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晩ご飯

掃除をしたり、洗濯を閉まったりしているとルカが帰ってきた。


「ただいま」「おかえり」

私がそう答えるとルカは満足げに笑った。


「俺がいなくて寂しくなかったか?」と続けるルカ。


「だ、大丈夫だよ!!」と、子供扱いするルカに私はムッとする。


「俺は寂しかったぞ」

なんて、真剣な顔して見つめてくるからすごく照れた。


私の頭をポンポンと軽く叩きながら、ルカは言った。


「今日は俺が作る。新鮮なラビッギが手に入ったんだ」


「ラビッギ?」


そういうルカの手には、血抜きされた兎が3匹いた。


「くせがあまりなくて、淡白で美味いんだ」


そう言うとルカはなれた様子でうさぎを捌き、照り焼きにした。


ご飯を食べながら、ルカに聞く。


「怪我はない?大丈夫」


「そう、心配するな。俺は強いからな」と、誇らしげだ。

「今日は何をしていたんだ?」と、少し首を傾ける。


「今日はリサさんが来てくれてね、サンドイッチじゃなくて、パンワンを食べたの」


「パンワンか、そう言えばルクスも食べていたな」

と、思い出したかのように言うルカ。


「ルクスさんと一緒に働いているの?」


「ああ、今日はルクスと組んで森の奥の方まで行っていたんだ」


「前のあの、羽の生えた虎と戦ってるの?」


「いや、それは窮奇と窮奇(きゅうき)言って、出会うことなどほとんどない猛獣なんだ」

「今日は、キッキッモンが大量にいて、ルクスト2人がかりで倒しまくった。 何十匹といて、延々と襲いかかってきて、少し大変だった」


「ルカは本当に強いんだね」


「最高の褒め言葉だ」と照れたように微笑むルカ。


私は内心ドキッとする。そして、リサさんに言われたことを思い出した。


「わ、私も、お弁当作った方がいいかな?」と、それを誤魔化すようにルカに聞いた。


「いや、俺たち冒険者はサバイバルに慣れているから大丈夫だ。ルクスも今日弁当を持っていたのはとても珍しいことだ」


「そっか…。欲しかったらいつでも言ってね」


ご飯を食べ終え、お風呂に行き、いつも通り眠りについた。


「だが、臆病なラビッギが森から出てくるなんて珍しいものだな」と、ルカは独り呟く。


外はもう真っ暗になっていた…。

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