第17話:夢幻
この物語はフィクションですが、
登場する人物・団体・名称等は、
実在のものが意識されています。
本作品は特撮作品及びその関係者を批判するものでなく
全ての特撮作品へのリスペクトを持って執筆しています。
この場を借りて情熱をもって素晴らしい特撮作品を
作られたすべての方々へ謝辞申し上げます。
大会日程は3日分が確保されていたが、
予定以上に試合が早く終了したことで
2日目午後をもって残すところあと2試合。
3位決定戦と、決勝戦のみとなっていた。
水晶伯の騎士リンネVS黄金の騎士ミケの決勝を前に
先んじて片腕の黒騎士ゲッチュの3位決定戦だが、
ヒートアップする観客席の中において
キッカは一人冷や汗を流していた。
「まずい……まずいぜ……
予想通りだが、まずい……!」
彼の足元には既に無効となった賭け札が。
つまり、予想を外した賭け札が
無数に散らばっていた。
だが同時にその手にはまだ1枚だけ
有効な賭け札が握られている。
ベスト64から上位3人の順位を当てる三連単。
それがベスト4の時点で有効ということはつまり
この時点で既に超のつく低確率をすり抜けた
当たれば高額配当確実の賭け札。
優勝ミケ、準優勝リンネ、3位ゲッチュ。
「ミケの勝利は予想できた……
対抗となるのがゲッチュくらいともわかった……
そこを主軸にいろいろ買って、
ありえんと思うが一応リン姉のも買った……
おそらく誰もリン姉がここまで勝ち残るなんて
予想してるはずがねぇ……
下手すればこの三連単を買ったのは俺だけ……
賞金総取りまである……だが……!」
この予想の致命的問題、それは……!
「アキレス腱を斬られたゲッチュが、
3位決定戦に勝てるはずがねぇ!!」
そういう意味でこの札はもう、
事実上はずれ札になっていたと言えた。
が、キッカは諦めない。
彼には意地汚さがある!
「……こうなったら3位決定戦の相手に、
下剤入の水を差し入れてやる……!
強力下剤で明日朝までトイレで
うんこぶりぶりだぜぇ……!」
うーん、おのれ魔王軍。ゆるせん。
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「くそがっ……! あの外道がっ……!
だが俺はまだ負けてねぇ……
せめて3位の報酬だけでも受け取らねぇと、
この先野垂れ死にだ……!」
アキレス腱を切断され、
哀れなイモムシ状態になったゲッチュ。
彼がこの先生き残るためには、
3位の報酬を手にする以外ない。
現代のようなセーフティネットがない上に
松永久秀や宇喜多直家も真っ青の悪名が
魂のステータス表に刻まれているゲッチュ(独身)。
彼は文字通り、この3位決定戦に命を賭けている。
「剣を落として、歯で喰らいついてでも……
絶対に負けられねぇ……!
黒騎士ゲッチュ、人生最後の引退戦だ……!」
もはや惨めとしか言えない姿。
コロッセオの中央まで這って進む彼の無様さは
観客全員が直前まで感じていた
リンネの卑怯な戦いを幾分か忘れさせ、
メシウマ感情に変化させていた。
「あぁはなりたくないねぇ……」
「ヤツのあんな惨めな姿を見れたなら、
さっきのアレも、まぁ……」
「黒騎士ゲッチュー!
最期は惨めにくたばれよー!」
げらげらとゲッチュに向けられる嘲りの笑い。
ここが地獄の三丁目、悪党へ下される天罰だ!
「で、試合はまだか?」
「試合っつーかもはや公開処刑だけどな」
が、そんな試合が何故か。
「……晒すにしたって」
「そろそろ飽きたぞ?」
なかなか始まらない。
「どうなってんだ?」
「相手は……ええと……」
そして、ついに。
「ただいまの時間をもちまして
3位決定戦は対戦相手逃亡により、
黒騎士ゲッチュの不戦勝とします」
「はぁぁぁぁぁあああああああ!?」
怒りの絶叫で荒れるコロシアムは
まさに餓鬼亡者のつどう本物の地獄。
このタイミングで有効な三連単の賭け札は
記録によればもう2枚しかないらしい。
(よし……よーしよしよしよし!
頼んだぜぇ……ミケぇ……!)
その1枚を握るのがキッカ。
そしてもう1枚を握るのが……
(あかん、手が震えてきおったわ)
イサムであった。
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「はじめまして、リンネ君」
「あなたは……」
コロッセオの中央に続く入場口で
背後から声をかけられたリンネ。
その先に立つのは金色の騎士だ。
「ミケだ」
「ミケさん……はい!
正々堂々、よろしくお願いします!
水晶伯の名にかけて、私、勝ちます!」
正々堂々。そう宣言しつつも。
「……やれやれ」
突きつけられるのは、
対人戦最強武器、薙刀である。
「一応イサム少年から預かったのだが、
受け取ってはくれんかね?」
「イサムから!?」
驚くリンネ。確かに差し出されたその剣は
リンネが最初のヒーローショーから愛用している
リボルケインでありレーザーブレードであり
科学剣そのものであった。
「まぁ受け取っても私、蹴りますよ?」
「足技は正義の代名詞と
言わんばかりの開き直り方だな」
呆れを返すミケを前にニヤリと笑う。
そう、キックはライダーのお約束で……
「うん?」
そう、キックはライダーのお約束。
だが、そんなお約束をこの世界の住人が
知っているはずがない!
ついで言えば正義にジャスティスとルビが振られたのも
Justiφ'sとは関係なく脛にビームサーベルがついた
ズゴックから出てくるMSを意識した可能性がある!
「ミケさん!
まさかあなた、私と同じ転生者……!?」
「少し、違うな」
サングラスを片手でくいっと上げつつ、
にやりと笑って。
「君が水晶伯の騎士なら、俺は魔王の騎士。
魔王様の戒律に従う騎士だ」
「!!」
そして腰から取り出したスマートフォンで、
CG加工済みの自身の変身シーンを示す。
『Where there is light,
shadows lurk and fear reigns...』
『But by the blade of Knights,
mankind was given hope...』
「金色の……魔戒騎士……!」
「……改めて挨拶しよう」
ミケは金色の剣を毛筆に持ち替えて。
「俺の名はミケ。魔王軍四天王、三日月のミケ。
牙と陰陽のアーティストだ」
「……ご本人ですか?」
「好きに解釈すればいい」
ごくりと息を呑むリンネ。
まさか、本当に自分の解釈が正しいなら、
自分は今、とんでもない人と話をしている……!
「しかしアマ……」
「ミケだ」
「……ミケさんは……魔王軍の」
「そうだ。魔王様の元、
この世界で特撮をやっている」
確かに魔王軍の特撮技術は凄まじい。
その正体が、この人のような
伝説級の特撮技師の協力だとすれば。
四天王。この人のような協力者が、
さらに3人も居るのなら……!
「何故、魔王軍は……」
「知りたいか? ならば俺と来てもらおう」
「…………」
ちらりとコロッセオに続く出口を見て、
賞金まであと一歩まで来ている今に
後ろ髪を引かれる姿勢を見せる。
「今から、ですか?」
「今からだ」
ちらちらと会場の方を見つつ
目で訴えかけるリンネを無視し、
ミケが虚空を掴んで、ひねる。
「!?」
驚きに思わず片足を下げてしまうリンネ。
彼女が見たのは、虚空に浮かんだ見えないドアノブを
パントマイムのようにミケがひねったと思えば、
虚空からドアが現われ空間がどこかに繋がった様。
すなわち、どこでもドアである!
(これは、特撮じゃない……!
魔法、いや……本物の、超科学……!)
いや、まだ特撮かもしれない。
トリックがあるかもしれない。
特撮なのか、魔法なのか、超科学なのか。
その、どれであるにしろ。
(も、もっと近くで見たい……!
どうなってるのか見たい……!
この人の話も聞きたい……!
私の憧れの人の……!)
だがしかしここで着いていってしまえば!
あと1勝で手にできる賞金が!
学校を作るための、いや、
解放奴隷の人たちの未来を作るためのお金が!
(ダメだ……行けない……!
ヒーローは悪魔の誘惑に負けない!!)
確かにヒーローならそうだろう。
だがしかし、彼女は。
ただのオタクである。
「わ、私は……」
心が折れるのか、耐えきるのか。
口からその答えが漏れそうになった、瞬間。
――ただいまの時間をもちまして
3位決定戦は対戦相手逃亡により、
黒騎士ゲッチュの不戦勝とします。
――はぁぁぁぁぁあああああああ!?
――なお、決勝戦は明日13時からとなります。
――はぁぁぁぁぁあああああああ!?
会場から聞こえてきた声を聞き。
「明日までに帰してくれますか!?」
「問題ない」
「行きます! 私、いきまーす!!」
こうして勇者リンネは、
決勝戦直前の地下通路でその姿を消した。
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~~翌日
対戦相手のミケと共に姿を消してしまったリンネ。
決勝戦の開始時間が迫る中、
競技場の全員が緊張と不安にざわついていた。
「もしかして、このまま無効試合ってのも……」
「伝統ある大会の決勝戦が無効試合!?」
「まぁ、あの卑怯な武器での一方的な蹂躙を
見ないで良かったというのはあるんだが……」
そんな声もあるにはある。
一方で、別の意味で緊張の目線を向けるのがこの人。
「このまま無効試合になれば、
繰り上がりで俺が優勝だよな……?」
まさかの黒騎士ゲッチュである。
既に棚の戸は開き始めている。
あとは上を向いて口を開いて待つだけ。
片腕でも、歩けなくても、関係ないのだ!
が、こうして大金を手に出来るかもしれない者がいれば。
「どうなっとるんや、ミケ……!
わいの賭け札はどうなるんや……!」
失われるかもしれない者もいるわけで。
そんなキッカと同じく、
大金が手に入るか否かの瀬戸際に立つイサムだが。
「センねぇ……」
彼の頭の中の99%は、カネの行き先ではなく、
純粋にリンネへの心配で構築されていた。
既に試合開始の13時は過ぎている。
3位決定戦同様の結末まであと数時間。
一体どうなるかと息を呑む緊張の糸が。
『愚かな人類共よ』
「!?」
今、切られる。
「魔王軍の魔法放送!?」
コロッセオに取り付けられた大型オーロラビジョンに
魔王軍の昭和特撮幹部が姿を表した。
一体何故このタイミングで?
困惑する人々の前で幹部は続ける。
『これより、我らに敵対する愚かな小娘、
勇者リンネの処刑を行う!』
「なぁっ!?」
ざわつく場内。勇者リンネ。
その名はまさか、あの卑怯騎士のことなのか!?
これまでの彼女の活躍を知らなかった人々も、
このタイミングでついに彼女の戦いを知った。
「ちょ、ちょい待ちぃや!
どういうことや!?」
思わず叫ぶイサム。あれはただの映像で、
声を上げても届くことはない。
それはわかっていたはずなのに、叫んでしまう。
当然今回の映像も録画である。
イサムの声は届かない。
だが、その反応は予見されている。
『ならば説明しよう。
我らが魔王様は、貴様らの目の前で勇者を処刑すべく
魔王の騎士を派遣した。紹介しよう。
魔王の騎士、ミケだ!』
スモークが焚かれた暗闇の中、
金色の鎧の男が歩み出る。
「あ、あいつはぁ!?」
驚愕するイサム。驚いたのは他の全員もだ。
「あいつ、決勝でリンネの相手だったやつ!」
「金色の騎士じゃねぇか!?」
その目立つ金色の鎧は、忘れられるはずもない。
『今日ここで、魔王の騎士による勇者リンネの
処刑が執行される予定だったが……
魔王様は愚かな人間共によりエキサイティングな
エンターテイメントショーを用意した! 見よぉ!』
視点が切り替わった先に現れたのは……
「あ、あれは!?」「あの姿は!?」「嘘やろ!?」
「水晶伯の騎士!?」
「お転婆嬢ちゃん!?」
「卑怯騎士リンネ!」
「リンネちゃん!?」
「セイさん!?」
「センねぇ!?」
相変わらず呼び名が安定しない。
「……私はここで処刑などされるつもりはありません。
ここであなたを、討つ! 魔王の騎士!」
ざわつく会場。
処刑と言いながらも彼女は拘束されているわけではなく
その右手には薙刀が、左手には剣が握られている。
「に、二刀流で戦うのか……!?」
「あの卑怯武器で二刀流!?」
ここで再び視点が切り替わり、
金色の騎士ミケの姿が映る。
そして、映像の中で……
『勇者リンネぇ……俺は、お前を、殺……
こ、ここここ、コロスコロスコロス……コロッ……
ぐ……がっ……! ガァァァァァアアアア!!』
「ひぃぃぃいいいいっ!?」
「に、人間が魔物になった!?」
「気持ち悪い! なんだあれは!?」
「生理的に無理な感じだ!」
異形にその姿を変質させた。
「ど、どうなってるんや!?
あれは嘘やないんか!?
全部、全部特撮やないんか!?
センねぇ……これは一体、
一体! どうなっとるんやぁぁぁあ!?」
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そんな映像が撮影されていた、
現場の様子はどうなっていたかというと。
「コロシテヤルゾ! ユウシャ!
コノオレカラ、ニゲラレルトオモウナ!」
ブルースクリーンをバックに
全身青のタイツで身を包んだミケが立っていた。
「くっ……人が魔物に……
なんて気持ち悪い姿!」
しかしリンネの目からはそれが
異形のクリーチャーに見えている。
事前にミケから見せてもらった
デザイン画通りの姿に!
そんなミケの姿を前に、真剣な表情で。
「わかりました……
ならここで、決勝戦といきましょうか!」
薙刀を、構えた。
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ごくりと息を呑む会場の全員の前で、
勇者リンネVS魔王の騎士ミケによる
決勝のゴングが鳴る。
『決着をつけます!!』
背景に迫り上がって来る巨大な建物。
片手に剣、片手に薙刀を構えたリンネが、
迫る触手を両手の武器で切り払っていく。
『せぁぁぁあああッ!』
片手で薙刀をぐるぐると回転させるリンネ。
「す、すげぇ!」
「薙刀ってホントはああ使う武器なのか!」
「ゲッチュ相手には本気じゃなかったんだ!」
「凄い技だ! 手首が回転してるとしか思えない!」
このカットだけでもう、
ゲッチュ相手の卑怯な戦い方は
見る者の脳裏から消えていた。
あれが薙刀の、本当に使い方!
が、この時点で既に。
「……なぁ、あれさ」
「うん、もしかして……」
数人は、気付いている。もちろん。
「センねぇ……?」
イサムもである。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
「大丈夫ですか? リンネさん。
ここで休憩を挟んでも……」
「いえ、行けます!
カメラ回してください! シグさん!」
ここに来て知り合ったもう1人の四天王、
蒼い旋風シグ。
彼女、もとい、彼もまたリンネの知る伝説級の
特撮技師ではあるのだが。
(違う。この人は私の憧れのあの人じゃない。
ミケさんもそう。あの人じゃない。
でも、だとしても!
それでもこの方々に撮って貰えるなんて、
休んでいられるはずがありません!)
リンネは腰にハーネスを装着し、
スタント撮影に挑む!
「せぇぇぇぇぇいっ!!」
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
『せぇぇぇぇぇいっ!!』
稲妻が響く大雨の中、リンネが天まで届くような
高い石壁を駆け下りていく。
その反対にも壁があり、そちらには先程
黄金の騎士が変質した魔物の姿が。
「すげぇ! あの2人……!」
「落ちながら戦ってやがる!」
「こんな戦い見たことない!」
「過去最高の騎士大会決勝戦だ!」
まさかこんな決勝戦が見られるとは!
観客のボルテージはうなぎのぼりだ、が。
「うーむ……」
「まぁ、いい。いいんだよ、うん」
後方彼氏面の人達はもうにやにやしている。
そんな画面の向こうで壁を走るリンネ。
彼女の足を強く踏み込むと、石壁が砕け散る!
(すげぇ!)
(いや、そうはならんやろ)
(すごすぎる!)
(あれは嘘では……?)
(すさまじい!)
(どうやってるんだろう……)
ここまで来ると流石に
だんだん増えてくる懐疑派である。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
「たぁぁぁぁぁああああああ!」
クレーンでぶらぶら吊らされつつ
鬼の形相で薙刀を振り続けるリンネ。
彼が薙刀を振る相手は、
青い全身タイツのミケ……ですらなく。
もう1台のクレーンでぶらぶらと吊るされた
ただの丸太である。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
『たぁぁぁぁぁああああああ!』
壁を蹴って跳躍し、空中で魔物を刃を交わす。
稲妻をまとった薙刀が、何度も相手を切り裂いた。
「つ、つぇぇぇぇえええええ!!」
「わし今まで見てきた中で最強の騎士じゃ!」
まだちゃんと信じて見守る人もいる、が。
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
大勢は『わかってる』上でニヤニヤしていた。
彼らはこれが嘘だとわかっている。
どんな技を使っているのかはわからないが、
嘘であることは間違いない。
しかし、嘘であったとしても。
(本物だ)
そうだ、もう。
(本物でいい)
嘘と嘘と見抜いた上で、
その上から本物だと信じてみる。
それはきっと。
(センねぇ……センねぇはずっと、
こういう視点で見てたんか……?
この思いを、伝えたかったんか……?
これが、特撮なんか……?)
ごくりと息を呑んで。
「がんばれ……!」
「!?」
イサムが呟いたのを見て、隣の後方彼氏が驚く。
彼はこれが嘘だと知っているはず。
知っているのに応援した。何故だ?
(……いや、そうか)
ふっ、と失笑を振り払って。
「がんばれ!」
そう、それでいい。
何故ならあれはもう、本物だから。
本物だと、認めたから。
「いけぇぇぇえええええ!!」
「そこだぁぁぁぁぁああああああ!!」
「負けるな勇者ぁぁぁああああ!!」
「やれぇぇぇぇぇぇええええ!!」
「人間の力を見せてやれぇぇぇぇええええ!!」
「がんばれぇぇぇえええええ!!」
2つに割れていた人々の思いが、
1つに重なる。そして。
爆発と共に、映像が途切れる。
(どうなった……!?)
(どっちが勝ったんだ……?)
息を呑む人々の前で。
「っ!?」
金色の腕が掲げられ、映像は、終わった。
この物語は第一章最終話まで書き上げたものを
予約投稿して公開してるの。
毎日22時20分更新で全18話、
第一章最終話は11月4日になるわ。
文字数は約10万文字で、普通のラノベ1本分くらいね。
気に入った方は前作もよろしく。
★異世界で国鉄分割民営化を回避するため走る
鉄オタエルフの奮闘記。
異世界で森を切り開き鉄道敷いて魔王を倒したエルフの後日譚
「ファン・ライン」~異世界鉄道物語~
https://ncode.syosetu.com/n8087ko/
【Nコード:N8087KO】
★全員クズの勇者パーティの中に
裏切りものが1人いる(※1人しかいない)とわかり
全員が暗躍しはじめる話。
このパーティの中に1人、魔王の手先がいる!
https://ncode.syosetu.com/n7991lc/
【Nコード:N7991LC】




