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地獄から来た者

今回序盤は真・恋姫†無双の雪蓮ルートを参考にしています

ズゴゴッ!!


ここは死んだ人なら誰でも行くという地獄


この地獄のある場所にて…


ざわざわっ!!


地獄の鬼達が集まっていた。


※この鬼達は五右エ門・権左エ門とは関係ありません。


鬼A「おい、これは一体全体何の騒ぎだ? 」


一人の鬼が聞くと


鬼B「それが一人の死人が閻魔(えんま)大王様と地獄将棋(しょうぎ)してるんだってよ 」


鬼A「えっ!?地獄将棋・竜王(将棋の上位階級)の閻魔大王様を相手にしてるのかよ!?どんな無謀な奴だ!? 」


そして一方、盤面では


閻魔大王「くくっ!? 」


鬼C「おい、あの閻魔大王様が汗を流してるぞ!? 」


鬼D「閻魔大王様を苦戦させるあの死人は一体!? 」


バンッ!!


盤面は閻魔大王の方が不利な状況になっていた。


?「おい閻魔、さっさと次の手を打ちやがれ!それとも降参か? 」


閻魔大王「だ…黙っとれ!! これならどうだ! 」


パチンッ!!


駒を動かす閻魔大王だが


パチンッ!!


?「王手! 」


閻魔大王「なっ!? 」


鬼達『おぉーっ!? 』


勝負は死人の勝ちであった。


?「さて閻魔、あたしが勝ったんだから約束守れよな♪ 」


という死人であるが


閻魔大王「うぅ…!?だがそれは!? 」


約束を破ろうとする閻魔大王に対し


バッ! ぐいっ!!


閻魔大王「あべっ!? 」


死人が閻魔大王の舌を引っ張ると


?「嘘をついたら舌を抜くんだってな!あたしがお前の舌を抜いてやるぜ! 」


ジャキンッ!!


剣を抜いて閻魔大王の舌を切ろうとする!


閻魔大王「は…ははひはひは!?ひほへはふ!?(わ…わかりました!?認めます!?) 」


脅されて認める閻魔大王であった。


その後


ポンッ!!


閻魔大王が書類に判子を押すと


閻魔大王「えぇ、次の者、特別に現世への魂帰還を命じる 」


?「よっし! 」


閻魔大王「ただし半々日(約6時間)だけだ。それ以上いようとすると強制的に地獄に戻されるからな 」


?「わかってるよ!それじゃあな! 」


シュッ!


そしてその死人は現世へと向かっていった。


閻魔大王「ふぅ!?やっと静かになったわい!?死人のくせに豪快な奴だったな 」


閻魔大王「しかし、今更現世への帰還がしたいだなんてあの孫堅の考えていることは閻魔大王のわしでもわからぬわい 」


そう、先程現世へと向かった死人こそ


蓮華や雪蓮達の母である


孫堅文台(真名は紅蓮)なのであった!


そして一方、現世の呉の城では


さらさらっ!


蓮華「ふぅ、これで政務はあと少しだな 」


政務室にて蓮華が仕事をしていた。


蓮華「(しかし自分の体なのに何だか急に疲れたりと体の様子がおかしいな?後で一刀に聞いてみるか) 」


と蓮華が思っていると


スゥ…


目には見えないが幽霊となった紅蓮が部屋に入ってきた。


紅蓮「蓮華ったら真面目に政務するだなんて、絶対に父親似だな 」


じっと娘を見る紅蓮


※紅蓮の姿は蓮華には見えません


すると


紅蓮「おまけに奥手の蓮華じゃ自分から子作りしようなんて言わないだろうし、ここは親として一肌抜いでやるか! 」


スゥッ!!


そして蓮華の中に入る紅蓮


その直後


蓮華「あーっ!!久々の肉体は気持ちいいぜーっ!! 」


紅蓮は蓮華に乗り移ってしまった。


蓮華「仕事なんて後回し!早く孫の顔が見たいことだし、婿殿(むこどの)(一刀)のとこにでも行くとするか! 」


そして蓮華は政務室から出ようとするが


キィッ!


思春「蓮華様、一体何を叫ばれたのですか!? 」


先程の蓮華の叫びを聞いて駆けつける思春


すると


蓮華「おっ!あんたが甘寧って奴か、活躍は地獄から見てたぜ 」


思春「は? 」


蓮華の言葉に?を浮かべる思春


実は思春が蓮華に仕えるようになったのは紅蓮が死んでからであった。


すると


蓮華「しかしお前ってばおっぱいちいせぇな、もっと大きくしないと男が寄ってこないぞ♪ 」


思春「なっ!? 」


ズバンッ!!


主君である蓮華から物凄い言葉を放たれる思春


源治「・・・その通り!男はおっぱいに寄るものだ! 」


理央「何を言ってるんですか源治さん? 」


源治「・・・何だかそう叫びたい気分なんだ! 」


余談だが、遠くの方で源治が叫んだという


そして


思春「れ…蓮華様だけはそのようなことは言わないと信じていたのに!? 」


ガクンッ!!


がくりと項垂れる(うなだれる)思春だが


蓮華「さて、婿殿のとこに行かなきゃな♪ 」


蓮華はそんな思春を置いて先に進む


※今の蓮華は母である紅蓮が取りついています


それから少しして


蓮華「う〜む、どうもあたしが死んでから城の構造が変わったらしいな!? 」


城の中で迷う紅蓮


すると


冥琳「雪蓮!お前という奴は!!♯ 」


雪蓮「ちょっと待ってよ冥琳!? 」


蓮華「あの声は 」


サッ!


近くで自分の娘である雪蓮の声を感じ取った紅蓮が声の方に向かうと


冥琳「まったくもうっ!!♯ 」


案の定、雪蓮が冥琳に怒られていた。


冥琳「仕事を終わらせずに酒を飲もうだなんて!お前にはしばらくの禁酒が必要なようだな! 」


雪蓮「それは勘弁してよ冥琳!?元をたどれば私がこんな性格になったのは母様(かあさま)のせいなんだからね! 」


蓮華「(あたしのせいだと!) 」


雪蓮「母様が戦から帰る度に酒を飲んで、酒の味の良さを私に教えるからさ、私が酒好きになったのよ! 」


蓮華「(カチンッ!!♯) 」


酒好きを亡き親のせいにする雪蓮


雪蓮「だいたい母様ったら娘の前でパンツ一枚でぶらぶらするし、寝転びながら目の前で平気でおならするし、私がぐうたら町長なら母様はぐうたら大王よ 」


散々悪口を言いまくる雪蓮に


蓮華「(カチンッ!!カチンッ!!ブチンッ!!♯) 」


ついに紅蓮はキレてしまい


蓮華「雪蓮ーっ!!♯ 」


バッ!


雪蓮の前に現れた!


雪蓮「あら、蓮華じゃないの、どうし… 」


蓮華「どうしたもこうしたもねぇ!!よくも散々あた…母様の悪口を言いましたね♯ 」


一瞬あたしと言いそうになる紅蓮


蓮華「偉大なる母様の悪口を言うなんて言語道断だ!罰として一週間の禁酒だ!!♯ 」


雪蓮「ちょっと!?何で母様の悪口を言って蓮華が怒るのよ!?権利の横暴でしょ!! 」


抗議しようとする雪蓮だが


蓮華「あたしに逆らうってのかい♯ 」


ギロリッ!!


雪蓮「(ぶるっ!?)わかりました従います!? 」


何だか蓮華から物凄い迫力を感じる雪蓮であった。


雪蓮「(何だか母様に叱られてる気分だわ!?) 」


※今の蓮華は母である紅蓮が取りついています


すると


蓮華「そうだ冥琳、婿ど…一刀はどこにいるか知らないか? 」


危うく婿殿と言いそうになる紅蓮


冥琳「北郷でしたら、自室の離れにいると思いますが 」


蓮華「そうか!わかったぜありがとな! 」


ダッ!


そして紅蓮は離れに駆けていった。


離れ前


蓮華「ここが婿殿の離れか、よし!堂々と入ってやるぜ! 」


ダダダーッ!!


勢いよく階段を駆け上がる紅蓮だが


ガタタンッ!!


蓮華「えっ!?うわぁーっ!? 」


ずるるーっ!! ドシンッ!!


階段を上ろうとすると坂になる仕組みを知らないため紅蓮は滑り落ちてしまった。


蓮華「いてて!?でかい蓮華の尻が更にでかくなっちまったじゃねぇか!? 」


母である紅蓮も蓮華の尻が大きいことは知っていた。


すると


スッ!


一刀「何か音がしたかと思ったら、大丈夫ですか蓮華様!? 」


バンッ!!


音を聞いて一刀が現れた。


蓮華「だ…大丈夫だ婿ど…一刀///(蓮華が惚れる気持ちがわかるぜ!あたしが生きてたら絶対何がなんでも呉に引き入れるからな) 」


将来の婿である一刀を見て惚れる紅蓮


蓮華「それより一刀、部屋に入ってもいいか? 」


一刀「構いませんよ 」


そして一刀は今の蓮華は母である紅蓮が取りついていることを知らずに部屋の中に入れた。


それから少しして


一刀「今、お茶を入れますのでお待ちください 」


蓮華「あぁ 」


スッ!


そして一刀がお茶を入れてる間に部屋をチェックする紅蓮


蓮華「(掃除はちゃんとしてるな、散らかってもないし整理もできている) 」


すると


蓮華「(んっ?) 」


紅蓮は一冊の本を見つけた。


蓮華「一刀は読書をしていたのか?読書なら書庫でやればいいのに 」


紅蓮が戻ってきた一刀に聞くと


一刀「書庫は時々、穏がいて襲ってくるので!? 」


これを聞いた紅蓮は


蓮華「(穏って確か陸遜だったな!襲われるということは先に婿殿の子を孕む(はらむ)危険がある!?こうしちゃおれん!!) 」


そう思い込んだ紅蓮は


蓮華「一刀! 」


一刀「何ですかれん… 」


ドシンッ!!


一刀「えっ!? 」


紅蓮は一刀を押し倒すと


バサッ!!


一刀「ぶっ!?こ…これは!? 」


紅蓮は一刀に赤い布を被せた。


その赤い布こそ…


蓮華「悪いが孫の顔を見るためだ。娘の体を使わせてもらうぜ 」


バンッ!! ぷるんっ♪


蓮華の服であり、今の蓮華はパンツ一枚の姿になっていた!


一刀「ふがっ!?/// 」


半裸の蓮華を見た一刀は鼻血が出そうになるが


ずぼっ!!


蓮華「おっと!鼻血は出させねえぜ! 」


紅蓮に指で鼻の穴を塞がれ、更に口も塞がれてしまった!


蓮華「さて、孫呉に伝わる子作り法を使えば確実に孕むだろうな♪ 」


その方法は紅蓮が独自で考えたものである。


ちなみに蓮華達の父の死因は紅蓮の激しすぎる子作りにより精力、体力共に尽きてしまったことによる死である。(世間には病死と伝えられている)


蓮華「いくぜ婿殿! 」


一刀「!?〜/// 」


このままでは一刀の命が危ない!?


そう思われたその時!


ドクンッ!!


蓮華「!? 」


紅蓮は体の異変を感じ取ると


蓮華「へぇ成程な、こりゃ少し待てばいいかもしれないな 」


何かを感じた紅蓮は


蓮華「孫が産まれたら必ず見せに来い!でないと取りついてやるからな! 」


一刀「?/// 」


蓮華の言葉に一刀は?を浮かべるが


蓮華「それじゃあ死んだら会おうぜ!またな 」


スゥッ!!


そして紅蓮は地獄へと戻っていった。


その直後


蓮華「あれっ?何で私はここに? 」


蓮華の意識が戻り


一刀「んーんーっ!! 」


蓮華「えっ!?一刀!? 」


パッ!


何とか蓮華に手を退けてもらった一刀は


一刀「れ…蓮華様!?様子が戻ったようで… 」


とここで一刀は気付いてしまった。


蓮華「どうしたんだ一刀? 」


ぷるんっ♪


蓮華は気づいていないが、今の蓮華はパンツ一枚の姿だということを!!


そしてその直後…


ブッババーーーッ!!


ガクンッ!!


盛大な鼻血を噴いて一刀は倒れ


蓮華「一刀!?一体どうし…きゃあっ!?何で私はこんな姿なんだ!?/// 」


蓮華も自分の姿に気づいてしまうのだった。


そしてその様子を地獄から見ていた紅蓮は


紅蓮「ありゃ孫が産まれる前に婿殿が死んじまうかもな!? 」


自分がその原因に関与してしまったと驚く紅蓮であった。


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