けて… 」


女「ち…近寄らないで!? 」


鬼仮面にビビりまくる女


すると


警邏隊『警邏隊だ。そこの怪しい者、動きを止めろ! 』


バッ!


騒ぎを聞いて警邏隊まで現れた。


鬼仮面「新手の増援か、かかってきなさい!! 」


スッ!


構える鬼仮面


だがこれ以上やると話がややこしくなるので


シュッ! ぼわんっ!!


警邏隊『うわっ!? 』


鬼仮面「これは!?煙り玉!? 」


現場に煙り玉が投げられ煙幕が発生すると


ズビシッ!!


鬼仮面「がはっ!? 」


がくんっ!!


鬼仮面は気絶され、煙幕が晴れると


警邏隊『おや!?鬼仮面の姿が消えている!? 』


鬼仮面の姿が消えているのであった。


しばらくして


鬼仮面「うぅ…!? 」


鬼仮面が目を覚ますと


バンッ!!


鬼仮面「こ…ここは!? 」


そこは城の中であり


ガチッ!!


鬼仮面「何だこれは!? 」


鬼仮面は鎖で縛られていた。


すると


一刀「目が覚めたようだな 」


鬼仮面「あなたは北郷一刀!? 」


そこに一刀の他


雪蓮「そいつが警邏隊が話していた怪しい奴ね 」


冥琳「なるほどな 」


蓮華「この者は以前会ったことがあるな!? 」


バンッ!!


呉の主要人物が勢揃いしていた。


鬼仮面「あなた達は僕をどうする気だ!! 」


雪蓮「どうもしないわよ。そんなことより… 」


パシッ!!


雪蓮「人と話をするならそんな仮面なんて取っちゃいなさい 」


鬼仮面の仮面を無理矢理外す雪蓮


そして鬼仮面の素顔は


パァッ!!


?「あっ!? 」


白色ロング髪を後ろでまとめ、右目は前髪で隠れており


髪がサラサラで肌がつやつやであった。


雪蓮「あらあら、男かと思ったら女の子じゃない!? 」

?「違います!僕は男ですっ!! 」


雪蓮「男の娘とか? 」


?「正真正銘の男ですから!! 」


冥琳「雪蓮、涙目になっているからからかうのは止めにしろ 」


雪蓮「はぁ〜い 」


本当はもうちょっとからかいたかった雪蓮


冥琳「ところでそろそろ名前を教えてもらおうか? 」


本題に戻って鬼仮面の名前を聞いてみると


神楽「僕の名前は嵐雅 神楽(かぐら)です。察しの通りそこにいる二人と同じ忍者です 」


普通は忍者が忍者だと言わないのだが状況的に考えて言うしかなかった。


蓮華「神楽とやら、呉に来たのには理由があるのか? 」


神楽「はい。実は憎きある人物を探してさ迷っていたらこの国に着きまして、そしたら不埒な男がいたので粛正を 」


それがさっきの騒動である。


一刀「憎き人物が誰であるかは別として、蓮華様、こいつをどうしましょうか? 」


蓮華「うむ、あれだけ騒いだのだから普通は牢屋行きだな 」


男を殴ったくらいで重すぎでしょと思うが警邏隊まで呼ぶほどの騒動なのでそれが普通であった。


一刀「それなのですが実は… 」


と一刀が話そうとしたその時!


兵士「大変です!? 」


一人の兵士が入ってきた。


冥琳「どうした! 」


兵士「呉の国に賊が攻めて来ております。その数、およそ2000とのこと!? 」


蓮華「二千か!? 」


少ないかもしれないが急に二千に対抗できる人数を集めるのは容易ではなかった。


すると


一刀「二千か、軽いじゃないですか 」


蓮華「えっ!? 」


一刀「その程度なら俺と茜、そしてこの神楽がいれば迎撃可能ですよ 」


バンッ!!


迎撃隊の中に神楽を加えようとする一刀


一刀「神楽、お前も正義の忍ならば大丈夫だろ 」


一刀が神楽に聞くと


神楽「ふっ!わかりました。賊のように不埒な奴を倒すのは得意な方でね 」


参戦する気の神楽


茜「一刀様、私も頑張ります! 」


一刀「よし!では行って参ります 」


ダダッ!!


直ぐ様外に向かう一刀達


雪蓮「蓮華、止めなくていいの? 」


蓮華「一刀なら大丈夫だとわかってますし、それに一刀には考えがあるようなので 」


雪蓮「考え? 」


蓮華は一刀の考えを見抜いていた。


その考えとは…


呉の国の外


神楽「ハァッ!! 」


ズバンッ!!


賊「がはっ!? 」


一刀「(前に会った時よりいい動きをしているな) 」


共に戦うことにより神楽の力量を調べているのだ。


茜「私も負けてられません!! 」


ドカッ!!


負けじと張り切る茜


そして


賊頭「野郎、たった三人でなめた真似しやがって!! 」


バンッ!!


ついに賊頭が出てきてしまった。


賊頭「これでも食らえ!! 」


ブォンッ!!


一刀「神楽! 」


神楽に鎖ハンマーを投げつける賊頭だが


神楽「心配無用! 」


シュシュッ!!


神楽は印を結ぶと


神楽「水遁・水反射の術! 」


ババッ!!


術を使って水で鏡の形を作り出し


キンッ!! ブォンッ!!


鎖ハンマーが跳ね返され賊頭に向かっていく!


賊頭「うおっ!? 」


サッ!


何とか避ける賊頭だが


シュッ!


神楽「僕の前で余所見厳禁です 」


賊頭「なっ!? 」


神楽は自慢の足で素早く賊頭に近づくと


シュシュッ!!


神楽「雷遁・感激龍! 」


神楽が印を結んだ瞬間


バチバチッ!!


神楽の手に雷の気が集まり


神楽「ハァッ!! 」


バッ!


神楽が上空に雷の気を放つと


バチバチッ!!


ゴオォォーーンッ!!


雷が龍の姿になり


賊頭「ひっ!?うわぁーっ!? 」


ドォーーンッ!!


見事賊頭に命中した!


神楽「死なない程度にしましたので安心してください 」


そして賊をすべて蹴散らしたその後


スッ!


神楽「さぁ、僕を捕らえてください 」


再び捕まろうとする神楽だが


一刀「その必要はない 」


神楽「えっ? 」


一刀「神楽よ、行く宛がないのなら呉にとどまったらどうだ。蓮華様から許可はもらってあるしな 」


この答えに神楽は


神楽「確かにある人物を倒すための修行には強いものと鍛練するのが一番だ。ありがたく受け取るよ 」


呉の忍になるのであった。


それから少しして


一刀「では最初の任務だ。この書庫にいる魔獣を退治してくれ 」


神楽「魔獣か、よしわかった! 」


スッ!


そして神楽が書庫に入ると


ガチャンッ!


神楽「んっ?何故鍵を閉めるんだ? 」


その理由は…


穏「あぁん、新しい本がたくさんあります〜♪/// 」


神楽「なっ!?/// 」


鍵をかけた理由、それは興奮した穏を外に出さないためであり


穏「あらあら〜、新しい人ですね〜。穏の興奮を静めてください〜♪/// 」


神楽「うわぁーっ!?止めてください!? 」


穏を静めるための生け贄にされた神楽であった。


一刀「これで少しは重荷が消えるな!? 」


ちなみにこの役は今まで一刀がされていた。


そして神楽は出かけた冥琳が書庫に戻ってくるまでの間、逃げ続けたという


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