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「ルカ、あの、降ろして?」


大通りについても、ずっと私をお姫様抱っこしているルカに言う。


「ダメだ」


たくさんの人にジロジロと見られるのですごく恥ずかしかった。


ルカが、怒っているのか、怒っていないのかよくわからない。

ご機嫌な感じで、耳はピンと張って、しっぽはブンブンと左右に振れている。

それなのに、ルカの声は怒っているように聞こえた。



家に着くと、無言でそのままベッドに降ろされた。


ルカが喋らないので、困っていると、


「…ユウカ、なんで外に出たんだ」

と怒っているのか、よくわからない声で聞いてきた。


「あの人達が、ルカが怪我をしたって…」


「そうか…」


ルカは困ったように無言になってしまった。


「怒ってる?」

この空気に耐えられなくなった私は痺れを切らして聞いてしまった。


「いや、怒ってない。いや、怒っているが」


珍しく煮え切らないルカを目にして、私も困惑する。


目をキョロキョロしていると、ルカのしっぽがものすごい勢いで揺れてるのが見えた。


ルカはようやく決意ができたかのように話し始めた。

「………、聞いたんだ、その…」


「何を聞いたの?」


「ユウカが俺を…好きだって」


その瞬間、私の顔は自分でもわかるほど真っ赤になった。


「ど、どこから?」


「好きだって叫んでくれたとこから」


今度は私が恥ずかしくなって黙り込んでしまった。


「ユウカ、耳も顔も真っ赤だ」

と、嬉しそうに私の顔を上げながら言うルカ。



「本当なんだな」

私の目をじっと見つめるので、恥ずかしかったけれど、頷いた。


その瞬間ルカは私にキスをした。


「俺もユウカを愛しているよ」



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