表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フェル 森で偶然助けた女性騎士に一目惚れして、その後イチャイチャしながらずっと暮らしていく話  作者: カトウ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/330

採取

 21 採取 


 王都の門を出て南西に歩いていけば、言われた通り森があった。

 森の手前には川が流れていて、僕たちは渡れそうな浅いところを見つけ川を渡り森に入った。

 

 採取する人がいないのか、森の中には薬草がけっこう生えていた。この初級ポーションにも使う基本となる薬草はその根も調薬で使うので、刈り取ることはできない。少し周りを掘って根を傷つけないように採取する必要がある。


 薮を少し払って地面に手を置く。

 地面を柔らかくする土魔法を、なるべく広い範囲に浸透させる。


 フェルと2人で、雑草もろとも薬草を抜いて行く。フェルはすぽっと抜けてしまう草の手応えに驚いていた。

 

「すごいでしょ。草むしりの魔法だよ。僕にはこのくらいしかできないんだけどね」


 そう言うとフェルはその魔法を誉めてくれた。

 今のところ草むしり以外に使い道がないんだけど。


 少し森の奥に入っていくと、薬草の群生地を見つけた。土魔法で地面を柔らかくして、それを2人でどんどん引っこ抜いていく。また生えてくるように3分の1は抜かずに残しておいた。


 予定の本数は収穫できたと思うけど、まだ少し時間があるから森の中を引き続き探索する。

 途中食べられる野草やキノコを見つければ、それも収穫した。


 森の奥には行かなかったけど、一度キラーウルフに遭遇した。1体だけで群れからはぐれた個体のようだった。

 フェルが錆びた剣で切り付ける、というよりぶん殴ってナイフでとどめを刺す。瞬殺だった。

 そのあとキラーウルフの死体をマジックバッグに入れて急いでギルドに戻った。


 南門についた頃にはもう日が沈みそうだったけど、ギリギリ僕らは王都のなかに入ることができた。

 入るときに保証金も返してもらった。手続きは簡単で、受付の人はすぐお金を返してくれた。


 ギルドでサリーさんを呼び出して精算してもらう。

 薬草は全部で53本、1本銅貨1枚で買い取ってくれた。キラーウルフは討伐報酬も合わせて銀貨2枚。殴り殺したのが良かったのか、素材の状態を褒められた。


 初めての討伐の報酬は、登録料を差し引いて銀貨2枚と銅貨13枚。


 とりあえず何とかなって安心した。


 ただし、明日以降は今日薬草を採取した森には入らないように言われる。

 その森はゴブリンが大量に発生していて、現在立ち入り禁止になってる場所なんだそうだ。

 対応してくれたスキンヘッドの男性は、実はギルドマスターで、今回に限り許可してくれたとのこと。南の森では近々探索チームを結成して、調査が始まるということだった。


 その後、仕事が終わってもう帰るところだったサリーさんを捕まえて、ギルドの食堂で、王都のことを教えてもらう。お茶代は僕たちが払うつもりだったが、押し切られて、お茶はサリーさんに奢ってもらった。


 野宿できる場所のことはサリーさんに心当たりはなかったが、とにかくスラムで寝るのはやめなさいと釘を刺された。危険らしい。

 スラムも含め、危ない地域を教えてもらい、冒険者が利用する安い宿も教えてくれた。

 サリーさんはチラッとフェルのことを見て、格安の宿はあまり良くないから、できるならそれなりの宿に泊まったほうがいい、そう僕たちに忠告した。


 王都には公衆浴場があるらしい。この王都には7軒あるそうだ。

 南区では区の真ん中あたりに共同浴場がある。


 ギルドカードを見せるか、王都の住民と証明できる何かがあれば1人銅貨3枚で入れるそうだ。

 これはいい情報だった。お風呂にその値段で入れるのはありがたい。


 サリーさんにお礼を言って、僕たちは今日の宿を探すことにする。

 ところがサリーさんがオススメしてくれた宿はどこも満員で宿泊を断られてしまった。

 長期で滞在する人がほとんどで、明日来たとしても泊まれるかどうかわからないとどの宿でも言われてしまう。


 格安の宿は4人部屋のドミトリーみたいになっているらしい。そんなところにフェルを寝かせられないので候補からは外れている。


 中央に近いちょっと高そうな宿に空きがあったので今日はそこに泊まることにした。

 食事付き2人部屋で銀貨1枚だった。


 残りのお金が銀貨1枚になっちゃったけどとりあえずその日は宿で休むことにする。
















読んでいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ