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約束の拒絶

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

センシティブな内容特盛なので、何でも許せる方向けです。

社会ってね、一度や二度の心配を許せない程厳しくはないけれど、其れを何度も許せる程甘くは無いんだよね。だって成り立たせているのが人間だから。人間って複雑だから。


引きこもりの私の元に、彼女はよく此処に来て、何でもない話を沢山してくれた。私を気遣う事もあれば手厳しい事も沢山あった。今日も彼女は学校帰りに此処に来て、私と話をする。

「君みたいな子が許される世界がきっと一番良いんだろうけれども、人間って理性で動ける程、優しくも、甘くもないんだよね」

彼女は私が出した紅茶をちみちみと啜りながら、そんな事をボヤいた。

もしかしたら学校で何か言われたのかも知れない。私の悪口かも知れない。そう思うと益々自分の殻に閉じこもってしまいたくなった。

「具体が悪いなら休んでいい。それはきっと人間の良心なんだと思う。でも幾度となく誘いを断られたら、例え君が悪いと思ってなくても、辛く当たってしまう。それはきっと人間の本能だと思う」

「行かなきゃ……出なきゃ駄目だって思ってる……でも……怖くて……」

「知ってるよ。分からないけど知ってる。それだって君の本能だ。誰だって受け入れられたい」

彼女は優しい声を掛けながら、背後から羽毛布団を引っ張り出して、私の背中にかけてくれた。パジャマを纏って、布団を被ると、まるで夜になった気分だ。今が夜なら良いのに。夜なら何処へも行かなくて良いのに。

「皆、根底にある感情は一つだよ。ただ受け入れられたい。否定や拒絶をされたくない。ただそれの応用というか派生が一種の約束とか了解なのかもね」

彼女はそう難しい話を一つ零して、席を立った。去り際に、今夜ゲームしようよ。という話だけを残して。


約束を断られて傷付くのも、幽霊部員への当たりがキツいのも、恐らく暗黙の了解があるんだと思う。約束を果たすのも、出席するのも、恐らく自分の気持ちが受け入れられるという派生なのかも知れない。そして其れを破り続けるというのは、其れを拒絶するという事。貴方を拒絶するという事。人間は其れを心から拒む。本能的に物凄く嫌がる。

「人間、良心で動ける程、優しくないよねぇ」

だから、受け入れ先を作ってあげないと、人間は暴走するしか無いんだよ。願わくばその拠り所が、私であれば良いけれど。

以下何でも許せる方向け。

個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。


よくSNSを見ていると、体の関係とか、中絶の話とか流れて来るんですよ。

リスクが分かっていてもそうしてしまうのは、行き場所が、受け入れてくれる場所が無いからなのかなぁと思います。 それで発散するしかないのだと。

哀れに思っても、今まで受け入れる事をしなかった貴女方が、今更何を言ってるの?

と言われたらもう何も出来ません。


何も出来ないなら、何も思うな。何も話すな。何もするな。

とは、とある配信者の名言だと思ってます。

だからなにも言いません。


学校に通う子も、不登校の子も、皆受け入れて欲しいのだと思います。

受け入れるって、暗黙の約束を守る事だと思うので。

でも人間、そうやって理性で動ける程優しくないんですよ。

ある時は自分の信念、当たり前を曲げなきゃいけないので。それは自分を疎外することだと思うので。

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