表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
144/200

鎧武者、再び!

それはある日のこと


とある森にて


キンキンキンッ!!


一刀「ハァッ!! 」


葵「ハッ! 」


玲「おらぁっ!! 」


一刀達忍の合同訓練が行われていた。


そんななか


遥「え…えいっ!? 」


ぽかっ!!


つい最近魏の仲間入りをした忍である遥もジュンに連れられて合同訓練に参加していた。


ジュン「(ここなら騒いで妖怪を出すこともないだろうし、忍の知り合いが多くなるから仲良くなれるだろうよ) 」


とジュンが思ったからである。


すると


姫子「皆、鍛練に励んでいるようですわね 」


夏芽「そうですね姫様 」


忍達を呼び寄せた人物である神宮寺姫子と姫子の従者である桐生院夏芽


そして


姫子「銀錬、あなたはどう思いますか? 」


姫子が後ろに向かって言うと


ズシズシンッ!!


銀錬『指導教官として皆さんの成長はうれしいです 』


鎧甲冑に身を包んだ姫子の従者である甲神銀錬が現れた。


銀錬『あなたが新しい忍者さんですね、はじめまして 』


ぬっ!!


遥「ひっ!? 」


誰もが最初に見た場合、多くの人がその迫力にビビると言われている銀錬を前に泣き虫で恐がりな遥が耐えきれるはずがなく


遥「いやーっ!? 」


遥の術が暴走し


ババッ!!


遥の回りに陣が出現すると


ウガァァーーッ!!


陣から無数の妖怪達が出現した!


それを見た銀錬は


銀錬『うわぁーっ!?妖怪です〜!?夏芽さん、逃げましょう!? 』


夏芽「おい銀錬、待て!? 」


ダダダッ!!


夏芽の腕を引いて逃げる銀錬


そして一刀達は…


吹音「一刀さん、怖いです〜!? 」


玲「あっ!吹音の奴、抜け駆けしやがって!だったら俺も!! 」


葵「ちょっと!ずるいわよ!? 」


茜「一刀様〜!? 」


むにゅむにゅんっ♪


美女達に抱きつかれる一刀


そして一部の女の胸が当たり


一刀「ぶばっ!? 」


バタンッ!!


一刀は鼻血を出して倒れた。


理央「源治さん、怖いです〜!? 」


めきめきっ!!


源治「・・・ぎゃーっ!?こっちの方が怖い〜!? 」


理央に絞められ過ぎて骨折しまくる源治


零奈「私は別に抱きつかなくてもいいや 」


ジュン「何で俺には抱きついてくる女がいないの!? 」


ダダッ!!


そして一刀達が逃げるなか


バンッ!!


夏芽「見ろ銀錬!姫様を守らなきゃならない我々が逃げているのに姫様は妖怪相手に逃げていないぞ! 」


だがそれは違う


姫子「・・・ 」


姫子はプライドのためか叫ばず、立ったまま気絶しているだけであった。


しかも


ぽたぽたっ!


一刀「おや、雨もないのに姫様の下半身から水が流れている 」


源治「・・・ホントだな 」


ジュン「あっ!もしかして姫様ったらお漏らしを… 」


とジュンが言った直後


ドガバキンッ!!☆ミ


姫子「今見たことはすぐに忘れなさい!もし他言したらあなた達の恥ずかしい秘密を大陸中にバラしますからね♯ 」


一刀達『ぎょ…御意!? 』


姫子にボコボコにされる一刀達男子


姫子「もちろんあなた達もですよ♯ 」


葵・玲・吹音『ぎょ…御意!? 』


幼い頃から姫子に仕えていたため姫子に弱味を握られている一刀達新星であった。


そして鍛練も終わり


一刀「さて、急いで戻るとするか 」


茜「そうですね一刀様 」


一刀と茜が呉に帰ろうとすると


夏芽「待て一刀に茜! 」


夏芽さんに呼び止められた。


夏芽「実は今日予定していた主君訪問だが私はちょっと予定が入っていけなくなった 」


主君訪問とは忍の私生活や態度を主君に聞く家庭訪問のようなものである。


一刀「では主君訪問は無いのですか? 」


夏芽「いや、私に代わって銀錬に行ってもらうことにした 」


スッ!


夏芽が後ろを向くと


ズシズシンッ!!


銀錬『それでは呉まで案内お願いしますね♪ 』


こういうことはいつも夏芽がやっていたため初めての主君訪問に喜ぶ銀錬であった。


そしてその頃、呉の城では


サラサラッ!


蓮華「ハァ… 」


蓮華が溜め息を吐きながら仕事をしていた。


その理由は…


思春「蓮華様、北郷ならもうすぐ帰ってくるでしょうからお待ちください 」


蓮華「(ドキッ!?)な…何を言ってるの思春!?わ…私は別に一刀を待っているわけじゃ!?/// 」


顔を赤くしながら否定する蓮華だが


思春「でしたら仕事中に落書きはおよしください 」


蓮華「えっ!?あっ!? 」


バンッ!!


蓮華は知らない間に用紙に一刀という字をを書きまくっていた。


すると


一刀「ただいま戻りました 」


一刀の声が聞こえた瞬間


蓮華「一刀! 」


がたんっ! ダダッ!!


椅子から立ち上がった蓮華は急いで扉の方に向かうのであった。


思春「やれやれ、本人は隠しているつもりだろうがあれでは頭の中が北郷のことでいっぱいなのがバレバレだな 」


実は思春の他にもバレていたりする。


そうとは知らずに蓮華は


蓮華「一刀、よく戻った… 」


一刀を出迎えようとするのだが


ズゥンッ!!


迫り来る銀錬を見た瞬間


蓮華「きゃあぁっ!? 」


がくんっ!!


驚いて尻餅する蓮華


すると


サラサラッ!


銀錬は紙に何かを書くと


銀錬『あのぅ、大丈夫ですか? 』


蓮華を心配する銀錬


蓮華「か…一刀、この者は一体!? 」


一刀「蓮華様、この方は俺の忍具指南役の甲神銀錬さんです。今日は夏芽さんに代わって主君訪問に来たのです 」


蓮華「そ…そうか!? 」


主君訪問についてはあらかじめ聞いていたので安心する蓮華


蓮華「はじめまして、一刀の主君である孫権と申す 」


銀錬『こちらこそはじめまして、銀錬と申します 』


そしてそれぞれが挨拶すると


雪蓮「あら一刀、帰ってたのね 」


偶然雪蓮が通りかかった。


すると


雪蓮「あらっ! 」


スッ!


銀錬を見た雪蓮は銀錬に近づくと


雪蓮「ポチっとな♪ 」


ポチッ!


一刀・茜『あっ!? 』


雪蓮が銀錬の兜を押した瞬間!


ガララーッ!!


銀錬の鎧甲冑が崩れ落ち


バンッ!!


銀錬「あらら… 」


ぷるんっ♪


鎧の中から際どいビキニ姿の美女が現れた。


これが銀錬の正体である。


そして…


一刀「がはーっ!? 」


ぶばっ!!


蓮華「一刀!? 」


茜「一刀様!? 」


銀錬の姿を見て鼻血を出す一刀


雪蓮「きゃははっ♪私の勘がこうした方がいいっていってたけど正解だったようね♪ 」


はしゃぐ雪蓮だが


ゴチンッ!!☆ミ


冥琳「客人に対して何をしてるんだお前は!!♯ 」


雪蓮「いた〜い!? 」


雪蓮は偶然通りかかった冥琳に殴られた。


冥琳「罰として禁酒だ!!♯ 」


雪蓮「そんな〜!?許してよ冥琳!? 」


冥琳「自業自得だ!反省しろ!!♯ 」


そして冥琳が雪蓮を叱っていると


銀錬「一刀さん、とりあえずお部屋に連れていってくれませんか? 」


茜から服を借りた銀錬が聞くと


一刀「はい、ではこちらにどうぞ 」


自室である離れに案内する一刀


それを見た蓮華は


蓮華「(二人きりだと心配だな) 」


と感じてしまい


それから少しして


サッ! ぴたっ!


離れの壁に耳を当てて中の様子を聞いてみる蓮華


すると


銀錬「一刀さんの…って固くて太いんですね♪ 」


一刀「自慢できるものです 」


ピキッ!!♯


二人の会話に何かを感じた蓮華に青筋が現れた。


だが壁越しであるためよく聞き取りにくい


更に…


銀錬「一刀さん、私の…に触ってみます? 」


一刀「どれどれ…おおっ!!思ったより…ですね 」


ピキピキンッ!!♯


更に怒りまくる蓮華


そして…


銀錬「一刀さん、入れてください! 」


一刀「では、せいっ!! 」


銀錬「あぁんっ!!/// 」


この台詞が聞こえた瞬間!


ドッカァーーンッ!!♯


蓮華という名の火山が噴火した!


蓮華「一刀、中デ何ヲシテイルンダ!!♯ 」


ガラッ!!


怒りまくりヤン華(ヤンデレ蓮華)となった状態で蓮華が離れの扉を開けると


キンッ!!


銀錬「あぁんっ!!この(さや)に刀が入る音っていつ聞いてもいいですよね/// 」


蓮華「えっ!? 」


そこには銀錬が忍者刀の刀を鞘から抜いたり入れたりしていた。


蓮華「銀錬は何をしているんだ? 」


銀錬の行動に?を浮かべる蓮華


一刀「あっ!蓮華様、銀錬さんは少々武器オタクでして先程も俺の気伝丸を見て固くて太いと言ったり、鎧の強度を話したりするんですよ 」


蓮華「は…はぁ!? 」


全ては蓮華の勘違いであった。


その後、しばらくして


銀錬『それでは本日は突然やって来てすいませんでした 』


蓮華「いえいえ、こちらこそ色々とすまなかったな 」


バラバラになった鎧甲冑を組み立て着込む銀錬


銀錬『それではまた会いましょう 』


ズシズシンッ!!


そして銀錬は去るのであった。


蓮華「(何だか今日は変に勘違いして疲れてしまったな!?) 」


ぐったりする蓮華に


一刀「お疲れですかな蓮華、なら俺が疲れのとれるマッサージをしますよ 」


と一刀が言うと


蓮華「あぁ、頼む! 」


元気に答える蓮華であった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ