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天下一品武闘大会その6

天下一品武闘大会一回戦終了!

天下一品武闘大会一回戦は様々な激闘が繰り広げられ


一回戦の残り試合は二試合となった!


そして気になる対戦カードはというと


地和「赤門・蜀軍所属、木瑠零奈! 」


零奈「はいっ! 」


蜀の忍である零奈VS


地和「青門・魏軍所属、許緒仲康! 」


季衣「やった!待ちくたびれたけどようやくボクの番だ! 」


季衣の対決に決まった!


美以「母様!美以達が応援するから絶対勝つのにゃ! 」


ミケ「絶対勝つのにゃ! 」


トラ「勝つのにゃ! 」


シャム「にゃ〜! 」


母様である零奈を応援する美以達


零奈「任せといて!母様は必ず勝つからね! 」


季衣「ふーんだ!ボクだってそう簡単には負けないよ! 」


そして二人が舞台場に上がった後


夏芽「それでは試合開始! 」


試合が開始された!


季衣「先手必勝! 」


ぐっ!


季衣は巨大鉄球(モーニングスター)・岩駄無半魔の鎖を握ると


季衣「でりゃーっ!! 」


ブォンッ!!


いきなり零奈に放ってきた!


零奈「ハッ! 」


バッ! ドッゴォーンッ!!


だが何とか避ける零奈


この武闘大会、刃物類は刃は潰してあるが鈍器や鞭はそのままであり


当然岩駄無半魔もそのままである。


零奈「だったら! 」


シュシュッ!!


対する零奈は印を結ぶと


零奈「木遁・森呼びの術! 」


ズボボッ!!


舞台場にたくさんの木を出現させた。


すると


零奈「森での戦いは私の十八番(おはこ)、この勝負もらったわ! 」


バッ!


零奈は木へと飛び移っていった。


季衣「こんな木がなんだーっ!! 」


ブォンッ!!


季衣は鉄球を木に投げるが


ガンッ!!


季衣「あれれっ!? 」


木は折れるどころか鉄球を弾いてしまった!


零奈「私の木はそんな鉄球を食らったくらいでは折れないんだから 」


零奈の操る木々は気により鉄以上の強度をもち、その強度は蔓ですら怪力自慢の玲でさえ切れないものになるのだ。


零奈「それと前ばかり見てないで上にも注意しなくちゃね 」


季衣「えっ?上? 」


季衣が上を見てみると


キィーンッ!!


いつの間にか実が落ちて季衣に接近していた。


ゴッチーンッ!!☆ミ


季衣「んぎゃっ!? 」


バタンッ!!


実が頭に落ちて季衣は気絶してしまった。


シュッ!


零奈「木遁・木の実落し。ごめんね痛かった 」


零奈が木から降りると


夏芽「勝者、木瑠零奈! 」


審判の夏芽より零奈の勝利が宣告された。


美以「母様が勝ったのにゃーっ! 」


ミケ「母様は強いのにゃーっ! 」


トラ「強いのにゃーっ! 」


シャム「にゃ〜! 」


母様である零奈の勝利を喜ぶ美以達


地和「それじゃあ次の組み合わせは… 」


そして直ぐ様次の組み合わせが発表されようとしていたが


天和「あれっ?ちょっとちぃちゃん、残りの紙が二枚しかないよ 」


人和「こっちも同じです 」


地和「えっ!? 」


対戦の組み合わせは天和と人和が引いた紙により決められている。(二人が同じ名前が書かれた紙を引いたら引き直し)


そして天和と人和の引く紙が共に残り二枚ということは残りの選手が二人しかいないということなのだ。


地和「それじゃあ一回戦最後の出場選手を発表するよーっ! 」


地和「青門・蜀軍所属、呂布奉先! 」


恋「…んっ… 」


対戦カードは三国最強の武力の持ち主である呂布こと恋VS


地和「赤門・無所属、炎地理央! 」


理央の試合に決まったわけなのだが


しーんっ…


地和「あれっ!? 」


呼ばれたというのに舞台場に理央の姿が全く見えない


ねね「きっと恋殿の力にびびったに違いないのです! 」


霞「それでも余程やない限り最低5分は戦わなあかんやろ 」


例外は吹音には絶対勝てないと察して仮病を使ってトイレに行った猪々子くらいである。


その猪々子も…


麗羽「猪々子!早くトイレから出てきなさい!試合放棄するだなんて袁家の家臣の恥さらしにはお仕置きしますわよ!!♯ 」


猪々子「(これじゃあ出るに出れねえ!?) 」


トイレの前で麗羽が仁王立ちして待ち構えているため出れなかった。


だがあまり時間もとれないので


夏芽「試合放棄により、呂布の… 」


夏芽が恋の勝利を宣言しようとしたその時!


理央「すみません!お待たせしました! 」


理央の声が聞こえてきた。


夏芽「遅いぞ!いったい何をして… 」


と夏芽が理央の方を見てみると


キラキランッ☆


そこには肌が艶々しすぎて輝く理央がいた。


すると


カツカツンッ…


源治「・・・ま…間に合ったようだな!? 」


バンッ!!


今度は杖をつきながらげっそりとミイラのように痩せた源治が現れた。


一刀「源治!? 」


ジュン「一体何があったんだよ!? 」

一刀とジュンが源治に近づくと


源治「・・・一刀…、それにジュン…、俺はお前達のような友でありライバルと出会えたことを誇りに思うぞ!? 」


バタンッ!!


そう言いながら倒れる源治


一刀「そんな死亡フラグを言うんじゃない!! 」


源治「・・・あぁ…死んだひい祖父ちゃんが手を振ってくれている… 」


もはやあの世に逝きそうな源治だが


ジュン「死ぬな源治!黄忠さんも、黄蓋さんも、お前の元主君である厳顔さんも勝ち進んだんだぞ!あの三人のおっぱいを見ずにお前は死ぬ気か!! 」


とジュンが源治に言った瞬間


ジャキンッ!!


源治「・・・俺、復活! 」

さっきまで死にかけだった源治に精気が戻り、復活した。


一刀・ジュン『(こいつ、死にかけてもおっぱい関係の話をするなら不死身かもな) 』


と一刀とジュンは思ったという


それはさておき


理央「うふっ♪あなたが三国最強の実力者だか知らないけど源治さんから精気をもらいまくった今の私は無敵です♪ 」


恋「…恋は誰にも負けない 」


そして


夏芽「それでは試合開始! 」


バッ!


恋VS理央の試合が開始された!


理央「それじゃあいきますよ! 」


ジャキンッ!!


理央は得物の双刀、炎王丸・地王丸を取り出すと


理央「ハァッ!! 」


バッ! ブォンッ!!


二刀を振るいながら恋に向かっていった!


対する恋は


ガッ!


刀を一本受け止めるが


理央「甘い!私の刀は二本あるんですよ! 」


ブォンッ!!


もう一本の刀が恋を襲う!


だが


恋「…遅い! 」


シュッ!


理央「えっ!? 」


ドカッ!!


理央「ぐはっ!? 」


ズザザーッ!!


恋は理央の腹を蹴ってぶっ飛ばした!


理央「げほっ!?将来源治さんの子供を産むお腹をよくも蹴ってくれたわね!もう許さないんだから! 」


ぐっ!!


理央は炎王丸を握ると


ゴォーーッ!!


炎の気を流して刀の色を赤くした!


理央「ふんっ!得物に気を流せるのは一刀や吹音だけじゃないのよ!この切れ味を見てなさい! 」


シュシュッ!!


理央は印を結ぶと


理央「土遁・巨大岩石砲! 」


ドンッ!!


自分の頭上に大きな岩石を放った!


キィンッ!!


そして岩石は理央へと落ちてくるのだが


理央「ハァッ!! 」


バッ! ズバンッ!!


理央が炎王丸で岩石を切りつけると


バカンッ!!


岩石が真っ二つに割れてしまった!


理央「フフッ!私の実力はどうかしら 」


理央は自分の方が実力は上だと思っていた。


ところが


恋「…やり方わかった 」


理央「えっ!? 」


ぐっ!!


恋は戟を握ると


恋「…フンッ!! 」


ゴォーーッ!!


理央と同じように気を流して戟の刃の部分を赤くした!


戦闘の天才である恋は一度見ただけで術や気の操作を使うことが可能なのだ。


そして更に!


恋「…恋流忍法・斬炎刃(ざんえんは)! 」


ブォンッ!! ゴォッ!!


以前吹音の斬風刃を真似た(73話参照)要領で戟を振るった恋は戟から炎の気を飛ばしてきたのだ!!


理央「そんなのありなの!? 」


そして飛び上がったせいで急に体勢を変えられない理央に


ドッカーンッ!!


炎の気が直撃し


理央「がはっ!? 」


ドサッ!!


理央は場外へと落ちてしまい


夏芽「場外により勝者、呂布奉先! 」


恋の勝利が決定した。


一刀「(やはり恋を相手にするなら忍術より体術の方がいいかもしれないな) 」


地和「さぁ少し休憩を入れた後、次の二回戦はどうなるのか! 」


司会の地和の言うように少し休憩を入れた後、天下一品武闘大会二回戦が開かれるのであった。


天下一品武闘大会 勝者



北郷一刀、雪蓮、思春、祭 計4人



氷堂葵、土門玲、木瑠零奈、恋、翠、紫苑、桔梗 計7人



雷魔ジュン、春蘭、流琉 計3人


幽州


風切吹音 計1人


無所属


火神楽源治 計1人

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