表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ルーグ家の双子  作者: シャオえる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/29

それぞれの朝

朝、ここはカフル達がいる森の中

静かな夜明け、鳥の声も、せせらぎも聞こえない

嵐の前の静けさのよう

そんな中、森の真ん中にある家からカフル達が出てきた

「よいか、気をつけて行けよ」

ルグドがカフルに声をかける

「わかっておる」


「リリス、二人を頼む」

コドルもリリスに声をかける

「はい、二人と共に帰ってきます」


コドルはカフル、リリスを見つめ警告をする

「本部はどうかしてこの場所に来るだろう。もしかしたら本部の者と出くわすかもしれん。その時は…」


だがカフルは、そんなコドルの言葉を鼻で笑う

「ふんっ。案ずるな。あっちも簡単には殺さんだろう、大丈夫だ」

そういうと、カフルとリリスはルグドの家を後にしようとする

「カフルよ…」

ルグドに呼ばれて、カフルはゆっくり車椅子を動かし振り替えり、問いかける

「なんだね、じぃさん」


「……すまなかったな」

謝るルグドに

「…ふん」

と一言残し、二人は再び歩み始めた


同じ頃、魔術本部の医務室の出入口でクリスが体育座りでうずくまっている

「クリス・ルーグは、何してるんだ?」

アーベル大佐がリズルに不思議そうに聞いている

「今日からアリスと、面会謝絶になって、ふて腐れているのです」

二人は、クリスから少し遠くから見守っている


「しかしだな…」


「そっとしてあげてください。家政婦もクリス達の家の現地調査に同行しており、機嫌悪いのも致し方ありません」


「ふむ……パフェでは機嫌直らないのか?」

アーベル大佐は、真剣な顔で聞いてきた

「大佐…」

その言葉に少し呆れた顔をするリズル


「リズルさん…」

クリスが、見守るリズルに声をかける

「どうした?」

呼ばれて歩みより、体育座りのクリスの目線を合わせるように座ると、クリスもリズルの顔を見る

クリスは泣いたのか、目が真っ赤である

「いつになったら、アリスは目を覚ますの?」


「それは…」

リズルは言葉を紡ぐ

「…お母様に会いたい。アリスともお喋りしたい」

リズルの胸元に抱きつき、泣き始めた

「部屋へ戻ろう、クリス」

リズルはクリスを抱きしめる

「でも…」


「悲しい顔で会うのは、お母様も、アリスも望んでないよ」


「でも…」


リズルはもっとクリスをぎゅっと抱きしめる


「会えるようになったら、すぐ連絡するようにノーツ医師にお願いしているから大丈夫よ、だから少し休もう」


「……うん」

クリスは静かに頷く


リズルは、クリスを体から少し離し、顔を見るとニコッと笑う

「部屋で休もう。少し聞きたいこともあるから…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ