魏の城騒動
オリキャラ・遥再び
ここは一刀と同じ新星であるジュンのいる魏の国
この国の町にて
泥棒「ひっ!? 」
真桜「待たんかい泥棒! 」
沙和「お前はもう逃げられないなのーっ! 」
凪「大人しく投降した方が身のためだぞ! 」
ジュンの部下である三羽烏(真桜、沙和、凪)が泥棒を追いかけていた。
泥棒「待てと言われて待つ奴なんていないんだよ!? 」
サッ!
曲がり角を曲がって逃げようとする泥棒
凪「(しめた!あの角にはあらかじめ隊長が潜んでいる。囲んでしまえば逃げられまい!) 」
あらかじめ作戦通り泥棒を追い詰めていたのだ。
サッ!
そして凪達も曲がり角を曲がるのだが
パッ!
泥棒もジュンの姿も消えていた。
沙和「あれれ〜? 」
真桜「泥棒はともかく隊長はどこにおんねん? 」
姿が消えたジュンを探す三人
すると
店員「さぁ、本日20個限定!お一人様一個限りの新作肉マンの無料販売開始だよ! 」
近くの店で店員が叫ぶと
ジュン「兄ちゃん!肉マンくれ!! 」
店員「おっ!隊長さんじゃないか 」
ずこっ!!
新作肉マンの列にジュンが並んでおり、その姿を見た三人はずっこけた。
店員「毎度あり〜! 」
ジュン「フフフッ!ついにこの日がやって来た!あの店が新作肉マンを無料販売することは俺の情報でつかんでいたからな、ではいただきまーす♪ 」
あーん!
大口を開けて肉マンを食べようとするジュンだが
ギロリッ!!♯
ジュン「殺気!? 」
ジュンを三つの目が睨み付ける!
その正体はもちろん…
三羽烏『た〜い〜ちょ〜う〜!!♯ 』
バンッ!!
凪達三羽烏のものであった。
ジュン「や…やぁ君達、元気!? 」
凪「元気ではありません!隊長という人が警邏をやらずに肉マンを買うだなんて何を考えてるんですか!!♯ 」
真桜「ウチらばかりに働かせおって!!♯ 」
沙和「隊長は腐れチ〇ポ野郎なのーっ!!♯ 」
ドドンッ!!
三連説教コンボにさすがのジュンも押されていた。
真桜「罰として肉マンは没収や!!♯ 」
パッ!
ジュン「あっ!? 」
沙和「更に… 」
シュルシュルッ!!
ギュッ!!
ジュン「げっ!? 」
沙和はジュンを簀巻きにして縛る
凪「華琳様に説教を受けてもらいます!♯ 」
ババンッ!!
ジュン「お…お奉行様、それだけは勘弁を!? 」
凪「誰がお奉行様ですか!! 」
真桜「自業自得やで隊長 」
沙和「キリキリ歩くなのーっ!! 」
ジュン「嫌ーっ!? 」
部下達に城まで連行させられるジュンであった。
一方その頃、
泥棒「へへっ!間抜けな警邏隊もいるもんだな 」
さっきの泥棒が勘定をしていると
?「あ…あのぅ 」
泥棒「んっ? 」
バンッ!!
泥棒の前に仮面を着けた小柄な人物が現れた。
?「さ…さっきから見てましたけどそのお金は盗んだものですよね、持ち主に返してください! 」
小柄な人物が言うと
泥棒「さっきから見てただと、テメェ!警邏隊の人間だな!! 」
?「えっ!?ちが…!? 」
泥棒「武器も持たずに俺の前に出るだなんて間抜けな奴め!ぶっ殺してやるぜ!!♯ 」
バッ!
泥棒は剣を構えて小柄な人物に向かってくる!
?「ひっ!?いやーっ!? 」
バンッ!!
それから少しすると
泥棒「ひくっ!?ひっく!? 」
じょろろ〜っ!!
泥棒が漏らして気を失って倒れていた。
?「このお金は私が城に届けておきますからね 」
そして小柄な人物は城に向かうのであった。
?「(あの人はまだいるかな?) 」
一方その頃、魏の城
華琳「この、お馬鹿ーーーっ!!♯ 」
ビィィーーンッ!!
華琳の怒声が城内に響き渡る!
華琳「警邏の最中に肉マン買って泥棒を逃がしたですって〜!!♯ 」
ジュン「こ…これには深い事情がありまして!? 」
華琳「言い訳無用!!今日という今日は許さないわ!!桂花、あれを持ってきなさい!!♯ 」
桂花「はっ! 」
華琳が桂花に命じて持ってこさせたものとは…
ジャンッ!!
華琳「いつかジュンをお仕置きするために用意した回転振動お菊ちゃんよ 」
それだけならまだよかったかもしれないのだが…
カチッ! ジャキンッ!!
華琳「オプションとしてトゲ付きのね♯ 」
華琳がお菊ちゃんのスイッチを入れるとトゲが出現した!
華琳「春蘭、秋蘭!その馬鹿の尻を出させなさい!! 」
春蘭・秋蘭『はっ! 』
ガシッ!!
二人がジュンが逃げられないよう尻を突き出させると
華琳「覚悟なさい!!♯ 」
ぐいっ!!
ジュンのズボンを脱がそうとする華琳
ジュン「華琳ーっ!?俺が悪かったから許して〜!?もう警邏はサボりませんから〜!? 」
華琳「もう遅い!!♯ 」
ずる…
そしてジュンのズボンが下ろされそうになったその時!
兵士「曹操(華琳)様、曹操様に面会したいというものが来ております 」
一人の兵士が玉座の間に現れた。
華琳「私に面会ですって、誰かしら?わかったわ、こちらに通しなさい 」
兵士「はっ! 」
そして兵士が去ると
華琳「少しだけ命拾いしたわねジュン、でもこの話が終わるまでには食らわせるから覚悟なさい♯ 」
ジュン「は…はい!? 」
この時、ジュンはこの話ができるだけ長くなるよう祈った。
そして華琳に会いに来たという人物が通されたのだが
?「・・・ 」
その人物は仮面を着けた小柄な人物であった。
ジュン「(あれっ?あの子は確か…) 」
小柄な人物に心当たりがあるジュン
だがジュンが何かを言う前に
華琳「あなた、私に会いに来たそうだけど用件は何?さっさと答えなさい!! 」
華琳が小柄な人物に向かって叫ぶと
?「ひっ!?… 」
スッ…
小柄な人物は懐から財布を取り出した。
凪「その財布は確か泥棒に盗まれたものです!! 」
?「ひっ!?…悪い人から取り返しました 」
スッ!
小柄な人物は華琳に財布を差し出した。
華琳「そう、取り返してくれてどうもありがとう。後で何か褒美を… 」
と華琳が続けて言おうとしたその時!
春蘭「あーもうっ!!イライラする!貴様、華琳様の前にいるのだからその面を取らんか!!♯ 」
バッ!
華琳の前だというのに面をつけていることに怒った春蘭は無理矢理仮面を剥ぎ取った!
するとそこには…
遥「ひっ!? 」
バンッ!!
仮面の下は白ショートの美少女であった
ジュン「(あの子は確か遥ちゃん!?) 」
小柄な人物に気づいたジュンだが
バァンッ!!
遥「ひぅっ!? 」
仮面が外れたせいで視界がよく見えるようになった遥は魏のメンバーから溢れ出す殺気(少し前に出たジュンに対しての怒り)を感じて怯える遥
華琳「どうしたの? 」
スッ…
華琳は遥に手を差し出すが
遥「ひぃっ!? 」
華琳から溢れ出しまくる殺気にビビりまくる遥
そして…
遥「ひっ!?いやーっ!? 」
遥は泣き叫ぶと
バババッ!!
遥の周囲に無数の陣が出現すると
ガアァァーーーッ!!
陣から無数の妖怪達が出現した!
それを見た魏のメンバーは
魏軍『うわぁーーっ!? 』
ダダダーーッ!!
ジュン「ちょ…落ち着けって!? 」
ジュンまで巻き込んで逃げ出した!
バババッ!!
そしてそれぞれが妖怪から離れると
春蘭「こ…これは怖いから振るえてるんじゃないぞ!武者震いだからな!? 」
がくがくっ!!
秋蘭「(怯える姉者もかわいいな!?) 」
季衣「怖かったよ流琉〜!? 」
流琉「私だって怖かったよ〜!? 」
それぞれが怖がるなか
稟「おや、華琳様が見当たりません!? 」
霞「まさか化けもんに食われて!? 」
スッ…
そして全員が恐る恐る妖怪の方を見てみると
バンッ!!
華琳が妖怪に対して逃げずに立っていた!
桂花「さすが華琳様、妖怪を見ても逃げ出さないだなんて! 」
風「いえいえ、そうじゃないのですよ 」
宝ケイ『ありゃ逃げないんじゃなくて立ったまま気絶してるだけだな 』
宝ケイの言った通りだったりする。
スッ…
沙和「あっ!?妖怪が華琳様に襲いかかろうとしているの!? 」
真桜「どないしたらいいねん!? 」
助けに行きたいがみんなして妖怪が怖いため助けにいけない。
そんな時
ジュン「俺に任せな! 」
バッ!
ジュンが駆け出していった!
凪「隊長!?危険ですから下がりください!? 」
ジュン「大丈夫だっての!相手するのは妖怪じゃないからな 」
魏軍『? 』
ジュンの言葉に?を浮かべる魏軍だが
遥「ふぇっ!? 」
ジュンは怖がって泣いている遥に近づくと
スッ!
ジュン「魔笛・天使の楽園! 」
ジュンは笛を取り出して
ピ〜ヒョロロ〜♪
優しげなメロディーを奏でるジュン
すると
遥「ひくっ…んっ! 」
泣くのをやめ、メロディーに気づいた遥は
遥「このメロディーを聞くと心が温かくなります♪ 」
落ち着いて幸せな気分へと変化し
シュシュッ!!
同時に妖怪も消えていった。
魔笛・天使の楽園は楽しげなメロディーを聞かせることにより興奮している相手を静める術である。
ジュン「これでもう大丈夫だな、よかったな華琳 」
演奏を止め、ジュンが気絶している華琳の方を見ると
ぴちゃっ! ぴちゃっ!
ジュン「んっ!華琳の足下が濡れているな 」
雨漏りもしていないのに華琳の足下が濡れていることに気づいたジュンは一つの結論を出した。
ジュン「あっ!華琳ったらお漏らしして… 」
とジュンが口に出した瞬間!
ドガバキンッ!!☆ミ
華琳「ジュン、警邏をサボった罰に関しては許してあげるから私が漏らしたことは忘れなさい!他言したらチ〇コを絶で切り落としてあげるからね!!♯ 」
ジュン「は…はい、わかりました!? 」
気絶から立ち直った華琳にボコボコにされるジュン
華琳「あなた達もわかったわね!!♯ 」
魏軍『は…はいっ!? 』
念のため、魏軍のみんなにも釘を刺しておく華琳であった。
その後、しばらくして
華琳「あなた、遥というのね 」
遥「は…はい!? 」
華琳の前でも仮面を着けることを許された遥
華琳「いく宛がないなら我が軍に入らない?忍らしいし、妖怪も役に立つかもしれないしね 」
それを聞いた遥は
遥「はいっ!よろしくお願いします! 」
普段から妖怪を操るため仲間外れにされてきた遥にとって勧誘されることは嬉しいことであった。
ジュン「(遥ちゃん、よかったな♪) 」