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お兄ちゃんに会いたい

西森にとって久々のキャラが登場です

ここは一刀と同じ新星である葵、玲のいる蜀の国


この国の城にて


璃々「はぁ〜…退屈だなぁ 」


紫苑の娘である璃々ちゃんが退屈していた。


璃々「みんな忙しいから誰も璃々と遊んでくれない 」


他国に比べて人数が多い蜀だがそれでもみんな忙しかった。


璃々「はぁ…葵お姉ちゃんは子供の遊びに詳しくないし、玲お姉ちゃんは『(かわら)割り』って遊びを教えてくれたけどお母さんがしちゃダメだって怒るし、零奈お姉ちゃんは美以ちゃん達の相手で忙しいし 」


この世界でできる遊びをやりつくした璃々ちゃんは退屈するのであった。


璃々「はぁ…お兄ちゃんに会いたいな 」


璃々ちゃんは以前麗羽の手から助けてもらった一刀になつき、現在は大好きな存在となっている。


璃々「また新しい脱出法を考えなきゃ! 」


だが他国にいる一刀とはなかなか会えず、璃々ちゃんはこれまで二度蜀から脱走して一刀のいる呉に行こうとしたが二度とも見つかってしまいお仕置きとして母である紫苑から尻叩きを食らっていた。(一度目は欠けた壁の穴から、二度目は商人の荷物にまぎれて)


それでも諦めない璃々ちゃんが次なる脱走法を考えていると


翠「それじゃあタンポポ、あたしはちょっと使いに呉の近くまで行ってくるから鍛練サボるんじゃねえぞ 」


タンポポ「わかってるよお姉様(サボっちゃお♪) 」


この翠とタンポポの話を聞いた璃々ちゃんは


璃々「翠お姉ちゃん♪ 」


ぎゅっ!


翠「璃々!? 」


翠の足に抱きついた。


そして璃々ちゃんは一刀に会うために連れてもらうよう翠に頼むのだが


翠「ダメだ! 」


はっきり断られてしまった。


璃々「璃々も行きたいよ〜! 」


駄々をこねる璃々ちゃんだが


翠「ダメったらダメだ!あたしは遊びに行くんじゃないんだぞ! 」


怒鳴られてしまった。


それを見ていたタンポポは


タンポポ「お姉様、璃々ちゃんが会いたがってるんだから連れてけばいいじゃん 」


翠「タンポポは黙ってろ! 」


璃々に助け船を出そうとするタンポポだが翠に断られてしまう


すると


タンポポ「(仕方ない、本当は鍛練の時に使おうと思っていたけど璃々ちゃんのために一肌脱ぐか) 」


と思ったタンポポは


タンポポ「お姉様、タンポポにそんなこと言っていいのかな?♪ 」


翠「どういうことだ 」


タンポポ「三日前、お姉様ったらみんなにバレないよう夜中に布団干してたの知ってるんだよ♪ 」


翠「(ドキッ!?) 」


璃々「何でお布団干すの? 」


タンポポ「それはね璃々ちゃん、お姉様ったら大人なのにおねし… 」


翠「わぁーっ!!わぁーっ!!わかったよ!連れていけばいいんだろ!!/// 」


これ以上の発言をさせないため璃々ちゃんを連れていくことにする翠


タンポポ「よかったね璃々ちゃん♪ 」


璃々「うんっ!タンポポお姉ちゃんありがとう♪ 」


協力してくれたタンポポにお礼を言う璃々ちゃん


翠「ただし、紫苑がダメだって言ったら諦めろよ! 」


璃々「うんっ! 」


そしてその後


紫苑「翠ちゃんがいるなら大丈夫でしょう。璃々、翠ちゃんに迷惑かけちゃダメよ 」


璃々「うんっ! 」


母である紫苑から許可をもらい遠出する璃々ちゃん


だが呉の近くに行くからといってそう簡単に一刀に会えるはずがなく、用事を済ませて帰路に差し掛かっていた。


パカパカッ!


璃々「(お兄ちゃんに会えなかった) 」


翠「そうがっかりするなって璃々、チャンスはいくらでもあるんだからさ 」


璃々を膝に乗せた翠が馬を歩かせていると


ぶるっ!


突然翠の体が震え


翠「あたしはちょっと用があるから璃々はここで待ってな!? 」


璃々を残して離れようとする翠


璃々「何で〜? 」


翠「いいから少しだけ待ってろ! 」


スッ…


そして翠が璃々ちゃんから離れようとすると


璃々「あっ!わかった!おしっこだ♪ 」


ずでんっ!!


璃々ちゃんの言葉にずっこける翠


翠「ち…ちがっ!? 」


そして翠が璃々ちゃんに反論しようと力を入れたその時!


翠「うっ!? 」


じょろろ〜!


翠は漏らしてしまった。


翠「…璃々、後で団子を買ってやるからこの事は内緒にな… 」


璃々「うん 」


翠「…じゃあ、ちょっとだけ待っててくれ… 」


とぼとぼっ…


そして翠は気落ちした態度で体を洗うべく近くの川に向かうのであった。


一方その頃、


ババッ!!


一刀「使い終了、急いで戻らねば 」


近くにて使いに出ていた一刀が呉に戻ろうとしていた。


すると


一刀「確か川の方にいけば近道だったな、よしっ! 」


ダッ!


近道しようと川の方に向かう一刀


そしてその頃、


バシャッ!!


翠「はぁ〜、まさか璃々に見られるなんてな 」


ぷるんっ♪


川で全裸になって体を洗う翠


翠「まぁ一応代えの下着は持ってきといたけどな 」


スッ…


そして翠がパンツを穿いたその時!


バッ!


一刀「あっ!? 」


翠「あっ!? 」


通ってきた一刀と着替え中の翠が騒動してしまった。


翠「こ…このエロエロ魔神!///♯ 」


ブォンッ…


いきなり裸を見られたことに怒る翠は得物の十字槍である銀閃を降り下ろそうとするが


ぷるんっ♪


その際に槍を持つために手をあげてしまいおっぱい丸出しになる翠


すると当然のごとく…


ぶっばぁーーーんっ!!


バタンッ!!


翠「えっ!?ちょっと!?あたしはまだ何もしてないぞ!? 」


翠のおっぱいを見た一刀は勢いよく鼻血を出して倒れてしまった。


その後、少しして


一刀「う〜ん…!? 」


翠「気がついたか 」


一刀の目の前には着替えた翠がいた。


一刀「あなたは確か蜀の馬超さんでしたね 」


翠「よく覚えてるな、あんたは確か葵の知り合いの北郷だっけ? 」


実はこの二人、以前行われた天下一品武闘大会にて顔を会わせているのだ。


一刀「俺は使いの帰りに通りましたが馬超さんは何故ここに? 」


翠「あたしもちょっとした用があってな、あっちに璃々を… 」


と言ったところで


翠「あーっしまった!?璃々のことすっかり忘れてたぜ!? 」


ダッ!


一刀「馬超さん!? 」


行水や一刀の看病のため璃々のことをすっかり忘れていた翠が璃々を置いてきた場所に戻ると…


バンッ!!


翠「璃々がいない!? 」


いるはずの璃々ちゃんの姿がなく、傷つけられた翠の馬がいるだけであった。


翠「麒麟まで一体どうしたんだよ!? 」


翠が傷ついた愛馬の麒麟に訪ねると


ブルルゥ…


麒麟は何かを伝えようとするが


翠「さすがにあたしも馬語はわからねぇや!? 」


お手上げである。


するとその時


一刀「どれどれ… 」


スッ!


一刀が麒麟に近づくと


ブルルゥ…


一刀「『璃々ちゃんが危ない』だと!? 」


翠「えっ!? 」


馬語を訳する一刀


動物を相棒とする新星達はそれぞれ会話ができるよう訓練している。


よって相棒とは板がなくても会話が可能なのだ。


おまけに一刀はターザンのように猿以外の動物とも会話が可能である。


ブルルゥ!!


一刀「『五人組の怪しい奴らが璃々ちゃんを連れ去った』とこの馬は言っている 」


翠「(こいつすごいな!?)そりゃ大変だ!?璃々に何かあったら紫苑に顔向けできねぇ!!今すぐ行くから待ってろよ! 」


ダッ!


場所も聞かずに向かおうとする翠


一刀「ちょっと馬超さん!? 」


そして一刀が翠を止めようとすると


ずるっ!


一刀「わっ!? 」


この時、一刀の足が滑ってしまい


むにゅんっ♪


一刀「あっ!? 」


翠「・・・/// 」


一刀の手が翠のおっぱいを揉んでしまった。


その直後…


翠「このエロエロ魔神!!♯/// 」


ドグボッ!!☆ミ


一刀「がはっ!? 」


翠に殴られる一刀であった。


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