天下一品武闘大会その5
忍VS恋姫達。勝つのはどっちだ!!
天下一品武闘大会一回戦は様々な激闘が繰り広げられ
ここまでの各勢力の勝ち星は
呉:4
蜀:4
魏:2
無所属:1
となり、残り五試合を向かえていた。
地和「さぁ次の試合に参るわよ! 」
司会の地和がマイクを片手に叫ぶと
地和「赤門・蜀軍所属、厳顔! 」
桔梗「おっ!儂の出番のようじゃのぅ 」
蜀の桔梗VS
地和「青門・呉軍所属、水希茜! 」
茜「は…はいっ!! 」
呉の茜の試合が決定した!
茜「(一刀様の一番弟子として負けるわけにはいかないのです!) 」
桔梗「ほう、忍が相手とは、源治以来じゃのぅ 」
実は桔梗は源治を従者として置いていた際、何度か模擬戦をしていたことがある。(ただしその度に源治が桔梗のおっぱいを狙ってきたが返り討ちにされた)
そして両者が舞台場に上がると
夏芽「それでは試合開始! 」
茜と桔梗の試合が開始された!
その瞬間
桔梗「ではいくぞ! 」
ジャキンッ!!
桔梗は得物のパイルバンカー・豪天砲を取り出すと
桔梗「せいっ!! 」
ドッカーーンッ!!
茜「うわっ!? 」
いきなり茜目掛けて打っ放してきた!
桔梗「今の一発を避けるとはさすがは忍じゃのぅ 」
茜「(殺傷力がないとはいえあんなの食らったら負けちゃう!?あんな武器反則です!?) 」
豪天砲の威力に驚く茜
茜「(こうなったら!) 」
シュシュッ!
茜は印を結ぶと
茜「水遁・水呼の術! 」
バシャッ!
桔梗「むっ! 」
茜は術で桔梗の回りにいくつかの水溜まりを作ると
シュシュッ!
茜「続けて水遁・水移動の術! 」
バシャンッ!!
茜は水溜まりの中を潜っていった!
桔梗「ほぅ、なかなかの術じゃのぅ、次は何をする気かな? 」
すると
バシャッ!
桔梗の背後の水溜まりから茜が出現し
茜「ハァッ!! 」
バチンッ!!
桔梗「なっ!? 」
バシャッ!
桔梗に鞭で攻撃した後、再び水溜まりに潜っていった!
桔梗「このこのっ!! 」
げしげしっ!!
茜を倒すべく水溜まりを蹴りまくる桔梗だがそんなことをしても無意味であった。
茜「とおっ!とおっ! 」
バチバチンッ!!
桔梗「むむっ!? 」
その後、出ては叩いて潜り、出ては叩いて潜りを繰り返していく茜
茜「そろそろ終わりにします! 」
シュッ!
そして茜が桔梗にとどめを刺そうとしたその時!
茜「ふぇっ…へくしゅんっ!! 」
茜がついくしゃみをしたせいで
くいっ!!
桔梗「おやっ? 」
鞭が標的を外して桔梗の胸元に絡み付いてしまい
ブォンッ!!
そのまま鞭が降り下ろされた!
すると
ずるるっ… ぷるんっ♪
茜「えっ!? 」
桔梗「おっ! 」
服に絡み付いたまま鞭が降り下ろされたせいで桔梗の服がずれてしまいおっぱいが丸出しになってしまった!(わざとではないので茜は失格にはならない)
地和「おぉーっと!ついにアニメでは描かれなかった厳顔さんのポロリが登場したーっ!っていうか、おっぱいでかすぎよーっ!!♯ 」
後半はちょっとした嫉妬から叫ぶ地和
そして一方
一刀「ブバッ!! 」
一刀は鼻血を出し
ジュン「うほっ♪ 」
ジュンは眺めるように見るが
ガツンッ!!☆ミ
華琳「あなたは目を閉じてなさい♯ 」
ジュン「は…はい!? 」
華琳にお仕置きを食らってしまった。
そして
源治「・・・お…俺にも桔梗様のおっぱい見せてくれ〜!? 」
理央「何を言ってるんですか源治さん、おっぱいなら私が好きなだけ見せてあげますから♪ 」
源治「・・・ぎゃーっ!? 」
どこかで理央の18禁拷問行為を受ける源治の悲鳴が聞こえたという
そして茜が桔梗のポロリを気にしている間に
ガシッ!
茜「えっ!? 」
桔梗が茜を捕まえると
桔梗「でりゃーっ!! 」
ビターーンッ!!
茜「きゃあっ!? 」
思いっきり地面に叩きつけられ
茜「きゅう…!? 」
頭を打ったのか、茜は気絶してしまった!
夏芽「勝者、厳顔! 」
桔梗「儂に勝つなんてまだまだ早すぎるわい、若僧め 」
桔梗の勝利が決まった。
茜「うぅ…油断するなんてまだまだ修行がたりません!? 」
一刀「(茜よ、悔やむことはない。最初に出会った時と比べたら格段に強化されているぞ) 」
と弟子の進歩を喜ぶ一刀であった。
その後
地和「さぁ次の試合を発表するわよ! 」
地和「赤門・蜀軍所属、張飛翼徳! 」
鈴々「やっと鈴々の出番なのだーっ! 」
地和「対するは青門・魏軍所属、雷魔ジュン! 」
ジュン「おっ!ようやく俺の出番か 」
次の試合はジュンVS鈴々に決まった。
春蘭「ジュン!お前も一応魏の一員なら華琳様のために必ず勝て! 」
季衣「兄ちゃん!チビッ子なんてやっつけちゃえ! 」
とジュンを応援する二人に対し
桂花「(どさくさに紛れて殺されなさい!) 」
と思う桂花であった。
夏芽「それでは試合開始! 」
そして試合が始まると
鈴々「うりゃりゃーっ!! 」
ブォンッブォンッ!!
ジュン「うわっ!? 」
蛇矛を振り回しながら鈴々がジュンに迫る!
ジュン「(さすがは張飛というだけはある。季衣並みの力だな、こりゃ小さいからってなめてたら負けちゃうな) 」
とジュンが冷静に判断していると
鈴々「たぁーっ!! 」
バッ!
鈴々は高く飛び上がり
鈴々「食らうのだーっ!! 」
キィンッ!!
蛇矛を降り下ろしながら落ちてきた!
ジュン「やべっ!? 」
このまま食らったら間違いなく負けると思ったジュンは
シュシュッ!!
印を結ぶと
ジュン「雷遁・電磁防御壁! 」
バチバチッ!!
電気を自分の周囲に放ち、バリアを作り出した!
ガキンッ!!
バチバチンッ!!
激しくぶつかり合い火花を飛ばしまくる鈴々の蛇矛とジュンのバリア
そして
バァーーンッ!!
鈴々「にゃにゃーっ!? 」
ジュン「うおっ!? 」
衝撃で互いがぶっ飛んでしまった!
鈴々「まだまだやれるのだーっ!! 」
バッ!
鈴々はすぐに立ち上がりジュンに向かっていく
一方ジュンは
ジュン「・・・ 」
手を地に置いたまま黙っていた。
春蘭「こらっ!どうしたんだジュン!♯ 」
桂花「(万策尽きたようね。大人しく倒されなさい!) 」
鈴々「たぁーっ!! 」
そして鈴々とジュンとの距離が短くなったその時!
ジュン「雷遁・電磁罠! 」
ビリリーッ!!
ジュンの手から電気が流れ
ガシガシッ!!
鈴々「にゃにゃっ!? 」
鈴々の手足に電気の縄が絡み付いて動けなくした!
鈴々「こんなものーっ!! 」
鈴々は力ずくで脱出しようとするが
ジュン「おっとお嬢ちゃん、これで終わりだよ 」
スッ!
ジュンは笛を取り出すと
スッ! ピタッ!
縛られている鈴々に近づいて笛を当て
ジュン「雷遁・素単元! 」
ビビッ!!
鈴々「にゃにゃーっ!? 」
ガクッ!
微弱な電撃を鈴々に食らわして気絶させた。
夏芽「それまで!勝者、雷魔ジュン! 」
そしてその瞬間、ジュンの勝利が決まったのだった。
春蘭「ちんけな戦いをしおって!魏の者ならもっとどぉーんっ!!と圧倒的に勝ってみろ! 」
ジュン「まぁ勝ったからいいじゃん♪ 」
桂花「(ちっ!!) 」
地和「さぁそれでは続けて次の試合といっくよー! 」
地和「赤門・蜀軍所属、文醜! 」
猪々子「よっしゃーっ!ようやくあたいの出番だぜ!! 」
斗詩「文ちゃん!怪我しないでね! 」
猪々子「心配無用だぜ斗詩!相手が誰だろうとあたいの敵じゃ… 」
地和「対するは青門・幽州軍所属、風切吹音! 」
吹音「はい! 」
次の試合は吹音VS猪々子と決まったのだが
猪々子「!? 」
ガタガタッ!?
さっきまでの強気はどこへやら?震えまくる猪々子
麗羽「おーほっほっほっ!猪々子ったら武者震いするだなんて勇敢ですわね!さすがはわたくしの部下ですわ! 」
という麗羽だが猪々子が震えているのは武者震いではなく
猪々子「(何でよりにもよってあの姉ちゃんがあたいの相手なんだよ!?) 」
猪々子が吹音に怯えていたからだ。
というのも麗羽達は以前弱小ということで公孫賛こと白蓮の治める幽州を攻めたのだが、袁紹軍は変化した吹音一人により壊滅し、麗羽達もボコボコにされたのだ。(斗詩はその事を覚えているが麗羽はすっかり忘れている)
斗詩「(どうするの文ちゃん!?) 」
試合が始まれば最低五分は戦わないとダメなためそれまで猪々子が平気でいられるわけがない
親友である斗詩が見つめるなか猪々子がとった行動は…
夏芽「それでは試合かい… 」
そして、試合が始まろうとするが
猪々子「いたた!?腹がいてぇ!? 」
試合が始まる前にお腹を押さえて苦しみだす猪々子
猪々子「腹が痛くてとても戦えない!?厠に行ってくるから試合放棄するよ!? 」
ダダーッ!!
麗羽「ちょっと猪々子! 」
麗羽が止めるのも聞かず、猪々子は厠へと走っていく
猪々子「(あの恐怖を二度と味わいたくない!) 」
実は腹痛は仮病であった。
もちろん仮病なのは麗羽と頭の悪い人以外全てわかりきっていたが
夏芽「文醜、試合放棄につき勝者、風切吹音! 」
吹音「えっ!?本当ですか!? 」
戦わずして勝利する吹音であった。




