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海に行こう!

それはある日のこと


ビカッ!!


大陸全土を季節違いな猛暑が襲ってきた。


この猛暑に


蓮華「暑い…!? 」


夏場には慣れている呉の人達ですら暑がっていた。


一刀「蓮華様、冷たいお絞りをどうぞ 」


蓮華「あぁ、すまないな一刀 」


一刀からお絞りを受け取って顔を拭く蓮華


蓮華「それにしても私達ですら暑いというのに一刀は平気なのか? 」


普段露出が高く、涼しそうな服の蓮華達ですらも暑いのに一刀はいつものフランチェスカ学園の制服姿のままであった。


一刀「俺は鍛えてますから!心頭滅却すれば火もまた涼しです 」


気持ちのもちようで苦難も感じないということだが、ようするにただの痩せ我慢である。


蓮華「姉様、次の仕事を持ってきましたよ 」


ガチャッ!!


そして会話をしている間に目的地である雪蓮のいる政務室にやって来た蓮華が扉を開けると


雪蓮「あつ〜い!? 」


バンッ!!


ぷるんっ♪


そこには衣類はおろか、下着すらも身に付けてなく、産まれたままの全裸の雪蓮がいた。


そしてその姿を見てしまった一刀は


一刀「(バブシューーッ!!) 」


ばったーんっ!!


蓮華「一刀!? 」


この猛暑もあるからなのか、いつもより激しく鼻血を出して倒れてしまった。


雪蓮「んっ?何だ蓮華じゃないの、次の仕事を持ってきてくれたの?ありがとう♪ 」


と普段のように振る舞う雪蓮に対し


蓮華「姉様!!いくら暑いからといって何て格好をしてるんですか!!一刀もいるんだからしゃきっとしてください!!♯ 」


蓮華が雪蓮に無理矢理服を着せて怒鳴ると


雪蓮「もう蓮華ったら、只でさえ暑いんだから暑苦しい小言を言わないでよ。それとさっき一刀がいるからしゃきっとしなさいっていったけど裸でいるのは一刀のためなのよ 」


蓮華「えっ? 」


蓮華は雪蓮の言っている意味がわからなかった。


雪蓮「だって子作りする際には互いに裸になるわけじゃない、今の一刀だと子作りしようとすれば鼻血出して倒れるのはもはや読者にだってわかるオチじゃない。だから一刀が鼻血を出さないよう慣れてもらうために裸でいるのよ 」


裸でいるのを正当化しようとする雪蓮だが


蓮華「そんな理由がありますか!!♯ 」


蓮華には通じなかった。


蓮華「だいたい慣れてもらったら姉様は毎晩子作りする気でしょう!今の間は一刀の子種は私だけで十分… 」


ついムキになって色々話そうとする蓮華だが


一刀「わーわーっ!? 」


ガバッ!!


蓮華「んぐっ!? 」


突如一刀が起き上がって蓮華の口を塞いだ。


雪蓮「ん〜…、今なんかまるで蓮華だけが一刀と子作りしたような会話が聞こえた気がするんだけど〜 」


鋭い!?


ともかくこのままではヤバイので


一刀「あっ!そうだ雪蓮、暑いだろう。冷たいお酒をどうぞ!! 」


スッ!


一刀が雪蓮に酒を渡すと


雪蓮「お酒!!ありがとう一刀♪ 」


パシッ!! ぐびぐびっ!!


雪蓮「ぷっは〜!冷たくておいしい♪ 」


お酒により先程のことを忘れる雪蓮


雪蓮「でも一瞬喉は潤った(うるおった)けどすぐに喉が乾くわね!? 」


蓮華「雨でも降れば少しはマシになるんですが 」


最近日照り続きで雨は一滴も降っていないのだ。


一刀「夜になれば少しは気温がマシになるさ 」


雪蓮「やだーっ!!夜まで待てない〜!!今すぐ涼しくなりたい〜!! 」


子供のように駄々をこねまくる雪蓮


するとその時!


ピカッ☆


雪蓮の頭の中で電球が光ると


雪蓮「いいこと考えたっと♪蓮華、話があるから今すぐみんなを玉座の間に集めなさい 」


蓮華「えっ!? 」


一刀「(何だか知らないが嫌な予感が!?) 」


この時、一刀は悪寒を感じていた。


それから少しして


全員『暑いから海に行く(だと・ですか)!? 』


雪蓮「そうよ♪ 」


玉座の間にみんなを集めた雪蓮は突然暑いからという理由で海に行こうと言ってきたのだ。


雪蓮「こう暑くちゃたまらないしさ、最近仕事も少なくなったし、賊も出てこなくなったから気分転換にどうかなって 」


雪蓮がみんなに言うと


冥琳「雪蓮にしてはなかなかいいアイディアだな 」


祭「確かに最近暑いからのぅ 」


みんなも雪蓮の案に賛成のようだ。


蓮華「でも、さすがに全員で行くのはちょっと、万が一に備えて誰かを残さないと 」


蓮華の言う通りである。


だが誰もが暑い城より海に行きたいと思うなか


一刀「では、俺が残ります! 」


スッ!


一刀が進んで手をあげたのだが


雪蓮「一刀はダメよ 」


一刀「何故ですか!?万が一に備えて俺が残らないと!? 」


雪蓮「そんなこと言って本当は私達の水着姿を見たくないだけでしょ 」


一刀「うっ!? 」


図星である。


いくら水着姿に耐性ができたとはいえ多数の水着美女が相手では不利だと思って行くのを遠慮したのだが雪蓮にバレてしまった。


すると


蓮華「一刀、最近の一刀は忙しすぎだ。たまには骨休めしろ 」


一刀「しかし!? 」


蓮華「主君命令だ! 」


一刀「うっ!?御意 」


小助『最近の蓮華姉ちゃん何だか変わった気がするな!? 』


主君命令を出されては一刀も従わなければならなかった。


だが蓮華の本心は骨休めよりも


蓮華「(最近ちょっと胸が窮屈になって新しく水着を買ったからな、一刀に見てもらう絶好の好機だ♪) 」


という思惑からであった。


一刀「ハァ〜… 」


そして一刀がため息を吐いていると


茜「一刀様♪ 」


ギュッ!! むにゅっ♪


いきなり茜が胸を押し当てて抱きついてきた。


一刀「あ…茜!?/// 」


驚く一刀だが


茜「一刀様はどのような水着が好みですか?私は一刀様が見たいというならスリングショットでもTバックでもトップレスでも着ますから♪ 」


茜が言うと


一刀「(ト…トップレスだと!?///) 」


もわ〜…


一刀が茜のトップレス姿を妄想した瞬間!


ドバブーーッ!!


一刀の鼻から勢いよく鼻血が放たれた!


雪蓮「ねぇ小助、さっき茜が言った水着ってどんなデザインなの? 」


小助『んっ?こんなもんだ 』


スッ!


小助が雪蓮に水着を書いた紙を渡すと


雪蓮「うわっ!?天の国って大胆ねぇ!?蓮華、このTバックっての着てみなさいよ♪ 」


蓮華「嫌です!そんなのお尻が丸見えじゃないですか!!/// 」


雪蓮「お尻が目立つ蓮華に一番似合うと思うのに〜 」


まぁ、そんなことがあり


その日の昼頃


ザッパーーンッ!!


呉の一同は海にやって来た!


一刀「(ついに来てしまったか!?) 」


他のみんなが水着に着替えるなか、一刀は一足早く水着に着替えて海を眺めていた。(もちろん更衣室は男女別であり、着替える前に雪蓮から『一緒に着替えましょ』と茶化された)


ちなみに一刀の水着は動きやすいという理由でウエットスーツタイプの水着であり海パンや(ふんどし)ではない


そして一刀が海を眺めていると


茜「一刀様♪ 」


バンッ!!


茜を筆頭に水着姿の呉軍メンバーがいた。(作者の脳内では萌将伝の水着を参考にしています)


ちなみに茜の水着姿は水玉ビキニである。


茜「一刀様、私の水着似合ってますか? 」


茜が自分の水着姿を一刀に見せると


一刀「あぁ、似合っているとも/// 」


茜「嬉しいです♪ 」


鼻血は出なかったものの、顔を赤くする一刀


雪蓮「ぶーっ!!一刀ったら海パンや褌かと思ったのにそんな水着なんか着ちゃって〜 」


一刀の水着を不服に感じる雪蓮


一刀「忍者にとって水着は早く泳ぐためのもので機能性を考えただけだ 」


雪蓮「ぶーっ!!ちょっとつまんない! 」


一刀達がそんな会話をしていると


蓮華「か…一刀/// 」


一刀「その声は蓮華様、何かご用ですか… 」


蓮華の声が聞こえ、一刀が振り向くと


バァンッ!!


蓮華「ど…どうかな?/// 」


ビキニ姿の蓮華がそこにいた!


そして蓮華のビキニ姿を一刀が見た瞬間


たら〜!!


小助『一刀、鼻血が流れてるぞ 』


一刀「なっ!? 」


一刀は自分でも知らないうちに鼻血を流していた。


一刀「(な…何故だ!?茜や雪蓮の水着には耐えたというのに何故蓮華の水着には耐えられないんだ!?) 」


この時、一刀はその理由に気づいてなかった。


すると


?「あれっ?一刀じゃない! 」


一刀「んっ? 」


いきなり名前を呼ばれて一刀が振り向くと


葵「まさかこんなところで会うなんてね!? 」


玲「よっ! 」


そこには葵と玲、そして


桃香「葵ちゃん、玲さん、そんなに急いでどうしたの? 」


バァーンッ!!


桃香率いる蜀の一同がいた。


更に


ジュン「おっ!一刀じゃんか 」


華琳「まさか呉と蜀まで来てるなんてね 」


バァーンッ!!


別の方からはジュンと華琳率いる魏の一同が現れ


吹音「あっ!皆さん 」


白蓮「結構大勢だな!? 」


別の方から吹音と白蓮が現れ


理央「源治さん、見てください!海ですよ♪ 」


源治「・・・そうだな!(まさかこんなに水着美女がいるとは嬉しいぜ!) 」


別の方から源治と理央まで現れたのだった。


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