雪蓮の子作り大作戦
どうもお待たせしました。体調不良から回復し投稿していきます。
それはある日のこと
呉の城・政務室
雪蓮「はぁ〜!? 」
この日、珍しくもなく雪蓮がため息を吐いていた。
冥琳「どうした雪蓮?ため息を吐いたところで仕事の山は消えないぞ 」
ドォンッ!!
確かに雪蓮の前には雪蓮がサボりまくって溜めた仕事の山がそびえ立っていた。
雪蓮「ねぇ冥琳、ちょっと聞いてもいい? 」
冥琳「何だ?お前から質問だなんて珍しいな 」
冥琳が答えると
雪蓮「この小説って始まってからどれだけ経ってる? 」
冥琳「は? 」
雪蓮「…じゃなかった。一刀がうち(呉)に来てからどれぐらい経ってる? 」
雪蓮が言い直すと
冥琳「北郷か、そうだな、大体一年半近くになるな 」
すると雪蓮は
雪蓮「そうか。もうそんなになるんだ。だったらいてもいいよね 」
冥琳「何がだ? 」
冥琳が聞くと
雪蓮「一刀との赤ちゃんに決まってるじゃない♪ 」
冥琳「は? 」
雪蓮「『は?』じゃないわよ冥琳!一刀を呉に招いたのは何でだか覚えてる? 」
冥琳「それは北郷が蓮華様の護衛であるから… 」
雪蓮「違う違う!一刀を招いたのは呉に天の血を引く子供が欲しいからよ!つまり種馬よ! 」
ちなみに一刀は種馬扱いを全力否定している。
雪蓮「なのに一刀ったら私を始めとして呉には巨乳美女が大勢いるってのに子作り行為しないのよ!並の男なら毎晩狼になってるわよ! 」
※雪蓮がそう思っているだけです。
ちなみに一刀は蓮華と子作りをしていたのだが小助以外には秘密である。
冥琳「今はいつ戦争が起きても仕方がないのだからしないんだろう 」
雪蓮「甘い!砂糖かけた蜂蜜より甘いわよ冥琳!そんなこと言っていつまでも戦争が続いて子作りしなかったらこうなるのよ! 」
〜雪蓮の想像〜
現在より五十年後
雪蓮「あ〜、腰が痛い。やっぱ若い時に巨乳だと年取ると垂れるから大変だわ!? 」
バンッ!!
髪が白髪になり、よぼよぼになった雪蓮
冥琳「近頃老眼が更にひどくなって本も読めないな!? 」
バンッ!!
同じく髪が白髪になり、よぼよぼになった冥琳
冥琳「しかしあれから五十年か、ようやく戦争は終わったというのに北郷もすっかり爺さんになってしまったから子作りもできないな 」
雪蓮「だからあの時に私が子作りしようって言ったんじゃない!先立った祭だって草葉の陰で泣いているわよ! 」
スッ!
そして雪蓮の手には亡くなった祭の絵が握られていた。
雪蓮「あぁん!こんなことなら子作りすればよかった〜! 」
〜想像終了〜
雪蓮「…ってなことになるかもしれないでしょ!! 」
冥琳「さすがにそれはないかもしれないが、何故祭殿が亡くなっているんだ? 」
雪蓮「だって祭は今だって腰が痛いって言うババ… 」
と雪蓮がいいかけたその時!
シュシュシュンッ!!
雪蓮「きゃあっ!? 」
カカカッ!!
矢が飛んできて雪蓮を壁に張り付けた。
雪蓮「なにっ!?敵襲!? 」
冥琳「(絶対祭殿だな) 」
それから少しして
雪蓮「とにかく呉には一刀との子が必要なの!冥琳だって自分の赤ちゃん抱きたいでしょ! 」
冥琳「否定できんな!? 」
やはり冥琳だって自分の子供を抱っこしたいらしい
雪蓮「てなわけで私は一刀との赤ちゃん作ってくるからね♪ 」
冥琳「おいっ!? 」
バッ!
雪蓮は窓から飛び出していった。
冥琳「まったく!少しでもあぁいう行動を仕事に向けてくれれば私も楽ができるというのに 」
それは無理な話であった。
そしてその後
鍛練場
一刀「フッ!フッ! 」
一刀が木刀で素振りをしていると
雪蓮「ヤッホー一刀、頑張ってるじゃない♪ 」
一刀「雪蓮 」
そこに雪蓮が現れた。
一刀「忍び足るもの日々鍛練は欠かせませんからな 」
雪蓮「すごいわね♪よっ!最強の忍者! 」
一刀「よ…よしてください!?/// 」
おだてられて照れる一刀
雪蓮「(フフッ!喜車の術大成功♪今日は邪魔する蓮華もいないからうまくいけそうね♪) 」
喜車の術…相手をおだてて気分をよくしたり、誘導させる術である。
雪蓮「そんな一刀のために私がお昼作ってあげるからね♪ 」
一刀「えっ!?雪蓮が料理を!? 」
普段ぐうたらしている姿しか見ていないため一刀は雪蓮が料理を作れないと思っていた。
雪蓮「失礼ね!私だって料理の一つや二つくらい作れるもん!見てなさいよ!頬っぺたが落ちるくらい美味しいもの食べさせてあげるんだから♪ 」
スッ!
そして雪蓮が台所に向かった後
一刀「(一応胃腸薬用意しとくかな!?) 」
不安がる一刀であった。
一方、台所に向かった雪蓮は
ぐつぐつっ!
雪蓮「フフッ♪まさか小さい頃に母様が父様に作ってたあの料理が役に立つ日がくるなんてね、調理法を聞いといて良かったわ♪母様に感謝しなきゃ♪ 」
こういう時だけ感謝する雪蓮
そして雪蓮が一刀に出した料理とは…
食堂
一刀「こ…これは!? 」
それは決して食べられないものではないのだが…
雪蓮のメニュー
・太行金蠍(サソリの唐揚げ)
・紅焼猪脳(豚の脳みそ炒め)
・清蒸甲魚
・椒塩午蛙(カエルの唐揚げ)
・蜂の子
・鰻の蒲焼き
・蝮酒
バァンッ!!
どれもこれも精力がつくものばかりであった。
一刀「(こんなの食えるか!?)せ…折角作ってもらってすまないのだが今は腹が減ってな… 」
断ろうとする一刀だが
雪蓮「ひどい!一刀のために指を怪我してまで作ったのに食べないの!! 」
一刀「うっ!? 」
確かに雪蓮の指には絆創膏が貼られているがこれは自分で貼ったものである。
だが雪蓮が嘘泣きで涙を流していると知らない一刀は
一刀「いただきます!? 」
ガツガツッ!!
雪蓮「残さず食べてね♪ 」
料理を食べまくるのであった。
それからしばらくして
一刀「うぷっ!? 」
精力料理を全て食べ尽くした一刀は腹も一杯だがそれと同時に少しでも体が反応したら鼻血が出るくらい危ない状況になっていた。
一刀「(体が興奮して下半身が熱い!?離れに戻って休もう!?) 」
と一刀が離れに向かおうとするが
ガシッ!!
雪蓮「一刀はこっちよ♪ 」
一刀「えっ!? 」
ずるずるっ!!
雪蓮に連行されていく一刀
そして連れていかれた先は…
ガチャッ!!
一刀「ここは!? 」
そこは換気用の小さな窓と扉しかない部屋であった。
すると
雪蓮「フフッ♪この部屋はお仕置き部屋として母様がよく私を閉じ込めたのよね 」
だがタフな雪蓮が反省するはずもなく半ば雪蓮の隠れ部屋となっていた。
雪蓮「でも欠点として扉は中からでは絶対開けられないのよね 」
バタンッ!!
雪蓮はそう言いながら扉を閉めると
雪蓮「さぁ、子作りタイムよ! 」
ババッ!!
ぷるんっ♪
一瞬にして全裸になる雪蓮
いつもの一刀ならば即座に鼻血を出して倒れるのだが
一刀「はうっ!?下半身が!? 」
雪蓮の全裸姿に下半身が反応してしまいそれどころではなかった。
雪蓮「フフッ♪一刀、お〇ん〇んが興奮しまくってるじゃない、私と子作りすればその苦しみから解放されるわよ♪ 」
雪蓮の言う通りなのだが
一刀「(ダメだ!?ここで雪蓮と子作りしたら何かいけない気がする!?) 」
一刀の脳内に蓮華の姿が映り、このまま雪蓮と子作りしたら蓮華を裏切ってしまうと感じた一刀は子作りができなかった。
だが下半身はいうことを聞いてくれない!
一刀「(興奮がおさまらない!?だが下半身が子作りしろと言っても子作りしちゃいけない!?源治よ、子作りしたくてもしないお前の気持ちがわかる気がするぞ!?) 」
一刀と源治では多少違うと思うのだが…
雪蓮「さぁ、私と子作りしなさい! 」
ズンズンッ!! ぷるんっ♪
全裸のまま一刀に近づく雪蓮
一刀「(もうダメだ!?すみません蓮華!?) 」
スッ…
そして一刀もついに誘惑に勝てず雪蓮に手を触れようとしたその時!
ガチャッ!!
扉が開かれ
穏「雪蓮様〜、こちらにいるんですか〜? 」
穏が入ってきた。
雪蓮「の…穏!? 」
一刀「(しめた!) 」
シュッ! パッ!
穏「えっ? 」
一刀は素早く穏の前に移動すると
一刀「御免! 」
ぴたっ!
穏の額に指を当て
一刀「忍法・興奮移し! 」
ビビッ!!
自分の中にある興奮を穏に流していく!
この術は主君が興奮しまくった時、自分に移す術である。
パァッ!!
一刀「よしっ! 」
そして一刀の興奮は冷めたのだが
穏「はぁん、本も読んでないのに体が熱いです〜/// 」
逆に穏が興奮状態になってしまった。
雪蓮「やばっ!? 」
そして興奮状態になった穏は…
穏「雪蓮様〜、この興奮を冷ましてください〜♪/// 」
バッ!
誰それ構わず襲う淫獣となってしまうのだ。
雪蓮「ちょっと!?別に私じゃなくても一刀が… 」
と雪蓮は一刀の方を見るが
一刀「ではさらばです 」
バタンッ!!
雪蓮「一刀ーっ!? 」
一刀は扉を閉めて出ていってしまった。
穏「さぁ雪蓮様、邪魔する人はいませんからね♪/// 」
雪蓮「ひぃっ!? 」
雪蓮「ぎゃーーっ!? 」
その後しばらくして、冥琳が様子を見に来るまで雪蓮は穏に襲われたという。
それから数日後
雪蓮「美羽ーっ!あんたまた蜂蜜食べ尽くしたわねーっ!お尻百叩きするから覚悟なさい!!♯ 」
美羽「ぴえ〜っ!? 」
タタターッ!!
美羽が雪蓮から逃げていると
美羽「こ…子作り! 」
ビシッ!!
美羽が雪蓮に子作りという言葉を出した瞬間
びくんっ!!
雪蓮「ひっ!?子作りこわ〜い!? 」
がくがくっ!?
雪蓮はすっかり子作りがトラウマになってしまい戻るまで数ヵ月かかったという。
冥琳「考えれば子作りせずに子供が欲しいなら養子をもらう手があるな 」
それはあくまで最終手段であった。
次回、鬼仮面再び!




