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土と火の戦士 その3

ショットガンナーは上空のレオ・バレッタを見上げる。[さあ、邪魔者は去ったぞ。始めようか?レオ君][キッサマー!なぜ上層部の兵士を蹴散らした!関係ないはずだ!][ちょっとした模範演技ですよ。人間に悪夢を見せただけです。喜んで頂けましたかね?][クッ………ショット!貴様だけは許さん!行くぞ!]レオは背中のショットガンを引き抜いた。[マリア。俺達に力を!ウオー!][待て!レオ!落ち着くんだ!]チャンクはレオの精神に呼びかけた。[止めるな!チャンク!俺は初めて殺めたいと思った!奴をこの手で!止めるな!]レオはショットガンを撃ち抜いた。



[ダメ!ダメだよレオ。理性を無くしたら奴と互角に渡り合えるのかい?そんな事をしたら終わった頃にはあんたは悪魔だよ。アタイが覚醒させた力はそうじゃない!あんたを悪魔に仕立てる為に戻って来たんじゃ無いよ!]ショットガンが語りかける。




[マリア………チャンク………そうだったな。俺は一人じゃ無い。奴の挑発に乗ってしまった。……危うく奴の手玉に乗る所だった。寸前で引き留めた。これが今の俺の力]レオは引き金から指を外した。



[スキあり!覚悟だ!レオ!]ショットが腕を伸ばす。紙一重でかわし、腕を取り、宙に投げる。崖に投げ飛ばされるショット。




ガラガラガラッ




地に膝を着くショット。[去った者の恨みにしては釣が来る程度だ。ショット][チッチッチッ。違うな。連中は我輩の力に負けたのだ。果たし合いの世界では去って当然であろう。さて、ギアをトップに入れるかな]ショットは立ち上がり残像を残しレオの前に立った。[ハッ………速い。一瞬で上空へ。見えなかった]




腕をダラリと垂らし舌を舐める。




ヒュンヒュンヒュン




鞭の様にしならせて腕を振る。[くらえ!獣皇列拳!]




[グフッ…………なんてスピードだ!][捕らえた!終わりだ!レオ!]腕を伸ばし、羽交い締めにし、レオを締め上げる。[くらえ!獣皇電撃甲]激しいスパークと共に腕が光る。





[ウッグアー…………キッ…………動けない。力が。俺の絆が…………]苦しむレオ。




[知ってるさ。お前の力の正体。絆。お前とチャンクが融合した事も。引き剥がしてやろう]ぐったりするレオの喉に手をかざしチャンクを呼ぶ。[出てこい!チャンク!融合を解くんだ!さもなくば………][………わかった。融合を解こう。ショット]レオ・バレッタの融合が解かれる。




[フン。悲しい定めだな。レオ・バレッタ。再び仲間を亡くすとは]ショットの腕が槍に変化しチャンクに襲いかかる。[獣皇手刀!][グハッ…………レッ…………レオ。レオー!]チャンクは妖火に焼かれ亡くなった。[アッ…………カッカッカッ………チャンク。チャーンク!]地面を叩き悔しがるレオ。[強くなる過ぎるのもつまらんな。もうお前はリンクアップは出来ん。その力は我輩が殺めた。さあ返して貰おうか。三年前に我輩から奪ったショットガンを][キッ…………貴様はまだ知らない事がある。絆とは出会い、いずれ別れる物だ。別れた後も残る証し。それが絆だ!]レオは立ち上がりショットガンナーを睨んだ。[なぜだね?ナゼ立ち上がる?頭が悪いのかね?][違う!仲間がいるからだ!信じている奴等がいるからだ!]




[よくぞ言ったな。レオ。そうだ。どんな苦痛も仲間と分け合えば良い。どんな力も。絆の前では無力なのだ][チャンク。お前…………][言ったはずだ。俺はお前と同化すると][そうね。アタイ等が待ってるんだ][このバカッ!あんたは一人じゃ無いんだよ!][チャンク、マリアさん、ミサト。俺の精神で呼びかけている。力がみなぎる。ウオーッ!]レオ・バレッタは光に包まれた。




[バッ馬鹿な!あれはリンクアップの光。奴とチャンクが融合するときの。まさか…………][………ショットガンナー!俺も進化した。新しい形に。リンクアップは俺の想い。どんな時も一緒にいると覚悟した力。これで互角に渡り合える。チャンクが、マリアが、ミサトが、気付かせてくれた大切な宝物。これが生命の可能性だ!行くぞ!レオ・バレッタ。フアイナルフュージョン!]





赤いオーラの漆黒の男。レオ・バレッタ。彼の最終決戦は絆の力で幕を開けた。






続く

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