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秘劇・存在理由
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五人であり一個の存在が場所を遠くして、息衝いていた。
南の一人は知能が優れていた。だが死んだ。
中央の一人は暴力を振るっていた。まだ死なない。
北の一人はカリスマを放っていた。死ぬ日は遥か遠い。
西の一人は経営技術を独占していた。そうして殺され死んだ。
東の一人は情報の扱いが巧みであった。いつ死んでもおかしくない。
五人は言葉を交わしたことはなかった。
一個の意志が彼らを繋げていた。
五人は迷うことはなかった。
一個の魂が五人を導いていった。
五人は世界を変革に導いていった。
一個の魂の存在意義がそうであったから。
二つ無くなり、残りは三つ。
一個の魂は、それでも無くなることはない。
一個の星が滅びを遂げるまで。
永遠に。




