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ルーグ家の双子  作者: シャオえる


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22/29

はじめまして、そして……

警報と建物の崩壊で、本部はあちらこちらからパニックになっている人々の声が聞こえてくる


「アリスが…アリスが…」

 クリスがどこかへいこうとする

「どこへ行く!」

 アーベル大佐が、腕をつかみ、行く手を阻む

「アリスが…アリスが!!」

 パニックになっているクリス

リズルが、クリスを落ち着かせるため抱きしめる

「落ち着いて。今はここから避難することを第一にいかないと」


「でも!でも!」

クリスの声が、恐怖からか声がかすかに震えている


三人の回りは、ドンッ!ドンッ!と音が大きく、建物の揺れも大きくなり、瓦礫も三人の頭の方へと落ちてくる

「とりあえず、崩れる前に外へ…」


「リズル、あれ…」

アーベル大佐の目線の先に人影が見える

「あれは…」


『クリス…どこ?』

 幼い子供の声が小さく聞こえる

「アリス!」

 クリスがその声に答える

『クリス?どこにいるの?』

 人影が三人の元へ近寄ってくる

「くそっ!」

 アーベル大佐が声をあらげる

『……みつけた』

 瓦礫から傷だらけの姿のアリスが表れた

『クリス、勝手にどこ行ってたの?』

 三人の元へゆっくり近寄る


「アーベル大佐…」

 リズルはクリスを抱きしめ、アリスを見ないようにガードしている

「二人は避難を…」

 

『クリス、この人たちだぁれ?』

 ゆっくり近寄るアリス

「スゴい力だ…」

 アーベル大佐はアリスの力に負け、動けない

『友達出来たの?教えて?』


『でもその前に、私からお話があるの』


「いたぞ!アリス・ルーグだ!」

 アリスの後ろから兵隊がたくさん現れ、アリスに武器を向ける

『うるさい…』

 その一言で、兵隊達の周りに強風が起こり、兵隊達が次々に吹き飛ばされ、天井から瓦礫がくずれ、埋もれていく


 その様子に更なる危機を感じたアーベル大佐、声をあらげ、リズルに指示を出す

「早くクリスと、ここから離れるんだ!」

 二人の前に立ち、盾になるアーベル大佐

「クリス、行くぞ!」

 リズルはクリスを抱き上げ走り去る

「いや、アリス!アリス!!」

 クリスが叫ぶも、リズルは走り続け瓦礫の中へと姿を消した

アリスは追うことなく、その様子を見つめている


『あーあ、ひどいなぁ、おじさん。クリスに用があったのに』

 アーベル大佐に、近寄ってくる

「アリス・ルーグ……君は」


『なに?というか、おじさん誰?』

 ゆっくり近寄るアリス

「すまないな、私はアーベルという名だ」

 アーベル大佐は、逃げることなくアリスの質問に答える

『アーベルさん……はじめまして』

 アリスは立ち止まり、アーベル大佐にペコリと頭を下げ挨拶をする


 アーベル大佐はその様子を不信そうに見つめ、問いかける


「アリス…君は、本当にアリス・ルーグなのか?」


 アーベル大佐の言葉にアリスはニヤっと笑う


『ひどいなぁ…どう見てもアリスでしょ?それより、アーベルさん、ジャマだからどいてよ!!』

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