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天下一品武闘大会その11

今回は戦い前の休息です

魏で開かれた天下一品武闘大会は二回戦を終え、一刀を含むベスト8が決定した。


そしてすぐに準々決勝が始まるわけなのだが


試合を終えて間もないということで一時間の休憩が与えられた。


そして各陣営では


蜀軍


桃香「う〜ん、まさか紫苑さんと桔梗さんが負けちゃうなんて 」


紫苑「申し訳ありませんでした桃香様 」


愛紗「しかし紫苑が雷が苦手だなんて知らなかったな 」


鈴々「誰にだって弱点はあるのだ!愛紗だってお化けや幽霊が苦手なのだ 」


愛紗「こらっ!鈴々!! 」


鈴々「にゃははっ♪ 」


愛紗と鈴々がそんな会話をしていると


焔耶「しかし北郷一刀の奴め、許せん!!♯ 」


ゴォッ!!


一刀に怒りを燃やす焔耶


その理由は…


焔耶「エロ源治ですら揉んだことのない桔梗様の胸を揉みおって!!♯ 」


一刀が桔梗に突撃した際、偶然一刀が桔梗の胸を揉んだことに怒っていた。


焔耶「桔梗様もさぞやお怒りでしょう! 」


スッ!


焔耶が桔梗の方を見ると


桔梗「・・・ 」


焔耶「桔梗様、どうされました? 」


桔梗「おっと!?何の話じゃったっけ? 」


桔梗は焔耶の話を聞かずに呆けていた。


焔耶「だから桔梗様、北郷一刀は最低でしょう!!男の忍だなんてみんなそうに違いありません! 」


焔耶がまだ一刀はエロ忍者だと思っていると


桔梗「儂はそうとは思わぬ、奴はエロ源治とは別格じゃい 」


焔耶「そんな!?桔梗様、一体どうされたのですか!? 」


桔梗「焔耶よ、儂の言うことが信用できぬのか?そんな奴には仕置きとして全裸にした後、手足を縛り、犬小屋の中に… 」


焔耶「信じますとも!!北郷一刀はエロ源治とは違います!! 」


犬嫌いな焔耶は罰を受けないため桔梗の言うことを信じるしかなかった。


どうやら一刀との試合で胸を揉まれた際、桔梗の中で何かが目覚めたようだ。


玲「まぁ、何だかわからねえが恋の勝利はほぼ確実だとして、俺達も頑張ろうぜ葵! 」


スッ!


そして玲が葵の方を見てみると


葵「はぁ…♪ 」


ギューッ!!


玲「葵、お前、手拭い握りしめて何やってるんだ? 」


葵「えっ!?いや、別に!? 」


実は葵が握りしめている手拭いは前話にて一刀からもらったものである。


葵「(宝物にしようかな♪) 」


玲「?(手拭い握るなんて変わった奴だな?) 」


魏陣営


桂花「あぁっ!!よりにもよって魏で唯一の進出者が全身精液変態鳥男だなんて!?もうこの大会は魏の敗けだわ!? 」


ジュンが負けると予想する桂花


春蘭「くそっ!!せめて私が孫策に勝利していれば!! 」


秋蘭「二人共、落ち着け! 」


とはいえ内心秋蘭もジュンではヤバイと感じていた。


何故ならジュンは鍛練で試合をすれば少し戦った後で降参し、警邏の際も平気で仕事をサボるというやる気ゼロの男である。


華琳「(確かにこのままじゃヤバイかもしれないわね!?) 」


同じベスト8に一刀、吹音、雪蓮、恋といった強敵がいる以上、当たった場合すぐに降参するかもしれないと悟る華琳


そしてジュンのやる気を上げるために


華琳「ジュン、この大会に優勝したら必ず何でも聞いてあげるわ 」


華琳のこの言葉に


ぴくんっ!!


ジュン「まじっ!? 」


がばっ!!


少しばかりの仮眠をとっていたジュンが起き上がって華琳に接近してきた。


華琳「えぇ、一週間の有給だろうが、一日中女の子とデートしようが何しても構わないわよ!(本当はデートなんてさせたくないけど仕方ないわ!) 」


そして華琳の言葉を聞いたジュンは


ジュン「いやっほーっ♪ケチな華琳が自分から何でも望みを聞いてくれるだなんて言うなんて!もはや優勝あるのみだぜ!! 」


ゴォッ!!


望みを叶えるため闘志を燃やすジュン


華琳「(誰がケチですって!!負けたら回転極太お菊ちゃん食らわしてやるから覚悟なさい!!♯) 」


声には出さず、心の中で怒る華琳であった。


幽州陣営


白蓮「吹音、よくここまで勝ち進んでくれたな!くぅーっ!!これで幽州軍の名が上がるってもんだ 」


上がっても太守である白蓮より部下である吹音の名前が上がるというのもおかしな気がするのだが


吹音「ここまで来たら優勝あるのみです!もう私はたとえ相手が一刀さんや孫策さん、呂布さんであろうとも手加減せず全力を出します! 」


二回戦での祭戦にて、扇を持って変化せずに素のままで戦おうとした吹音であったが体が馴れず、窮地に陥ったのだった。


呉陣営


蓮華「よく勝ち進んだぞ一刀、思春 」


一刀「お褒めくださってありがとうございます 」


思春「光栄です 」


二人が蓮華から誉められたことを喜んでいると


雪蓮「ちょっと蓮華!私は誉めてくれないの! 」


蓮華「姉様は勝って当たり前でしょう 」


雪蓮「何よそれーっ!!♯ 」


プウッ!!


扱いの差に腹を立てて顔を膨らませる雪蓮


祭「まぁ別にいいではないか、ヒック!!/// 」


冥琳「まったく、祭殿は少し飲み過ぎですよ 」


祭「儂の試合はもう終わったから別に構わんじゃろう、それに金も儂が出したわけじゃないしな/// 」


吹音との試合後、試合中に吹音が祭を罵倒しまくったことに腹を立てた祭は吹音にたらふく酒を奢らせたのだった。


一刀「(さて、次は一体誰と戦うのやら?) 」


そしてその後、一時間はあっという間に過ぎ


地和「みんな〜!天下一品武闘大会準々決勝をはっじめるよ〜♪ 」


天下一品武闘が再開された!


地和「それじゃあ組み合わせ抽選スタート! 」


天和「誰に当たるかな? 」


人和「こればっかりは運ね 」


スッ!


そして抽選係りである天和と人和が選んだ紙には


地和「準々決勝第一試合、赤門・呉軍所属、北郷一刀! 」


一刀「いきなり一戦目からか 」


最初の試合は一刀VS


地和「青門・呉軍所属、甘寧興覇! 」


思春「むっ! 」


思春の試合に決まったのだった!


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