表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
115/200

天下一品武闘大会その4

いよいよ一刀の戦いが始まる

魏にて開かれた天下一品武闘大会


ここまですでに五試合が終わっているが武闘大会はまだ始まったばかりであった。


魏軍・流琉VS蜀軍・斗詩


流琉「ハァーッ!! 」


ブォンッ!!


斗詩「きゃっ!? 」


ガキンッ!!


流琉の得物の電磁葉々が斗詩の得物の金光鉄槌を弾き飛ばすと


斗詩「こ…降参です!? 」


丸腰で流琉に勝てるはずがなく降参する斗詩であった。


流琉VS斗詩


流琉の勝利


魏軍・沙和VS蜀軍・紫苑


沙和「そらそらなのーっ! 」


紫苑「くっ!? 」


キンキンッ!!


接近戦では弓を使う紫苑より剣を使う沙和の方が優位であった。


沙和「どうしたなの!もっと本気を出すなの! 」


紫苑「くっ!? 」


調子にのって罵倒する沙和


沙和「やはり動きが鈍いのはそのでかすぎるおっぱいのせいなの!早く年取って垂れるがいいなのこのおばさん!! 」


カチンッ!!


※しばらくお待ちください


沙和「ご…ごめんなさいなのお姉様!?降参するから許してほしいなの!? 」


ガタガタッ!


何が起きたのやら?体を震えながら謝る沙和


紫苑「あらあら、お姉様だなんて♪ 」


沙和VS紫苑


紫苑の勝利


地和「さぁ次の組み合わせを発表するわよ! 」


そんなこんなで大会は進んでいくのだが


地和「青門・呉軍所属、北郷一刀! 」


一刀「おっ! 」


ついに一刀の出番となり


地和「赤門・蜀軍所属、関羽雲長! 」


愛紗「うむっ! 」


相手は愛紗に決まった!


そして二人が舞台場に上がるなか


蓮華「一刀!頑張るのだぞ! 」


璃々「お兄ちゃんがんばれー! 」


一刀「御意! 」


一刀を応援する蓮華と璃々ちゃんだが


姫子「ふっ!しょぼい応援だのう 」


蓮華「なんだと!! 」


姫子「我の応援の方が未来的じゃ、鬼共! 」


五右エ門・権左エ門『承知! 』


鬼共に命令する姫子


すると


五右エ門・権左エ門『かっせ!かっせ!北郷一刀! 』


応援旗を振り回しながら一刀を応援する鬼達に


姫子「L・O・V・E・ラブラブ!一刀! 」


チアガール姿で応援する姫子がいた


姫子「一刀よ!勝ったら我と結婚。負けたら婚姻だからな! 」


一刀「ぎょ…って!?どちらも同じ意味じゃないですか!! 」


危うく御意と言いかけた一刀であった。


一方、愛紗はというと


愛紗「(葵や玲から凄腕の実力者だと聞いている。ならば相手にとって不足はない!) 」


一刀が相手ということで気合いが入る愛紗


葵「(さて、愛紗は一刀の眼鏡にかなうのかな?) 」


と愛紗を見つめながら思う葵


夏芽「それでは、始め! 」


そして試合が開始され


愛紗「ハァーッ!! 」


バッ!


刃を潰しているとはいえ青龍偃月刀を手に持って一刀に突っ込む愛紗!


一刀「よっ! 」


ぴょんっ!!


愛紗の攻撃を高く飛んで回避する一刀


愛紗「(なんてジャンプ力だ!だが)空中では体勢を変えられまい! 」


バッ! ビューっ!!


青龍偃月刀を上に向け、落ちてくる一刀を襲う愛紗


その時!


シュシュッ!


一刀は印を結ぶと


一刀「水遁・素来無(スライム)の術! 」


ぐにょんっ!!


愛紗「なっ!? 」


一刀は自分の体を軟化させて愛紗の攻撃を避けた!


すたっ!


そして一刀は愛紗の背後に降りると


一刀「ハァハァハァッ! 」


シュババッ!!


得物の気伝丸で愛紗に襲いかかる!


愛紗「くっ!? 」


キンキンキンッ!


愛紗も辛うじて攻撃を防いでいるといったところであり


ザッ!


一刀は片腕を地につけると


一刀「せいやーっ!! 」


ブォンッ!!


そのまま蹴りを繰り出した!


一刀の蹴りが愛紗に当たりそうになるが


愛紗「ハァーッ!! 」


ガッ!! ズザザーッ!!


愛紗は肘打ちで一刀の蹴りを防ぐ!


だが蹴りの勢いがあるため愛紗は軽く飛ばされてしまった。


愛紗「(やはり強いな!?だが私とて負けるわけにはいかん!) 」


ぐっ!


青龍偃月刀を握りしめる愛紗


すると


一刀「さすがは劉備軍の筆頭武将と呼ばれる関羽さんだ。今の蹴りを防がれるとはなかなかの実力者だな 」


急に愛紗を誉める(ほめる)一刀


愛紗「ふっ!新星最強と呼ばれる北郷殿から誉められるとは私も嬉しいです 」


一刀「それはどうも、ではこれより鍛練といきますか 」


愛紗「鍛練ですと? 」


一刀の言葉に?を浮かべる愛紗


スッ!


一刀は気伝丸を取り出すと


一刀「気伝丸・風の太刀! 」


ビューッ!!


気伝丸に風の気を送る一刀


一刀の得物の気伝丸は気を流すことにより火、水、風、土、雷の属性を得るのだ。


一刀「ハァッ!! 」


ビュンッ!!


愛紗「早い!? 」


風の属性を得た一刀の動きは武人である愛紗の目にも止まらないくらい早く


シュッ!


一刀は愛紗の後ろに回り込むが


愛紗「そこだ! 」


ブォンッ!!


愛紗は一刀の気配を感じ、青龍偃月刀を振るってきた!


その時!


一刀「気伝丸・水の太刀! 」


一刀は気伝丸に流している気を風から水に変えると


バシャーッ!!


愛紗「なっ!? 」


水と化した気伝丸が切られたことで愛紗に水が噴射された!


シュシュッ!


そこへすかさず一刀が印を結ぶと


一刀「土遁・岩石変化の術! 」


バキバキンッ!!


一刀は自分の体を尖った岩石へと変化させ


ゴロゴローッ!!


転がりながら愛紗に向かっていく!


愛紗「まだまだ!! 」


ガキンッ!!


愛紗は青龍偃月刀で一刀を受けるが


ギィィィーーンッ!!


愛紗「くっ!?うわっ!? 」


ガキンッ!! ドサッ!!


一刀が高速回転することにより青龍偃月刀は弾かれてしまい、尻餅をついてしまう愛紗


そこへすかさず


スッ!


一刀「勝負ありだな 」


一刀が気伝丸を愛紗の喉元に当て


夏芽「勝者・北郷一刀! 」


勝負は一刀の勝利で終わった。


愛紗「くっ!無念ですが見事な実力ですね 」


一刀「関羽さんにそう言われるなら嬉しい限りです。それと一つ言っておきますが 」


一刀「あなたはまだまだ強くなりますよ 」


愛紗「えっ? 」


そして愛紗が?を浮かべている間に一刀は舞台場から降りていった。


桃香「まさか愛紗ちゃんが負けちゃうだなんて!?一刀さんって本当に強いんだね!? 」


星「うむ、強さは別として、殿方としての魅力は葵が惚れ込むくらいですからな 」


葵「そうそう…って星!!♯/// 」


星にからかわれて照れる葵


葵「そ…それはさておき愛紗、一刀はどうだった? 」


愛紗「どうと言われても、私では勝てぬ相手だとしか… 」


葵「違う違う!そうじゃなくってさ、終わった時に何か言われなかった? 」


愛紗「確か…『あなたはまだまだ強くなりますよ』と言われたが 」


愛紗が言うと


葵「なるほど、一刀らしいわね 」


桃香「どういうことなの? 」


葵「一刀ったら昔から将来性がある人は鍛えてあげる性格なんです。悩んでいたりすると鍛練の相手をしてくれたりとか 」


星「そこを葵は惚れてしまったわけだな 」


葵「そうそう…って星♯!!/// 」


愛紗「(私はまだまだ強くなれるか、わかりましたよ北郷殿、私は鍛練を頑張ります。そして次に戦う時が来たら負けませんからね!) 」


気合いの入る愛紗であった。


一方


蓮華「見事だったぞ一刀 」


一刀「ありがとうございます 」


蓮華から誉められる一刀


一刀「では少々気が減りましたので回復するとします 」


蓮華「? 」


どうやって回復するのか蓮華が思っていると


スッ!


一刀「いただきます 」


ぱくぱくっ!


一刀は大会前に吹音からもらった大福を食べだした。


気も血と同じで何かを食べたり、休んだりすると回復するのだ。


璃々「お兄ちゃん、何を食べてるの? 」


一刀「ん?大福だよ。璃々ちゃんも食べてみる? 」


璃々「うんっ♪ 」


璃々ちゃんも大福を食べることになった。


璃々「おいしいね♪ 」


一刀「だろ、ちなみに大福は俺の好物だからね 」


蓮華「(一刀は大福とやらが好きなのか、今度吹音に作り方を聞いてみるかな) 」


すかさず一刀の好物をメモする蓮華


そしてその後も大会は続き


真桜「でりゃーっ!!ウチのドリルを食らわんかい! 」


祭「甘い!! 」


ビシッ!!


真桜「あうっ!? 」


祭に螺旋槍をかわされ、チョップを食らう真桜


祭VS真桜


祭の勝利


春蘭「こんな組み合わせなんて納得いかんが仕方ないんだーっ!! 」


秋蘭「(あぁ、姉者はかわいいな) 」


そして油断した秋蘭は


バシンッ!!


秋蘭「ぐはっ!? 」


春蘭の一撃を食らってしまった。


春蘭VS秋蘭


春蘭の勝利


雪蓮「フフフッ!やっと思いっきり暴れられる♪ 」


霞「こんな奴相手にできるかい!? 」


ダダッ!!


いまの雪蓮の相手をするとボコボコにされかねないため戦いが始まるとすぐに逃げる霞


そして霞は見事30分間逃げ切り


夏芽「勝者、孫策! 」


霞「よ…よっしゃ!? 」


雪蓮「ぶーっ!つまらなーい!! 」


戦いは負けになったもののひどい目に遭わずにすんだ霞であった。


そして残る選手は


鈴々

猪々子

季衣

桔梗

ジュン

吹音

零奈

理央


の10人となったのだった。

西森的にはこの大会が何話くらいかかるかは予想できません

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ