表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

enerukuのホラー小説

道の駅

作者: eneruku
掲載日:2020/08/14

これは、私が大学生の頃の話です。

当時の私はドライブが趣味で、特に山奥の道を走るのが大好きでした。

あの日も山奥の道をドライブしてました。


私は山奥の慣れない道を車で走っていたのですが道が分からなくなってしまい、どこか道を聞ける場所を探していました。何十分か運転していると遠くに明かりが見えたので、車を走らせると小さな道の駅が見えてきました。

「助かった。これで、休憩もできるし、現在位置も分かることができるぞ」

車を駐車場に止めて、道の駅の中に入っていきました。

「すみませ~ん、まだ営業をしていますか」

辺りに人が見えなかったので、声を出して呼びかけましたが返事が返ってきませんでした。

明かりがついているにも関わらず人がいない事にちょっとした恐怖を感じましたが、営業が終了していて休憩できるスペースだけが開いている状態なのかなと思いました。

「それにしても、人の気配を感じないな。これじゃあ、道を聞くことはできないぞ」

休憩することはできましたが帰り道が分からないことに変わりはないので、なにか地図のようなものを探すことにしました。


「う~ん、なんか良いものはないかな。あれ、なんかおかしいぞ」

食堂の中を探索していると、違和感を感じました。机の上に一つ水が入ったコップが置いてあったのです。しかも、まだ冷えていたので少し前に入れられたものであると考えられます。

「すみませ~ん誰かいますか!道を聞きたいですけど」

人がいる可能性が高いので、入ってきたときより大きな声を出して呼びかけました。


ガシャン!ガシャン!

何度か呼びかけるとキッチンの方から大きな音が聞こえてきました。

「誰かいるんですか?」

ガシャン!ガシャン!ガシャン!

キッチンに近づいて改め呼びかけるとさらに大きな音が聞こえてきました。そして、その音はどんどん大きく激しなっていきました。

ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!

音がどんどん激しくなるにつれて強い恐怖感が体を襲ってきました。

「うわああああ」

誰もいない食堂に鳴り響く音に耐えられなくなった私は急いで道の駅から車で走りさりました。


その日は何とか家に帰ることができたのですが、その日から深夜になるとガシャン!ガシャン!と台所から大きな音が聞こえるようになってしまいました。ああ、変な物を連れて帰ってしまったのかとその時は思いました。私は霊感が強くこの様なことは度々あり、週末にお祓いに行くことにしました。


週末になりお祓いの為に神社に行くと開口一番に神主に「貴方、一体何をしたんですか?とても、恨みをもった何かが貴方に憑いています」と言われました。しかし、私はただ人気のない道の駅に行っただけです。気になった私はもう一度あの道の駅に足を運びました。道の駅に着くと立ち入り禁止のテープが巻かれており、中に入ることができなくなっていました。

「すみません、ここで何があったのですか?」

数人の野次馬がいたので聞いてみると、数日前に深夜に強盗が店員を殺害したと教えてくれました。


もしかしたら、あの日道の駅で聞いた音は助けを求めていた店員が出した音だったのではないかと思うんです。助けを求めて必死に音で訴えてきたのに、私は逃げてしまいました。でも、気になることがあるんです。警察の調査では店員がなくなった日にちは、私が道の駅に着いた前日だったのです。まあ、推定なので一日ぐらいずれると思います。今でもあの音は台所から聞こえます。今夜は台所にいって店員を助けてあげたいと思います。


道の駅はお題として大丈夫かな?

ちなみにこの話は作者の体験談を元にしています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 道の駅を題材にするとは思いつきませんでした。 たしかに駅ですもんね。 [一言] 何かを連れて帰ってしまう恐怖というのはじわじわ来ますね。 夜の道の駅が少し怖くなりました。
2020/08/15 16:07 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ